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イスカルジャパン 3枚刃最強最速ヘッド交換式ドリル「ロジック3カム」を好評発売中!
イスカルジャパンが現在、3枚刃最強最速ヘッド交換式ドリル「ロジック3カム」を好評発売中である。
この製品は、高い生産性(高い送り)、安定性(安定した寿命)、クイックチェンジを特長としており、製造現場において求められる要素を集約させた工具。
ロジック3カムは、3枚の有効切れ刃の採用により、一般的な2枚刃のドリル比で1.5倍以上の送りが可能となり、高い生産性を実現する。
また、トリプルマージンとなったことで、ビビリを軽減し、安定加工が可能となったことで、高い直進性能で高精度穴あけ加工を実現した。また、独創的なポケットデザインで、機上で簡単にヘッド交換可能なクイックチェンジシステムを採用している。中心部をクランプするため、振れを最小限に抑え、強固にヘッドを固定し、高い繰り返し精度を実現する。
ロジック3カムヘッド「H3P」は、炭素鋼・合金鋼(ISO P種)、鋳鉄(ISO K種)の加工に対応。ドリル本体は、回り止めフラット部付で耐久性と安定性に優れたボディ構造を採用している。
3枚の刃先へのクーラント穴を備え、ハイレーキ化と適切な内部給油により、切屑排出性が良好なため、長い工具寿命を実現する。新たに追加されたL/D= 8×Dのボディでは、切屑排出性を保ちつつ、加工を安定させ、フルートの一部をストレートにした構造を採用している点も要注目だ。
■レパートリー
●ヘ ッ ド:H3P 炭素鋼・合金鋼・鋳鉄対応 (ヘッド径:Φ12mm-Φ25.9mm)
●ドリル本体:D3N (加工深さ: 1.5×D /3×D / 5×D / 8×D)
ダイジェット工業 2つの新製品を投入
ダイジェット工業がこのほど、DH1コートを採用した高硬度材加工用ソリッドエンドミル「ワンカット70 DHコート」と、同一インサートで高送り加工と肩削り加工が可能なマルチカッタ「マルチエクストリーム」のサイズラインナップを拡張して発売した。
ソリッドエンドミル「ワンカット70 DHコート」SHE形
この製品は、70HRC高硬度材の加工が可能なスクエアエンドミル「ワンカット70」に新コーティング被膜「DH1」を採用しリニューアル。焼入れ鋼など高硬度材の高速加工、長寿命化を実現し、さらなる加工能率と加工寿命向上を図った。レギュラ~ロング刃長および高強度なコーナR タイプを取り揃え、高硬度材の高能率加工に対応する。プリハードン鋼、高硬度材(70HRC対応)、高速度工具鋼などの中仕上げ~仕上げ加工に威力を発揮する。
〈特長〉
(1)心厚剛性のある本体設計により、工具の倒れを最小限に抑え、高硬度材の高速・高能率加工を実現。
(2)独自の切れ刃形状の採用により切削抵抗を低減、シャンク径をh5 公差とすることで工具の振れ精度を抑え、中仕上げから仕上げ加工までの高精度加工が可能。
(3)高硬度材の切削加工で長時間・高精度加工を実現するコーティング材種「DH102」を採用。新コーティング被膜「DH1」は、ナノ多層膜で構成され耐高温酸化性・耐衝撃性・被膜靭性および密着性に優れる。高硬度材加工で他社品比2倍の加工寿命が得られる。
(4)コーナR タイプのR 形状部は、ネガリードギャッシュ形状を採用し、外周切れ刃との繋ぎを滑らかにすることで、耐欠損性を向上させ高能率加工を実現できる。
■サイズ・価格
・スクエアタイプ ショート刃長(6形番):Φ1~Φ6
・スクエアタイプ レギュラ刃長(28形番):Φ1~Φ20
・ラジアスタイプ レギュラ刃長(39形番):Φ3~Φ20
・スクエアタイプ ミドル刃長(6形番):Φ6~Φ20
・スクエアタイプ ロング刃長(6形番):Φ6~Φ20
標準価格:6,940円~127,500円(税抜き)
高送り/肩削り加工用工具「マルチエクストリーム」サイズ拡張!
今回、高送り加工と肩削り加工のマルチな加工が可能な両面6 コーナ小型インサートタイプの刃先交換式カッタにボアタイプフライスEXM 形のサイズバリエーションを拡張し、幅広い加工に対応できるラインナップを揃えた。炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、50HRC以下の焼き入れ工、鋳鉄、ステンレス鋼の高尾栗加工および肩削り加工に威力を発揮する。
〈特長〉
(1)本体は、軸方向切込み量(ap)最大2ミリの高能率高送り加工が可能なHFタイプと、平面・立壁・隅加工の肩削り加工が可能なSMタイプの2種類をラインナップ。本体を変え、同一インサートで高送り加工と肩削り加工に対応。また、SMタイプ本体には識別用の溝を入れているため、HF・SMタイプ本体の識別も容易。
(2)インサートは両面使用可能な6コーナ仕様で経済的。小型インサートの多刃仕様により高能率加工が可能。
(3)インサート拘束面はダブテイル構造を採用、インサートをねじ1本で強固に固定でき、切削抵抗によるインサート動きを抑制、安定した長寿命加工を実現。
(4)インサート材種は、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた汎用性の高いPVDコーティング材種「JC8050」および、難削材・高硬度材加工に適する「JC8118」を採用。
一般鋼からプリハードン鋼、鋳鉄、50HRC 以下の焼入れ鋼まで幅広い被削材に対応可能。
■サイズ・価格
・本体:ボアタイプフライスφ50~φ80(計8形番)、モジュラーヘッドタイプφ32~φ42(計4形番)、エンドミルタイプφ32~φ40(計6形番)
標準価格:27,600 円~81,500 円(税抜き)
・インサート形番:WNMU070620ZER-PM(インサート材種:JC8050、JC8118)
標準価格:1,370 円(税抜き)
DMG MORI 本年全世界でカーボンニュートラルを達成
DMG MORIは、持続可能な社会を目指し、脱炭素社会や資源循環型の社会に向けた取り組みを行っているが、このほど、2021年、グローバルで生産する全商品の部品調達から商品出荷までの工程においてカーボンニュートラルを達成したと発表した。さらに、2022年にはサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目指すとしている。
同社は2001年度からISO14001に準拠した環境マネジメントシステムを取得し、工場内の環境保全に努め、太陽光発電設備の導入や照明の低消費電力・長寿命LEDへの取り換え、先進的な暖房・換気・冷房システムの採用など、あらゆる面でCO2排出量削減に取り組んきた。
日本国内拠点では、すでに2020年4月より東京グローバルヘッドクォータにてCO2フリー電力の購入を開始しているが、さらに本年4月から同社最大の生産拠点である伊賀事業所と名古屋にて、CO2フリー電力に切り替える。また、本年秋頃には、同社伊賀事業所構内にCO2排出量実質ゼロの木質バイオマス熱電供給システムを設置予定である。
工作機械業界はCO2排出が少ないクリーンな業界とされており、部品調達から商品出荷までのCO2排出量全体の内、調達部品による排出が70%以上を占め、同社による直接排出は約7%(2020年)。同社では、実際のCO2排出量削減への取り組みを加速させる一方で、自社の活動により削減できないCO2排出量に関して、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトへ出資することでオフセットする。
2020年、欧州を拠点とするDMG MORI AGにおいてカーボンニュートラルを達成した。2021年からはグループ全体に取り組みを広げ、ブラジルの水力発電やインドの太陽光発電などのプロジェクトへ出資し、2021年CO2予想排出量をオフセットすることにより、グループ全体でカーボンニュートラルを達成した。
本年1月から出荷している全世界の同社機にはカーボンニュートラルな体制で生産された商品を表す「GREENMACHINE(グリーンマシーン)」マークが付いている。
同社では、「現在、世界中で約30万台以上の工作機械が稼働しており、工作機械の省エネは地球環境に大きな影響を与えます。当社は長年にわたって工作機械のエネルギー効率を最適化し、加工条件の向上や、加工時間の最短化を行うことで環境に配慮した商品を開発、普及することにより、お客様の施設において最先端のエネルギー効率を実現できるようサポートしてまいりました。当社は風力・水力発電などの再生可能エネルギーの開発や燃料電池、e-モビリティなどグリーンテクノロジー製品の部品を生み出す高い技術と豊富な経験をもっており、事業活動を加速させることがCSRおよびESGへの取り組みにつながります。」と述べており、2030年までに、2019年度比で機械1台当たりのCO2排出量の30%削減を目標に掲げている。
↓同社のサステナビリティの取り組みの詳細はコチラ↓
https://www.dmgmori.co.jp/corporate/sustainability/index.html
社長訓示 DMG森精機/アマダ/日立建機/コマツ
「メリハリをつけて最大のパフォーマンスを」
●DMG森精機(株) 取締役社長 森雅彦
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
昨年はCOVID-19の影響で就職活動も非常に困難な状況だったと思いますが、これからしっかりと研修を受講して大きく成長していくことを期待しています。
人生においては、時間のマネジメントが非常に重要です。1日24時間、1年365日で8,760時間は皆平等です。例えば、スポーツを通したプロモーションと社会貢献を目的に2018年に発足した、当社のセーリングチーム「DMG MORI SAILING TEAM」が次回2024年開催のVendée Globe2024に再挑戦することを発表しました。
ビジネスでもプライベートでも数年先のことはすでに細かく決まっています。未来を可視化して、そこに照準を合わせて自身を鍛え、チャンスを捉えていくことの繰り返しが、人生を前向きにより豊かにします。
今年から、経営理念に自動化・デジタル化や働き方に関する内容を追加しました。「よく遊び、よく学び、よく働く」においては、“よく遊ぶ”ためにはフレッシュな頭、健康な体がなくてはなりません。健康でいるために質のよい睡眠、食事、前向きに考える癖をつけることが非常に重要です。COVID-19により、世の中が健康の大切さを再確認しました。次に“よく学ぶ”について、10年おきに技術と社会はどんどん変化していきますので、専門分野だけでなく各分野の様々なものに興味を持ち、学び挑戦する姿勢が大切です。
最後に“よく働く”について、全社員が有給休暇を20日取得、1日の在社時間を10時間、次の出社まで12時間休むインターバル制の管理を徹底し、メリハリをつけて最大のパフォーマンスを発揮しましょう。
「グローバルワン」という言葉には、全世界の社員がひとつになることの他に、「お客様にとって一番の工作機械メーカーであること」という意味があります。お客様の機械購入時やお困りの際、まずはDMG MORIに相談してみようと、最初にお客様の頭に浮かぶ会社になることが私たちのグローバルワンです。
当社は持続可能な社会を目指し、脱炭素社会や資源循環型の社会に向けた様々な取り組みを行っています。工作機械業界はCO2排出が少ないクリーンな産業です。具体的なCO2排出量削減への取り組みを加速する一方で、自社の活動により削減できないCO2排出量に関して、国際的に認定された持続可能な気候保護プロジェクトへ出資することでオフセットしています。高精度・高品質の多軸・複合化された工作機械を提供する事が環境負荷の低減に重要であり、事業活動を加速させること自体がCSRおよびESGへの取り組みにつながる稀有な産業です。
さらに、マーケティングが非常に重要です。自身が利用したことがある会社の商品、サービスはお客様視点が分かりやすいですが、工作機械はBtoB産業のため難しいと思います。毎日使用されているお客様の気持ちを想像し「よい機械とはなにか」を常に意識し、近年取り組んでいる様々なマーケティング手法を活用してください。
仕事を通して人生を豊かなものにするため、よく遊んで、よく学んで、よく働いて充実した人生を送ってください。
「若い力で果敢にチャレンジを」
●(株)アマダ 代表取締役社長 磯部 任
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
アマダグループの5つの会社に62名の新しい仲間を迎えることができることができ、大変嬉しく思います。今年はWeb中継による入社式にせざるを得ず、皆さん一人ひとりの顔を直接見ながらお話しできないことを、大変残念に思います。
グローバルな社会や経済に目を向けますと、DXやEV、5Gなどをはじめとする技術革新は日々めざましく、コロナウイルスの感染拡大が変革のスピードを加速させていると言われています。人々の生活スタイルや価値観も一変し、今私たちは歴史的に大きな時代の転換点にいます。
このような大きな課題に向き合うための羅針盤として、アマダグループには、5つの経営理念があり、その筆頭には、「お客さまとともに発展する」、「事業活動を通じて国際社会に貢献する」を掲げています。私たちはこれまでにもいく度となく苦しい状況に直面してきましたが、そのたびに、経営理念に基づきお客さまや社会が抱える課題を解決することを徹底的に考え、新しい商品やサービス、ビジネスの手法を創り出してきました。
このように企業環境が激変する中で、皆さんには、「若い力で果敢にチャレンジする」「常に外に目と耳を向け、柔軟に対応できる力をつける」「アマダブランドを担うという自覚と責任を持つ」、ということを期待しています。アマダは、他社がやらないことに先駆けて挑戦してきた歴史があります。小さなことでも踏み出す勇気を持ち挑戦すれば、仮に失敗してもその結果から考え、次の答えを導き出せるようになるはずです。仕事を行う際は、その先にあることや社会の動きと関連づけて考えていくことを習慣づけ、アマダグループの顔として柔軟な対応ができるように心掛けてください。これら3つの力を蓄えて新たな歴史を作っていただくことを願っています。
最後になりますが、まずは、明日からの研修に一生懸命に取り組み、同期で切磋琢磨、競争意識を発揮して努力してください。ぜひこの厳しい変化の時代を皆さんと乗り越えて、アマダグループを友人や家族にも誇れる企業にしていくことに皆でチャレンジしていきましょう。
「Kenkijinスピリットと個性を大切に」
●日立建機(株) 執行役社長兼CEO 平野耕太郎
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。新型コロナウイルスの感染拡大に注意を払いつつ、本日、入社式を開催し、2021年度の新入社員の皆さんと直接会うことができたことを大変嬉しく思います。当社の新しい仲間として、皆さんを心より歓迎します。
新型コロナウイルスは、まだ完全に終息の道筋が見えたというわけではありませんが、このような状況の中でも当社は着実にビジネスを展開しています。ぜひ皆さんも、これからの研修や業務では前向きな気持ちをもって積極的に取り組んでください。
まず新入社員の皆さんに心掛けてほしい点は、「基本と正道」です。何事にも「基本」というものがあるように、仕事にも「基本」があります。基本がしっかりしていれば、いかなる環境下においてもチカラを発揮することができ、また周りの環境変化に対しても自分を見失うことなく適切に対応できるチカラにもつながります。そのため、焦ることなく、まずは「基本」をしっかりと身に付けてください。
そして、忘れてはいけないのが「正道」です。これは「正しい道」と書きますが、今後皆さんが物事を判断するときに、必ず立ち返っていただきたいことです。例えば、何か行動しようとする時には、それが本質的に正しいことなのか、自分のためだけではなく周りの人や社会のためになるのかを常に考え、社会人としての責任を果たし、良識ある人間として
正しい道を歩んでいただきたいと思います。
本日、皆さんは、日立建機の社員、すなわち全世界の日立建機グループの仲間になったわけですが、今後は全社員に共通する価値基準、行動基準である「Kenkijinスピリット」を遺憾なく発揮するとともに、皆さん一人ひとりが持つそれぞれの個性も大切にして、各職場で活躍されることを大いに期待し、また、とても楽しみにしております。
日立建機は昨年、建設機械の本格生産を始めてから70周年の節目の年を迎えました。この70年の中で、我々のビジネスは大きく変化し、今やグローバルで事業展開をしています。
今日現在、我々が販売した機械は世界中で30万台以上稼働しています。これからも我々は、大きな変化の中でビジネスを拡大していきます。その中心となるのが、今日ここに入社式を迎えられた皆さんです。共にこの日立建機をさらに発展させていきましょう。
「安全・健康第一に、グローバルに活躍しよう!」
●コマツ代表取締役社長兼CEO 小川啓之
「入社おめでとう。今日から、私たちの仲間になったことを心から歓迎したい。
皆さん一人ひとりには、何よりも安全・健康第一で、コンプライアンスを徹底し、社会人人生を歩んで行ってもらいたい。企業を取り巻く環境は、DX化の推進や、気候変動やカーボンニュートラルなどのESG課題への取り組み、ウィズコロナ、アフターコロナの新しい時代への適応など、世界的に大きな変化の中にいる。このような環境下、コマツグループは世界中のお客さまの現場の価値創造を進め、業界のリーダーとして、新しいコンセプトや新しいビジネスモデル、新しい商品群を実現し、収益向上とESG課題解決の好循環により持続的成長を目指し、経済発展や環境等、社会に貢献していく。
コマツグループは、共に働く仲間もグローバルに展開している。多様な文化を受け入れ、人脈を作り、専門技術力や独創力を培いながら、グローバルな人材能力を磨いてもらいたい。そしていろいろな機会に積極的にチャレンジすることで、さまざまな知識を身につけ、行動の範囲を広げていって欲しい。また、コマツの強みは、他社に先駆けたイノベーションへの取り組み、コマツウェイによる価値観の共有、そして、継続的な事業改革/構造改革で、これらの強みを体現する為に、いろいろな場に積極的に飛び込み、現場・現物・現実に基づいて問題点をしっかりと見つめ、自律的・継続的に改善・改革する現場力を身につけて欲しい。そして、言葉にしたことは必ず実行するという強い意志を持ちながら、自分自身の夢の実現に向けて強みを磨いてもらいたい。
この度創立100周年を機にコーポレートアイデンティティーを体系化し、「ものづくりと技術の革新で新たな価値を創り、人、社会、地球が共に栄える未来を切り拓く」という存在意義と、「挑戦する」「やり抜く」「共に創る」「誠実に取り組む」という価値観を定義した。ブランドプロミスである「Creating value together」の通り、次の100 年に向けて共に新しい価値創出に挑戦していこう。」
日本金型工業会がオンラインで「ドイツとの意見交換会」を開催
日本金型工業会(会長=小出 悟 小出製作所社長)が、去る3月19日、オンラインでドイツ機械工業連盟(以下VDMA)およびドイツ金型工業会(以下VDWF)の協力のもと、「ドイツとの意見交換会」を開催した。
日独両国の金型企業のリーダーが集まり、「アフターコロナに向けてどのような準備をしているか」についてパネルディスカッションが行われた。意見交換会では、①規模が小さい、②人口動態、③人材確保難、④人件費高、⑤価格高、⑥自動車産業への偏りについて、両国の類似性が明らかになった。
これらの課題に対する解決策としての取り組みの方向性について、①デジタル化、②自動車産業以外の模索、③持続可能な製造、④人材教育の方向性も一致していることが分かった。
今後については、両国が抱える課題解決に向けた協力関係の構築を模索するためのプラットフォームとして、日本金型工業会では、引き続きVDMAmVDWFと連携し、今後も会合を通じて交流を続けていくとしている。
DMG MORI SAILING TEAM 白石康次郎選手と次回Vendée Globe2024挑戦へ
DM森精機(社長=森雅彦氏)のプロフェッショナル外洋セーリングチームDMG MORI SAILING TEAMが、3月31日(水)に東京都内の帝国ホテルで記者会見を行い、スキッパー白石康次郎選手とDMG森精機の森社長が登壇し、Vendée Globe2020-2021を完走したことの報告と、今後の活動方針について発表した。
Vendée Globe2020-2021では、レース6日目にDMG MORI Global One号のメインセールが破損するも、船上で白石選手が単独で修復、レースを続行し、単独無寄港無補給、最も過酷といわれる世界一周レースにおいて、全33チーム中16位で、アジア人初の完走を成し遂げた。
また、世界一周をするレース中には、一般商船や海洋調査船の航行が少なく、研究調査がまだ行き届いていない南氷洋等を含む合計6箇所で海洋マイクロプラスチックのサンプルを採集した。会見中に、白石選手よりJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター長の藤倉克則氏に採集したサンプルを提供した。今後JAMSTECにて、研究調査が行われる。
また、今回の会見では下記の方針で活動していくと発表した。
① 白石康次郎選手とVendée Globe2024に挑戦
② 日本にもっとヨット、セーリング文化を普及
③ 若手スキッパー、エンジニアの育成
4年後の次回「Vendée Globe2024」に白石康次郎選手と出場し、レース完走と8位入賞を目指す。新艇は建造せず、Vendée Globe2020を走り抜いた『DMG MORI Global One号』をさらに改良させ、2022年より予選レースに出場する予定。
日本においても欧米のようにヨットやセーリングがもっと身近に感じられるよう、セーリング文化を普及させていきたいとの考えから、この夏、『DMG MORI Global One号』を日本に持ち込み、日本国内3つの港(暫定で横浜、愛知、神戸)でイベントを開催する。スポンサー、メディア、ヨットおよびセーリングに興味関心のある方々に加えて、地域の小学生やご家族など、幅広く参加を募り、乗船体験や艇内部を見学する内容を計画している。また、国内レースへの参加も予定している。
世界に挑戦する若手外洋スキッパー、ショアクルーとエンジニアの育成に取り組み、若手の登竜門として位置づけられる全長6.5メートルの艇「Mini6.50」クラスを当チーム拠点のあるフランスと日本に導入する。小型かつ安価で取扱いやすいことから世界中に多くの競技者がおり、全長18.28メートルの「IMOCA60」クラスを操るVendée Globeのスキッパーも、まずはMini6.50クラスから始めるトップセーラーがとても多いという。
2021年2月分工作機械受注総額は1055.9億円 日工会
日本工作機械工業会がこのほどまとめた2021年2月分の受注実績は以下の通り。
2021年2月分工作機械受注総額は、1055.9億円(前月比+19.1% 前年同月比+36.7%)となった。受注総額は、2019年7月(1028.8億円)依頼、19カ月ぶりの1000億円超。
2カ月ぶりの900億円割れも、3カ月連続の850億円超。外需を中心とした回復が継続し、外需比率は6年9カ月ぶりの70%超。外需を中心とした回復により、外需比率は2カ月連続の70%超。
内需は304.7億円(前月比△15.4% 前年同月比△4.8%)で、2カ月ぶりの300億円超。緊急事態宣言の再発出や補助金待ち等もあり前年同月比は27カ月連続減少と、外需に比べ緩やかな回復。
外需は751.2億円(前月比+20.7% 前年同月比+66.1%)で、2019年3月(767.3億円)以来、23カ月ぶりの750億円超。主要3極全てで前月比、前年同月比とも増加し、欧米でも増加傾向が鮮明化。
先行して回復した中国に加え、欧米でも増加傾向にあるが、感染拡大状況を踏まえつつ、国内の動向を注視。
2月分内需
304.7億円(前月比+15.4%% 前年同月比△4.8%)。
・2カ月ぶりの300億円超。
・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比27カ月連続減少。
・緊急事態宣言や補助金待ち等で内需の増加は緩やかながら引き合いは増加傾向。
(出所:日本工作機械工業会)
2月分外需
751.2億円(前月比+20.7% 前年同月比+66.1%)
・2019年3月(767.3億円)以来、23カ月ぶりの750億円超。
・前月比2カ月ぶり増加、前年同月比4カ月連続増加。
・主要3極全てで前月比増加し、欧米でも2020年初の首位順に戻るなど回復が鮮明化。
(出所:日本工作機械工業会)
日本建設機械工業会 2021年2月度 建設機械出荷金額統計まとまる
日本建設機械工業会がこのほどまとめた2021年2月度の建設機械出荷金額は、次のとおり。
2月の建設機械出荷金額は、内需は6.2%減少の765億円、外需は6.9%増加の1270億円となった。その結果、内需は2カ月連続の減少、外需は4カ月連続の増加となった。総合計では1.5%増加の2034億円となり、4カ月連続の増加となった。
内需について機種別に見ると、トラクタ20.9%増の86億円、コンクリート機械4.9%増の28億円、その他建設機械4.1%増の59億円の3機種が増加したものの、他の6機種と補給部品が減少し、内需全体では6.2%の減少となった。
外需について機種別に見ると、トラクタ41.2%増の145億円、油圧ショベル14.2%増の543億円、ミニショベル13.9%増の241億円、道路機械26.3%増の23億円、その他建設機械5.9%増の151億円の5機種が増加した。
地域別に見ると、オセアニアが7カ月連続の増加、欧州が5カ月連続で増加、中近東が4カ月連続で増加するなど、全9地域中7地域で増加し、外需全体では6.9%の増加となりました。
(増減は前年同月比)
アマダスクール 「第 33 回優秀板金製品技能フェア」の受賞作品を選出
職業訓練法人アマダスクール(神奈川県伊勢原市、理事長:伊藤克英氏)がこのほど、「第33回優秀板金製品技能フェア」において、優れた技能・技術で作られた板金作品を選出したと発表した。選考は日本塑性加工学会会員、シートメタル工業会役員や各審査委員のほか、選考期間中にアマダ・ソリューションセンター(神奈川県伊勢原市)を訪れた来場者やWEB 投票で行われ、その結果、応募総数288 点の中から技能賞以上の優秀作品78 点が選ばれた。
今回はコロナ禍にもかかわらず、 国内応募総数は過去最多の 190 点を記録するとともに、高精度なマシンを用いた新たな加工技術や組立手法に挑戦した作品に注目が集まった。
主な受賞作品は下記のとおり。
厚生労働大臣賞
●(株)現代工業
作品名:Rのクロージング曲げ
〈作品説明〉 本作品は、一見して「1枚板からは加工困難」と思われる形状に対し、専用金型を使用せず加工時の金型や機械テーブルとの干渉を避け、困難な曲げ線の位置決めに挑戦した作品。
〈評価視点〉 2種類の標準金型にこだわった曲げ順決定には試行錯誤と工夫の跡が見られるとともに、64回の曲げ加工の内、半数以上を目視によるケガキ曲げにもかかわらず、非常に高い加工精度(累積誤差は0.2mm程度)を実現している。一発勝負で高難度の曲げ加工に挑戦した意欲と技能が評価された。
経済産業大臣賞
●(株)佐藤医科器械製作所
作品名:ひずみ玉
<作品説明> 本作品は、六角形と五角形の基本形によるサッカーボールの形状を三角形を基本とするパーツに分解し、各パーツをレーザ加工の熱歪みで球面状に成型した作品。
<評価視点> レーザのケガキ加工時の熱歪をコントロールし、板材を成形するアイデアと、目標精度までに試行錯誤を重ね、技術データベースとしてノウハウにしたことが素晴らしい。形状精度の再現性もあり、今後のレーザ加工の応用分野としての可能性が高く評価された。
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■神奈川県知事賞
(株)光伸テック
作品名:ステンレスQ
■中央職業能力開発協会会長賞
ナサ工業(株)
作品名:曲線
■日刊工業新聞社賞
飯島プレス(有)
作品名:クラシックカメラ
■日本塑性加工学会会長賞
(株)佐藤製作所
作品名:32+32面体
■海外最優秀作品賞
STEELTEK SRL (イタリア)
作品名:COFFE MACHINE
DMG森精機 オンライン学習コンテンツ「デジタルアカデミー」新コースの提供開始
DMG森精機は、2月26日よりオンライン学習コンテンツ「デジタルアカデミー」において、新たにターニングセンタベーシックの提供を開始した。
同社は、2020年6月の「デジタルアカデミー」提供開始と同時に、機械加工の知識がない人を対象とした完全eラーニングの機械加工ベーシック(2.5時間)、また同年8月にはマシニングセンタベーシックを公開し、既にのべ約400名の教育機関や企業の顧客に受講されており、「図や動画を交えて学習出来て分かりやすかった」、「スマホやタブレットに対応しておりプライベートな時間に勉強できた」、「NC工作機械を利用する企業への就職に役立った」などの高い評価を得ている。
また、同社の入社1~3年目の社員約200名全員が受講しており、新人教育のデジタル化にも積極的に取り組んでいる。
DMG森精機アカデミーにて提供しているターニングセンタベーシックでは、プログラミングや機械操作についてさらに実践的な内容を学ぶことができ、今回新たにeラーニングを導入。これらのコースでは加工条件・数式といった具体的な知識について丁寧に解説し、豊富な実習に取り組んでいただくことで、基本的なNCプログラミングと機械操作が習得できる。
従来は、三重県の伊賀事業所にて、最大5日間の現地講義を実施していたが、講義部分を全面eラーニング化したことで、8時間に凝縮して学習が可能となった。また、受講期間内に繰り返し学習できるため、演習と復習のサイクルによって理解度を高めることができる。さらに、コース内で学習する図面・工程表をダウンロードして演習に取り組むことで、デジタルコンテンツでありながら現場で即役立つ知識・経験を身に付けることが可能となる。
メリットと特長
●デジタルアカデミーのメリット
・いつでも・どこでも・何度でも学習が可能
・電話やメールで何度でも質問が可能
・動画やアニメーションを用いた分かりやすい講義をPC・タブレット・スマートフォンから学習が可能
・単元ごとに小テストや確認テストで理解度を確認しながら受講可能
●ターニングセンタベーシックの特長
・機械の操作方法を疑似体験形式で学ぶことで、受講後すぐに基本的な機械加工が可能
・量・質ともに充実したNCプログラミング実習
・図面と工程表がダウンロードでき、実際に書き込みながら学習が可能
また、同社では、2021年に複合加工機ベーシック・5軸加工機ベーシックのeラーニング化を予定している。これらのコースはマシニングセンタ・ターニングセンタベーシックが土台となった、より専門的な加工について取り扱う内容となっており、従来の集合型研修も毎年多くの顧客に受講されている。これまでは熟練技術者の受講が多いコースだったが、eラーニングを導入することにより、不明点を繰り返し確認しながら学習ができるので、若手・初心者にも推奨できるよう開発を進めている。
受講の申し込みは、設備に関する様々な情報を一元管理出来る登録無料のポータルサイト「my DMG MORI」から受け付けている。 なお、同社Webサイトにデジタルアカデミーの体験動画を公開している。登録不要で体験版コンテンツを利用できる。
●マシニングセンタベーシック https://www.technium.net/school/detail/ol2/
●ターニングセンタベーシック https://www.technium.net/school/detail/ol3/