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日立建機 整地作業向けにPATブレード3Dマシンコントロール仕様のミニショベルを発売

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 日立建機は本年7月より、小規模舗装工事の整地作業向けに、PATブレードの3Dマシンコントロール仕様のミニショベル「ZX40U-5B」の販売を開始する。この製品は、2018年に販売・レンタルを開始したミニショベル「PATブレード3Dマシンコントロール仕様機ZX35U-5B」の機能を継承しつつ、常時360度の全旋回動作が可能となり使い勝手を大幅に向上させている。

 市街地の駐車場や運動場、生活道路などの小規模な舗装工事における上層路盤の整地には、 PATブレード仕様のミニショベルやブルドーザ、モータグレーダなどの建設機械が用いられている。上層路盤の整地は、設計面に対して±10mm以内といった精度の高い施工が要求されるが、日本国内では熟練オペレータが減少傾向にあること、また、排出ガス規制をクリアし、かつ小規模な施工現場に適したブルドーザやモータグレーダが減少していることなどから、さらなる生産性向上が強く求められている。

 このような背景から、日立建機グループは、2018年にPATブレードの3Dマシンコントロール機能を開発してミニショベルZX35U-5Bに搭載したが、PATブレードに取り付けた装置と運転室のブレード制御用コントローラをケーブルで接続する必要があり、車体の旋回範囲が限られることが課題となっていた。
 
 今回リリースした「PATブレード3Dマシンコントロール仕様機ZX40U-5B」は、PATブレードに取り付けた装置と運転室のブレード制御用コントローラの接続方法を工夫することで、常時360度の旋回が可能になり、使い勝手を大幅に向上した。また、一般的なミニショベルと同様に整地作業前の路面掘削や土砂の積み込み、路盤材の敷き均しなどの作業にも活用できるため、施工現場に投入する機材の集約も可能となった。
 

DMG MORI SAILING TEAM 白石康次郎選手 「Vendée Globe2020-2021」アジア人初の完走

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ゴール時

 プロフェッショナル外洋セーリングチームDMG MORI SAILING TEAMのスキッパー白石康次郎選手が、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース「Vendée Globe2020-2021(ヴァンデ・グローブ)」において完走したこと伴い、ゴールから一夜明けた2月12日にフランスからオンライン会見を行った。

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スタート時​​​​​​

 白石選手は、前回2016年大会にアジア人初として本レースに出場し、2回目となる今回の大会では、94日21時間32分56秒、16位(33艇中)でゴールし、アジア人初の完走を成し遂げた。

 DMG MORI(社長=森雅彦氏)は、2018年10月に海洋冒険家の白石康次郎氏を迎え入れ、セーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」を発足させ、4年に一度開催されるヨットレース「Vendée Globe(ヴァンデ・グローブ)」への参戦、完走を目指し活動してきた。Vendée Globeは、世界一過酷なヨットレースとして欧州各地では高い認知度を誇っている。

 今回のレースに向け、チームは2019年、同社機で加工したパーツを搭載した、最新鋭のフォイル艇「DMG MORI Global One号(グローバル・ワン)」を建造し、2020年7月に行われた予選レースを完走したことで、念願のVendée Globe出場権を獲得、Vendée Globe2020-2021には33チームが出場しており、ほとんどが欧州出身、アジアからの出場は白石選手のみだった。

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衝撃が走ったメインセールの破損

 毎回出場者の内、およそ半数しか完走できないほど過酷なこのレースは、フランス西部の街レ・サーブル・ドロンヌから出港し、たった一人で、途中寄港や補給を一切せず、約80~100日間をかけて南半球を一周し、再びレ・サーブル・ドロンヌに帰ってくるレースです。

 白石選手はレースの序盤でメインセールを破損する大きなトラブルがあった。風の力を動力に変えるヨットにとって、メインセールの破損は車にとっての“エンジン”を失った状態と同じで、全く前に進めなくなる。すぐさま陸でサポートするチームと連絡を取りながら、揺れる船上で1週間程かけて自力で修理することができ、その後も小さなトラブルを何度も解消しながら船を進め、ゴールに至った。

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食事は缶詰バター

 白石選手は、「レース中ご声援をくださったスポンサー、サポーター、ファン、全ての方々に御礼申し上げます。私はセーリングをはじめて以来、このVendée Globeの完走を目標にこれまで約30年間取り組んできました。前回2016年大会で初めて出場してから、その思いはますます強くなり、この度ようやく目標を達成することができ、大変嬉しく思っています。Vendée Globeは、私の好奇心を満たしてくれるレースで、人生そのものです。師匠の多田雄幸氏も喜んでくれていると思います。私は2019年6月に大きな手術を受け、また、レース序盤にメインセールが破けてしまい、一時はどうなるかと思いましたが、陸から24時間体制で支えてくれた素晴らしいチームメンバーと、どんな時も私とチームを信じてくれた多くの関係者がいたからこそ、最後まで走り切ることができました。今後も〝明るく、元気に、前向きに〟活動を続けることで、世の中に明るいニュースを届け、アジアや日本ではまだあまり知られていない外洋セーリングの魅力も伝えていけたらと思っています。
本当にご支援、ご声援、ありがとうございました。」とコメントしている。

 チームオーナーの森社長は、「白石選手が無事に帰ってきてくれて本当に安心しました。今後4年間でチームとしてさらに大きく成長したいと考えています。引き続き、応援を宜しくお願いいたします。」と喜びを滲ませた。

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■DMG MORI SAILING TEAMレースリザルト
・スキッパー:白石 康次郎
・船   名:DMG MORI Global One(グローバル・ワン)
・順   位:16位/全33チーム(うち途中棄権8チーム)
・記   録:94日21時間32分56秒(2020年11月8日~2021年2月11日)
・総走行距離:29 067.67 nm(54,833km)
・平均速度  :12.76knot(23.63km/h)


 

2020年10月~12月期及び年間 ロボット統計受注・生産・出荷実績まとまる 日本ロボット工業会 

 日本ロボット工業会がまとめた2020年10月~12月期及び年間のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。

業況について

 2020年は、国内、輸出を問わず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けた1年となった。経済活動の停滞、投資意欲の減退により、産業全体で減少傾向となった。水面下では地政学的リスクもくすぶる不安定な状況の下、半導体関連など一部用途や、中国を中心とした一部仕向け地が需要を牽引し、年後半からは他用途、仕向け地でも下げ止まりの傾向がみられた。

 10~12月期に目を向けると、受注額は対前年同期比35.4%の増加、生産額は同7.8%の増加と、それぞれ前年同期を大きく上回った。受注額は四半期としては過去最高。国内向け出荷は依然勢いなく、主要業種、用途で減少し、5四半期連続の減少となった。輸出は、実装用が同用途向け輸出額の半数以上を占める中国向けを中心にアジア向けで堅調。溶接用は前年同期が低調だったこともあり対前年同期比で増加したが水準は依然低い。

 2020年年間としては、受注額が対前年比8.6%増・生産額は同1.4%増と、ともに前年を上回る結果となった。会員と非会員を含めた年間受注額は対前年比約4.7%増の8,500億円、生産額は前年並みの7,790億円を見込む。

 受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

 受注
【10~12月期】
 ・受注台数(台):59,824(前年同期比+24.0%)【3四半期ぶりの増加】
 ・受注額(億円):2,223(同+35.4%)【2四半期連続の増加】
【年間】
 ・受注台数(台):191,373(前年比+6.3%)【2年ぶりの増加】
 ・受注額(億円):7,255(同+8.6%)【2年ぶりの増加】

生産
【10~12月期】
 ・生産台数(台):48,661(前年同期比+10.1%)【2四半期ぶりの増加】
 ・生産額(億円):1,737(同+7.8%)【2四半期ぶりの増加】
【年間】
 ・生産台数(台):177,652(前年比+2.4%)【2年ぶりの増加】
 ・生産額(億円):6,587(同+1.4%)【2年ぶりの増加】

出荷
【10~12月期】
 ・総出荷台数(台):47,362(前年同期比+7.9%)【2四半期ぶりの増加】
 ・総出荷額(億円):1,693(同+5.5%)【2四半期ぶりの増加】
  -国内出荷台数(台):8,416(同▲16.9%)【7四半期連続の減少】
  -国内出荷額(億円):410(同▲13.6%)【5四半期連続の減少】
  -輸出台数(台):38,946(同+15.3%)【2四半期ぶりの増加】
  -輸出額(億円):1,283(同+13.6%)【2四半期ぶりの増加】
【年間】
 ・総出荷台数(台):179,074(前年比+1.9%)【2年ぶりの増加】
 ・総出荷額(億円):6,577(同▲0.7%)【2年連続の減少】
  -国内出荷台数(台):34,352(同▲22.8%)【2年連続の減少】
  -国内出荷額(億円):1,682(同▲17.6%)【7年ぶりの減少】
  -輸出台数(台):144,722(同+10.3%)【3年ぶりの増加】
  -輸出額(億円):4,895(同+6.9%)【2年ぶりの増加】

国内出荷内訳
【10~12月期】
■電気機械製造業 向け
 ・国内出荷台数(台):2,363(前年同期比 ▲【7四半期連続の減少】
 ・国内出荷額(億円):110(同 ▲ 【 5四半期連続の減少】
■自動車 製造業 向け
 ・国内出荷台数(台):2,836(前年同期比 ▲【5四半期連続の減少】
 ・国内出荷額(億円):136(同▲【5四半期連続の減少】
【年間】
■電気機械製造業向け
 ・国内出荷台数(台):9,341(前年比▲【2年連続の減少】
 ・国内出荷額(億円):451(同▲【2年連続の減少】
■自動車製造業向け
 ・国内出荷台数(台):11,595(前年比▲【7年ぶりの減少】
 ・国内出荷額(億円):558(同▲【7年ぶりの減少】

輸出内訳
【10~12月期】
■電子部品実装用
 ・輸出台数(台):4,257(前年同期比+45.1%)【4四半期連続の増加】
 ・輸出額(億円):582(同+22.1%)【4四半期連続の増加】
■溶接用
 ・輸出台数(台):7,361(前年同期比+26.9%)【2四半期ぶりの増加】
 ・輸出額(億円):150(同+26.8%)【2四半期ぶりの増加】
【年間】
■電子部品実装用
 ・輸出台数(台):14,466(前年比+25.9%)【2年ぶりの増加】
 ・輸出額(億円):2,164(同+13.7%)【2年ぶりの増加】
■溶接用
 ・輸出台数(台):26,847(前年比+2.6%)【3年ぶりの増加】
 ・輸出額(億円):575(同▲3.8%)【3年連続の減少】
 

日本建設機械工業会 2020年12月度建設機械出荷金額統計まとまる

 日本建設機械工業会がこのほどまとめた2020年12月の建設機械出荷金額は次のとおり。

 2020年12月の建設機械出荷金額の内需は8.8%増加の815億円、外需は8.7%増加の1,123億円となった。その結果、内需は3カ月連続の増加、外需は2カ月連続の増加となった。総合計では8.7%増加の1,937億円となり、2カ月連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ3.2%増加の105億円、油圧ショベル28.0%増加の262億円、ミニショベル52.8%増加の75億円、基礎機械23.5%増加の28億円の4機種と補給部品4.8%増加の106億円が増加し、内需全体では8.8%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ70.7%増加の119億円、油圧ショベル20.6%増加の457億円、ミニショベル39.6%増加の231億円、道路機械49.3%増加の19億円、基礎機械31.6%増加の4億円の5機種が増加した。

 地域別に見ると、オセアニアが5カ月連続の増加、欧州が3カ月連続の増加するなど、全9地域中6地域で増加し、外需全体では8.7%の増加となった。

 2020年暦年の建設機械出荷金額の総合計は、17.7%減少の2兆1,659億円で2年連続の減少となった。

 内需について機種別に見ると、油圧ショベル6.3%増加の2,996億円、ミニショベル3.8%増加の887億円、道路機械10.8%増加の414億円と補給部品2.3%増加の1,252億円が増加したものの、他6機種が減少し、内需全体では2.4%減少の9,955億円となった。その結果、内需は2年振りの減少となった。

 外需について機種別に見ると、基礎機械8.0%増加の50億円が増加したものの、他8機種と補給部品が減少し、外需全体では27.4%の減少の1兆1,704億円となった。その結果、外需は2年連続の減少となった。
 

OKK 自動化・省力化システムで生産効率UP! ~多品種少量生産を手軽に~

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パッケージ化したロボットシステムは既設のマシンにも簡単に設置ができる

 OKKが「使いやすい」、「わかりやすい」、「導入しやすい」をテーマに自動化・省力化システム提案している。新規設備にとらわれず、既設の設備であっても省力化、自動化機器を後付け可能な追加オプションで、より手軽で効果的なシステム導入ができる。同社の新提案の注目点を掲載する。

簡単ロボットシステム『CRASYS』で生産効率25%UP!

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優れた作業性

 『CRASYS』(Creative Robotics Application System)は、多品種少々生産に適した手軽に導入できるロボットシステム。簡単操作で優れた作業性も魅力だ。昼休みや終業後にオペレータが機械から離れたあと、ロボットが変わって生産を継続し機械の稼働効率向上を目的としたこのシステムは、既存の機械に簡単に設置でき、簡単な操作で手軽な省力化をサポートしてくれるもの。例えば、1日8時間、通常稼働し、昼休みを1時間、終業後1時間ロボットを稼働させた場合、生産効率は25%向上する。また、レーザスキャナにより安全を確保しているため、安全カバーを本システムの右側面に設置する必要がなくなった。ロボットの専有の面積は機械前面の約30%、パレットクランプ装置のテーブル上の占有もテーブル全幅の約20%という省力化を実現している。

 しかも専用パレット搬送システムとすることでティーチングが不要。NC画面から直接Gコード制御ができるうえ、ワーク変更時も即座に対応してくれる。さらに魅力的な点は、従来のロボット導入に欠かせなかった〝SI関連費用〟を大幅に削減し、低コストを実現したことだ。

手動パレット交換装置も! 自動化に貢献する機能が豊富!

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 手動パレット装置は、段取り作業を機械加工工程から切り離し、機械停止時間を削減、生産効率を向上することを狙いとしたシステム。手動パレット交換装置は、パレット段取り台を機外に設置し、外段取りを可能とすることで省力化、効率化を図る。安価で後付けが可能であり、パレット枚数、段取り台も自由にレイアウトが可能。現在使用している機械のままで生産性が向上するうえ、省スペースで設置場所を選ばない点も嬉しい。搬送台車を用いない自由な運用も可能だ。同社によると、外段取り化で生産効率を20%も向上するという。 

 他にも、外段取りでの非加工時間の短縮や連続自動運転によりオペレータ1人での複数台機械の管理が可能になる『2APC』、横型ダイレクトターンには各種『多連APC』も用意し、多連マガジンへの拡張も豊富な仕様を準備している。

 また、同社では、大容量のパレットストッカーとパレット搬送装置に用途に応じたマシニングセンタを複数台組み合わせるフル自動化システム『FMS』も提案し、生産負荷に合わせた設置後の増減設にも対応している。自動連続加工では、品質の安定と時間当たりの生産性の向上の両立が求められるが、同社では専用ワークローダーやロボットシステムを工作機械と連携する自動ワーク交換装置『AWC』も用意している。この仕様は打ち合わせで決定する。

 作業者の負担を軽減する点にも注目したい。同社では、手作業で主軸に装着が困難な重量工具の着脱を簡単にする『工具着脱サポート装置』を提案している。主軸位置が遠いと重量工具を直接取り付けるのは難しいが、テーブル上に設置したサポート装置ならより簡単に重量工具が取り付けられることから、同社では、テーブル上から主軸にアクセスできる工具置台に着目、作業者はテーブル上に工具をセットするだけで、軸移動動作により自動で工具交換を行ってくれるので手間がかからない。

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 加工の自動化では、クーラントをどうするか――も重要だ。同社ではM信号によって簡単にノズル角度が変更できるという、プログラム可能なクーラントノズルを有している。加工点へより効果的なクーラント供給を行うことで、副産物として工具寿命が伸びる効果も期待できる。また、各種ワークに対応した自動化治具対応も可能。ロボットしてステムでのワークハンドリングとの連携にも有効だ。これも仕様は打ち合わせで決定するとのこと。

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 加工ワークと工具測定を機械が自動で行う『タッチセンサシステムT1』、自動運転中にマガジン内での工具折損検出が可能な『マガジン内工具折損検出装置』、工具異常を検知すると機械が自動で加工を中断し、ワーク、予備工具を自動で交換して無人加工を続ける『自動再開機能』、大容量の加工プログラムを高速転送できる『ネットをワーク機能』など自動化を支える豊富な機能も有しており、加工現場に信頼性をもたらせてくれる。

 同社では、「工場内の各機械の加工実績を手軽に管理したい。」というユーザーニーズに応えて〝OKKのIoT〟として『Net Monitor』を推奨している。これは〝つなげる〟、〝見える化〟、〝データ活用〟をサポートするシステムで、〝手軽に導入〟できることが大きな特長だ。クラウドサービスとも連携しているので、例えばスマホからでも機械の状況や加工の進捗状況なども確認できるうえ、リモート操作スイッチ機能も搭載しているので、外出先でも自宅でも、いつでもどこでも場所を選ばす機械の状態が確認できるメリットがある。

↓OKKの自動化・省力化をさらに詳しく↓

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タンガロイ 「TungBoreMini」(タング・ボア・ミニ)内径加工用バイトの拡充! ~低抵抗で優れた切りくず排出性を実現~

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 タンガロイは、TungBoreMiniシリーズのXOMU形インサートを使用した内径加工用バイトを拡充し、2021年2月3日より販売を開始する。

 「TungBoreMini」は、穴あけ加工から、外径・内径旋削加工までを一本で対応できるように開発した複合工具。このTungBoreMiniシリーズのXOMU形インサートは、様々な加工に対応できるよう、従来品(ISOポジインサート用内径バイト)と比較して、大きなインクリネーションを切れ刃に持たせた低抵抗な仕様になっている。今回、このXOMU形インサートを利用できる内径加工用バイトをTungBoreMiniシリーズに拡充した。

 特長は、新しい内径バイトに、インサート側面とホルダの結合部に同社独自のダブテール(くさび)形状を採用したことで、従来品よりも高剛性なクランプを実現し、安定した内径加工が可能になったこと。また、切りくず排出ポケットを大きく設計したことで、従来品よりも優れた切りくず排出性を実現する。加えて、インサート締め付けねじを斜めに締め付ける機構を取り入れたことで、ねじの有効長さを長くしインサート保持をより強固にしている。

 今回は、最小加工径φ10mm、φ14mmのホルダを設定。各々に鋼シャンクと超硬シャンクを準備しているので、加工深さに合わせて最適な工具を選択できる。

 ■主な形番・標準価格
 ・A08H-SXUOR05-D100:14,000円
 ・A12M-SXUOR07-D140:14,000円
 ・E08K-SXUOR05-D100:34,500円
 ・E12Q-SXUOR07-D140:43,700円

(いずれも税抜価格)
 

【関連動画あり】MOLDINOが「超硬ねじ切りカッタシリーズ」ロングネックタイプ追加発売

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 MOLDINOがこのほど、「超硬ねじ切りカッタシリーズ」にロングネックタイプを追加し、発売した。

 同社の超硬超硬ねじ切りカッタシリーズは2010年の発売以降、主要なねじ規格を追加することで順調に販売を拡大してきたが、使用ユーザーの裾野が広がる中で、市場よりロングネックタイプ追加の要望への高まりを受け、今回の発売に至った。従来の首下長では干渉が発生する加工(壁際の加工など)、従来では切りくずの排出性に難のある加工(穴奥の加工など)に威力を発揮する。

特長とメリット

 (1) 良好な切り屑排出性で折れ込みのリスクを低減し、美しい加工面が得られる。
 (2) 高硬度鋼のねじ切り加工を実現し、NCによる自動化に貢献する。
 (3) EDT形は1本で穴あけとねじ切りを同時に加工できる。

■仕様 
 エポックスレッドミル ET形
 ・メートルねじ用 首下3Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
 ・メートルねじ用 首下3.5Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
 エポックDスレッドミル EDT形
 ・メートルねじ用 首下3Dタイプ(M3~M16 8アイテム)
 ・メートルねじ用 首下3.5Dタイプ(M3~M16 8アイテム)

■価格
 ・ET形(首下長3D・3.5Dタイプ):¥10,120~¥22,990
 ・EDT形(首下長3D・3.5Dタイプ):¥11,120~¥25,220
(消費税別)
 

〈MOLDINO Tool Engineering YouTubeチャンネルはこちら↓〉

☆高硬度鋼の穴あけ+ねじ切り同時加工 by EDT-TH

☆高硬度鋼のねじ切り加工 by ET-PN

岡本工作機械製作所 超精密ベッド平面研削盤「UDG NC Li」シリーズ発売開始! 超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズも新ラインナップ!

 岡本工作機械製作所が続々とリニアモータ駆動方式&可変静圧スライドの新マシンを市場投入している。新たに投入したのは、クロスレール昇降式CNC超精密ベッド平面研削盤「UDG-NCLi」シリーズと、CNC超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズにチャックサイズ前後1000mmの2010・3010・4010サイズを新たにラインナップ。

超精密ベッド平面 研削盤「UDG-NC Li」シリーズ

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 このマシンは近年高まる自動化・超精密・機上測定・クラウニング研削等のニーズにすべて対応するために同社が設計から新たに開発したもので、駆動方式には高精度の位置決めと高速送りを実現するテーブルリニアモータを採用している。摺動面には市場最高級の面品位を実現する可変静圧スライドを採用し、〝究極の平面加工〟を実現する。また、新たに開発した静圧といし軸と旋回といし軸の2頭をクロスレールに搭載することで工作機械部品等の平面・顎下加工を1サイクルで行うことが可能だ。

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 また、といし交換のオプションとしてATC(Auto Tool Changer)による自動といし交換装置とフルオートといしバランス装置を用意。加工工程に最適なといしを自動交換、といしバランス取りまで行う。機上測定のオプションにも対応をしており、従来では測定が難しい大型加工物を1サイクル内で測定&補正研削を行うことで大型加工の自動化と高精度化をサポートする。

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超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズ

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 益々加工物の大型化が進む市場ニーズを受け、CNC超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズに、新たにチャックサイズ前後1000mmの2010・3010・4010サイズをラインナップ。このシリーズは業界最高峰の大型平面研削盤をコンセプトに2011年から販売を開始し、同サイズの市場を門形構造の研削盤でいち早くから市場開拓したこともあり、高いシェアを獲得しており、好評を博している。近年大型化が更に高まるモータコア金型や半導体製造装置部品のニーズに対応する最新の超精密門形研削盤だ。

 同シリーズの駆動には高精度の位置決めと高速送りを実現するテーブルリニアモータ方式を採用。市場最高級の面品位を実現する可変静圧スライドとの組合せで〝究極の平面加工〟を実現する。といし軸には新たに開発した静圧スピンドルによって、〝業界最高峰の回転精度〟を実現した。また新設計のスライドカバー(OP)や油圧タンクを含めた専有面積のコンパクト化により、さらに使いやすい門形研削盤となった。

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 さらに、超精密の位置決め精度研削盤と高精度機上測定装置 OP の組み合わせで、大型研削の全自動研削サイクル実現。最新アプリケーション『全自動平面研削システム MAP研削ソフトウェア』によって、オペレーターは加工物をテーブル上に搭載し、サイクルスタートを押すだけで機上の加工物がMAP化され、最短・最適経路での自動高能率研削が開始される。

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 新たに開発された 3 次元計測ソフトウェア『OKAMOTO NCゲージ』ではテーブル上での3次元計測も行うことが可能となり、研削盤によるさらなる生産現場の工程短縮を実現可能とした。

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DMG MORI  全世界でカーボンニュートラル達成を目指す

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 DMG MORIがこのほど、本年、全世界でカーボンニュートラルな事業活動の達成を目指すと発表した。

 同社は、欧州を拠点とするDMG MORI AGにて、自組織の事業活動にともなうCO2排出量に対し、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトへの出資によりオフセットすることで、2020年にカーボンニュートラルを達成しているが、2021年には欧州に加え日本を含む全世界において、また、自組織の事業活動に加えて部品の調達におけるCO2排出量に対してもカーボンニュートラルの達成を目指す。これにより、調達から出荷までの全工程でカーボンニュートラルに生産された商品を顧客に届けることができる。

 2021年1月から出荷する全世界の同社機へ「GREENMACHINE(グリーンマシーン)」マークの表示を開始する。CO2排出量削減に対しても同社はこれまで太陽光発電設備の導入や各拠点における照明の低消費電力・長寿命LEDへの取り換え、先進的な暖房・換気・冷房システムの採用などあらゆる面で取り組んできたが、東京グローバルヘッドクォータでは、2020年4月よりCO2排出量ゼロの電力供給を開始しており、今後さらに国内の他拠点への導入を拡大していく。また、2021年秋頃には、同社伊賀事業所構内にCO2排出量ゼロの木質バイオマス熱電供給システムの設置を予定している。

 同社では、事業活動における取り組みに加え、サプライチェーン全体でのCO2排出量抑制も推進しているが、これまでに専用のCELOSアプリケーションやLEDライトなどの消費電力を抑えた部品、ブレーキエネルギー回生、ユニットのインテリジェント制御などを通して、長年にわたって工作機械のエネルギー効率を最適化し、CO2排出量を抑える取り組みを実施してきた。今後も同社商品の運用時のエネルギー効率を継続的に改善することで、顧客の施設においても最先端なエネルギー効率を実現できるようサポートしていくとしている。

 また、同社商品により風力・水力発電装置や燃料電池、e-モビリティ向けなど革新性の高いグリーンテクノロジー関連の部品を加工される世界中の顧客をサポートすることで、加工技術やノウハウを蓄積し、グリーンテクノロジーのさらなる開発に寄与していく方針。


 

「Grinding Technology Japan 2021」パネルディスカッションのパネラーが決定! ~徹底した感染症対策のもとで開催へ~

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 切削工具製造と研削加工技術に特化した展示会、「第2回Grinding Technology Japan 2021」(主催:日本工業出版(株)/フジサンケイビジネスアイ)(http://grind-tech.jp/)が、3月2日(火)から4日(木)までの3日間、110社・団体・研究室、268小間の規模で幕張メッセ・展示ホール4において開催される。(2021年1月26日現在)

 2回目を迎えるこの展示会は、各出展者による製品、技術の展示に加え、各種講演会、実演会など併催行事も実施され、豊富なイベントも魅力となっている。

 展示会開幕に合わせ3月2日(火)の午前には、会議棟において、『研削盤はどこに向かうのか』と題したパネルディスカッションが開かれる。工作機械・研削盤研究の第一人者である日本工業大学工業博物館館長、上智大学名誉教授、MAMTEC代表の清水伸二氏が司会を務め、センタレス研削盤、円筒研削盤、平面研削盤、工具研削盤の国内メーカー4社よりパネラーを招き、研削盤・技術の現状、および将来動向を展望する。

 パネラーは、光洋機械工業(株)・山田裕久氏、(株)ジェイテクト・納谷敏明氏、(株)ナガセインテグレックス・新藤良太氏、牧野フライス精機(株)・安西貞司氏。

 また3月3日(水)には、「特別協力団体」である砥粒加工学会主催の先進テクノフェア(ATF2021)が会場内で開催される。ここでは、砥粒加工学会独自の講演会が行われるほか、砥粒加工学会所属の研究者による研究室展示、また学会所属の学生による卒業研究のポスター展が会期中開催され、一般来場者と研究者の交流が期待されている。

 一方、「特別協賛団体」である「切削フォーラム21」は、同じく3月3日(水)に、シンポジウム「研ぎサミット――刃物に魅せられた人たち――」を開催する。ここには、切削フォーラム21のほか、日本包丁研ぎ協会、全国機械用刃物研磨工業協同組合の代表者が集合し、“研ぎ”について語り合うほか、「鉋の薄削り及び包丁研ぎの実演」も実施される。

 会期中特設ステージでは、主催者企画による「レンズ研磨実演」も行われる。ここでは、形状精度5nm RMS、表面粗さ1nm RMSという高精度のレンズ加工を、目の当たりにすることができる。

 そのほか、前回同様、各種講演会、「切削工具の再研削実演会」、「研削コンシェルジュ」も予定されている。

 今回の展示会は、新型コロナウイルスが終息していない状態での開催となる可能性が高いが、この点に関し主催者は、日本展示会協会が定める規定に基づき、「出展者、来場者の安全を第一に、徹底した感染症対策を行い、開催する」とコメントしている。