ニュース

製造工程を簡略化! 切削工具のデータベースを提供するCIMSOURCE Japan(シムソースジャパン)

写真左:永田氏 右:ギュル氏

 

 ドイツのソフトウェア開発会社であるCIMSOUCE GmbH。同社は工具メーカーから提供された製品情報のデータをデジタルプラットフォームから工具の利用者に提供することで、工具メーカーにとっては製品の販売代理店としての役割を、工具の利用者にとっては豊富な工具データの供給者としての役割を果たしている。形状や切削データなどを条件検索できるデータ検索サーバーを年契約で提供しており、『ToolsUnited』(ツールズユナイテッド)では、世界中の工具メーカー50社120万種類以上(2024年10月時点)の切削工具データを扱っている。

「年に6回、最新の情報をアップデートしている。今後も国内外の工具メーカーに働きかけ、掲載メーカーを増やしていきたい。」としている同社。CIMSOURCE GmbHのビジネスインテグレーション エルトゥグル ギュル氏、CIMSOURCE Japanのセールスエンジニア永田智和氏にお話しを伺った。


工具のDX化を推進

 ― CIMSOURCE Japanが設立したきっかけを教えてください。
 永田 JETRO、神奈川県、横浜市が連携して支援してくださりました。日本市場でわれわれのサービスを広く提供することを目指しており、国内企業との取引拡大を目指しています。
 ― 日本法人が設立してすぐに新型コロナウイルスが猛威を振るいコロナ禍に突入していまいましたので、日本市場の開拓も大変だったと思います。
 永田 昨年から日本の市場が動き出したように感じます。製造現場では高能率化はもちろん、自動化・省人化に向けたニーズが高まっています。最近になって工具メーカーの皆様も『ToolsUnited』に登録する必要性を感じていただけるようになりました。
 ― 工具の種類も多岐に渡りますし、加工現場で工具が欠品してしまうと大変です。『ToolsUnited』の優位性について教えてください。
 ギュル 工具管理システム(TMS)やCAMへの工具登録を支援、規格に準拠した図面データ3D STEP、2D DXFファイルの提供が可能です。切削工具の3Dデータをデータベース化したものを軸にして、購買、物流、現場での工具形状をもとにした自動識別、工具交換時間の予想など切削工具に関するすべての管理業務をデジタル化しているため、生産分やのみならず経理分野のシステムとのデータリンクが簡単にできます。これまで現場の経験や勘に頼っていた管理項目を〝知識のデータベース化〟することが可能になりますから、将来的にはAI技術などを使った拡張も期待できます。
 ― 従来は、欲しいサイズの工具を探すのにもカタログから探すのが非常に面倒でしたが、工具のDX化が進めば便利になります。
 永田 『ToolsUnited』で欲しい寸法を入力すると簡単に絞り込みができ、リストアップされます。ユーザーが使用しているCAMや工具管理システム(TMS)向けに直接インポート可能なデータを提供していますし、3Dデータをダウンロードしてシミュレーションもできるので、いちいち工具メーカーに問い合わせをする必要もなくなります。そのぶん、時間を有効活用できるうえ、IDO13399およびDIN4000規格に準拠していますから、国際的にも求められている品質を確保できます。

日本とドイツの違い 
 

 ―CIMSOURCEはドイツ企業ですが、日本で活動されていて違いを感じたことはありますか。
 永田 日本は皆で話合いをしてひとつにまとめて合意をし、進めていく印象があります。
 ギュル ドイツでは自分たちの実行したいことや主張をどんどんしていきます。また、ドイツはデジタル化が進んでいて、デジタルマニュファクチャリングにより、プロセスをより効率的に変革して変化が起きても迅速に対応する取り組みをしています。したがって『ToolsUnited』がヨーロッパではとても必要性が高い製品になっています。
 ― 工具の標準化について課題は?
 ギュル ISOがざっくりしているものになっている点が気になります。たとえばドリルやフライスなどのカテゴリー分けがされておらず分かりにくい状態になっているので、われわれで、DINのようにカテゴリー分けをしましょうという働きかけをしています。
 永田 規格の背景を知らないと理解ができないところがあるので、もっと分かりやすくシンプルにしていく働きかけをしています。もうひとつ課題として挙げるのは、規格が承認されて発行されるまでにすごくプロセスが長いと、発行された時にはもう時代遅れになっていることもありますから注意が必要です。
 ― やはり製造現場では工具のDX化で効率を求める動きが加速するでしょうね。
 永田 日本には多くの工具メーカーが存在します。大手は『ToolsUnited』に加入していますが、中小企業がまだ少なく、その要因として、人手不足もあり、デジタル化に移行するために人を割けないという理由もあると思います。そこで、われわれがデジタル化に移行できるようしっかりサポートしていきたいと思っています。

ヨーロッパではデジタルデータがないと難しい

 

 ―労働人口の減少が加速している日本の製造業にデジタル化は急務とされています。
 ギュル 2017年までは工具検索のために『ToolsUnited』が活用されていましたが、現在はシミュレーションがメインになっています。ヨーロッパでは新製品をつくる場合、デジタル化のデータがなければ、そもそもその工具が使われない。つまりフィルターにかかってしまうような状態になってしまうことがあるのです。膨大な工具データをデジタル化するのは大変ですから、私たちに依頼、サポートさせていただければ、製品をつくるユーザーの検討対象になるようにいたします。切削工具メーカーの工具が検討されるか、されないか、というのは工具メーカーにとって重要なことだと感じています。
 永田 工具メーカーはCAMメーカーにも工具データを送っています。そのためだけに工具、インプットテーブル、入力フォームを使ってるので、工具メーカーは、CIMSOURCEにデータを送れば後は自動でできますし、間違や二度手間、三度手間っていうのがなくなります。一方、CAMメーカーも『ToolsUnited』に入って連携させることで、取引のない工具メーカーのデータもユーザーは取れるようになれますから、CAMメーカーも登録していただければ、お互いウィンウィンの関係になれます。従来は、ユーザーが工具を選定するときに、各メーカーが公開している工具情報を得ていました。工具の情報は各メーカーが独自に管理しており、ひとつの工具を選ぶには大変手間が掛かっていましたが、標準化しデータ化することで、登録した工具はCAMで干渉シミュレーションができ、目で確認しながら最適な加工を実行することができます。製造現場のDX化で業務効率化に貢献できるシステムが『ToolsUnited』なのです。
 ギュル CIMSOURCEは工具メーカーとともに成長していく企業を目指しており、『ToolsUnited』に将来性を感じています。またコロナ禍で変わったことのひとつに働き方があります。技術の進化で、工具を直接見て確認をするということの必要がなくなってきました。パソコンなどの通信機器があれば、リモートで場所を問わず、デジタル化したデータで確認する時代が来たのです。これから先もこうした動きは進んでいくとみています。
 ―ありがとうございました。

 

三菱マテリアル 特約店を招いて「JIMTOF2024ツアー」を開催 親睦を深める

 

あいさつをする小原常務

 三菱マテリアル 加工事業カンパニー(常務・加工事業カンパニープレジデント:小原和生氏)がJIMTOF2024の期間中である11月7日、グランドニッコー東京 台場で特約店を招いて「JIMTOF2024 ツアー」を開催し、親睦を深めた。

 冒頭、小原常務 加工事業カンパニープレジデント(以下小原常務)が日頃の感謝の意を表したあと、「今回はお客様に密着して三菱マテリアルの価値創造をテーマにお客様の声を聞き、寄り添い、より多くのソリューションを提供できるようなブースに仕立て上げている。」と述べ、「単に製品を供給するだけでなく、製品あるは様々なソリューション、リサイクルまで幅広いソリューション提供を提供できるような展示を心がけてきた。ものづくりのプロフェッショナルとして品質とサービスを確立し、ベストなソリューションを提供することを目指しています。」と意気込みを述べた。

 また、国内営業部についても触れ、「国内営業部のスローガンは〝売り勝つための思いやりと変革〟。年初に講習会をJIMTOFまでに100回全国で開催すると約束をしたが、10月末の時点で148回を開催することができた。」と話し、お礼を述べた。

 乾杯の発声を橋本豊重 橋本商工社長が行った。

藤林営業本部本部長

 おんなギター流し&シンガーソングライターのおかゆさんが、来場者のリクエストに応えて歌をうたい、ものまねエンターテインメントスペシャル爆笑ライブではコロッケさんが数々のものまねを披露し会場内は笑いに包まれた。

 藤林佳之 営業本部本部長が、「アメリカの大統領選挙が終わり、トランプ氏が返り咲いた。賛否両論はあると思うが、個人的には戦争なくなり早く平和が訪れることを願っている。滞っていたあらゆることが進み始め、景気が上向くことを期待して、三菱マテリアルとしてはしっかり準備をし、皆様と喜びを共有したいと努力していく所存だ。」と意気込みを示したあと三本締めを行い、縁もたけなわのころ散会した。

イスカル 新製品発表会に1,000人が集う

 

 イスカルジャパン(代表=岡田一成氏)は、去る11月1日、けいはんなプラザ メインホール(京都府精華町)にて、「切削加工の新たな常識を作り出す最新トレンドとは?」をテーマに新製品発表会を開催し、全国から約1,000名が参加した。

 高能率・高生産性を実現する最先端工具「LOGIQUICK」(ロジクイック)シリーズは、2021年の「NEOLOGIQ」(ネオロジック)シリーズ以来となる新製品であり、リアルでの新製品発表会としては、2018年の「LOGIQ」(ロジック)シリーズ以来6年ぶりとなる。

 冒頭の挨拶で岡田代表は、日頃の感謝の意を表したあと、「イスカルといえば“新製品” 総合切削工具メーカーとして、あらゆるお客様の加工用途に対応する革新的な工具を一挙に公開する。最先端の工具の使用により、製造現場の生産性・収益性向上に貢献できれば幸いだ。」と挨拶した。

 続けてIMCグループ会長の Jacob Harpaz(ジェイコブ・ハルパス)氏より同時通訳を交えたプレゼンテーションが行われ、常に変化する市場のニーズを取り込んだ、製造現場における生産性向上を実現する約40種類のラインナップが一挙に紹介された。多くの来場者は、熱心にメモをとるなどして、同氏のプレゼンテーションを聞き入っている様子だった。
 

JIMTOF2024レポート【工作機械編】

 工作機械の各社ブースを取材して感じたのは「自動化」、「省人化」、「カーボンニュートラル」を意識した展示が多かったことだ。従来の加工現場ではベテランに頼っていた機械操作だったが、スキルを気にせず扱える機械も多く感じた。昨今、時流になっている技術のギガキャストで活躍する超大型機と半導体産業向けなどに威力を発揮する超精密・微細加工機が目立っていた。
 
 

ブース内に展示されたマシンの間を自動搬送する「AMTES 500」

 機械の総合力を見事に見せつけてくれたアマダグループ。板金、精密溶接、切削・研削盤など豊富な加工技術のニーズに応えていた。

 初披露となった26kWの発振器搭載のファイバーレーザマシン「REGIUS 3015 AJ e」が高出力発振器とリニアドライブの相乗効果でさらなる超高速&高精度加工が実現するものとして注目を集めた。また、自立型搬送ロボット「AMTES 500」がブース内のマシン間を走行するデモンストレーションに多くの来場者が足を止めた。自立型なので磁気テープも不要であり、障害物があれば迂回したり停止できる。機械だけでなく、生産性向上に向けた取り組みなど見どころが満載だった。


 

撮影できぬほど来場者が集まっていた! 

 岡本工作機械製作所は、持続可能な社会の実現を目指し、機械においても環境や経済性に貢献する考え方を示していた。最近の半導体向けのセラミックスなどの脆性材加工の超精密加工を実現するものとして注目されたのは、グラインディングセンタ「UGM640GC」。

 摺動面にスラッジの入りにくい特殊構造を採用していたところが特長だ。ATCはBBT-40ツールホルダで20本のツールを自由に交換できる。今回のJIMTOFでは、ロボットを使用したワーク交換機能を実装して一歩進んだ研削加工を展開していた。

 

トランスフォーマー仕様で複数の機能をひとまとめ!

 キタムラ機械は、「ALL-In-One SMART FACTORY」を掲げ、昨今の人手不足を受け、非熟練でも高効率と高精度加工を両立した〝失敗しない自動化〟を提案。複数の機能をひとつにまとめて、誰もが使い勝手の良いマシンを展開していた。

 同社独自開発のアイコン制御CNC「Arumatik-Mi」はスマホ感覚で直感的に操作できるうえ、常に最新機能にアップグレードできる仕様になっている。インターネットを介した様々なアプリと連動も可能なうえ、高解像度CCDカメラやマイク、スピーカーもついている。また、機械の稼働状況もメールで通知され、場所を選ばずいつでもリアルタイムのモニタリングもできる。

 

作業者の負担が軽減されるマシン!

 黒田精工は、環境対応モデルのロータリー研削盤「GSR-600」を展示。昨今の時流でもあるセラミックスなど脆性材の平面加工や難削材の鏡面加工に対応した機械だ。

 安定した加工精度を実現する鍵を握るのは〝独自設計〟の油動圧ロータリーテーブルだ。ラジアル方向を特殊大径安牛らベアリングで支持、独自の油動圧との組み合わせで高い剛性と減衰性を両立している。また、作業性を重視したレイアウトも特長でワークの脱着やのぞき込みが行いやすい工夫がされており、作業者の負担が軽減されるつくりだった。


 

E-モビリティ向けを提案

 世界のトレンドでもあるE-モビリティにスポットをあて、電動パワートレインの製造ソリューションにより、設備コンポーネントのための統合コンセプトを提案していたGROB Japan

 同社の強みは技術力とコアになるプロセスを社内で保有しているため、開発や変更、新規スケジュールに迅速対応していることだ。また、自動化した製造ラインを実現するソリューションを開発しており、顧客のニーズに合わせた効率的で将来性のある生産ラインの構築に貢献するとして、世界中で技術を集結している強みを見せた。

 

 

来場者を圧倒させたマシン

 「デカい!」と思わず声が出てしまうほど、芝浦機械の展示していた横中ぐりフライス盤「BTH-150.R35」の大きさに驚く来場者。

 今回、同社の横中ぐりフライス盤のラインナップに業界最大サイズの機種を新規投入! このマシンは、モビリティ・エネルギー産業に向けた提案。「現在、造船産業は洋上風力発電の建造やメンテナンスのためにも需要が高まっている。」とのことで、大型ワークを加工するためにも広範囲なストロークを持ち、ターン加工を含めた長時間の無人運転が可能なうえ、ターン加工精度も±0.03を達成した高精度加工を実現できることが強み!


 

自動化ソリューションを提案

 今回、5軸・複合加工機、アディティブマニュファクチャリング機による工程集約、自動化などにDXを活用した「MX(マシニング・トランス・フォーメーション)」で製造プロセスの変革を見せつけたDMG森精機

 見どころが満載だったが、切削能力がアップしたホカホカの新製品であるターニングセンタ「NLX2500 2nd Generation」に、今回、ロボットを活用した自動化ソリューションを提案。素材の供給、取り外しを自動で行うデモンストレーションを展開。機械の前に設置したものになるので、別の機械に移動させるなど柔軟な使用ができるうえ、優れたセンサシステムでワークを認識できるため、多品種少量生産にも最適!

 

超能率研削を見せつけた!

 ナガセインテグレックスは、今回新規開発マシン6機種を展示していたが、中でも非熟練化を実現する超精密門型成形平面研削盤「SGX-126SLS2-Zero3」に注目したい。

 このマシンは、SGXシリーズのハイエンドモデルだが、JIMTOFでは〝スマートエフィシェンシー〟の実演を行っていた。スマートエフィシェンシーとは、ざっくりいうと、ワークを平面から凸形状へ加工する時に、タッチプローブによりワーク高さを測定し、レーザー変位計により取代を測定、取り代の少ないところは早く、取り代の多いところはゆっくり加工するという研削送り速度可変ができるという高能率を超えた〝超能率研削〟を提案していた!

 

人だかりの向こうにあるのが「AGE30FX」だ

 牧野フライス精機に立ち寄ると、人だかりの向こうに高精密CNC工具研削盤「AGE30FX」が展示されていた。このマシンはAGE30の重研削性能と加工安定性はそのままにさらに優れた生産性を実現した設計となっている。

 このマシンに搭載していた画像認識による自動化システム「monocam2/SV」で、ドリルのオイルホール位相など様々な箇所を機内でチャッキングしたまま自動測定でき、測定結果をもとに次の加工ワークに対して自動補正を行って高精度連続加工を実現する。なお、Monocam2とmonocamSVの違いは、2が、工具底馬の様々な箇所を自動測定&補正ができ、SVは限定箇所を限定した機能限定型である。
 

400mmの長い工具でも均一な加工面!

 牧野フライス製作所のブースでは大きな新製品の立形マシニングセンタ「V900」がひときわ目立っていた。このマシンは、大物金型の生産性向上のためにつくられた機械で6トンワークをスピーディに加工するのが強み。

 この鍵を握るのは、3軸機で生産性を追求していることで、400mmの長い工具でも均一な加工面に仕上げることができる。自己発熱や環境温度変化の影響を抑え、長時間の連続運転でも安定性した精度を維持しているのが特長だ。

 

巨大マシンで環境負荷低減への取り組みを披露

 三井精機工業は、カバーなしのむき出し状態で、大型横形マシニングセンタ「HPX150」が大きな存在感を示していた。このマシンは横形マシニングセンタの中でも最大クラスのストロークとワーク積載質量を兼ね備え、クイル主軸を搭載した大型マシン。

 今回は工作機械と動力源の空気圧縮機を供給している同社の強みを活かして、エアが必要となる前に、「HPX150」からコンプレッサ「ESCAL06A2-R」に高圧指令を出力し、必要な時だけ、エアを高圧で供給する省エネへのノウハウを披露していた。

 

ワークへの配慮を感じる製品

 

 ユーザーから高い人気を誇る安田工業。大型ワークの高精度加工に対応するハイエンドマシン「YBM Vi50」にも注目が集まったが、「高価でデリケートなワークに加工ミスや損傷を与えない!」といった同社の精密バイス「YPV-80」にも注目したい。

 この製品は、ジョーを締め付けるスライダーに組み込まれたWEDGEナットが締め付け力に応じて、ジョーを下方に引き込む力がワークの浮き上がりを防ぐため、ワークの歪みを最小限にとどめ、ワークが浮き上がらないので上から叩く必要がないという、ユーザーの大切なワークに、最大限の配慮を感じる優しさに溢れた製品なのだ。

 

 

ミネラルキャストと鋳物の違いを来場者にアピール!

 ヤマザキマザックのブースでは、自動化システムの構築と拡張を意識したマシンがズラリと並び、多くの来場者が「JIMTOFに来た!」という高揚感を味わっているようにも見えたほど賑やかだった。

 そのなかで、特に注目したいのは、同社が高い振動減衰性(動剛性は最大4割向上)と優れた熱安定性(熱変位量は半減)を実現する高機能素材「ミネラルキャスト」を内製化し、マシンに採用したことだ。これにより加工精度と加工面精度は向上し、加工時間も短縮、工具も長寿命化するので、経済性もアップするうえ、製造時のエネルギー消費がなんと50%以上削減できるという。

 

マットな漆黒のマシン「Android Ⅲ-MT」で来場者の足を止めた碌々スマートテクノロジー。このマシンは微細切削加工と研削加工を融合した同社の複合微細加工機コンセプトモデル。機上で段取りができるので、ワークを移動するような段取り替えで発生する誤差の影響がない。同社では、機械を扱うオペレーターを「マシニングアーティスト」と呼びリスペクトしているが、マシニングアーティストのためのオペレーションシステムが「MA-OS2」に進化し、効率良く工程短縮しながら高精度加工も実現できるよう提案し、技術者の感性を刺激しながら、新たな微細加工への扉を開くノウハウを披露していた。

新たな微細加工への扉を開くノウハウを披露


 

JIMTOF2024レポート【切削工具・周辺機器編】

切削工具の展示品の多くは、EVの軽量化に欠かせないアルミ加工や、高硬度材に適したもの、切りくずのトラブルを解消して面品位向上や工具寿命を伸ばす製品が目立っていた。周辺機器では生産ラインの自動化を意識した製品や、しっかり工具を把持し、ビビリを押さえてワークの面品位を高め、工具寿命を延長させる工夫を凝らした製品が目立っていた。


 

工程集約ができる切削工具だ

 様々な趣向を凝らして展示していたイワタツール。デモンストレーションではロボット加工技術研究会とのコラボレーションで切削工具とロボットを活用した加工法を提案し話題となった。注目されたのは、ヘリカル穴加工エンドミルの「ドリルミル」。

 ヘリカル加工によって自由な穴径で加工することができることが特長。工具径のφdx125%~MAX2倍まで可能であり、これまでに複数のドリルで行ってきた工程を工具1本に集約できるメリットがある。

 

 

安定した切削加工を実現する

 切削工具メーカーが一堂に集まっていた西展示場で、照明などに趣向を凝らし、圧倒的な存在感を図っていたイスカルジャパン。多くの来場者で溢れており、ようやく撮影できたのは、優れた防振機構を備えた「WISPER LINE(ウィスパーライン)」。

 この製品は、防振機構の搭載により、長い突き出しでの加工時や、負荷の高い加工時に加工中のビビリ振動を抑制し、加工面精度・工具寿命・切削条件の向上に貢献するもの。安定した切削加工が実現するとともに生産性を大幅に向上できる製品だ。

 

 

 

独自の新形状が鍵を握る

 オーエスジーが注力していた製品は、高性能・低炭素型転造タップ「GREEN TAP」だ。この製品は独自の新製法を採用し、従来と比較して製造時の消費電力量を削減することでCO₂の排出量を35%削減している環境に配慮して作られた低炭素型製品。同社では「工具の長寿命化は機械の安定した連続加工を可能にすることで消費電力量を削減し、工具の廃棄物削減にもつながる。」としている。

 独自の新形状の鍵を握るのは特殊ねじ山仕様で、最も発熱する刃先付近に多くの切削油剤を供給することで冷却効果を高めて耐久性を向上している設計。


 

微細精密の未来を切り拓く製品がズラリ!

 12月1日付けで日新ダイヤモンドから社名が変更になったオーエスジーダイヤモンドツール。世界初の単結晶切削工具標準品のNブランドのカタログを配布し、勢いを見せつけた。樹脂、非鉄金属のC面取り加工で鏡面加工が可能な「N-ChamferMill(エヌチャンファーミル)」、単結晶ダイヤモンドスクエアエンドミルの「N-Radius Mill (エヌラジアスミル)」などのほか多くの製品を展示しており、ダイヤモンド工具による加工の可能性を来場者に訴求していた。

 

 

オートジョーチェンジによる多品種自動生産が可能に!

 北川鉄工所は、人気の〝BRシリーズ〟の技術から省人システムを開発し、デモンストレーションを行っていた。同システムの最大のメリットは、ジョー取付けミスを低減しながらワーク搬送の自動化を実現していることだ。

 様々な自動化アイテムを合わせて提案してくれることで、ユーザーニーズに合わせたオートジョーチェンジによる多品種自動生産が可能になった。時代に合致した生産ラインの構築を求めた来場者の心までもガッチリ把持していた。

 

 

加工振動を抑制!

 住友電気工業では、剛性と切りくず排出性を両立し、最大L/D=7の深穴加工を実現した新製品のインサート交換式ドリルSumiDrill「GDX型」を展示。

 この製品は高剛性ホルダ設計によって加工振動を大幅に低減する仕組み。独自の溝設計により、切りくず排出性とホルダ剛性を高次元で両立している。加工振動を抑制しているので切削抵抗を低減し、安定した深穴加工を実現する一品。

 

 

加工に応じた組み合わせができる!

 豊富な品揃えで来場者を魅了していたBIGでお馴染みの大昭和精機。今回注目したいのは、SFハイドロチャックとSFスリーブ(焼きばめ方式)の交換で多彩なレイアウトを可能にしたSFスリーブ。

 レンチ1本でSFスリーブを簡単着脱できるのも嬉しい。この製品を使用すると、ワーク・治具干渉を最小限に抑え、深掘り加工や立ち壁加工に威力を発揮する。無駄な工具の突き出しを押さえるので、そのぶん加工能率もアップする優れものだ。


 

工具の集約化に貢献!

 ダイジェット工業が訴求していたのは、モジュラーヘッドにオール超硬シャンクアーバ〝頑固一徹〟もしくは超硬シャンク一体型の〝頑固一体〟で高能率加工が実現し、コストダウンに貢献する仕組みだ。

 粗加工から仕上げ加工、さらには往復加工まで多類のヘッドとの組み合わせが可能なので工具の集約化が図れる。ヘッド部がねじ止め式のため、先端部は簡単に交換できる点が嬉しい。

 

 

従来比2倍以上の驚異的な寿命!

 日進工具は従来比2~5倍以上の驚異的な寿命を誇ったSUS420用ロングネックボールエンドミル「XRBH230」に注目が集まった。

 この長寿命の鍵を握るのは、新コーティング〝MPX〟と最適化された刃先形状のなせるわざ。工具寿命が向上したことで、工具費用の削減ができるという経済効果抜群の1本だ。サイズはR0.05~R1まで。全83サイズが揃っている。

 

 

人気のバリレスシリーズから非鉄金属用が登場!

 

 昨年、大注目を浴びた不二越の〝バリレスシリーズ〟から、非鉄金属用が出た! アルミの穴加工のやっかいな点はバリが出やすいことだが、「DLC-REVOドリルバリレス」は強ねじれ角など形状やコーティングにも工夫を凝らし、摩擦係数が低く、アルミがくっつきにくい特長を有している。

 コーティングは水素含有量が少ない高硬度薄膜。これらの技術によりラジアスエッジの耐摩耗性と切れ刃エッジのシャープ性を維持!

 

自動化・省人化に機上測定は不可欠な時代

 本年、日本法人設立25周年を迎えたブルーム-ノボテスト。製造現場の自動化・省人化には欠かせない〝機上測定〟のトータルソリューションをズラリと揃えて展示していた。

 工具測定用レーザシステム「LC50-DIGILOG」は加工回転数で工具を測定&補正するもので、機内環境での測定信頼性を確保している。ソフトウエアの「LC-VISION」で工具形状の可視化/振れ量、多枚刃の各刃高さ測定と機械主軸の振れや振動を管理する。機上測定は自動化・省人化に必要不可欠!


 

まだ未発売だがユーザーの悩みに答えた製品が展示

 新製品の展示以外にも工具の魅力をVRで体験できるコーナーで訴求し、多くの来場者が楽しんでいた三菱マテリアルでは、「多種多様なステンレスのターニング加工で突発損傷を防止して加工コストを低減したい。」というユーザーの声から「MC7100/MP7100シリーズ」から新たにステンレスの守護神ともいえる新材種を未発売だが展示していた。

 高速加工で加工時間短縮が可能な「MC7115」、連続加工・断続加工を幅広くカバーする「MC7125」、粗加工から中仕上げ加工まで突発欠損に強い「MP7135」の3種類。

 

さらなる深い加工に絶妙な壁角度で応えた超硬シャンク!

 

 金型加工に特化した工具を展開していたMOLDINO

 今回、注目したのは、未発売として展示されていたフリーネックタイプの「アルファモジュラーミル専用超硬シャンク」だ。どんどん細くなっていく形がまさに加工の〝かゆい所に手が届く〟的な同社の細かい視点を感じる一品。深い直彫り加工を対象としたもので、アルファ高速ラジアスミル「TR2F」と合わせると、高機能材ダイカスト型の直彫り加工化で加工時間を大幅短縮するという。

 対象壁角度は0.9°以上、1.4°以上、2.9以上の3つのタイプがある。


 

 

 ユキワ精工はツールホルダでワークの自動交換を実現する様子を来場者に示していた。このメリットは機上で自動化されることにより、設備投資のスペースとコストが抑えられること。マシン内のワークストッカーから自動でワークの供給、排出を可能にし、複数個のワークの機械加工を自動化することで夜間運転も可能になるので機械の稼働率がアップするうえ、搬送ロボットの電力不要となり省エネが実現する経済効果も高くなる仕組み。

 中小企業の強い味方! 

 

 

大澤科学技術振興財団 2024年度研究助成費贈呈式を開く

 

挨拶する大澤理事長

 大澤科学技術振興財団(理事長=大澤伸朗 オーエスジー社長兼COO)が、11月12日、オーエスジー アカデミー内ゲストハウス(愛知県豊川市一宮町)で、「2024年度研究助成費贈呈式」を開催した。

 同財団は、オーエスジーの創業者である大澤秀雄氏が「自らの事業を支えた技術発展のために、役立ちたい」という思いのもと公益財団法人として1991年7月に設立したもので、日本のものづくりを担う科学技術振興に寄与することを目的としている。

 今年度は、研究開発助成に33件、国際交流助成に5件の助成を行い、助成金の総額は8,423万円となった。また、財団設立以来の研究開発助成は531件、国際交流助成は297件に達し、助成の累計額は11億5,800万円となった。


 大澤理事長はあいさつの中で、「今回は過去3年分で最高の助成となった。」とし、本年11月に開催されたJIMTOF2024について、「自動化、省人化、オートメーションを含めたDX化、GXなどの最新設備による様々な効果を実際目で見て五感に訴えるという重要性を感じた。当財団は今後ますます難しいニーズが上がってくる産業をさらに発展させるために技術革新や研究開発などに当財団の30年以上前井に設立した趣旨にのっとって、基礎研究の発展に対し、引き続き貢献をしていく。」と声援を送った。

 帯川利之選考委員会委員長が選考経過説明を行ったあと、大澤理事長より助成決定書交付が行われ、来賓を代表して、浅野勝人 元内閣官房副長官・同財団顧問が祝辞を述べた。

 

三菱マテリアル 両面インサート式汎用肩削りカッタ「WWX200」インサートに転削加工用コーテッド超硬材種「MV1030」と「精密級Lブレーカ」を追加

 

 三菱マテリアル 加工事業カンパニーは、両面インサート式汎用肩削りカッタ「WWX200」インサートに転削加工用コーテッド超硬材種「MV1030」と「精密級Lブレーカ」を追加し、このほど販売開始した。

 両面インサート式汎用肩削りカッタ“WWXシリーズ”は、強度を追求した独自開発“X形状”インサートを採用し、両面6コーナ使用可能な経済性と、さらい刃を大Rとすることで良好な仕上げ面を実現した汎用肩削りカッタ。その中で「WWX200」はインサートを小型化することで、低切込み領域での工具費の削減を実現した。

 両面インサート式汎用肩削りカッタ“WWXシリーズ”「WWX200」転削加工用コーテッド超硬材種「MV1030」、「精密級Lブレーカ」インサートの主な特長は、以下の通り。

 ① 「精密級Lブレーカ」は低抵抗な刃形により、仕上加工時の加工精度向上に貢献。
 ② 「MV1030」インサートはAl-Richコーティングにより、高い被膜硬さと耐酸化性により、極めて優れた耐摩耗性を実現。
 ③ 「MV1030」は熱衝撃に強く、乾式切削はもちろん従来熱亀裂の発生しやすかった湿式切削、断続加工やステンレス鋼の加工に高いパフォーマンスを発揮。

■標準価格(税抜き)
 ・6NGU0906040PNER-L MP6120:2,110円
 ・6NGU0906040PNER-L MV1020:2,640円
 ・6NMU0906040PNER-M MV1030:1,740円
 ・6NMU0906080PNER-R MV1030:1,740円

 

ヤマザキマザック EVなどの中・小物部品の加工に最適な立形マシニングセンタ「FF-400V/30」を発売

 

 ヤマザキマザックは、EVなどの中・小物部品の加工に最適な立形マシニングセンタ「FF-400V/30」を開発し、このほど販売を開始した。

 現在、各国で新車販売台数に占める電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の割合が増加している。このような自動車の電動化の進展に伴い、モータやインバータなどの電動化関連部品の加工需要が増加しており、EV は航続距離を伸ばすために足回りなどにも軽量なアルミ部品が多く使われていることから、アルミ量産加工の需要も高まっている。

 今回開発した「FF-400V/30」はBT30主軸を搭載、高速・高剛性に特化した構造により、アルミや鋳物、鉄系などの重切削にも対応する機械。従来機よりもX/Y/Z 軸の加減速を向上、サイクルタイム短縮を実現している。また、2軸回転テーブルを搭載し、形状が複雑なワークでもワンチャッキングでの多面加工で工程集約を可能にする。切粉の排出性を高めた加工エリアの構造と、機械幅をコンパクトにした設計により、長時間無人運転を行う量産ラインにも対応している。

FF-400V/30の特長

 

(1)小物部品の量産ラインに適した省スペースな機械設計
 ・機械幅が1630mmとコンパクトな機械設計となっており、自動化ニーズに対応する。
 ・日常メンテナンスを行いやすくするため、エアキットや潤滑装置などを機械背面に集約。切屑の堆積を防ぐカバークーラントを標準搭載し、オペレータの負担を軽減するほか、フロントドアの開口部を大きくし、無理のない姿勢でワーク着脱、治具交換ができるなど、保守性や作業性も向上している。

(2)高速・高剛性に特化した立形マシニングセンタ
 ・X/Y/Z 軸の加減速を向上し、圧倒的な加工スピードを実現する。
 ・アルミをはじめ鉄系や鋳物などの重切削にも対応する。

 

 「FF-400V/30」は、高速・高剛性に特化した設計で、従来機よりもX/Y/Z 軸の加減速を向上し、圧倒的な加工スピードを実現。インバータケースの加工例では、従来機比でサイクルタイムを20%短縮している。また、機械構造の最適化により高剛性を実現し、アルミや鋳物、鉄系などの重切削にも対応することが可能。

●テーブル
 両端支持タイプの2軸回転テーブル(A軸、C軸)を搭載。同時4軸 + A軸割出しにより、あらゆる角度からの多面連続加工で工程集約を実現する。

(3)加工アプリケーション
 EV 部品をはじめ二輪車部品などの量産部品の加工から医療機器・金型部品・一般機械部品までさまざまな産業分野の部品加工に対応する。

主な仕様
 


 

DMG森精機 省スペースかつ最大加工長さ約3,000mm 「LASERTEC 3000 | 3000 DED hybrid 2nd Generation」がラインアップに追加

 

 DMG森精機は、複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング(Additive Manufacturing 以下、AM)を融合し、ワンチャッキングで切削加工とAMを実現するレーザ金属積層造形機「LASERTEC DED hybrid」シリーズに、新しく最大加工長さが3,018 mmの「LASERTEC 3000 | 3000 DED hybrid 2nd Generation」をラインアップに加えた。産業機械、オイル・ガス、航空、宇宙、金型、エネルギーなどの市場を見込んでいる。

 同社によると、「積層造形の市場は、従来の切削加工では困難な複雑形状を造形できるため、近年飛躍的に成長しており、産業機械、オイル・ガス、航空、宇宙、金型、エネルギーなど、さまざまな分野の製造現場で導入が進んでいる。また、生産形態の多様化に伴い、多品種少量生産の必要性が増加していることから、金属積層造形、コーティング、欠損箇所の補修などの付加加工と切削除去加工の工程集約の需要も高まっている。」としており、このような需要の高まりを受け、同社は2021年9月に最大加工長さ1,519.3 mmのDED方式のレーザ金属積層造形機「LASERTEC 3000 | 1500 DED hybrid」を販売したが、今回発売した「LASERTEC 3000 | 3000 DED hybrid 2nd Generation」は、さらなる長尺ワークの加工に対応可能にしている。

機内の様子

 

 

コーティングの様子

同製品は幅9,642 mm×奥行き5,081mmの省スペースな機械据付面積で、φ400 mm×2,821 mmまでの積層に対応。切削加工時にはAMヘッドをAMヘッドストッカに収納できるため、積層造形後の切削加工も段取り替え無しのワンチャッキングで可能である。

また、積層状態をモニタリングしレーザ出力を調整するメルトプールモニタリングや、パウダーノズルと溶融点までの距離を監視するワーキングディスタンスモニタリングなどを搭載したAM Assistantにより、ワークの不良を未然に防ぎ、高品質な積層造形を安定して生産できる。

さらに、レーザ安全窓やレーザ光検知センサによるレーザ光の漏れ検知、ヒュームコレクタによる金属ヒュームの集塵により、オペレーターの安全性も確保する。

 同社では、「LASERTEC 3000 | 3000 DED hybrid 2nd Generationを活用いただくことで、切削加工とAMの工程集約だけではなく、必要な箇所のみ積層するAMの特性を活かした加工工程により資源の有効活用が可能となり、GX(グリーン・トランスフォーメーション)の実現にも貢献します。当社におけるGXの取り組みの一つとして、LASERTEC DED hybridシリーズを用いて、当社の工作機械の部品を内製しており、今後さらに適用事例を拡大していきます。」としている。

 なお、このハイブリッド金属積層造形機による工程集約と省エネに貢献する技術開発が評価され、一般社団法人日本機械学会の「2023年度日本機械学会賞(技術)」を受賞している。
 

サンドビックグループ傘下のドーマープラメット JIMTOF2024で革新的な製品をラインナップ

 サンドビックのグループ傘下のドーマープラメットが、初参加の「JIMTOF2024」で革新的な製品をラインナップして展示した。アジアにおけるドーマブランドポートフォリオ拡大の発表が狙い。

 同社は100年以上にわたる歴史を有しており、従業員が世界で約2,000人、販売拠点が21箇所、カバーしている国が100国。製品数は約3万点を標準品で揃えており、自動車、航空宇宙などのセグメントに対しての専門知識を持った人材が各産業に合わせてソリューションを提供するのが強みだ。チェコのシュンペルク、ブラジルのサンパウロ、インドのアンクルシュワールの3ヶ所にグローバル製造センターを設置している。

 ラインナップも豊富で、穴あけ工具では、ソリッドドリル、ヘッド交換式ドリル、刃先交換式ドリル、リーマ&面取り工具、ボーリング工具、フライス工具では、ソリッドエンドミル、刃先交換可能なフライスインサートとカッタ本体、超硬ロータリーバー、旋削工具では、内径&外径旋削工具、突っ切り&溝入れ工具、ねじ切り工具では、ハンドタップ、マシンタップ、ねじ切りフライス、刃先交換式ねじ切り旋削、ダイス&ナットダイスなどを取り揃えている。

 「様々な操作条件のもとで、携帯型と機械の応用で信頼性とコスト効率の高い結果を提供することができる。」と自信を示した。