無造作淑女
【お知らせ】中小企業の経営者を対象としたシンポジウム「企業向けシンポジウム『育児しやすい職場の作り方』〜先進事例に学ぶ、男性育休を当たり前にするためのヒント〜」 を開催
厚生労働省委託事業「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」では、男性の育児休業取得の取組促進を目的として、本年2月10日(月)14:00~主に中小企業の経営者、人事労務担当者を対象としたオンラインシンポジウム「企業向けシンポジウム『育児しやすい職場の作り方』〜先進事例に学ぶ、男性育休を当たり前にするためのヒント〜」を開催します! 定員は400名、参加費は無料です。
シンポジウムは、3部構成となっており、第1部では、厚生労働省から、男性の育児休業取得に関する現状と課題について説明。
第2部では、中小企業で実際に男性従業員が育児休業を取得している「(有)ナイスケアサポート」や「(株)スエヒロ工業」の経営者を中心に、男性の育児休業を効果的かつ積極的に取り入れている組織の事例を紹介する事例紹介プレゼンテーションを実施します。
第3部では、実際に育休を取得したアナウンサー榎並大二郎氏及び若年層に影響力のあるインフルエンサー椎木里佳氏が登壇し、男性育休を当たり前にするためのポイント・ヒントに関するパネルディスカッション等、様々なコンテンツを提供。
同シンポジウムは、参加は無料で、先着400名(定員)が受講することができます。
▼参加希望者は、以下の開催要領内に記載のURLから申し込みができます▼
https://ikumen-project.jp/seminar/symposium/
開催要領
対象:企業経営層(中小企業)・管理職・人事労務担当者、男性育児休業に関心のある方など
内容:中小企業の男性育児休業の取組事例を紹介し、登壇者と男性の仕事と育児の両立、育児休業取得推進に関するパネルディスカッション。
<進行プログラム(予定)>約2時間程度
(1)厚生労働省挨拶
男性の育児休業取得に関する現状と課題
(2)男性の育児休業取得促進に積極的に取り組んでいる中小企業の好事例紹介
・(有)ナイスケアサポート
・(株)スエヒロ工業
(3)パネルディスカッション
登壇者と、男性育休が当たり前にする環境や組織・風土など多種多様な目線から議論し、男性育児休業取得を浸透させるためのポイント、 課題、ヒントを探る。
大注目の瞬間!
1月といえば新年賀詞交歓会真っ盛りの季節ですが、現在、北陸を中心に雪で大荒れの天気が気になります。
該当する地域の皆様は、どうかご安全になさってくださいね。
ところで、工作機械は製造業のキモを握る分野ですから受注見通しに注目が集まりますが、先日、日本工作機械工業会(通称:日工会)の賀詞交歓会が開催されました。この日も、すでに発表前から「今年はどのくらいの数字の発表になるんだろう?」という話題が飛び交っていました。
賀詞交歓会がスタートし、あいさつにたった稲葉会長(ファナック会長)から数字が発表されるのですが、わたしたち(記者)も数字を聞き逃さぬよう、ノート片手にボールペンを握る指先の力がググッと入ります。
最前列でメモをとる記者。この一瞬の緊張感ったら!

2025年の日工会による受注見通しは自動化需要などを見込んで1兆6000億円と発表されました。昨年より1割増ですね。
ご承知のとおり、すでに情報が出ておりますが、製造現場ドットコムも後日詳細を掲載いたします。
新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年はコロナ禍あけで、世間も本格的に動き出しました。
人の集まるイベントも完全復活し、お陰様で大忙しの1年となりました。
また、新しいお仕事も舞い込み、新たな発見も多くありました。こんなに忙しかったのに、風邪一つひかなかったことはなによりで、己のしぶとさを再認識した次第です。
今年の目標は、とにかくバタバタしないで優雅に仕事をこなすこと。
そして、わがままなビバンダムボディから脱却し、腰痛をこれ以上悪化させないことを目指します。
写真は昨年の出張先で見た朝日です。
2025年が皆様にとってハッピーでラッキーな年になりますように☆
【JIMTOFこぼれ話&写真】ヤマザキマザックの「内製ミネラルキャスト」に注目!

「あの鐘を~鳴らすのはあ~な~た~♪」
マザックブースで皆さん、鳴らしていましたね☆
今年のギョーカイ一大イベントといえば、JIMTOFでしょう!
ニュースでもJIMTOFレポートを掲載していますが、お陰でさまで、あれも書きたいこれも書きたい(正式には〝打ちたい〟)っていう欲望が沸々と湧いているにもかかわらず、身がひとつしかないもんで、世間様がお休みの中にブログでこぼれ話を掲載することにします。
ということで、ヤマザキマザックの内製ミネラルキャストは、皆様、見学しましたか?
ミネラルキャストといっても、実際にどんなものなのか、イメージがつかない方も多いと思いますが、ヤマザキマザックでは、このミネラルキャストをわかりやすく展示してありましたね。
わたしももちろん、この鐘を鳴らしましたが、当然のごとくミネラルキャストでできた鐘はカンッと乾いた音しかなりませんでした。
同社によるとミネラルキャストは「振動減衰性に優れ、機械稼働時の振動がより早く収束するため、加工時間の短縮や工具の長寿命化に寄与し、またフライス加工など、刃物がワークと接触・非接触を繰り返しながら削る“断続切削”加工時に発生する振動も抑制され、加工面精度の向上につながる。また、熱伝導率が鋳鉄と比較して小さく、周囲の温度変化による熱変位が緩やかであるため、安定した加工精度を得ることができる。」という特長を持つと説明しています。
この画期的な素材を内製化した同社は今回のJIMTOFにミネラルキャストを初採用した立形マシニングセンタ「VCN-460 HDCC」を展示していましたが、どこに使われているかというと、コラムやベースの主要構造体に採用しています。

来場された皆様ももちろん興味津々といったところ☆
このマシン、毎分12,000 回転の高トルクタイプの主軸を標準採用していますが、オプションとして毎分18,000 回転の高速主軸が選択可能なんですって。さらに金型加工の高精度仕上げ用にATC 可能な電動モータスピンドルをオプション展開するなど、精密部品や金型部品の加工に最適な主軸仕様を用意していますよ。
画期的な素材、ミネラルキャストのメリットは下記のとおりです。
(1)高い振動減衰性
ミネラルキャストは鋳鉄と比較して約10 倍の振動減衰性能を有し、機械が稼働する際に発生する振動がより早く収まるため、加工時間が短縮されるほか、工具刃先の負荷が軽減し、工具の長寿命化に貢献。またフライス加工など、刃物がワークと接触・非接触を繰り返しながら削る“断続切削”加工時に発生する振動も抑制され、加工面精度が向上。
(2)優れた熱安定性
ミネラルキャストは熱伝導率が鋳鉄の1/25 と小さく、熱が伝わりにくい特性を持つ。工場環境温度や機械の熱源など、短時間での温度変化による影響を受けにくく、熱変位が緩
やかであるため、安定した加工精度を得ることができる。
(3)環境負荷の低減
ミネラルキャストは製造時に鋳物のような高温融解炉を必要とせず、常温で成形が可能。製造工程での電力使用量が大幅に減少し、VCN-460 のベース・コラム製造におけるCO2 排出量は、鋳物を採用した場合との比較で50%以上の削減となる。
【取材こぼれ話&こぼれ写真】日本機械工具工業会 牧野フライス精機&牧野フライス製作所を工場見学!
日本機械工具工業会が10月23日~24日の2日間、秋季総会を開催したことはすでにニュースで掲載しましたが、このときの様子を取材こぼれ話として掲載します。
1日目は大磯プリンスホテルで総会と日本機械工具工業会賞の授賞式を行い、2日目は、場所を移動して、神奈川県愛甲郡愛川町にある牧野フライス精機と牧野フライス製作所の工場見学を実施しました。
まずは牧野フライス精機にGO! 同社は世界的に見ても数少ない工具研削盤の専業メーカーです。
冒頭、清水社長からごあいさつがありました。ちょうどJIMTOF前でしたので、一足早く、展示内容の説明を清水社長自らプレゼンしてくださるという、非常に贅沢なお時間です。

業界にどっぷり浸かった方はご承知のとおりだと思いますが、切削工具を高能率に精度良く生産するというのは技術が必要です。
このとき、清水社長は、ドリルは先の欠けを防止するために、切れ刃に面取り加工を施す重要なホーニング(ネガランド)加工にについて説明をしてくれました。工具寿命に大きく影響が出る重要な工程です。清水社長は、一般的な加工法である手作業とNC機械(タッチセンサを使用)による加工のデメリットを以下のようにまとめていました。

〈手作業のデメリット〉
(1)熟練の技が必要
(2)精度にばらつきが出る可能性がある
(3)大量生産ドリルへの対応には不向き
〈NC機によるデメリット(タッチセンサを使用)〉
(1)センシングに時間がかかる
(2)タッチセンサ自身に摩耗が発生し、交換が必要
こうしたデメリットを払拭したの同社の「monocam2」は非接触のため、小径工具剛性の影響を受けずにホーニング以外にも様々な測定、補足を行うことができるとしていました。時代は自動化・省人化ですから、効率良く機械に働いて貰うにはシステムの進化も欠かせないということが分かる内容です。
続いては、牧野フライス製作所にGO! 西野執行役員営業本部長が出迎えてくれました。

牧野フライス製作所の見学の目玉は第三工場(主軸頭工場)です。ここは、機械の心臓部である主軸を設計から加工・組立まで100%内製化している主軸専用の生産工場です。
組立が行われるクリーンルームでは温度23℃の±0.4℃湿度35%を保っており、限られた技術者しか入室できないという徹底ぶり。異物混入を排除するため、クラス10,000のクリーンを保っていましたよ。
――――という貴重な工場見学会でした。
あっと言う間にもう12月も半ば・・・今年の後半は繁忙期が永遠に続くような錯覚に見舞われました。製造現場ドットコムのニュースには書き切れなかったネタも豊富にございますので、こちらのほうは、順次、ブログで放出していきます。皆様、要チェックですゾ☆
おめでとうございます! 牧野フライス精機が「日本産業広告賞2024」雑誌部門で佳作

おめでとうございます!
牧野フライス精機が「日本産業広告賞2024」の雑誌部門で佳作を受賞しました。
この賞は、日刊工業新聞社が産業広告の健全な発展と質的向上を図る目的から、1966年に制定以来毎年実施しているもので、新聞部門、雑誌部門、情報誌部門があります。
今回、同社が受賞したのは「DB1」の広告です。なかなかシンプルで分かりやすいですね。そういえば、同社は、JIMTOFでもそうでしたが、展示会で配るカタログを入れる紙袋までオールブラックでカッコイイ良かったな☆
細かいところまで気配りをしているのが理解できます。
華やかだったJIMTOF2024オープニング

今月開催された「JIMTOF2024」は大いに盛り上がりました。今回、オープニングは記者といえどもセキュリティチェックが非常に厳しかったのも印象的でしたが、それよりもいつもと違う、「スイッチオンセレモニー」が華やか! フイを突かれ、驚きました。
写真は、画面右から、日本工作機械工業会 稲葉会長(ファナック会長)、武藤 経済産業大臣、東京ビックサイト 前田社長です。
スイッチを押すと、上からキラキラしたテープが紙吹雪のごとく降ってきました。

今年のJIMTOFは、コロナ禍あけの展示会ということもあり、非常に賑やかでした。カメラを引っ下げ、取材をするわたしは道を歩く度にパチンコ玉のようにハジかれながら前を進む感じです。どんなに早歩きしても、大きな展示会場です。西館、南館、東館と行き来するには、時間が足りません。
というわけで、次回の製造現場ドットコムでは、先に、ライター・是州煩太の「Additive Manufacturing Area(金属3Dプリンター)」を掲載いたします。
現在、不肖那須直美、丸っと1冊、書籍を執筆中です。詳細はまだレモンの秘密ですが、かなり大がかりな業務となっており、さらに取材が立て込んでおります。「工作機械」、「切削工具・周辺機器」編は、12月までお待ちくださいませ☆
【お知らせ】アマダ 「AGIC 」11月特別イベント開催!

アマダが昨年2月に開催した施設、「アマダ・グローバルイノベーションセンター (AGIC)」で、11月イベントとして各種セミナーを開催します!
このイベントは、「昨今、世界的な環境意識の高まりを受けて、カーボンニュートラルの実現は企業が克服すべき課題として捉え、少子高齢化による人手不足に加え、熟練技能の継承に対してスキルレスや自動化への対応が急務となっている。」と捉えた同社が、これらの課題を解決に導くべく、「FOR YOUR FUTURE~未来につながる自動化と人と環境にやさしいアマダの最新技術~」をテーマにした最新のソリューションを紹介するセミナーイベントです。
セミナーの詳細
■最新ゼロエミッション・ソリューションセミナー
「脱炭素・脱有機溶剤・脱粉塵」によってもたらされる、企業価値向上や職場環境改善とその取り組みについて解説。「脱炭素経営最前線+補助金動向と25年度予測」「水からはじめる、モノづくりのゼロエミッション」「脱粉塵でクリーンな工場、環境改善への第一歩!」の三部構成でセミナーを開催。
■板金加工の最新製造DXソリューションと工程間連携セミナー
板金加工における工程管理や連携をデジタル化し、工場全体の自動化と高効率な生産を可能にする機能を紹介。顧客の工場全体のデジタル化を加速させるソフトウエアによる製造DXと、工程間を連携する自律搬送型ロボットの実演も実施。
■金属プレス加工におけるDX推進セミナー
プレス加工において暗黙知になりがちな、熟練技能者の「経験、勘、コツ」をデジタル化する方法を提案。このセミナーでは、金型技術や加工技術のほかに「良品をつくり続けるためのDX」と「機械保全のDX」についても紹介。
■最新事例に学ぶレーザ・溶接テクノロジーセミナー
最新レーザ溶接技術や微細切断、レーザ熱加工などによるソリューションや、技術事例を紹介。最新レーザ溶接システムの運用と、省エネや脱炭素化を実現するレーザ熱加工技術に関する実演も実施。
■「PCSAW-430AXⅡ」新商品実演セミナー
アマダマシナリーから、独自の可変パルスカッティング機構へ進化させたバンドソー「PCSAW-430AXⅡ」の新商品実演セミナーを実施。新機構により、切削時にブレードにかかる負荷を大幅に低減し、さらなる高速安定加工を実現した。
〈イベントスケジュール〉

DMG MORI SAILING TEAM「Vendée Globe2024」出航しました!

DMG森精機の外洋セーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」が参戦する単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース「Vendée Glob2024(ヴァンデ・グローブ)」が、現地時間11月10日(日)13:02(日本時間11 月10日(日)21:02)、ついにフランスのレ・サーブル=ドロンヌよりスタートしました!
同チームのスキッパー白石康次郎選手が、前回のVendée Globe2020を完走した「DMG MORI Global One号」とともに、予定通り出航したと先日、発表がありました。
過酷な環境の中で、これから約80日間をかけ、ひとりぼっちで南極大陸を回り世界一周をし、2大会連続の完走を目指します。
レース中は、以下同チーム公式HPより、各参戦艇をリアルタイムでトラッキングすることができるので、ファンの方は要チェック!
また、同チームインスタグラムアカウントでも最新情報を更新するとのこと。わたしもしょっちゅうチェックしています(●∀―)☆
<本レース概要>
大会名称 : Vendée Globe2024
大会日程 : 11月10日(日)13:02(日本時間11月10日(日)21:02)
距 離 : 24,298マイル(44,996km)
コ ー ス : レ・サーブル・ドロンヌ(フランス)をスタートし、南極を回るように世界一周し、再びレ・サーブル・ドロンヌ(フランス)に戻るコース
公式サイト : https://www.vendeeglobe.org/en
<大会観戦方法>
⚫レーストラッキングサイト: https://en.dmgmori.com/company/dmg-mori-sailing-team-jp
⚫チーム公式インスタグラム : @sailingteamdmgmori
⚫レース期間限定インスタグラム : @gokojiro_vendeeglobe2020

なお、わたくし、昨年、不運続きで入退院を繰り返し、虫の息でベッドのなかにて横たわっていたこともありましたが、そのとき、「海の上の白石選手はもっと過酷なんだ」と思い浮かべて乗り越えることができたんですよ☆
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
最近のブログ投稿
- 【ニッチな皆様にお知らせ】オーエスジーダイヤモンドツールがキャンペーン中! 人気のステッカーやポーチが当たるゾ!
- 【取材こぼれ話】焼結前の超硬丸棒を折ってみた
- 【見逃し配信あり!】三井精機工業が「知られざるガリバー」(テレビ東京系列)に登場しました☆
- 猫好きにはたまらない名曲が誕生! メキシコJPOPチャート1位! ~君んちのニャンコと~
- 【告知】「INTERMOLD2025/金型展2025」で座談会
- 【お知らせ】日工会会員企業のテクトレージが提供している「キカイカタログ」
- 日本工作機械輸入協会 ボーリング大会で親睦を深めました☆
- 機械振興会館記者クラブ「共同取材」
- 研削加工技術と工具製造技術展「Grinding Technology Japan2025」 がもうすぐ開催! ~3月5日(水)~7日(金)まで幕張メッセ~
- ナガセインテグレックスの「AI研削盤」に興味津々!