ニュース
ヒノデホールディングス 新しい体熱膨張鋳鉄「ヒノGDインバー®」を開発
ヒノデホールディングスは、⻑年培ってきた鋳物の材料開発技術を活かし、このほど温度変化による寸法変化を抑えた低熱膨張の鋳鉄材料「ヒノGDインバー®」シリーズを開発した。
高剛性の球状⿊鉛鋳鉄(FCD)系「ED2」(α=1.0〜2.0ppm/℃)、鋳造性を高めたFCD 系の「ED3」(α=2.5〜3.5ppm/℃)、高減衰・高被削性の⽚状⿊鉛鋳鉄(FC)系の「EG3」(α=2.5〜3.5ppm/℃)の3種類を用意している。
公共土木分野で培った生型自動造型ラインによる低コストでの多品種少量生産、安定した供給能⼒で、設備投資が拡⼤基調にある半導体製造装置や⼯作機械等の分野の下⽀えを⾏っていく。
日立建機 土浦工場に国内最大級の電波暗室を新設

日立建機は、このほど土浦工場(茨城県土浦市)敷地内に、建設機械における電磁波の影響を試験する「車体EMC試験用電波暗室」(以下電波暗室)を新設すると発表した。2021年8月末に竣工し、2021年11月初旬より稼働開始を予定している。建設機械にも対応可能な電波暗室としては国内最大級。
これまで、建設機械と他の電子機器が相互に電磁波の影響を与えるかどうかを確認する試験は浦幌試験場(北海道十勝郡浦幌町)の屋外や社外の施設で行っていた。今後は、油圧ショベルなどの開発・生産拠点である土浦工場で実施できるようになる。また、屋内での試験となるため、天候や気象条件に左右されずに安定した環境下でEMC試験が可能になる。これにより、近年需要が高まっている建設機械の自動化・自律化・電動化のほか、安全装置の搭載やICT施工への対応など、製品開発スピードを加速させていく。
コマツ 自動走行ダンプトラック実現を目指し、米国アグ・ジャンクション社との共同実証実験を開始
コマツは、このほど米国アグ・ジャンクション社と、建設現場向けに複数台のダンプトラックの自動走行を実現するための共同実証実験(PoC)を開始した。デジタルトランスフォーメーション・スマートコンストラクション(以下DXスマートコンストラクション)を活用し、現場で稼働するダンプトラック周囲の様々な作業工程の情報を組み合わせることで、状況に応じた柔軟な複数台のダンプトラックの自動走行を実現し、2022~2023年の日本市場導入を目指す。
建設現場は、工事の進捗に伴い可変性が高く、土砂の積込場と排土場の位置やダンプトラックの走路が頻繁に変更するうえ、現場作業員の往来や機材の搬出入、他の建設機械などを避けて走行する必要がある。このような現場への自動走行ダンプトラック導入を実現するため、アグ・ジャンクション社の技術である障害物の検知と回避が実現可能な汎用自動化キットと、コマツが開発する自動化対応ダンプトラックを組み合わせるとともに、DXスマートコンストラクションの位置情報や施工計画にあわせた運行指示を行う技術を活用することで、さらに高度に周囲環境を認識および共有し、状況に応じた柔軟な車両制御により、建設現場の積込場と排土場を行き来する複数台のダンプトラックの自動走行を可能にする。また、最適な配車・走行ルートを制御することにより、燃費改善およびCO2削減が見込まれる。
2021年6月分工作機械受注総額は1,320.8億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2021年6月分の受注実績は以下の通り。
2021年6月分工作機械受注総額は、1,320.8億円(前月比+6.6% 前年同月比+96.6%)となった。受注総額は、2019年3月(1,306.6億円)以来、27カ月ぶりの1,300億円超。1,000億円超は5カ月連続で6月は内需も回復基調が強まる。
内需は446.6億円(前月比+34.4% 前年同月比+91.1%)で、6月はこれまでの回復基調に加え、補助金採択分の受注などもあり、2019年9月(460.7億円)以来、21カ月ぶりの440億円超。
外需は874.3億円(前月比△3.6% 前年同月比+99.5%)で、2カ月ぶりに900億円を下回るも。4カ月連続の850億円超と高水準持続。中国が前月比減少するも、欧州、北米が増加し、回復持続。
全地域的に回復が進んでおり、今後のさらなる回復に期待する一方、感染拡大状況について引き続き注視。
6月分内需
446.6億円(前月比+34.4% 前年同月比+91.1%)。
・3カ月ぶりの400億円超。440億円超は2019年9月(460.7億円)以来、21カ月ぶり。
・前月比3カ月ぶり増加、前年同月比4カ月連続増加。
・緩やかな回復傾向に、事業再構築補助金等の採択案件が上乗せされ、前月比大幅増加。
(出所:日本工作機械工業会)
6月分外需
874.3億円(前月比△3.6% 前年同月比+99.5%)
・2カ月ぶりの900億円割れも、4カ月連続の850億円超。
・前月比5カ月ぶり減少、前年同月比8カ月連続増加。
・主要3極では、アジアが前月比減少も、欧州、北米は増加し、高水準の受注が継続。
(出所:日本工作機械工業会)
2021年5月度建設機械出荷金額統計まとまる 日本建設機械工業会
日本建設機械工業会がこのほどまとめた2021年5月度建設機械出荷金額は以下の通り。
5月の建設機械出荷金額は、内需は10.9%増加の655億円、外需は90.2%増加の1,396億円となった。その結果、内需は5カ月ぶりの増加、外需は7カ月連続の増加となった。総合計では54.8%増加の2,050億円となり、7カ月連続の増加となった。
内需について機種別にみると、トラクタ30.7%増加の70億円、油圧ショベル23.1%増加の201億円、ミニショベル11.8%増加の56億円、道路機械20.0%増加の31億円、油圧ブレーカ・圧砕機15.6%増加の14億円の5機種と補給部品9.4%増加の97億円が増加し、内需全体では10.9%の増加となった。
外需について機種別にみると、トラクタ49.4%増加の150億円、油圧ショベル110.7%増加の599億円、ミニショベル81.3%増加の220億円、建設用クレーン24.4%増加の61億円、道路機械39.4%増加の19億円、基礎機械1.5%増加の3億円、油圧ブレーカ・圧砕機56.4%増加の7億円、その他建設機械68.1%増加の186億円の8機種と補給部品220.0%増加の151億円が増加した。地域別にみると、オセアニアが10カ月連続の増加、欧州が8カ月連続で増加、北米が5カ月連続で増加するなど8地域で増加し、外需全体では90.2%の増加となった。
MOLDINO 穴加工用工具「超硬OH ノンステップボーラーシリーズ」 超深穴加工40~50D タイプを追加

MOLDINOがこのほど、穴加工用工具「超硬OH ノンステップボーラーシリーズ」に、穴深さ(L)が直径(D)の40~50 倍に対応した超深穴加工40~50D タイプを追加し発売した。ダイカストおよびプラスチック金型の30<L/D の冷却穴/ヒーター穴加工や、その他部品等、30<L/D の深穴加工に威力を発揮する。
同社では、40~50Dタイプ追加にあたり、「ダイカストやプラスチック金型には穴深さが直径の30 倍を超える(30<L/D)深い冷却穴、ヒーター穴があり、このような超深穴は、主にガンドリルやハイスドリルが使用されているが、低寿命かつ低能率であることが課題です。一方、超硬ドリルは、交差穴における欠損・折損のトラブルが発生し易いため、トラブルが少ない浅穴にご使用になられていることが多い。これら課題の解決を目指し、今回、超硬OH ノンステップボーラーの40D・50D タイプを開発した。」と述べている。
〈特長〉
1.L/D=50 までの超深穴をノンステップで加工可能。
2.高強度の外周コーナ形状を採用し、交差穴・通り穴加工時の欠損を抑制する。
3.高剛性の心厚、切りくず排出性の良い溝形状を採用し、深穴加工における折損を抑制
する。
4.これらの特徴により社内の切削試験において、従来のガンドリルに比べて3 倍の加工能率、10 倍以上の寿命を達成した。
■仕様
・40WHNSB-TH(L/D=40):Φ2.5~Φ10 8アイテム
・50WHNSB-TH(L/D=50):Φ2.5~Φ8 6アイテム
ダイジェット工業 超硬コーティングドリル 「ストライクドリル」を新発売

ダイジェット工業がこのほど、EZ シリーズの新製品となる超硬コーティングソリッドドリル「ストライクドリル」(EZN 形)をリリースした。
この製品は、穴あけ加工における高能率、高精度の要求に応え、E Zシリーズの新製品となる「ストライクドリル」(EZN 形)を新たに開発したもの。幅広い被削材に対応し、長寿命、高能率、高精度な穴あけ加工が実現できる。炭素鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄ステンレス鋼等の穴あけ加工に威力を発揮する。
〈特長〉
①求心性と切削抵抗低減を可能とした新シンニング形状の開発により、工作物への食い付き時から、加工穴底部まで安定した切りくずが排出され、正確な位置に、拡大代の少ない 高精度な穴あけ加工を可能とした。
②剛性とバニシング作用を持たせた新マージン形状により、加工時の摩擦抵抗の抑制と 切削抵抗を低減させ、穴の表面粗さとドリル寿命を向上できる。EZN5D 形はダブルマージン形状とし、深穴加工時の直進性向上で、精度の高い穴加工を可能とした。
③耐溶着性、低摩擦係数に優れた平滑処理技術で、切りくずの溶着や切りくず排出性を向上させ、バリや切りくず詰まりによる折損を抑制できる。
④微粒子系超硬合金と耐熱性・耐酸化性に優れた独自のコーティング被膜「バリューコート」を採用、一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼などの難削材まで幅広い被削材に対応し、高速加工で高精度・ 長寿命が実現できる。
■サイズと価格
●形番
・EZN2D 形 (2Dタイプ、クーラント穴なし、有効加工深さ:2×D c)
・EZN4 D 形(4Dタイプ、クーラント穴なし、有効加工深さ:4 × Dc
・EZN3D 形(3Dタイプ、クーラント穴付き、有効加工深さ:3 × Dc)
・E ZN5D 形(5Dタイプ、クーラント穴付き、有効加工深さ:5× Dc)
●サイズ
・EZN 2D 形:φ1~φ14
・EZN 4D 形:φ3~φ14
・EZN 3D・5D形 :φ 3 ~φ 16
●標準価格
・4,190円~28,400円(税抜き)
■発売開始日
・EZN2D、3D、4D 形:2021年7月1日発売
・EZN5D 形: 2021年8月2日発売
牧野フライス製作所 5軸制御マシニングセンタ「T1(旋削仕様)」の販売を開始

牧野フライス製作所が、このほど5軸制御横マシニングセンタ「T1(旋削仕様)の販売を開始した。幅広い産業で利用されているT1にさらなる機能を追加し、活況な半導体装置産業へマシニング工程と旋削加工工程の統合により生産性の向上を提供する。
旋削仕様は、T1の高い加工能力を維持したまま、旋削加工を行える(標準仕様時の80%~45%)うえ、ワークサイズ、工具制限などについても標準機から変わらない(主軸及びA軸中心間の距離、最大工具長が50mm異なる)。旋削加工加工用のNC機能を搭載している。
主な機械仕様

出荷開始時期は2022年2月より、年20台の販売を見込んでいる。
■価格(消費税別)
国内定価 : 35,000,000円
(T1機 国内定価):118,400,000円
DMG森精機 エネルギー産業用高圧鋼管の加工に最適「NLX 6000 | 1000」旋削仕様を開発

DMG森精機がこのほど、エネルギー産業用高圧鋼管の加工に最適な大型精密ターニングセンタ「NLX 6000 | 1000」(心間1000)に新しく旋削仕様を開発し、販売を開始した。
「NLX 6000|1000」は、好評のSL-600シリーズの後継機種で、2019年にミーリング仕様とY軸仕様を発売して以来、建設機械部品や原油掘削部品、航空機エンジン部品、半導体関連部品など、大型部品を加工される世界中の顧客に活用されているが、今回、エネルギー産業用高圧鋼管など、ミーリング加工を必要としないワークの重切削加工に関する顧客からの要望を受けて、旋削仕様を開発した。
今回の開発では、これまでの機械構造を見直し、機械剛性や切りくず排出性などを向上させることで、長時間にわたる難削材の重切削加工を可能とする高剛性構造や、ねじ切り加工、自動化対応など、エネルギー産業用高圧鋼管加工に最適な機構を備え、より多くの顧客に活用しやすくなっている。
また、従来機であるSL-600シリーズを「NLX 6000|1000」に買い替えする場合にも、現有の資産を有効活用できる。例えば、機械設置面から主軸中心までの高さを同じ設計にしているため、利用しているパイプ材供給装置を兼用できる。さらに、SL-600シリーズの旋削用工具ホルダをそのまま活用することが可能だ。
同社では2021年、部品調達から商品出荷までの工程において、全世界の生産拠点でCO2排出量実質ゼロを実現している。実際のCO2排出量削減に取り組む一方で、自社の活動により削減できないCO2排出量に関して、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトに出資することでオフセットしている。「NLX 6000|1000」にもカーボンニュートラルな体制で生産された商品を表す「GREEN MACHINE」マークが付いている。待機時の消費電力の削減や加工性能の向上による加工時間の短縮など、エネルギー消費量の削減を実現し、顧客の環境対策にも配慮している。
主な特長
(1)高剛性
・FEM解析によるねじり剛性のシミュレーションを行うことで、難削材の重切削加工を支える強固な構造体を実現し、超重量級のワークをパワフルに加工。
・X・Z軸にすべり案内を採用し、振動減衰性と動剛性を向上。
・Z軸は従来機比約1.5倍の摺動面断面積。
(2)大径主軸
・ベルトレス駆動の大径主軸を搭載。
+ モータの力を直接ギヤに伝達することで加工能力を向上させ、切削除去量は約1.5倍を実現。
・定期的なベルトのメンテナンスや交換が不要となり、メンテナンス性が向上。
・高出力(45 kW)、高トルク(12,000 N・m)によりパワフルな重切削加工を実現(オプションで高出力仕様(75 kW)も選択可能)。
(3)エネルギー産業用高圧鋼管の加工に最適な加工方法
・エネルギー産業用高圧鋼管の加工に特化した加工オプションを選択可能。
+ 可変速度ねじ切り :ねじ切り中の主軸オーバライドを任意で変更。
+ 再ねじ切り :ねじ加工が完了したワークの再ねじ加工。
+ キー溝ブローチング :スロッティング工具を使用した内径・外径キー溝加工。
+ チップブレーキング:主軸回転に同期して送り方向に工具を振動させ、切りくずを分断。(2021年中にリリース予定)
(4)自動化
・ロボットやパイプフィーダなどさまざまな自動化に対応。
●ロボットによる自動化事例 ↓
https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=5773
●パイプフィーダによる自動化事例↓
https://www.dmgmori.co.jp/movie_library/movie/id=5772
(5)省エネルギー
・カーボンニュートラルな体制で生産されたGREEN MACHINE。
・独自の省エネ機能GREENmodeを搭載。
+ GREENモニタリング:CELOSの操作盤画面で消費電力量やCO2排出量を見える化。
+ GREENデバイス :高輝度のLED照明やインバータ搭載の油圧ポンプを採用。
+ GREENアイドリングストップ :機械停止時にサーボモータ、主軸、クーラントポンプなどの動力を遮断。一定時間、機械操作が無い場合に操作盤の画面を自動オフ。
+ GREENコントロール :標準Mコードのクイック化、インバータを用いたクーラント吐出量制御。
価格は41,200,000円から。
サンドビック CoroPlus®マシニングインサイトを導入

サンドビック・コロマントは、このほど機械や工具の稼働率、機械の停止原因やアラーム情報にリアルタイムにアクセスし視覚化する「CoroPlus®マシニングインサイト」を日本市場で導入した。
「CoroPlus®マシニングインサイト」は、同社が提供するデジタルソリューションCoroPlus®のシリーズに属する製品。従来手作業で行っていた機械の稼働状態、停止の時間やその原因、ワーク加工数、アラームの発生状況などのデータ収集をデジタルで一元化することにより、リアルタイムで機械のさまざまな情報をタブレットやパソコンなどで確認できるようになる。これにより、ダウンタイムを大幅に低減し生産プロセスを最適化することが可能になった。
工作機械などの設備をネットワークに接続し、暗号化されたインターネット通信経由でマシニングインサイトのウェブサイトにデータを送ることにより、手元のタブレットやパソコンでデータを閲覧・確認する仕組み。
「CoroPlus®マシニングインサイト」にはさまざまなダッシュボード(情報の一覧画面)やレポートが集約されており、代表的な物では機械の稼働状態が一目で確認できる「機械稼働率ダッシュボード」画面や、ワークに関する情報を確認できる「パートアナリシス(ワーク分析)」画面、工具の使用状況が確認できる「ツールインスタンス」画面などがある。
利用できる機能やレポートの内容別に3種類のパッケージがあり、顧客のニーズに応じて選択が可能である。