年別アーカイブ 2017年
無造作淑女
細かいところもお洒落なマザック!
先日、マザックさんの美濃加茂ワールドテクノロジーセンタで、次世代のレーザ技術を採用した「OPTIPREX 3015 DDL」の新製品発表会がありました。
DDLを採用した切断加工機では初の量産化に成功した、という話題性たっぷりのマシンです。
この詳細は、後日、製造現場ドットコムにて掲載するのでお楽しみに(●∀●)☆
やっぱりマザックさんだ。
マシンの状態を示す表示灯すらお洒落で色気があります♡
【お知らせ】アマダホールディングスが「CeBIT2017」国際情報通信技術見本市に出展 ~アマダのインダストリー4.0『V-factory』を紹介~
アマダホールディングスが3月20日(月)~24 日(金)まで、ドイツ ハノーバーで開催されるCeBIT 2017 国際情報通信技術見本市に出展します。
この展示会は、毎年開催される世界最大の情報通信技術見本市で、前回の2016 年は70 カ国から3,300 社が出展し、来場者は約20 万人となりました。今年のCeBIT は、日本がパートナーカントリーとなり、ジャパン・パビリオン(主催:ジェトロ)が設置され、様々な産業分野におけるIoT 関連のビジネスモデルの立ち上げやエコシステムの構築に向けて、日独が官民挙げて協力体制を築くための展示会となります。
同社の出展テーマは、「アマダのインダストリー4.0 『V-factory』」。
インダストリー4.0 に対応する同社の「V-factory」を、ロボットによる全自動金属曲げ加工システムの出展を通じて紹介し、顧客の利益を最大化するソリューションを提案するとのこと。
ロボットによる全自動金属曲げ加工システムEG-6013AR での曲げ加工実演の他、マシンから取得するモニタリング情報や、それを活用した遠隔での保全、サービスへの展開などを映像でみせてくれますよ。
アマダグループは金属加工機械の総合メーカーとして、90 年代からモノづくりのデジタル化、ネットワーク化に取り組んでおり、ITと現場との融合へ向けた構築は業界の先駆けといったところ。現場力を生かした付加価値の創出を、アマダのインダストリー4.0 「V-factory」で世界に発信する様子をドイツに行かれる方は見学してみてはいかがでしょうか。斬新な発見があるかもしれませんよ☆
〈取材こぼれ話〉OKKのプライベートショーで気になったもの
雪が舞っていた2月9日、OKK 東京テクノロジーセンタにて開催されていた同社のプライベートショーに行ってきました。
この詳細は後日ニュースで掲載するのでお楽しみに(●∀―)☆
ところで、この日、とても気になるものを拝見しました。
あらっ! OKAMOTOの平面研削盤じゃございませんこと!?
マシンやさんが他メーカーのマシンを展示するというと、なんとなく不思議な感じがいたしますが、とても画期的に感じました。ちなみにOKAMOTO(岡本工作機械製作所)のこのマシンはロータリー平面研削盤「PRGシリーズ」。単品から量産品まで高品位に加工してくれるという門形構造のシリーズ機です。高さ測定装置、定位置停止など高精度高能率加工への豊富なオプションもアリ、という機械です。
それと、もうひとつ気になったものがあります。
OKKのRシリーズ最上位機種の7番クラスではトップクラスの納入実績を誇っているという立て形マシニングセンタといえば「VM76R」です。このマシンは、切削性と精度を徹底して追求したというコストパフォーマンスマシンで、人気を博しています。
この人気マシンにあったのは――――。
KITAGAWA(北川鉄工所)の長ロングパワーバイス「VE200LWN(仮称)」が参考出品として存在感を示していました。口金開きMIN195、MAXなんと605!!!!
参考出品なので、ネーミングも仮称なんですね。これ、とても気になりますね☆
今回の「76R」はNCプログラムを知らなくても簡単に加工プログラムを作成できる「GMCの体験」もできて、訪れた皆様も興味津々といったところでした☆
【本日〆切!】DMG森精機がテクノロジーセミナーを開催! ~第1回目は2月24日(金)東京グローバルヘッドクォータにて~
DMG森精機が2月24日(金)に東京グローバルヘッドクォータにて、第1回目の「東京テクノロジーセミナー」を開催いたします。
このセミナーは、年内に9回、東京グローバルヘッドクォータと伊賀事業所で、最新機種とソリューションを取り揃えたお客様向けのセミナー、「テクノロジーセミナー」を定期的に開催する予定のセミナー。
各テクノロジーセミナーでは、専門スタッフによる実演加工を交えた技術ノウハウの説明から、CELOSクラブやリース商品など、実用的で役立つ情報を紹介してくれるうえ、講師やセミナー参加者との懇親会も開かれるという、DMG森精機ファンにはたまらない内容となっています。
第1回目の今回は、「お客様の生産性向上に貢献する最新のソリューション」をテーマに提案してくれるとのこと。
同社が推奨する“テクノロジーサイクル”を用いた5軸加工事例の紹介や、シーメンスより丸山氏を講師に迎え、「CAMを効果的に運用するシーメンスのトータルソリューション」講演いたします。
なお、参加者は約80名の予定。
スケジュールの詳細
●東京グローバルヘッドクォータ
2/24(金)、3/24(金)、5/11(木)、7/21(金)、9/8(金)、11/17(金)
●伊賀事業所
7/14(金)、9/15(金)、11/10(金)
(※プログラムおよび今後の開催予定は予告なく変更する場合がある)
▼同社HPにて随時更新!▼
https://www.dmgmori.co.jp/sp/tokyo/
【東京テクノロジーセミナー概要】
日時:2017年2月24日(金)
13:00~14:00 5軸セミナー ※テクノロジーサイクルを用いた5軸加工事例紹介
14:05~14:20 CELOSクラブのご紹介
14:25~14:40 DMG森精機リース商品のご紹介
15:00~16:30 CAD/CAM セミナー ※シーメンスのトータルソリューション紹介
16:30~17:00 加工デモンストレーションのご紹介
17:00~18:00 講師・セミナー参加者との懇親会
場所:東京グローバルヘッドクォータ
〒135-0052 東京都江東区潮見2丁目3-23
東京駅より JR京葉線乗車(7分)→「潮見駅」下車、西口から徒歩2分
登録方法:東京テクノロジーセミナーのご来場には事前登録が必要。
締切は2/23(木)! (←急いでね!)
▼登録用サイト▼
https://www.dmgmori.co.jp/sp/tokyo/
DMG森精機は、「お客様の生産性向上のためのセミナーを積極的に開催してまいります」としています。
きさげ再チャレンジ(●∀●)♪
昨年のJIMTOFから、怒濤の年末年始、そして、1月下旬の手術とあれよあれよ、という間に月日が経過し、もう2月の半ばも過ぎてしまいました。まったく落ち着く暇がありませんでしたが、やっとこ、モトの仕事サイクルに戻りつつある今日この頃です。不義理をしている皆様、ゴメンナサイ! また、ブログの更新がちょいと開いてしまいましたが、更新頻度をあげていきますので、たびたびチェックしてくださいね☆
さて、先日、2月7日(火)~8日(水)の2日間、三井精機工業のプライベートショー「MTF2017(三井テクニカルフェア)が開催されている川島会場に行って参りました。
この様子はまた後日、製造現場ドットコムのニュースに掲載いたしますが、本社のある川島会場では、なんと!!
貴重なきさげ体験ができる企画が催されておりました。
こりゃチャレンジするしかないわね!
2014年に開催されたJIMTOFでも、きさげを体験しましたが、あまりの細かい作業に不覚にも吐き気をもよおしてしまう、というヘタレっぷりをさらしてしまったことを思い出し、工具を握りしめ、再度、挑戦よ!
再チャレンジだ!
――――ぬぅ。やっぱり難しい。
2014年よりは削れた!(笑)
工具の先端に均等に圧がかからないので、ひっかき傷にそっくりな痕になってしまうんですね。なるべく工具の刃先に均等に圧がかかるよう、注意してやってみました。ちょっと削れたけれど、全然ダメダメです。
このような細かくて神経の集中する作業を続けるとなると、気が遠くなりますが、機械加工では出せない精度をだすためには、人の手による矯正が必要といわれています。
三井精機さんによると、「平行度・直角度・平面度・真直度等はきさげによってしか調節できない。製作は困難だが、初期精度から長期的な精度まで維持できる」とのこと。つまり、きさげとは、究極の幾何学的精度を出すためにはなくてはならない作業なんですね。同社のマシンが「究極の摺動面」と自信を持って言えるのも、こうした作業が成せるワザ☆
究極の精度を出すための作業ですから、きさげ職人さんは、そんじゃそこらの生っちょろい精神力の持ち主ではありません。並外れた集中力と忍耐力を持ち合わせています。
さて、このMTF2017ですが、2月14日(火)~15(水)には、名古屋会場(ポートメッセなごや)にて開催され、こちらも大層賑わいを見せたようです。
大阪は、3月7日(火)~8日(水)まで、花博記念公園鶴見緑地『水の館』(ハナミズキホール)で開催されますので、お時間のある方は、ぜひ、見学してみてくださいな☆
「MTF2017」大阪会場
2017年3月7日(火)10:30~16:30
2017年3月8日(水)10:00~16:00
花博記念公園鶴見緑地『水の館』(ハナミズキホール)
住所:大阪府大阪市鶴見緑地公園2-163
三途大橋からの生還
実は、わたくしこのほど三途大橋からショボショボと生還して参りました。
病名は女性の4人に1人はかかっているといわれているポピュラーな子宮筋腫の中でも、やっかいな粘膜下筋腫。おそらく、皆様の職場でも同じ病気で苦しんでいる女性がいるかもしれません。
この手の病はポピュラーな病気でありながら、その実、なかなか周囲に言いづらい。生きている限り、病気のリスクはどんな人にでも当てはまるのですが、女性特有の苦しみは周囲に説明しづらいこともあり、理解を求めるにも環境によっては難しいでしょう。この貴重な体験もさながら、厳しい現代において働く女性が直面する困り事のひとつを、少しでも理解していただければ、と思い文字にすることにしました。
だってワタクシ、いつでも働く女性と頑張るオヤジの味方ですもん☆
どんなに症状がきつくても周囲に言いにくい女性特有の病
業務上、外出が多いうえ、出張も多いので、女性特有のアノ日は本当に参っていた。
カメラ仕事のときは、荷物も多く、トイレに不自由する。パンツスタイルだと、新幹線の中の男女共同トイレで殿方のエラーが飛散した汚い床にパンツの裾が付かないよう注意を払いながら用を足すのはまだヨシとして(本音はちっともよくないけれど)、支度をするときに間に合わず、衣類に血液が付着するということもあるくらいの大量出血に悩まされていた。しかも下腹部と頭が痛いというオマケ付き。鎮痛剤が欠かせない。頭もボーッとする。
症状の大小はあるものの、世の女性たちは、生理に振り回されながら着るものやスケジュールを考えるうえ、生理によって制限されることが多いのよね。
私の若い頃は、時代もあいまって、ちょっとでもミスをしたりすると、「生理じゃないのか、ヒヒヒ」と冷やかされ、怒ると「今日は生理だから機嫌が悪いんだ」と下品でシャレにならない言葉を浴びせられた。今では考えられないことだ。現代においてもやっぱり女性特有の症状は言いにくい。おそらく子宮=シモと連想しちゃうからなんだろうな。
わたしはもともと筋腫をもっている。この件について7~8年前の医師の話では、様子をみても問題がないとのことだった。その後、近所のレディースクリニックで診察をしてくれた医師も同意見だった。昨年から、周期も早まってきたのが気になってはいたものの、これは年齢的なもの、すなわち中年だから、と勝手に思い込んでいた。
ところがビックリするほどの大量出血を1カ月に3度も経験し、さすがに病院で診察を受けることにした。
緊急事態に手術を決める
都内にある大きな病院へ行った。
子宮筋腫が原因だったが、今回はいつものような説明ではなかった。
診察を終えると、医師はわたしにこう告げた。
「粘膜下筋腫ですね。これは他の筋腫と違います。放って置いても良いことはありません。出来ているところが悪い。大出血はコイツが悪さをしている可能性があります。手術をして取ったほうが良いでしょう」。
手術、の言葉に一瞬ブルンと身体が震え上がる。
粘膜下筋腫のやっかいなところは、大量出血からの貧血。貧血は心臓に負担もかかるし、大出血をした場合、輸血が必要になることもあるという深刻な事態を引き起こすからだ。
モノクロのエコー写真をみながら説明を聞く。
なんと、赤ちゃんが育つ場所の子宮内には受精卵が着床したかのごとく、命を持たない肉塊が存在を示しているではないか!
手術は痛いのだろうか。いやだ。何日かかるのだろう。いやだ。休める日はいつか。いやだ。手術したくない。いやだ、いやだ、いやだ。ああ逃げ出したい!!!
子どものようにだだっ子になりたい心境だったけれど、己商売は身体が資本。子宮鏡手術の説明を受けた。この手術は入院も数日で良いらしく、肉体へのダメージが少ないという。「すぐに復活できますよ」の説明に、温泉旅行をしたと思えば良い、と自分に言い聞かせたけれど、手術の恐ろしさを思うと、ずーん、と気分が沈む。
ところが、そうもいっていられない事態が発生した。
女性の日を迎えていたわたし。この日は1日中取材があった。夜は以前から約束していた食事会。話に花が咲く。
ドボッという感覚が伝わり、慌ててトイレに行くと、あれだけ大判ナプキンでガードしていたのに、下半身が血まみれ! ズボンが血で染まってしまった。下半身が水浸しのような感じ。慌ててジャケットで下半身を隠し、もっと会話を楽しみたかったけれど、タクシーに乗り込み、そそくさと家に帰ったわたし。
タクシーの中でもドロドロと流れ出るものを感じる。タクシーを汚さないようにジャケットでお尻をガード。このジャケット、気に入っていたんだけれどなあ。すぐに洗濯したら血液は染みにならないかな。とぼんやり考えている間も流れ出る生ぬるい血液を抑えきれずにいた。ものすごく気持ちが悪かった。これが新幹線の中でなくて良かった。
家に到着したものの血だらけの洋服のまま部屋に上がるのは気が引けたので、玄関でズボンを脱いだところ、ズボンは血で染まって真っ赤っか。脱いでいる最中も出るわ、出るわ。
――――本当にヤバイ―――これって出血死レベルかもしれない・・・・と危機を感じた。あまりの出血量に自分自身が驚いてしまって、何度も気が遠くなり、服を脱ぐ力もなくなって玄関先で横たわってしまった。玄関はマグロの解体ショーそっくりの様だ。あぁ、誰かタスケテ・・・。この時、緊急で開いている病院にかけこみ、手当をしてもらった。
救急病院から出ると外は暗いがあと2時間もすれば起床しなければならない時間だ。今日も仕事がつまっている。こんなことでは仕事に支障が出るのは目に見えており、わたしは手術の覚悟を決め、次の診療時、担当医師に手術の意向を示した。
初めての全身麻酔
手術前にはMRIだの血液検査だの様々な検査を行った。嫌な体重も測定した。年末年始の暴飲暴食の結果が如実に数値に表れている。4kgも増加しているではないか。
暴飲暴食が続いたとはいえ、γ―GTPが異常値を示さなかったのは意外だった。なんという強靱な肝臓なのだと自分でも驚く。
担当医師と相談の末、予定していた子宮鏡下手術に決めた。この医師は子宮鏡下手術の腕が良いと評判なので安心だ。日程を決め、バタバタと業務をこなして入院手続きをとった。ほんと、毒女・・・じゃない仕事持ちの独女って、こういうとき手続きが大変なのよね。やっぱり年老いてはいるものの身内はありがたい。
実はビビリのわたし。土壇場で怖くてメソメソ泣いていると、「どんなに悩んでも、その悩みになんらメリットが見いだせないのなら、なにも考えないのが1番だ」と言われた。それもそうだな(←単純)、あれこれ悩み抜いても不安だらけの嫌な思いをするだけなので、別のことを考えよう。この際、思い切り寝てやろう、と思った。少しは痩せられるだろう。
病室はものすごく快適だった。上げ膳据え膳のうえ、ゆっくりできる。手術までは食事に制限があるものの時間があるので、ここぞとばかり乾きがちだった顔面にパックをしたり、マッサージをしたり、とまぁ、これでもかというくらい念入りにお手入れをして、あとは爆睡。久しぶりだな、こんなに寝たの・・・というくらい寝るわ、寝るわ。手術前日は21時以降食事を取れないので貪るように睡眠をとった。手術当日は朝から脱水症状を避けるため点滴を打つ。手術前のちょっと痛い処置をした後、ベッドの中でうとうとしていると麻酔医がやって来た。全身麻酔の説明を受けた数時間後、看護師さん2人がお迎えに来てくれて、寝ているベッドごとエレベータに乗りいざ手術室へレッツラGO。
身内とのしばしのお別れも案外あっさりしたもんで、こうした場面ではテレビドラマでは、手を握り合って「頑張って! しっかり!」とか、あわよくば「快気祝いになにが食べたい? いいもの食べさせてあげる」みたいなドラマティックな展開を期待していたのだけど、あれよあれよという流れに押され、拍子抜けしてしまった。せめて弱っていることをアピールして同情を誘い、普段は滅多に食べられない高級フレンチでも食べさせて貰う約束を取り付ければ良かった。
手術室入口と書かれた扉が見えた。肉体を仮死に近い状態にさせる全身麻酔の恐怖に心臓がブンブンいうのが分かる。緊張を察して看護師がわたしの手をさすってくれた。手早く、心電図やらなんやら取り付ける様子は、いやおうなしに手術気分を盛り上げる。この後、わたしの筋肉は止まり、自発呼吸もできなくなるのだ。恐ろしいこっちゃ。
もし手術が失敗して死んでしまったらどうしよう・・・。
ああそうだ! 中学生の頃の書いた恥ずかしい日記はどこに仕舞い込んだっけ? あいつを処分しなければ死にきれない!!!!!
若い頃、死んでしまいたい、と思ったことが何度かあった。
でも、大人になった今は違う。あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい~、とブルーハーツの歌詞にあるような心境なのだ。なんとまぁ、欲どおしい中年に成長したことか。
「濃度の濃い酸素を送りますね~」と言われる。呼吸をしていると意識がボーッとなる。
「いま、薬は入っていますか?」と聞くと、「まだ入ってませんよ~」の声。
このとき、仮死状態の前にある意識を確認したい衝動に駆られてしまった。どんな感じで意識は落ちるのだろう。擬似の死亡前体験ができる滅多にないチャンスになんとか最後の最後まで脳を覚醒させようと試みたところ、ふと現実的なことを考えてしまう。
(ハッ! 白目を剥いたまま仮死状態になってはいけない!!!)。
急に自分が死ぬときの表情はどんなもんか、と気になりだしたのだ。どうせなら笑顔のほうがいい(←昭和の漫画にあるような幸薄い美少女が、美しい思い出を胸にして息を引き取る場面をイメージしている)。慌てて目を閉じ、過去の面白かった記憶を引っ張り出した。20代前半の頃、都内の某駅前で、友人たちがした一発芸の「活きの良い鮭の真似」を思い出した。2人に横向きに抱きかかえられて、1人がピチピチと身体を揺さぶる様はまるで鮭そのもの。あれは笑えたなあ。
「は~い、お薬入れましたよ~ゆっくり呼吸をしてくださいね」との指示を受けたその数秒後、おそらく思い出し笑いのニヤニヤ顔のまま、ブラックアウトした(と思われる)。
――――名前を呼ばれたと思った。あれ? あれ? 目が覚めているのに、身体が動かないぞ! 金縛りだ! と一瞬パニックになったものの、すぐに肉体も脳の覚醒を追うように目覚めた。まるでパソコンのスイッチを入れるみたいな目覚めだ。声を出そうにも、気管内挿管をされていて声が出なかったけれど、すぐに取ってもらえた。ふぅ~~。心配していたオエッとなる現象はなかった。
回復室でしばらく様子を見られた後、病室に戻った。酸素マスクはつけたまま。2時間は外せないと聞いた。うとうとしているのち、尿意のお陰でさらなる目覚めを確信するわたし。最初はトイレにいくのもフラフラするので看護師さんが付いているとのことだったけれど、生まれたての子鹿のようにはならず、元気にスタスタと歩けましたよ。やっぱりわたしは元気だわ。というより、元気でいられるのは医師たちの腕がなせる技だ。ありがとう先生たち。
その後、外からは傷が見えないのだけど、ほとんど痛みもない。数日安静にしていたのち、すでに元気に回復している。術後は階段等やしゃがんで立ち上がる時に若干ズキンと筋肉痛に似た痛みがあったけれど、それも日を追うごとになくなった。走ることもできる。なので、出血多量で苦しんでいる女性の方がいらっしゃったら、まずは病院に行って先生に相談を!
女性の1/4は子宮筋腫持ちといわれています。出血多量や強烈な下腹部痛、吐き気、頭痛、腰痛に悩んでいる女性が大勢いると思われます。
女性の社会進出も本格化はしたものの、まだまだ社会風土が付いていかない現状があります。また、女性に限らず、病気のリスクは誰もが抱えることでしょう。家族全員が病気もなしに健康でいられるのはキセキです。ほとんどなんらかの悩みを抱えている。
「働きやすさ」を求めている昨今ではありますが、プレミアムフライデーのように判で押した休暇よりも、経営者を含め働く皆様の様々なライフイベントに、プライバシーの配慮をしながら対応できる風土をつくることが、働きやすい環境づくりへの近道になるのではないでしょうか。
ちょび髭くんカレンダーが届きました☆
東京・大田区で町工場を経営しているカシワミルボーラのK氏から可愛い猫カレンダーを頂きました。
ありがとうございました(*●∀●*)♪嬉♪
にんにくのようなお手々が可愛すぎる!
ここには野良猫の「ちょび髭くん」が毎度顔を出しています。
みんなに可愛がられて、野良な生活を優雅に堪能しているちょび髭くんですが、この猫撮影が上手いのが、削り出しの“女体”で有名な同社のK氏です。
写真にあるちょび髭くんの表情からも、K氏を信頼しているのがとても分かります。
カシワミルボーラは“美しい切削部品加工を追求する”といううたい文句を掲げているだけあって、その腕には定評があります。動物写真はとても難しいのですが、最高の一瞬を最高のアングルで収めることができるK氏はやっぱり凄いなあ~と感心してしまいます。
輝きを放つもの、小さくて尖ったもの、曲線を描いたもの、キサゲのウロコ模様―――
加工された部品等のパーツが芸術品に見えるときがあります。
猫と仕事は一見関係のないようにもみえますが、こうしたことからもK氏の仕事に対する熱意と底知れぬ好奇心がなんとなく伝わってきますね。
カシワミルボーラのK氏、恐るべし!
【お知らせ】ISSOKU(第一測範製作所)が「第7回メディカルジャパン大阪 関西医療機器 開発・製造展」に出展!
ISSOKUの名で親しまれている第一測範製作所さんが、2月15日(水)~17日(金)までインテックス大阪で開催される「第7回メディカルジャパン 大阪 関西医療機器 開発・製造展」に出展します。
今回は、新規格のISO80369に対応した注射器・医療機器検査用ゲージ、麻酔及び呼吸器機用ゲージなど、われわれの健康に密接に関係し、医療機器が安心安全に使用されるための重要な検査をするISSOKUブランドのゲージが展示されます。他にも、タップ穴自動検査装置(Bee-1)、用途提案ゲージ、計測機器の出展を予定しています。
ブログの写真にあるのは注射器・医療機器検査ゲージ。
ISO594-1に基づいた注射針と志臨時の結合部のテーパ部寸法合否判定に使用するゲージやISO594-2に基づき、漏れ、分離力、乗り上げ抵抗、応力き裂試験などに使用するものです。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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