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経産省・2021年7月度機械統計 機械工具生産動態調査

 2021年7月度 経産省・機械工具生産動態調査(機械統計)は以下の通り。

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「JIMTOF2022」が過去最大規模で開催

 210905JIMTOF2022日本工作機械工業会(会長=稲葉善治 ファナック会長)と東京ビッグサイト(社長=石原清次氏)は、2022年11月8日(火)~13日(日)の6日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市」を開催するにあたり、8月19日にオンライン会見を開いた。

 JIMTOFは、工作機械や周辺機器が一堂に会する総合見本市であり、最先端の技術と製品が世界中から集結する世界最大級の工作技術ショー。今回で60周年を迎える。

 「JIMTOF2022」は、会場として東京ビッグサイト東・西展示等に加え、南展示等を新たに利用し、総展示面積118,584㎡と過去最大規模で開催する。

 会見の中で、日本工作機械工業会の柚原専務理事は、「工作機械産業を取り巻く環境は、社会経済が不確実性を内在する状況にあっても製造業のイノベーションが着実に進んでいる。ロボットと周辺装置を組み合わせた自動化技術の進化、5Gを活用した多数機器の周辺接続の普及、デジタルトランスフォーメーション、DXの加速などが起きている。また、地球環境問題への対応のため全世界的にカーボンニュートラルに向けた取り組みが進められており、自動車産業では電動化に拍車がかかっている。変化のうねりを捉え、ユーザーニーズとして適用していくことが工作機械業界の成長にとって必要であることは論を待たないと考えられる。これらの多様化するニーズに対し、ものづくりの総合見本市であるJIMTOFにでは内外の有力メーカーを一同に集め、あらゆる製造現場の要請に即したハイエンドマシンや先端テクノロジーを展示することによりユーザーの価値創造に貢献する最適なものづくりを一同にソリューションすることを目指して進めていきたい。また、日本のものづくりを支える製造業界の社会的認知度をさらに向上させることに資する企画、あるいはイベントを積極的に盛り込んで業界の未来を担う人材の発掘、育成につなげていきたい。」と考えを示した。

 続いて東京ビッグサイトの津国常務が、「JIMTOFは、1962年の初開催から半世紀を経過し、JIMTOF2022の開催で60周年を迎える。JIMTOFの基盤となる製造業の技術は、その間にも日進月歩し、近年ではさらにAIの進化、通信の高速大容量化等によるDXの活用など、生産技術の革新が続いている。JIMTOFはこれまでもその時代、時代における製造業の最先端技術を国内外へ発信し続けてきた。このようなめざましい技術革新が続く時代においてこそJIMTOFは最新の技術や製品の展示、発表する場として、また、最先端の技術を競う質の高い見本市として現状に満足することなく、より一層世界にその存在感を示していくことが重要となる。今回は、これまでの東西全館に加えまして南展示棟も利用した過去最大規模で開催し、これまで以上に多くの最新鋭、最先端の製品、技術を集結し披露する。さらにデジタルツールの拡充、活用により出展者、主催者から世界へ向けた情報発信力を強化することも予定している。これらの取り組みによって技術と技術、人と人、そして技術と人が巡り会い、技術革新につながっていくことを願っている。」と期待を込めた。

 「JIMTOF2022」のキービジュアルは、JIMTOFを未来へ続く扉に見立て、扉の中で最先端の技術と人が出会い、結び付き、そして光とともに世界へと発信されていく様子を表現している。キャッチコピーの「開かれる扉(みらい)、世界を動かす技術の出会い」にはJIMTOFで多くの素晴らしい出会いが生まれ、産業の躍進につながってほしいという思いが込められている。

JIMTOFは扉であり、扉が開かれる―――JIMTOFが開催されることによって、そこから製造業の未来も開かれていくとを示している。

JIMTOF2022の特長

① 最先端技術・製品をいち早く披露 ~国際技術ショーとしての魅力向上~ 
 JITMOFでは、毎回半数を超える出展者が「初披露」の製品を出展。JIMTOFに焦点を合わせ、新製品開発を進めている出展者が多いことから、新製品・技術をいち早く見学できる展示会として高い評価を博している。
 
②デジタルPRツールの拡充・活用 ~リアル開催への期待感を醸成~ 
 JIMTOF2022ではリアル開催を重視しながらも、オンラインを「リアル開催への期待感を醸成するためのツールの一つ」として位置づけ、オンラインカタログ機能や公式Webサイト上での情報発信サービスを拡充する。オンライン上での情報発信を強化することで、リアル開催への期待感を醸成させ、来場誘致・商談の活性化を図りる。
 
③時代のニーズに即した最適な併催企画 ~魅力溢れる併催イベント・企画展示~ 
 JIMTOF2022では出展者の展示だけでなく、主催者として併催企画も多く実施をしている。多彩な講演会や、最新技術トレンドを体感できる企画展示、製造業全体の未来を担う学生を対象とした学生企画など、「国際技術ショー」としてのプレゼンスを発揮する企画を展開していく。今回は新たに加わる南展示棟エリアで、特別企画「Additive Manufacturingエリアin JIMTOF2022」を実施。成長が見込まれる注目トレンドであるAM製品・技術を一堂に会するエリアを設け、発信力を強化していくことで、新しい商談機会を創出する。

■開催概要 
名   称:JIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市) 
会   期:2022年11月8日(火)~11月13日(日) 
開催時間:9:00~17:00(最終日9:00~16:00) 
会   場:東京ビッグサイト 全館(東・西・南展示棟) 
主  催:一般社団法人日本工作機械工業会 / 株式会社東京ビッグサイト 
出展対象:工作機械 / 鍛圧機械 / 工作機器 / 機械工具(切削工具、耐摩耗工具) / ダイヤモンド・CBN工具 / 研削砥石 / 歯車・歯車装置 / 油圧・空気圧・水圧機器 / 精密測定機器 / 光学測定機器 / 試験機器 / 制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等) / その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報

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〈今後のスケジュール〉
 

210905JIMTOF2022 今後のスケジュール

 

タンガロイ「Tung-Tri」に最大切込み3.5mm対応の04サイズを追加

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 タンガロイは、昨今、3Dプリンティングや鍛造/鋳造技術の向上により、取り代が少ない加工に対する要望が増えていることを受け、これらの加工の最適解として、直角肩削りカッタ「Tung-Tri(タング・トライ)」に最大切込み3.5mm の04サイズを追加し、全国で発売を開始した。


 切れ味の良い3コーナ仕様インサートを採用した「Tung-Tri」シリーズは、精度や能率、さらに経済性の高さで好評を得ている直角肩削り用カッタ。06、10、15の3サイズのインサートを揃え、加工部品や除去量の大きさによって、最適な工具を選択できる。

同シリーズのコンセプトはそのまま継承しつつ、それを内接円径φ4.0mmという超小型インサートで実現し、工具径φ16mmで4枚刃、φ25mmで6枚刃など、従来品の1.5~2倍の多刃化を実現し、高能率加工を可能にしている。また、底面側の加工面品位も非常に高く、狭窄部の平面加工用としても十分使用できる。

TungTriの特長

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(1) 幅広いラインアップを誇る経済的な直角肩削りカッタ
 経済的な3コーナ仕様インサートは、ヘリカル切れ刃と大きな軸方向・半径方向すくい角を持ち、高精度加工と低抵抗を両立させている。インサートサイズは15、10、06、04の4種類をラインナップ。チップブレーカには、汎用型、非鉄金属加工型、切りくず分断効果のあるチップスプリッタ付き切れ刃の3種類を設定している。さらに、ボディも小径の柄付きタイプから大径のラフィング用までを揃え、広範囲な部品形態で高精度、高能率な肩加工を実現する。

(2)幅広い領域での加工が可能
 すくい角が大きく切削抵抗の低いインサートは、逃げ面に特殊な多段形状を持たせることで鋭い切れ味と高い刃先強度を両立させている。また、ボディに不等ピッチを採用することで、加工中のびびりを抑制している。これらの組合せによって、「Tung-Tri」シリーズは非常に幅広い加工領域で、びびりの少ない安定した高精度肩加工を実現する。

■主な形番と標準価格(税抜価格)
●ボディ

 ・EPA04R016M16.0-04:35,800円
 ・EPA04R025M25.0-06:50,700円
 *計15アイテム

●インサート
 ・TOMT040204PXER-MM AH3225:930円
 ・TOMT040208PXER-MM AH120 :930円
  *計8アイテム
 

工場内をクリーンに保つ「zeroFOG(ゼロフォグ)」の受注を開始! DMG森精機

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 DMG森精機がこのほど、金属加工時に発生するミストを効率的に捕集し、工場内をクリーンに保つビルトインミストコレクタ「zeroFOG(ゼロフォグ)」を開発し、受注を開始した。

 近年、省人化、効率的な生産、品質の維持、労働環境の改善などのさまざまな理由から、製造現場で自動化システムを導入する企業が増加しているが、自動化システムを利用する顧客から寄せられる課題の1つが金属加工時に使用する切削油が飛散することで発生するミストである。

 このミストとは空気中に浮遊する微粒子状の切削油のことで、加工時に切削油を供給した際の飛散や、加工熱による切削油の蒸発などで発生する。ミストに含まれる油分は、機械の精度低下や、工場の環境悪化、作業者の健康悪化につながるため、製造現場ではミストコレクタを使用して、ミストを捕集し、クリーンな空気を排出している。ミストコレクタにより、設備の故障などのリスクを低減するだけでなく、環境に配慮したクリーンな労働環境を維持することができるため、自動化システムの需要と比例して、高性能なミストコレクタのニーズも高まっている。

 同社ではこうした要望から、「zeroFOG」を開発。この製品は、0.3μmの微細な粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルタの基準を満たした高性能なファイナルフィルタを搭載しており、加工で発生した微細なミストを確実に回収することで、クリーンな工場環境を実現する。また流体力学的最適設計により、デザイン的にも優れたコンパクトな筐体を実現しており、工作機械本体にビルトイン搭載できるため、専用の設置場所は不要。一次フィルタの自動洗浄機能の搭載などメンテナンス性にも優れており、従来のミストコレクタと比較して、メンテナンス時間やコストを削減できる。

↓WEBサイトで動画を公開している↓

https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=5808

zeroFOGの主な特長

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搭載イメージ

 

①高性能なミスト捕集
 ・ 粒径0.3μmの微細な粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルタを採用。
 ・ インペラ形状のターボファンにより大風量を発生させ、高い換気性能を実現。
②メンテナンス性
 ・ 一次フィルタの自動洗浄機能により、メンテナンス時間を大幅に削減。
 ・ ファンモータを自動制御し、フィルタ詰まりによる風量低下を防止。
 ・ 工具不要のファイナルフィルタ交換作業により、作業時間を短縮。

③ランニングコスト削減
 ・ フィルタの清掃や交換回数の低減、消費電力量の削減により、ランニングコストを10年間で100万円以上削減可能。

④コンパクト設計
 ・ 従来機比5分の1サイズのコンパクトな設計*2により、工作機械本体にビルトイン搭載が可能。
 ・ 工作機械と一体化した美しいデザインのビルトイン設計により、工場での取り付け作業や専用の設置スペースは不要。

⑤省エネルギー
 ・ 消費電力量、CO2排出量を削減し、SDGsに貢献。
 

オーエスジー エンジニアの今泉英明氏 初小説「海を渡ったうさぎ」を出版

210905書籍 オーエスジーのエンジニアとして活躍している今泉英明氏が、このほど自身の初小説「海を渡ったうさぎ」(南々社)を出版した。

 小説の舞台は瀬戸内海の大久野島。戦時中に毒ガス製造工場があった場所に男子学生が観光で訪れ、タイムスリップをするというストーリー。

 今泉氏は執筆に至ったきっかけを、「学生時代に広島出身の後輩から、〝地図から消された島〟の話を初めて聞きました。すぐに頭の隅に行ってしまいましたが、社会人となってから広島出張時に代理店の方より毒ガスの島の話を聞き学生時代の点であった記憶が線で繋がりました。そのことはまたすぐに忘れてしまい、日々の忙しさの中で、思い出すことも無く三十年余りが過ぎてしまいました。昨年1月くらいから新型肺炎コロナウィルス感染防止の自粛生活が始まり、旅行に行けないばかりか、飲み屋にも行けず連休も家で過ごすようになりました。周りはみんなマスクをしています。そんなマスク姿を見ていて、ふと大久野島の毒ガスの話を思い出しました。気になったのでインターネットで少し調べ始めると、被爆とは別の大きな戦争の爪痕が残ることを改めて知りました。当事者でなくても、こうした歴史を伝える力になれるのではないかと、長くなったお家時間を利用して執筆をすることにしました。また、旧海軍の軍人として呉で終戦を迎え、5年前に他界した父の影響を受けたことも事実です。」と話す。

 仕事と執筆の同時進行の中、苦労した点を尋ねると、「戦争の話ですが重い話にならないように気をつけました。小学校高学年、中学生から還暦を過ぎた我々の年代までの方々に読んでいただけるように心がけました。読まれた方々が、平和の大切さと戦争の悲惨さを考えるきっかけとしていただければ幸いと思っております。編集者の方は恋愛をもっと丁寧に表現ほしかったのかもしれませんが、私には経験値が無さ過ぎました。」とユーモアを交えて返答してくれた。

 60歳の節目で役職定年となった今泉氏。「子育ても終わっていますので、休日以外にも執筆の時間を作ることができました。しいて言えば孫の仮面ライダー攻撃に合うと大変でした。」と明かしてくれた。気になる次回作は、未定とのことだが、ぜひ期待したい。

 Amazonで購入できる。
 

日立金属 高被削性・高靭性新冷間ダイス鋼「SLD®-f」を開発

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高被削性・高靱性新冷間ダイス鋼「SLD®-f」


 日立金属がこのほど、被削性・靭性に優れた冷間ダイス鋼「SLD®-f」を新たに開発し、本格量産を開始した。昨今の自動車骨格部品における金型へのニーズが多様化する中で、「SLD®-f」は、金型の寿命向上や製作リードタイムの短縮など、金型に関わるトータルコスト低減へのソリューションを提供する。

 同社では、冷間ダイス鋼をはじめとするさまざまな用途に応じた金型用工具鋼を製造・販売していることから長年の信頼のもとで、多くの顧客に採用されている実績を持つ。

 昨今、自動車骨格部品(プレス部品)においては衝突安全性の向上や軽量化のため、ハイテン化が進んでいる。ハイテン鋼板は、より高強度・高硬度化していることから、加工時に金型へ与えるダメージが深刻な問題となっていることに加え、サプライチェーン全体のリードタイムの短縮が求められる中、開発・生産における準備期間への短縮化のニーズも高まっている。

「SLD®-f」の特長 

 

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 こうした時流を背景に、同社が開発した「SLD®-f」は、切削中に工具のすくい面に形成される酸化物系溶着物であるベラーグを発生させる成分構成と粗大炭化物の微細化によってSKD11の標準切削条件の約3.5倍の高効率被削性を実現しており、これにより顧客での切削加工速度の向上および金型加工時間の短縮に貢献する。また、高い靭性を持ち合わせていることからも、耐久性や、加工の際の耐チッピング性にも優れている。さらに、高温焼き戻しを施す場合でも安定した硬さが得られるため、PVD 処理時の変寸低減にも有効となっている。

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「メカトロテックジャパン(MECT)2021」 事前来場登録とセミナー聴講予約開始

210905メカトロ ニュースダイジェスト社(社長:樋口八郎氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長:水谷隆彦氏)はこのほど、本年10 月に開催する工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2021」の事前来場登録とセミナーの聴講予約の受け付けを開始した。公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2021)で受け付けている。

 今年10月20日~23日に名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)で開催するMECT2021は、2年に一度、東京で開かれる日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。

 また、会期中に開催するセミナーでは、トヨタ自動車衣浦工場長の野村英司氏や日産自動車常務執行役員の村田和彦氏、ボーイングのシニアマネジャーのフィリップ・チャン氏、安川電機取締役常務執行役員の小川昌寛氏など各分野に精通した6人の講師が「自動車」「航空機」「ロボット」をテーマにものづくりの現状とこれからについて講演する。各セミナーとも定員は250人。事前登録制で申し込みは先着順となる。

MECT2021 概要

●会場:ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
●開催期間:2021 年10 月20 日(水)~10 月23 日(土)の4日間
●開場時間:10:00~17:00 ※22 日(金)は18:00 まで、最終日23 日(土)は16:00 まで
●主催:株式会社ニュースダイジェスト社共催:愛知県機械工具商業協同組合
●入場料:大人1000円、10人以上の団体は1人500円※事前来場登録者は無料
●出展対象製品:工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3D プリンター、機械工具、のこ刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウエア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など

セミナー概要

〈講演内容〉
10月20日(水)テーマ「自動車」クルマづくりの概念が変わる
 講演①:13:00~14:00
 「カーボンニュートラルを見据えたモノづくりの進化」
 トヨタ自動車生産本部衣浦工場工場長野村英司氏

 講演②:14:30~15:30
 「日産自動車電動化に向けたパワートレインのモノづくりの進化」
 日産自動車常務執行役員パワートレイン生産技術開発本部本部長村田和彦氏

10月21日(木)テーマ「航空機」これからの航空機産業
 講演①:13:00~14:00
 「航空宇宙業界が直面する課題とチャンス」
 ボーイングボーイング民間航空機部門アジア地区グローバルフィールドオペレーションズシニアマネジャーフィリップ・チャン氏

 講演②:14:30~15:30
 「日本一の航空宇宙産業クラスターの形成に向けて」
 航空宇宙生産技術開発センターセンター長小牧博一氏

10月22日(金)テーマ「ロボット」自動化の最新トレンド
 講演①:13:00~14:00
 「ロボットによる変種・変量生産の実現 ~i3-Mechatronics具現化に向けたソリューションのご紹介~」
 安川電機取締役常務執行役員ロボット事業部長小川昌寛氏

 講演②:14:30~15:30
 「最新ロボティクスによる『ものづくり』のトレンド」
 三菱電機FAシステム事業本部機器事業部主管技師長武原純二氏

●開催場所:交流センター3階会議ホール
●開催時間:10月20日(水)~22日(金)①13:00~14:00 ②14:30~15:30
●聴講料金:無料※MECT 会場への入場料1,000 円は別途必要です
●申し込み方法:公式ウェブサイト(https://mect-japan.com/2021)セミナーページから受け付け
●定員:各セミナーとも250 人(先着順)
 

イスカルジャパン 明石営業所のビル名称変更

 イスカルジャパンの明石営業所のビル名称が2021年10月1日より変更になる。

■明石営業所(新住所)
 〒673-0898
 兵庫県明石市樽屋町8-34 第5池内ビル307
 TEL 078-917-3111  FAX 078-917-3112
 

アストロスケール デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」で模擬デブリの再捕獲に成功

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ELSA-dの運用構想(ミッションConOps)

 

 アストロスケールホールディングスがこのほど、日本時間8月26日深夜に行われたデブリ除去技術実証衛星「ELSAd(エルサディー、End-of-Life Services by Astroscale – demonstrationの略)」の実証において、捕獲機(サービサー)が磁石を活用した捕獲機構を用いて、模擬デブリ(クライアント)の捕獲に成功したと発表した。

 デブリ除去を含む軌道上サービスを提供する上での大きな課題は、対象となる物体の捕獲だが、今回の実証結果により、捕獲対象物体として運用を終了するなど機能停止した衛星を、サービサーが捕獲できることが証明された。捕獲機であるサービサーと捕獲対象であるクライアントは、打上げ・コミッショニング時にはロケット打上げ時の環境に耐えるために専用機構により固定されていた。実証開始に伴い、当該固定機構を解除、捕獲機構のみでクライアントと結合している状態とし、ELSA-dの特徴であるサービサー・クライアントが繰り返し行う捕獲・リリースの準備が整ったことを確認した。

 続いて、クライアントが初めてサービサーから切り離され、その後捕獲を実証しました。ELSA-dの衛星・地上システム・運用チームは、実証フェーズを通じて、 さまざまなランデブーセンサの動作確認、地上システムの動作、および運用手順の有効性を確認した。

 現在同社では次のフェーズである、サービサーの自律制御機能を用いた「非回転状態のクライアントの捕獲」に向けた準備を進めている。このフェーズでは、クライアントを分離したのち、搭載ソフトウェアによる高度自律航行機能を使用し、誘導・接近・捕獲の実証を行います。この実証は今後数カ月で実施完了予定であり、その後は「回転状態のクライアントの捕獲」、そして最終的には、意図的にサービサーがクライアントを見失った状況からの探索、接近、捕獲という「クライアントの診断・探索」フェーズへと進めていくとしている。
 

産業用ロボット・自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN2022」出展募集を開始 ニュースダイジェスト社 

210905ロボット展 ニュースダイジェスト社(社長:樋口八郎氏)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長:水谷隆彦氏)は2022年6月に開催予定の産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)2022」の出展募集を開始した。

 初開催となる「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN」は、自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業などでロボット導入を考えるユーザーと、ロボットシステムインテグレーター(SIer)や機械商社を来場の対象にした、産業用ロボットと自動化システムの専門展で、2022年6月30日(木)~7月2日(土)の3日間、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催する。

 主な出展対象製品は、生産現場で自動化や省人化を推進するための産業用ロボットやその構成機器、ロボットハンド、各種センサー、物流拠点などで利用される自動倉庫や無人搬送車(AGV)、工作機械や食品機械、包装機械、物流装置などにセットアップした各種システムや自動化に関するAI・IoT 関連ソフトウエア、装置など。受付や介護などに使われるサービスロボットは対象外となる。

 また、本展ではロボットシステムを構築するSIer専用の展示ゾーンを設ける。一般の展示ゾーンよりも25%ほど出展料を安価に設定し、具体的な自動化システムの展示を充実させ、SIerの商機拡大に貢献する。2020年展は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から開催を中止したが、全体で182社(888小間)の出展申し込みがあった。

 ニュースダイジェスト社の樋口社長は、「“ものづくり中部”のさらなる発展には、産業用ロボットを活用した省人化、自動化が必須。しかし、現状では、産業用ロボットや自動化システムの本格的な専門展がなく、メーカーや商社にとっては高まるニーズに反し、提案場所がない、という状態でした。本展をきっかけにロボットの活用が進むことを期待している。なお、開催に当たっては新型コロナウイルスの感染拡大予防に向けた対策を徹底し、関係者にとり安全で安心な会場づくりに努めます。」とコメントしている。

開催概要

●名 称 :ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2022
(ロボットテクノロジージャパン2022、略称RTJ2022)
●会 場 :愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)
●開催期間:2022 年6 月30 日(木)~ 7 月2 日(土)の3 日間
●開催時間:10:00~17:00
●主 催 :株式会社ニュースダイジェスト社
●共 催 :愛知県機械工具商業協同組合
●目標来場者数:30,000 人
●対 象 来場者:工場や倉庫内でロボット導入を考えるユーザー(自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業など)、システムインテグレーター、商社など
●目標開催規模:200 社・800 小間
●対 象 出展者:ロボットメーカー、周辺機器メーカー、システムインテグレーター、商社など
●対象出展製品:垂直多関節・水平多関節・パラレルリンク・直交・協働ロボット、ガントリーローダー、無人搬送車(AGV)、自動倉庫、その他搬送機器、各種ハンド、ロボット構成部品、周辺機器、各種センサー・制御機器、ソフトウエア、AI・IoT 関連装置およびシステム、ロボット搭載機械・装置、自動化技術提案など。
※サービスロボットは対象外。

■出展料金
●出 展 料 金 :一般ゾーン 374,000 円(1 小間=2,970×2,970mm)
SIer ゾーンA 275,000 円(1 小間=2,970×2,970mm)
SIer ゾーンB 165,000 円(1 小間=1,980×1,980mm)
●出展募集期間:2021 年9 月1 日(月)~2022 年1 月31 日(月)
※出展申し込み締め切り日前であっても、満小間の場合は出展受け付けを終了。