ニュース

2025年度後期国際交流・技能検定受検手数料助成先を決 天田財団

 天田財団(代表理事理事長=磯部 任氏)は金属等の塑性を利用した加工およびレーザ加工(レーザプロセッシング)を利用した、加工に必要な技術に関する国際交流に対する助成、ならびに金属の加工に従事する者の技能と地位の向上を目的とした資格取得に対する助成を行っているが、このほど2025 年度後期の助成先を決定しましたと発表した。

国際交流助成

 助成先総数は10件、助成金額総額は776万円

 2025年度前期に採択した研究開発・国際交流助成を含めると、2025年度の助成先総数は124件、助成金総額は2億9,098万円となった。1987年(昭和62年)の創立以来、38年間で累計助成先件数は2,483件、累計助成金は45億8,355万円となった。

資格取得助成(技能検定受検手数料助成)

 資格取得支援として、職業能力開発促進法施行令で指定され都道府県職業能力開発協会が実施する国家検定である「工場板金」「金属プレス加工」および「鍛造」の技能検定受検手数料に助成をした。助成先人数は275名(86団体:271名、個人:4名)、助成金総額は527万円。2025年度前期助成先を含めると、2025年度の助成先総数は372名(118団体:368名、個人:4名)、助成金総額は70万円。2019年後期以来、累計助成先数は2,636名(850団体:2,629名、個人:7名)、助成金総額は4,567万円となった。

2027年5月に本社を移転 日立建機

大手町ゲートビルディング外観

 日立建機(社長=先崎正文氏)は、2027年5月、本社を現在の上野イーストタワー(東京都台東区東上野)から大手町ゲートビルディング(東京都千代田区内神田)へ移転する。

 同社は、2022年の米州事業の独自展開や資本構成の変化を契機に、「第2の創業」と位置付けた経営改革を推進してきた。2027年4月には社名を「ランドクロス株式会社」、コーポレートブランドを「LANDCROS」に変更する予定。

 こうした変革を踏まえ、成長戦略の推進と企業価値向上、グローバル連携の強化を目的に本社移転を決定した。新本社は国内外の拠点や顧客、パートナーをつなぐハブ機能を担い、グループの成長を支える拠点とする方針。

■新本社 概要
移転先所在地:東京都千代田区内神田1-1-16大手町ゲートビルディング
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄「大手町駅」より徒歩3分/JR・東京メトロ銀座線「神田駅」より徒歩6分
入居フロア:23階~25階
移転時期:2027年5月(予定)
収容人数:約860
 

経産省・2026年2月度機械統計 機械工具生産動態調査

 経済産業省の2026年2月度 機械工具生産動態調査(機械統計)は以下のとおり。


*機械工具(機械統計)との差はダイヤモンド工具のダイヤモンドドレッサー、グライディングホイール、カッティングソー、セグメント工具、その他ダイヤモンド工具。
 *耐摩工具の一部はその他超硬工具に含まれる。
(表出所:日本機械工具工業会)
 

「INTERMOLD2026開催にあたって」 日本金型工業会 会長 山中雅仁

この度は、2026年「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展」開催に際し、関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆さまには、多大なご支援とご協力を賜り、開催を滞りなく迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。さて、金型産業においては、「100年に一度の転換期」とも言われる環境変化に直面しています。

 自動車を中心とする産業構造の転換に伴う金型需要の変化、米国を端とする通商摩擦とグローバルサウスの台頭による新たなサプライチェーンの構築、コストプッシュインフレの進行、構造的な人手不足下での技術技能の伝承と進化など 複雑に絡み合う複数の要因に対して、個社はもとより産業界を挙げて、抜本的な対応が求められています。そのような中で、INTERMOLD2026は、『変革の力を結集し、世界をリードする日本のものづくりへ』をテーマに開催されます。

 ご出展各位においては、夫々に変革力を発揮され、最新技術を駆使した専門性の高い個性的なプレゼンテーションがされていますが、いずれも共通に感じますのは、旺盛なクラフトマンシップです。もとより、伝統的な技術を守りつつ、作り手と使い手が連携し、新たな価値を生み出すために、「変わり続けてきたこと」が日本企業の強みでもありますが、さらに素形材産業が、グローバルに進展するためには、デジタルオープンイノベーションによる産学官・他社・異業種との連携、協業がKFSになると考えています。本展示会では、特別企画フェアを併設し、関連業界だけでなく異業種分野との交流機会なども設けておりますので、変革力の相互触発により、ビジネスの飛躍に繋げて頂ければご幸甚です。
 
 最後になりますが、関係各位のご尽力とご協力のもと、本展が開催できますことを重ねて御礼申し上げますとともに、すべてのモノづくり産業および関連業界の益々のご隆昌を
祈念し、ご挨拶とさせて頂きます。
 

【INTERMOLD2026(大阪)】注目企業はココだ!

前回展(大阪)の様子

 

 「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展2026」(主催=日本金型工業会/テレビ大阪)が本年4月15日(水)から17日(金)までの3日間、インテックス大阪で開催する。会場内では最新設備や金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る注目のソリューションが展開される。INTERMOLD(大阪)の注目企業を掲載する。
 (あいうえお順:イワタツール/オーエスジー/大昭和精機/ダイジェット工業/日進工具/ブルームノボテスト/牧野フライス製作所/MOLDINO/安田工業)

HRC40~72の焼入れ鋼に直接穴加工を可能に!
●イワタツール

 今回の目玉は、トグロンハードドリル。この製品はHRC40~72の焼入れ鋼に直接穴加工を可能にする高硬度材に特化したドリル。中でも「トグロンハードロングドリル」は焼入れ鋼に直接30D以上の深穴加工が可能。さらにドリルのみで穴径精度h7を実現。金型の製作工程において、マシニングセンタでの直彫り加工後、そのままエジェクターピンや冷却穴などの加工を行うことが可能となる。

 

ワイヤーカットや放電加工機に移す必要がなくなることで、金型製作の工程リードタイムを70%削減。金型加工における大幅な生産性向上が期待できる。標準品としてΦ0.8~6mmを取り揃えている。

SKD11 HRC60の焼き入れ鋼の加工ではφ2mm 深さ41mmの貫通穴を、加工時間40秒、寿命80穴以上を達成した。条件をさらに落とせば150穴以上の加工も可能である。穴精度は条件によりH7以上が可能である。


 

加工現場のDX化に貢献
●オーエスジー

 見どころは、MONOlithbox(モノリスボックス)。これは、自動化・省人化を実現する工具管理DXツールで、高齢化や人口減少により労働力不足が深刻化する「2030年問題」に対し、工具の発注・管理をデジタル化することで、業務の効率化と作業負荷の軽減を実現するもの。必要な機能のみに絞り込んであるため、工具のバーコードをスキャンするだけの非常にシンプルな操作で、誰でも直感的に扱える。また、MONOlithboxはサブスクリプション形式のため、初期導入コストを抑えながら、追加料金なしで新機能のアップデートを利用できます。

  また、今回は技術・人材・生産性の向上を総合的に支援する〝金型製作のパートナー〟として利益を生み出す仕組みづくりをサポート。金型製造コストの上昇、新人の育成、属人化した技術の継承など、多くの現場が抱える課題に対して、金型に特化した技術支援やCAMオペレーター育成プログラム、加工プログラムの作成支援などのサービスで解決へと導く。

 

加工精度が必要な時の最適ホルダ
●大昭和精機

 注目したいのは、操作性に優れたハイドロチャック。繰り返しの精度が安定しており、リーマ加工や仕上げのエンドミル加工など、加工精度を必要とする場合に最適なホルダだ。

 自動車部品加工や高精度金型加工をはじめ、複雑なワーク形状や、治具の干渉など、複合加工機や5軸加工機におけるチャックの干渉も回避し、様々な加工で高い振れ精度を実感できる。

 インターフェイスは二面拘束ビッグプラスBBT30、40、50。HSK-A40、50、63、100。HSK-E25、32、40、50。HSK-F63。BIG CAPTO C4、5、6。ST20、32。刃具把持径はφ3〜φ42。最高60,000回転。自動旋盤用の「レースタイプ」も取り揃え、狭い機内における刃具交換も容易に行なえ、刃具の繰り返し着脱精度±1μm。刃具締め付け前後による工具長の変化も無い高精度チャックである。

加工改善につながる豊富な工具群
●ダイジェット工業

 今回は、多様化、難削化する被削材に適応し、顧客の加工改善につながる高能率・高性能な最新MC加工用工具(金型加工用工具・ドリル)を中心に出展。

 主な出展製品は、今年2月に新発売した「マックスマスターミニ」のほか、アルミ高速加工用エンドミル「アルミジェット」、正面フライスカッタ「PNS-Rebon」、超硬シャンクアーバ「頑固一徹」など。なかでもマックスマスターミニは、小型インサート採用で小径多刃仕様により、従来品を上回る高能率な粗加工を実現するという期待の新製品。特長は、インサートは両面4コーナー仕様で経済的なうえ、ボディの本体剛性も従来比44%向上したこと。太径・細めねじの採用で、ねじ折損やゆるみを防止し、インサートをしっかりと固定。安定した加工をサポートする。

 

 他にも参考出品として、今後発売予定の新製品数点を展示予定。

春の新製品群に注目!
●日進工具

 今春発売の新製品に注目! 鍛造・プレス型などの70HRCまでの高硬度鋼直彫り加工に対応した『無限コーティングプレミアムPlus』シリーズからは、無限コーティングプレミアムPlus 高硬度鋼高精度加工用2枚刃ボールエンドミル MSBSH230、無限コーティングプレミアムPlus 高硬度鋼加工用4枚刃・6枚刃ラジアスエンドミルMHDSH445R/MHDSH645R。

 そして、炭素鋼の平面仕上げ品位を向上させ、ゴム型などで磨き時間の短縮を実現するのは、③サーメットロングネックラジアスエンドミル CHR430Rだ。
 

 その他、同社の強みである、精密・微細切削における困りごとを解決できる製品を、分野ごとに多数紹介。4月16日(木)13時からは「ものづくりのアップデートと現場を変えるヒント ~新しい切削加工のカタチ~」と題したテクニカルワークショップを開講(事前登録制・同業者聴講不可)。

機上測定のスマートシフトへ貢献
●ブルーム-ノボテスト

 今回は「機上測定のスマートシフト~人か機上か、その境界が生産性を変える~」をテーマに、人材不足や技能継承等の課題への解決策として、機上測定によるプロセス自動化を提案する。実機デモ、プレゼン(毎時実施)、ソフトウェア体験コーナー等を通じ、最先端の機上測定ソリューションが見どころだ。

 一押しは、最新の機上ワーク測定ソフトウェア「フォームコントロール X(エックス)」。同製品は、加工後ワークの測定プロセスを工作機械に集約し、だれでも簡単に生産効率を向上させることが可能なソフトウェア。人材不足やスキル継承などの課題解決に向け、加工現場の技能レス測定ソリューションを提供する。特長は加工後のワーク形状を機上でそのまま測定可能で、NG品は再度芯出し作業をせずに追い込み加工品もできること。対話式で直感的に操作でき、ワーク形状の自動認識によるガイダンスを基に、測定点などを設定。最適な測定経路を自動生成するなど、経験やスキルに頼らずに測定するための機能を数多く搭載する。

 

工具間段差の無さが感じられる加工事例に注目!
●牧野フライス製作所

 注目したいのは、工具間段差の無さが感じられる新規加工事例だ。

 展示では①2m級の高面品位 大型金型(自動車インストルメンタルパネル金型)、②金型加工工程における自動化をサポートするソフトウェアのご紹介、③EDM加工事例 磨きレス&高能率放電「リブ・ヒートシンク」など、④アフターサービス マキノマシンケアパッケージの紹介などを実施する。

 同社の一押しマシンは、〝出展機の作り手の意図を正確に具現化する機械〟として開発され、「V33i」からの正当な進化を遂げた「V300」。従来は象限突起やスジ、工具段差を気にして過剰にプログラムを作成したりするなど面倒臭いことも、送り機構の見直しで軸反転時に発生するスジを大幅に低減できるので高面品位な加工を実現できるようになった。さらに機械本体の発熱と環境温度変化に対応する機能の搭載で、発熱部の冷却を徹底しているのに加え、eStabilizerを搭載し、顧客の工場環境下での環境温度変化に合わせての最適化が可能になった。

高難度な金型加工分野向けの最新工具を紹介
●MOLDINO

 今回のテーマは、「金型加工の最先端へ」。

 高硬度鋼・深彫り・小径加工など高難度な金型加工分野に向けた最新工具と加工提案を行う。

 一押し製品は、「エポックマイクロステップボーラー(EMSBHE/SE)」で特長は、①細穴放電加工に代わる微細・深穴の切削加工を実現し、工程削減と加工時間短縮に貢献、②独自の切りくず排出機構と高剛性設計により、小径・深穴でも折損しにくい安定加工を実現、③高硬度鋼向け(H)と鋼材・非鉄の超深穴向け(S)をラインナップし、用途・被削材に応じた最適提案が可能、④バリ抑制と穴精度・加工面の向上により、後工程削減と品質安定を両立、⑤最大L/D=50の超深穴加工や0.01mm刻みの微細径に対応し、高精度な微細加工ニーズに応える、⑥夜間・無人運転を見据えた長寿命設計により、生産性向上と現場負荷低減に貢献。

誰でも高精度5軸加工を実現! 初出展となるLabonosのサンプルも!
●安田工業

 今回の同社はひと味違う! 目玉となるのは〝5軸の精度で魅せる!カンタンに誰でも高精度YASDAの5軸に刮目!〟をテーマにした「YMC650+RT20」。このマシンは、高まる微細加工ワークの複雑形状化および大型化ニーズに応えるべく、構造から一新した超高精度リニアモータ駆動、高剛性機体構造の5 軸マシニングセンタ。

 YASDA製ロータリーテーブル「RT20」搭載、独自の熱変位対策により長時間連続加工でも安定した高精度5軸加工を実現する。

また、INTERMOLD大阪で初出展となる「Labonos」(ラボノス)のサンプルワークを展示。切削加工機ならではの圧倒的な高精度・高品位な造形出力を備え、3Dプリンターと同様以上の使いやすさを実現した。樹脂型を部門や個人レベルで自己完結できる革新的なソリューションを会場にて目にすることができる。

 

 

 

 

 

 

供給体制の盤石さを強調 イスカルジャパン「第4回ファースト クラス ディーラー(FCD)総会」を開催

 

あいさつをする岡田代表

 イスカルジャパン株式会社(代表=岡田一成氏、本社:大阪府豊中市)は、3月24日(火)、ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)に於いて、全国のイスカルFCD認定店/関係代理店を対象に、第4回ファースト クラス ディーラー総会を開催した。

 総会の冒頭に登壇した岡田代表は、4年目を迎えたFCD会の創設に至ったきっかけや当時の思いを振り返るとともに、各FCD認定店及び関係代理店における日々の活動とメーカー活動への支援に対して感謝の意を表した。

 また、混乱が続く中東情勢の現状に触れ、「現在においても、ISCAR社の操業には全く影響がない。」と力強く断言した。さらに、「神戸配送センターでは充分な在庫量を確保しており、ISCAR本社から週2回の在庫補充も滞りなく、平常通り安定して行われている。」と述べ、供給体制の盤石さを示した。

 また、現在、切削工具の原材料であるAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の価格が高騰しているが、「ISCAR社としては、今後数年レベルで原材料の調達、製品の製造及び供給に関して支障が無い。」と現時点での公式見解を表明したあと、原材料高騰、地政学リスク、供給の制約といった市場環境を取り巻く構造的な変化におけるISCAR社独自の成長戦略について論じた。

 続いて、営業部 部長の阪田氏が登壇し、2025年のイスカルジャパン及び、FCD各社の実績報告を行い、「付加価値を共に創造する」戦略的パートナーシップと成長戦略について述べた。

 続いて、プロジェクト・インダストリー部 部長の中野氏から営業部の提起、「付加価値を共に創造する」に関連し、フルツーリング提案や特殊工具を用いた加工改善・コストダウン提案など、エンドユーザーへの技術支援についての発表を行った。

 総会の後半には、売上実績をはじめとする各評価指標(KPI)項目において上位の成績を収めた認定店の表彰を行い、その後の懇親会では、より親交を深めるとともに2026年の目標必達、さらなる成長に向けて忌憚のない意見交換を行った。 
 

【社長訓示】「新しい力に期待」芝浦機械(株) 取締役社長 坂元繁友

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
 当社は、1938年に大型工作機械を製造する「芝浦工作機械株式会社」として創業し、1961年に「東芝機械株式会社」と改称、その後2020年に「芝浦機械株式会社」へと社名を変更しました。創業の1938年からは88年を迎えます。創業以来、社会の発展と人々の豊かな暮らしの実現に貢献し続けています。

 本日、その歴史ある芝浦機械グループの新たな一員となった皆さんに第一に胸に刻んでいただきたいのは、「わたしたちは、世界中でお客様の価値最大化に貢献していきます。」という経営理念です。そして、「モノづくりを通じて、社会に貢献することで、進化を続けてきたDNA」と、「お客様と共に、更なる進化を遂げていく」との思いをしっかりと受け継いでください。

 当社は、中期経営計画である「中計2026」の最終年度を迎えました。事業環境の変化はこれまで以上に速く、足元ではEV需要の一服や米国関税の影響などにより、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機などの成形機事業を中心に一部調整局面も見られます。一方、こうした変化は事業体質をより強くし、新たな成長機会をつかむための「次の一手」を磨く好機でもあります。

 また、海外に目を向ければ、アメリカとイランを巡る緊迫した情勢など、予断を許さない地政学リスクが広がっています。グローバルに展開する当社にとって、エネルギーや物流を含めた環境変化への備えは欠かせません。しかしながら同時に、世界のモノづくりは、品質・生産性・省エネ・安定供給といった本質的な価値をこれまで以上に求めています。

 こうした激しい変化に素早く対応できる企業が強くなります。そして私たちは長年培ってきた「確かな技術」と「現場力」があります。この強みを軸に、お客さまの価値最大化に一層貢献しながら、次の成長へつなげていきます。

 入社にあたり、皆さんに期待する「三つのこと」をお話しします。

 一つ目は、「グローバルな視点と海外人材との連携」について。 
 二つ目は、「当事者意識を持った変革への参画」について。 
 三つ目は、「仕事への取り組み方」についてです。

 まず、一つ目は、「グローバルな視点と海外人材との連携」についてです。当社の事業はすでに世界規模で展開しており、インド、欧州、米国などの海外市場をさらに伸ばしていく必要があります。もはや国内にとどまる発想だけでは、会社の成長を描くことはできません。皆さんが中心となって海外の優秀な人材と深く協働し、現地の人たちと関係を深めながら、グローバルでビジネスのスピードを上げていく体制が不可欠です。皆さんもぜひ、世界に目を向け、現地の人々と連携してグローバルに活躍できる人材になってください。

 二つ目は、「当事者意識を持った変革への参画」についてです。これからの10年を見据えたとき、これまでのやり方をただ踏襲するのではなく、次世代の皆さんが中心となって会社を変えていく必要があります。若手の皆さんも自ら責任を自覚し、強い当事者意識を持ち、ゆくゆくは会社の方向性を決める討議や変革の中心となってください。

 三つ目は、「仕事への取り組み方」についてです。国内に目を向ければ、現在、次世代を担う層が圧倒的に不足する労働力人口問題に直面しています。この状況下では、最新のAIなどを積極的に活用し、社員一人当たりの生産性を高めていくことが求められます。これまでのやり方に縛られず、新しい技術を活用し仕事のパフォーマンスを圧倒的に上げていくことを期待しています。

 同時に、皆さんには絶対に忘れてはならない重要なことがあります。どんなに技術が進化し時代が変わろうとも、法令遵守は経営の大前提です。一度の違反が会社存続の危機を招くことを肝に銘じ、経済・社会倫理を十分に尊重した行動を徹底してください。

 結びになりますが、当社は、「まだこの世界にないモノを、つくるマシーンを、つくる。」というメッセージを発信しています。新しいモノを生み出すために、ルール通りの画一的な仕事ではなく、ぜひ、自由闊達に業務に臨み、どんどん失敗して創意工夫に汗をかいてください。

 社員一人ひとりの力が、芝浦機械グループの価値創出の原動力となります。ここにいる皆さん一人ひとりが、これからさまざまな経験を積み、成長することで、新しい力となってくれることを期待しています。

 

【社長訓示】「学びを大切に」DMG森精機(株) 代表取締役社長 森 雅彦

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
 これから皆さんとともに働き、一緒に成長していけることを嬉しく思います。

 今日お客様に納入した工作機械は20~30年間、2050年まで使われることがほぼ確実です。そのとき皆さんは50歳代手前で、仕事で充実した時期を過ごしていることでしょう。

 当社では離職率が2~3%程度なので、かなりの人がこれから40年ほどこの会社で工作機械に携わることになります。工作機械は非常に長い商売のため、賢い人も身体が頑丈な人も、飽きずにやるということが一番重要です。新聞やSNSで、株価、コモディティ、今話題の石油などをみていると、不確実なことばかりがでてきて、変化点だけを伝えて不安を煽るような世の中になっています。変化を捉えることは大切ですが、一方で、春には桜が咲いて入社式があり、秋には紅葉するなど、毎年変わらないことも多いのです。その中で、たくさんの努力とルーティーン上でのちょっとした工夫で大きな成果が生まれます。まずはこのルーティーンに耐えてマスターするということをしなければなりません。

 工作機械業界では10年おきに大きな技術革新があり、世の中にも変化が起こります。それに比較的うまく対応してきたので、今ここに生き残っているということになります。これからも10年おきに技術は変わりますが、 デジタルを上手く活用することが重要です。会社の中で、お金やモノの動きをデジタルで監視するなど、そういった前向きな正しい使い方ができれば、より透明性の高い組織になります。また、正しい言葉を使用し、正しいデータを扱っていくことが圧倒的な差になります。これからさらにAIを活用して、大量のプログラミングを機械に実装していきます。工作機械はメカ、電気、ソフトウェアで成り立っていますが、ソフトウェアが緻密になると制御する対象である工作機械も緻密にならなければなりません。あと10年ぐらいすると、現在のAIブームから、AIをいかに組織として使いこなし、商品に実装するかが勝負になります。商品の見た目はあまり変わりませんが、見えにくい中身の部分が大きく変わっていきます。MXの概念を世界中のお客様に共感していただき、しっかりと浸透させていきましょう。

 当社の経営理念の一つに、「よく遊び、よく学び、よく働く」があります。1日24時間、年間8,760時間は皆さんに平等に与えられています。食事や睡眠等の生きるために必要な時間を除くと、残りは約5,000時間です。当社では年間2,000~2,100時間が総労働時間ですので、出勤準備や通勤時間等を考慮すると年間2,500時間が働くために拘束されることになります。それでも年間2,500時間が残ります。その半分1,250時間ずつを、遊ぶこと、勉強することに充ててバランスを取り、時間をマネジメントしてください。日々技術は進歩しており、私自身、社長になっても学ぶことが多くあります。皆さんはそれぞれの学校で学び成長してこられましたが、多くの人は入社後に学びをやめてしまいます。新しい技術に対応する学び、自分がまだ知らないことに対する 学びをぜひ大切にしてください。また、遊びを通して健康で自由な心を保つことで、様々なことから仕事のヒントや新しい友人を得たり、海外の人と話す際に共通の話題を見つけることができます。仕事を通じて、人生を豊かなものにし、充実した人生を送ってください。
 

「若い力に期待」アマダグループ 入社式を行う

 

新入社員に期待を寄せる山梨社長

 アマダ(社長=山梨貴昭氏)が4月1日にアマダグループ入社式を行った。山梨社長のあいさつ(概要)は次の通り。

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。 
 本日、アマダグループ6社に86名の新しい仲間を迎えることができ、大変嬉しく思います。皆さんは今日からアマダグループの一員として歩みだすことになりますので、アマダを取り巻く環境と今後の方向性についてお話しします。

 まず足元の事業環境については、米国の保護主義的な政策やサイバー攻撃によるリスクの増大、イラン・ウクライナでの戦争など、環境は激変しています。そのような中、直近の第3四半期決算では、米国を中心としたデータセンター関連の需要が好調に推移したことやM&A先の業績寄与もあり、売上収益と受注高は過去最高を更新しました。世界的に深刻な人手不足が経営課題となる中、当社のソリューションが果たすべき役割はますます大きくなっています。

 本年、アマダグループは創業80周年を迎えます。私たちはこの節目を、次の100周年に向けた「責任ある戦略的なスタートライン」と位置づけています。本年5月に発表予定の「新中期経営計画」を基軸とし、開発・製造から営業・サービスに至るすべての持ち場での「品質重視の経営」を徹底します。さらに、エイチアンドエフやビアメカニクスとの連携による「新領域の拡大」と、既存の基幹事業における「強みの深化」という両輪を力強く回し続けていきます。

 これらの戦略を強力にドライブする上で、最も重要な要素が「人材」です。皆さんをはじめとする多様な人材の育成こそが成長のカギであり、会社としても戦略的な育成プログラムの充実に注力していきます。今年の研修でも「アマダ・テクニカルエデュケーションセンター(ATEC)」を活用し、職種に関わらず「全社員エンジニア化」に向けたカリキュラムに取り組んでいただきます。一人ひとりがお客さまに価値ある提案ができる人材へと成長されるとともに、皆さんならではの新しい視点や柔軟な考え方を生かし、その若い力を大いに発揮いただけることを願っています。

 皆さんには、「アマダのエンジニアであるという意識を持つこと」「グローバルで活躍できる力を身につけること」「社会からの要望に耳を傾けること」の3点を意識していただきたいと考えています。アマダがさらなる成長を遂げるため、世界中のお客さまとともに新たな価値の共創へ主体的に挑戦してください。そして、DXを活用した改革、脱炭素社会に向けた商品開発や提案など、多様な社会からの要望にも応えることができる人材になってください。

 最後になりますが、明日からの研修ではこの3点を意識して取り組んでください。同期とともに切磋琢磨し合い、将来のアマダグループを担う人材となってくださるよう期待しています。成長した皆さんにお会いすることを楽しみにしています。

 「お客さまとともに発展する」。このアマダの経営理念をともに育んでいきましょう。
 

ステンレス用スパイラルタップ「A-SFT-SUS」を新発売 オーエスジー

 

 オーエスジーが人気のAブランドのTAPシリーズにこのほどステンレス用スパイラルタップ「A-SFT-SUS」を追加した。

 タップ加工の効率を低下させる最大の要因は切りくずの絡みつき。切りくず除去作業のための機械停止は作業効率の低下と自動化の阻害につながる。特にステンレスは粘りが強く切りくずが絡みやすいという課題があった。こうしたユーザーの課題を受け、今回発売したA-SFT-SUSはスムーズな切りくず排出により、切りくず除去作業を削減することで機械停止回数を減らし、生産性の向上と省人化を実現。さらに、機械停止回数の削減は、消費する電力を抑制する。

■サイズラインナップ
 M3~M12の7アイテム