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タンガロイ 先端交換式ドリル 「DrillMeister(ドリル・マイスター)」DMPヘッド新材種AH9130 拡充
タンガロイは、このほどヘッド交換式ドリル 「DrillMeister(ドリル・マイスター)」DMPヘッドに新材種 AH9130を拡充し、販売を開始した。
この製品は独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換は、ヘッドを付け替えるのみでツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。
既に高精度加工用ヘッドDMCで高い評価を博している新材種AH9130を汎用ヘッドDMPに拡充。AH9130はドリル用に開発された新材種で、3種類のNano積層膜を融合した「トリプルNanoテクノロジー」を盛り込んだコーティング膜種を適用した。このコーティングにより、ドリル加工に必要な「耐摩耗性」「耐欠損性」「耐酸化性」「耐溶着性」「耐被膜剥離性」を高次元で共存させることで、様々な加工状況において長寿命を実現する。
同社では、「今回の拡充により、DrillMeisterは工具寿命の改善に大きく効果を発揮し、お客様の加工コスト低減に大きく貢献します。」としている。
■主な特長
(1)ヘッド径:φ10.3~φ19.8mmサイズを拡充(19アイテム)。
(2)3種類のNano積層膜を融合した「トリプルNanoテクノロジー」を盛り込んだコーティング膜種を適用。
(3)「耐摩耗性」「耐欠損性」「耐酸化性」「耐溶着性」「耐被膜剥離性」を高次元で共存させることで、様々な加工状況において長寿命を実現。
■主な形番と標準価格(税抜価格)
●ヘッド
・DMP103 AH9130:8,590円
・DMP153 AH9130:10,020円
・DMP198 AH9130:13,900円
(全アイテム19形番)
DMG森精機 デジタルコンテンツを強化 オンライン授業にも
DMG森精機は、最新の製品や加工技術など工作機械に関する様々な情報を動画や豊富なコンテンツを用いて顧客提案してきたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止対策に伴い、デジタルコンテンツを強化し、教育機関で行われているオンライン授業などでも活用できるYouTubeチャンネルやWEBサイトを公開している。 同社は、これまでデジタルソリューションを活用した商品提案に注力してきた。近年、変種変量、多品種少量生産が増える中、技術者育成を課題にあげる顧客が多く、また展示会に展示する実機だけでは十分に披露しきれない性能や商品の提案をすること、さらには工作機械の高精度化、高機能化により、紙のカタログでは顧客に最適な提案や投資効果を紹介しきれないという課題があった。 これらの課題を解決するために、同社はフルCGと4K映像を組み合わせた超高精細な製品紹介動画を制作してきた。これまでに全世界で制作した動画本数は1000以上で、同社グループYouTubeチャンネルには製品、加工技術、自動化、ユーザー紹介動画等、工作機械に関わる最新動画を公開している。 また、WEBサイトには、製品だけでなくこれまで蓄積してきた加工技術や周辺機器など工作機械に関する豊富なノウハウがつまっている。一部テレビCMでも放送している、ショートムービー「DMG MORI×Front Runner」は、同社の機械を使用して先進的な取り組みに挑戦している様々な業界のフロントランナー企業を紹介している。特設サイト「基礎から分かる自動化システム」、「基礎から分かる5軸加工」、「デジタルソリューション」では、工作機械を初めて学習する学生でも分かりやすい基本的な内容をご説明している。 動画は、同社エンジニアによる顧客向け加工プライベートレッスンや、DMG MORIアカデミーでの同社社員教育、営業担当者による製品提案に、また同社製品を使用している世界中の大学や工業高校で活用されている。 動画の使用に関しては、従来、一映像毎に使用の連絡が必要だったが、2021年3月末まで公に伝達(ネット上の動画を授業中に受信し、教室に設置されたディスプレイ等で履修者に視聴させる等)できる。■DMG森精機YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/MORISEIKI ・製品:5軸・複合化、自動化、デジタル化、計測、アディティブ・マニュファクチャリング ・加工技術:各製品のデモ加工、加工のコツ、工程集約の提案 ・デジタル:テクノロジーサイクル、Messenger、DMG MORIデジタルファクトリー ・Front Runner:先進的な取り組みに挑戦されている業界のフロントランナー企業を紹介 ・その他:事業所紹介動画、展示会■DMG森精機WEBサイトhttps://www.dmgmori.co.jp ※会員登録(無料)をすると限定コンテンツも見ることができる
アマダグループ 新体制を機にハンドブック暫定版を作成
4月1日から「新生アマダ」として体制を再編した(株)アマダ。2015年4月に持ち株会社制へ移行した(株)アマダホールディングスは、2020年4月1日付けで板金機械の開発・製造・販売を担い、グループの中核をなす(株)アマダを吸収合併し、新生(株)アマダとなった。
再編前(~2020年3月)
新体制(2020年4月~)
主要子会社では、研削・切削機械等の開発・製造・販売・サービスを担当する(株)アマダマシンツールが、汎用機械の販売を担う(株)アマダテクニカルサービス、バンドソーマ
シン用帯鋸刃の製造・販売を担う(株)ニコテック、硬質脆性材料を強みとする切断マシンやダイヤモンドブレードの開発・製造・販売を担う(株)アマダサンワダイヤを吸収合併し(株)アマダマシナリーへ、プレス加工機械とその自動化周辺装置、ばね成形機の開発・製造・販売・サービスを担当する(株)アマダオリイが(株)アマダプレスシステムへ、微細溶接機器の開発・製造・販売・サービスを担当する(株)アマダミヤチが(株)アマダウエルドテックへ社名を変更した。
ソディックがメルマガ配信サービスをスタート
ソディックはこのほどメールマガジン「Sodick E-Report」配信サービス を開始した。展示会開催の中止や延期が相次いでいる中、弊社製品(工作機械/産業機械)の最新情報を発信する。 同社では、「日頃のものづくりでのちょっとしたお悩みの際、「Sodick E-Report」をご活用いただき、微力ながらご支援させていただければ幸いです。」としている。
ダイベア 超高精度軸受「PRECILENCE®(プレシレンス)」の量産開始
ダイベアはこのほど、ジェイテクトグループのグローバル戦略の下、急速な環境変化と顧客のニーズの高度化に対応した高付加価値製品の開発を目指す中、ジェイテクトと共同で超高精度軸受「PRECILENCE®(プレシレンス)」を開発し、量産を開始した。
工作機械の高精度スピンドル用軸受には、精度と入手性の良さから、ドイツDIN規格の精度等級「P4S」が現在広く使用されているが、近年、工作機械精度の高度化に対応できる製品への需要の高まりを受け、ジェイテクトグループでは、精度・寿命そして静粛性などにおいて、従来品を上回る軸受の開発に取り組み、ダイベア和泉分工場において、DIN規格「P4S」と同等以上の軸受と、「最高精度」の回転性を実現する「P2」軸受の製造に成功した。
同社では、PRECILENCE®はPRECISION(精度)とSILENCE(静粛)を一つにした、超高精度軸受のブランド名で、今後シリーズで展開していく。
ダイベア 超高精度軸受専用工場 開所式開催
ジェイテクトグループのダイベアは、ジェイテクトグループ初の精密軸受専用工場を大阪府和泉市に建設し、4月10日に開所式を行った。
同工場は、超高性能軸受「PRECILENCE®(プレシレンス)」シリーズの生産を行うことで、卓越した精度及び性能が求められる新領域に参入していく。また、同敷地内にダイベアグループのミッドテックの工場も開設し、仕入先を統合することで、経営体質の強化を図る。
現在、SDGs(持続可能な開発目標)達成のため、全ての産業において変革が求められており、MaaS、CASE、5G、ロボティクス等への対応が急務であることを受け、ジェイテクトでは、これらの変革に対応するためにダイベアと共同で材料、熱処理、加工技術革新に取り組んだ結果、従来の軸受では達成不可能であった究極の回転精度、静粛性、高速性、低トルク性、長寿命を実現する製品の開発に成功した。
コマツ 新型コロナウィルスに関する影響
コマツグループは、4月16日に政府が緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大することを決定した事を踏まえ、全事業所において工場稼働に従事しない社員は原則在宅勤務とし、工場稼働に従事する社員は、感染防止対策(検温、公共交通機関不使用、ロッカーなどの密集場所回避)を行った上で出勤人数を限定して事業を行っている。また販売代理店においては、在宅勤務やシフト体制を強化した上で、顧客の必要とする商品・部品の供給とサービスを継続している。影響は以下の通り。■生産・販売への影響 従来、需要や為替の変動の影響を吸収するため、車体や部品のグローバルクロスソーシング、グローバル調達に取り組んでいる。代替調達や在庫の再配置により生産への影響は最小限になるよう努めており、また、下記以外の生産拠点については、各国政府の方針に従うとともに、感染防止対策を実施の上、通常稼働している。《各地域の主な生産拠点の状況》(2020年4月20日現在)(*オペレーション停止などの影響が出ている拠点) ●米州 ・コマツブラジル:生産停止(4月6日~4月21日) ●欧州・CIS ・コマツイタリア製造:生産停止(3月26日から5月3日) ・英国コマツ:生産停止(3月30日~5月31日) ・コマツドイツ 建機部門:生産再開(4月14日より再開済み) ・コマツフォレストAB:生産停止:(4月13日~5月1日) ・コマツロシア製造:生産開催(4月13日より再開済み) ●中国 ・中国内膳工場:生産再開済み ●アジア・オセアニア ・コマツインディア:生産停止(3月24日~5月3日) 各国政府による規制が発令されている地域においては、顧客の休業などの影響がでているが、一部の国において、建設・鉱山、農林業、物流などが、生活インフラを支える仕事(Essential business)として規制が緩和されはじめた。販売については日本、米州、欧州、アジア地域を中心に、販売代理店では在宅勤務による営業を継続していくとともに、顧客の商品・部品・サービスの継続的な供給のため、供給ルートの見直しやシフト体制等の対策を実施している。
日立建機 新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国・地域の生産拠点の状況
日立建機は新型コロナウイルス感染拡大に伴う日立建機グループの主な生産拠点の状況については以下の通り。(4月15日現在) ■日本 (土浦工場他計7拠点) 4工場で生産調整中(4月~5月) ■欧州(オランダ) 日立建機(ヨーロッパ) 4月より生産調整中 ■中国 日立建機(中国) 再稼働完了(2月18日稼働開始、3月12日再稼働完了) ■アジア・大洋州(インド) タタ日立コントラクションマシナリー 2工場で生産停止(3月25日~5月3日) ■アジア・大洋州(インドネシア) 日立建機インドネシア 従来通り稼働中 ■ロシア・中東・アフリカ(ロシア) 日立建機ユーラシア 再稼働完了(3月28日~4月7日生産停止、4月8日再稼働開始)
2020年3月分工作機械受注総額は774.5億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2020年3月分の受注実績は以下の通り。
2020年3月分工作機械受注総額は、774.5億円(前月比+0.3% 前年同月比△40.7%)となった。受注総額は、前月比微増も2か月連続の800億円割れ。3月は期末で増加するつきだが、新型コロナウイルスの影響で弱含み。
内需は342.5億円(前月比+7.0% 前年同月比△36.5%)で2カ月連続の300億円超。期末効果により前月比は増加するも、新型コロナウイルスの影響により伸びは小さく7年ぶりの低水準。
外需は432.0億円(前月比△4.5% 前年同月比△43.7%)で、3月の前月比減少は25年ぶりで、10年2カ月ぶりの450億円割れ。中国では前月比増加も、欧州、北米は新型コロナウイルスの影響で減少。
世界的に新型コロナウイルスの影響が本格化しつつあり、低水準の受注が継続。今後も国内外で影響が懸念され、動向を注視。
3月分内需
342.5億円(前月比+7.0% 前年同月比△36.5%)。
・2カ月連続の300億円超。3月の350億円割れは、2013年(336.0億円)以来7年ぶり。
・前月比2カ月連続増加。前年同月比16カ月連続減少。
・期末の増加が見られるも新型コロナウイルスの影響で全般的に弱含み。
(出所:日本工作機械工業会)
3月分外需
432.0億円(前月比△4.5% 前年同月比△43.7%)
・2010年1月(393.2億円)以来、10年2カ月ぶりの450憶円割れ。
・前月比3カ月連続減少。前年同月比18カ月連続減少。
・新型コロナウイルスの影響が欧米にも広がり、減少傾向が続く。
(出所:日本工作機械工業会)
KITAGAWA 次世代標準チャックBRシリーズ「交換バックアップキャンペーン」中! ~年間450時間の節約が可能に~
北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニーが、次世代標準チャックBRシリーズ「交換バックアップキャンペーン」を開催している。対象期間は2020年3月1日~同9月30日まで。同社既存チャック(対象形式:B-06/08/10、B-206/208/210)から次世代標準チャックBRシリーズへの交換をサポートしてくれる。なお、BRチャック取付け作業は無償対応。他社メーカーから取り替え、工作機械メーカーへの支給品チャックは対象外となる。
ボデーの角に丸みを持たせた特長ある外観の次世代標準チャック「BRシリーズ」は、段取り替え時におけるジョーの再形成が不要(Tナット-Plus使用時)であること。把握精度は0.01mmT.I.R.以下(BRのみ0.0015mm T.I.R.以下)で、これまでの標準チャックの常識を覆す把握精度で仕上げ加工にも使用することができる。また、ジョーの浮上がりを軽減しているので安定した加工品質が実現する。同社の「B-200」、「BB200」チャックとの取付け交換。既存のシリンダが使用可能なところも嬉しい。
また、オプションの特殊Tナット使用でさらに高精度が実現。ジョーを脱着しても再現精度が0.01mmT.I.R.以下(BR12のみ0.015mmT.I.R.以下)。ジョー取付け位置の再現性が非常に高いので取り外す前の状態を再現する。
最大のメリットは、段取り替え時におけるジョーの再成形が不要になることで、段取り替え時間が大幅に短縮されること。例えば1日3回の段取り替え、1回30分のジョー成形の場合、年間450時間=約135万円の節約になる。
ジョー交換時の再現精度が高いので、親子爪にする必要がない親子爪を一体型の設計で、高速回転で加工でき、面粗度工場やタクトタイム短縮に貢献する。また、同社製標準ソフトジョー(SJ型)が使用可能である。