無造作淑女
防犯網戸が本邦初公開!
「外出時に安心して空気の入れ替えが出来たり、就寝時に窓を開けっ放しで眠れたらどんなにいいだろう・・・」
防犯網戸があったらいいわよね。そう思わない?
以前、飲み食いをしながら友人の毒女(大学職員・研究職)らとそんな話で盛り上がっていた。
なんせ、働く女は忙しい。われわれは夜遅くまで遊び・・・じゃない働き、出張も多く、くたびれ果てて帰宅する。
「閉め切った部屋独特の、もわーんとした空気が充満する部屋のあの嫌な感じったらないわよね。あーやだやだ」(毒女の叫び)
ついでに、夜は防犯の観点から網戸にして眠れない。都会の夜は田舎と違って恐ろいので、窓を閉め切ってエアコンをかけて寝なければならず、肌や身体にいいわけない。
恐ろしいことにエアコンによる乾燥と冷えは加齢を促進させるのよね。
きゃ―――っ! 考えるだけでイヤっ!!
自然の風感じながら眠りたい!
このような環境ストレスから解放されるには、なんとしても「防犯網戸」が必要なのだ!
それになんてたって省エネですものね。地球環境に優しいわよね♪
*ちなみに以前掲載した防犯網戸についての記事はコチラね↓↓↓
http://seizougenba.com/node/112
http://seizougenba.com/node/1102
ってなわけで、以前、ブログに掲載した“ヤマっ気満々”の防犯網戸記事を読んで下さった方から嬉しいお便りが届きましたが、とうとう関西金網(株)/ターミメッシュジャパン(株)が製品化にこぎつけ、3月6日~3月9日まで東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2012」で初公開されました!
この製品については後ほどレポート記事を掲載するのでお楽しみに!
初お披露目。注目の的だったわよ!
「防犯網戸」の名称は「マジェステック」。
高耐久ステンレスメッシュとアルミ枠を組み合わせた製品で、犯罪の多発する海外の防犯規格をクリアした防犯窓、防犯戸に仕上がっていました。
このように製造現場ドットコムで掲載した記事が新製品開発のお役に立てたことは嬉しい限りです。
何気ない日常にいろんなアイデアは潜んでいます。
そしてアイデアを具現化する第一歩は感性にあり!
個人のライフスタイルは様々です。独身の人もいれば子だくさんの人もいる。がむしゃらに働いている人もいれば、時間に余裕のある人もいる。若かったり高齢だったり健康だったり、病を持っていたり、それは様々です。
いろんな人が楽しく生活できるための工業製品を生みだすには、アイデアが必要不可欠であり、アイデアを生み出すには感性が必要だと感じています。
私たちは生きている以上、いろんな人と出会い、いろんな出来事に遭遇します。嬉しいハプニングもあればとんでもないアクシデントもあります。ひょんなことから一気に物事が解決したり、逆に地雷を踏むような問題が勃発したりもします。もちろん経験から物事を推測することも大切ですが、物事の本質というのは大抵隠れているものです。この隠れている部分を感じ取るには、感性が必要だといつも思っています。
というわけで感性を磨くには楽しい日常があってこそ。
たまには遊び呆けてバカになるのも良しとしましょう!
小さく見えるあ・た・し(嬉)
この身長差をご覧ください!
記事写真では分からないと思うので、先にブログで予告を兼ねてアップしちゃいますね。
取材をした光金型製作所の光久専務さんはとにかく背が高い! 今まで私が取材をした中で最も大きな方でしょう。
態度も図体もでかい私がこんなに小さく見える~! 嬉しいじゃないの!
ところで今回の取材では3代目の本音をお話していただきました。
先代が築きあげた土台と時代の狭間で何を感じてるのかをしっかりお聞きしました*^^*フフッ
人は生まれた時代を背負って生きているんだな、としみじみ実感しました。
白鳳堂の化粧筆
とうとう7年以上使っていた化粧ブラシがお役目ゴメンとなりました。
今まで顔面加工に貢献してくれてありがとう。
というわけで、新しい化粧筆をゲットしました。
ジャ―――――ン! 白鳳堂の化粧筆です
白鳳堂といえば、伝統的な筆の製造工程が有名です。
各工程を分業化し、熟練の職人たちがつくりあげているシロモノです。
大量生産の安価な中国製に押されて大変だった時期もあるようですが、同社のこだわりが高く評価され、2005年には「第一回日本ものづくり大賞総理大臣賞」を受賞しています。
このこだわりは海を越えてメイクにこだわるハリウッド女優はもちろん一流化粧ブランドメーカーからも支持を受け、世界に白鳳堂の名を知らしめたのは有名な話ですね。海外女優さんやメイクアップアーティストさん達は、来日した際に白鳳堂に足を運ぶと聞いたこともあります。
実は私、第一回日本ものづくり大賞に受賞されたときのパーティでリップ筆を頂きました。
この筆が非常に良く、いまだに健在で痛んでおりません。なので、次に化粧筆を購入するときは、ぜひ白鳳堂のものを購入しようとずっと心に秘めていたのです。
あれから7年以上が経過しましたが、ようやく念願が叶いました。
よい加工はツールが大事。
顔面荒加工から超仕上げ加工までこれからお世話になる化粧筆ですが、きっと優れた面品位を実現してくれることでしょう。
あらっ? 購入した覚えのない奇妙な筆が!
破壊の科学
できたてホヤホヤの書籍をご紹介します。
非破壊検査技術の専門家である谷村康行氏が執筆した~おもしろサイエンス~「破壊の科学」(日刊工業新聞社)。
今までも谷村氏は日刊工業新聞社から「非破壊検査 基礎のきそ」など含め4冊の本を出しています。
想定する読者はおませな中学生から高校生、社会に出て間もない新人だったそうです。
今回はさらに主婦層でも読める内容となっております。ここが高いポイントです。
谷村氏は、「破壊はどうしても事故とつながり暗いイメージがありますが、科学技術としてみた場合には興味深くおもしろいことがたくさんあります。このことを伝えたくて執筆しました」とのこと。難しい内容をかみ砕いて分かりやすく説明しており、まさに専門家として実績を積んだ谷村氏だからこそ書けるのであろう充実した内容になっております。
ものが壊れるのはなぜか? どうすれば壊れなくなるのか? というテーマのもと、「ほほぅ、なるほどね!」と思わず膝を打ってしまうことがふんだんに盛り込まれています。写真や図解がたくさんあるので非常に分かりやすく、科学好きは思わず身悶えしてしまうことでしょう。
読むと、「またひとつお利口さんになってしまった」って感じでしょうか。
楽しめるうえ、とても勉強になりますよ。今まで知り得なかった謎の扉が開いたようです。
産業界で社会人を長くやってると、「今さら人に聞けないよぅ~」ってことが、ちょくちょく・・・いや、私の場合はしょっちゅうありますが、そういう方にもお勧めです。特に業界紙(誌)の記者さん、広告営業マンさんは必読の価値アリですよ。
あらっ?
今日はなぜだか本の宣伝に力が入ってしまう私ですね。
当然、理由がありますわ。おほほ。
P106~P107に不肖ながらこのわたくしめも、ちょこっとお邪魔しているワケですもの。
このようなステキな本に微力ですが貢献できて非常に嬉しく思っております。
さて、この本の大まかな筋書きは以下のとおりになっています。
●第一章 力と破壊 ―ものを壊す力とは?―
●第二章 ガラスの壊れ方 ―強化ガラスはなぜ割れにくい―
●第三章 金属は柔らかいから割れない!? ―その強さとタフさの秘密―
●第四章 さまざまな破壊とそれを防止する取り組み
この本の中のはじめに谷村氏の印象的な言葉がありました。
破壊の裏面はものづくりであり、破壊の先にあるのは創造です。破壊から悲劇の影が消える日を筆者は夢見ています―――
なんて素敵な言葉でしょうか。
この言葉にノックアウトされました。
三井さんの巨大な「HU-100-5X」を見た!
先日、行ってきた三井精機さんのプライベートショーで工場見学をいたしました。
精度が狂わぬよう、徹底的に温度管理をしている工場内です。
この工場内は測定器が多いです。目の前には真直度測定器がありました。とにかく寸法にウルサイ同社の取り組みが歩くと分かります。
同社では「最後良ければすべて良し」――――の考え方は全くありません。
少しの寸法の狂いでも、いずれマシンにストレスがかかります。それを徹底排除するためには、ひとつひとつの寸法をしっかり測定し、あらゆる部位に積み上げるようにひとつの工作機械を造り上げて行かなくてはならないとのこと。
さて、この巨大なマシンをご覧ください。
大型・高精度トラニオン・タイプの横型5軸機械です。写真は「HU-100-5X」
ストローク(㎜)X1300 Y1200 Z1200、パレットサイズ(㎜)1000×1000、最大積載ワーク(㎜)φ1500×H1500のものです。
前から拝見したらこんな感じ。
真円テストの途中のようです。
このマシンの特長は、精度や剛性で有利な傾斜テーブル。精度の割り出し誤差の影響が少ない造りになっているんですよ。
かっこいいマシンですね。
さて、カッコイイといえば、東京で行われたプライベートショーでは、パリダカの日野レンジャーが展示されていました。
三井精機の名前を発見!
絞り加工に挑戦!
1月にウィルス性胃腸炎にかかって酷い目にあったと思ったら、今度は風邪をひいてしまいました。
日頃から風邪には気をつけていたんですが、働き過ぎて体力が落ちてしまったのね・・・(←決してダイエットで体力が落ちたとは言わない)。熱が出てしまったわ。
今日は病院に行って薬を処方してもらってしばらく布団の中でゴロゴロしていました。今週は出張があります。なんとしても万全な体調に戻さねばならぬ・・・・。
熱が一気に上がり(←ここが苦しい時)汗をかくと、急に回復するから不思議です。
さて、この前のブログでも記載しましたが、先月、相和シボリ工業さんに取材にお伺いしました。
工業デザイナーの平川氏と漫画家のたなかじゅん氏と一緒です。お2人のお陰で取材がいつもよりラクだったのは言うまでもありませんが、3人とも仕事が仕事なのもあってか好奇心がいっぱい! 喋るときは同時に喋っちゃうので、それはそれは賑やかな取材になりました。
この日、NC絞り加工に挑戦しました!
これがねぇ・・・なかなか難しい。レバーをXYに動かすと、ぎゅ―――――んって感じ。少々ビビリ腰な私。
このNC絞り機は通常のNC工作機械とちょっと違います。最初に人間の動きを機械に覚えさせ、その動きと同じ動きを機械がするんですね。これを「ティーチング」というんだと、たなか氏はおっしゃっていました。あらやだティーチングなんて言葉、知らなかったわ!
一家の大黒柱って感じです。密かにお気に入りの写真です
次回の注目記事をご覧くださいね!
記事の書き方について
お陰さまでこのサイトも観覧してくださる方がこの一年間でかなり増加しました。励ましのお声をいただいたりと、嬉しい限りです。
さて、製造現場ドットコムファンの皆様ならお気付きだとは存じますが、①ニュース、②コラム、③ブログの3通りに記事を分けております。当然、書き方も違います。
ニュースは起きたことや取材をしたことが主体です。他のライターが書く場合もあります。
コラムは日頃感じていることを私の主観で書いております。
ブログは一般的に「日記形式」と言われていますが、私も例外にもれず日記のようなものです。健忘録でもあるので己の日々の記録といっていいでしょう。したがってブログに関しては自己満足の部分が多く占め、書ききれなかった取材のこぼれ話や、自分がいいな! と感じたことを自分の言葉で掲載しています。
人様のブログを拝読しても私と同じように自己満足の部分が多くを占めており、私は他人のこの部分に魅力を感じるわけです。なので好きなブログは日々チェックをして愛読しています。
最近、ブログ「無造作淑女」に対し、身元不明の方から、他社のライターがしっかりがっつり書いた企画特集記事とゆるーいこのブログを比較して、「このくらいの記事を書けないのか。面白くないんだよ」とのメッセージをいただきました。
ブログはあくまでブログなので、特別な場合(←号外や、写真が多くニュースで書けなかった場合など)を除き、記事のような書き方はしません。―――との思いから、その旨を返信しましたところ、腑に落ちないようでしたので、少し説明をしたいと思います。
コラムもニュース(企画モノも含む)も、ブログと一緒になってしまったらカテゴリーを分ける意味もありません。
今後もブログをニュースや企画特集記事のように扱うつもりはありません。ましてやこれをしたところで、経済効果があがるとも思いません。
ついでに私の日常は刺激に満ち溢れている一方、他人からみたら案外つまんないものかもしれませんが、取材のこぼれ話を含め、写真や日常等々を掲載しているのは、世の中にブログという自己満足を正当化できる楽しいツールがあるからです。さらに補足しますと、幸いなことにブログの更新を楽しみにしているとの声を多く聞くようになりましたので、出来る限り更新頻度を高めるようにしております。面白いか面白くないかは個々の主観の問題なので、面白くないと感じた方はスルーしてしまっても構いません。私は優しいのでいちいち怒りません。
さて、この製造業界の現実をマクロでみると、円高や国内空洞化で面白くないことのほうが多いですね。ド派手なスケールでドカーンと注目・・・なーんてのは例外を除いてほとんど胡散臭いことばかりです。今のところ目新しいことだってそんなにない。ただ、この業界の混沌とした泥臭さの中に、キラリと光る真実があると思っています。
他人様の意見に耳を傾けるよう注意を払っておりますが、自分のポリシーは滅多に曲げません。人の意見に流されてばかりいると、いつかは自分がなくなります。そうすると、失敗を他人のせいにしたくなるわけです。重大な問題が勃発したとき、例外を除いて「おれ(わたし)の責任ではない」と言いわけをして困っている人のほとんどが日頃から他人に振り回されていることを知っています。われわれのような職業の場合、特に主体性がないと後で後悔することのほうが多い。(←経験から学んだ)
人はそれぞれ生き方や立場が違います。いろんな人がいるわけです。サラリーマン、OL、経営者、学者、官僚、とび職、医者、ライター、弁護士、漫画家、政治家、学校の先生等々、皆さん職業も違えば家庭環境も違う。考え方が違うのも当然のこと。職業が違うからといって人間の優劣が決まるわけでもありません。違った考えの相手を受け入れる器の大きさというのも時には必要ではないでしょうか。
ところで、ライター(記者・ジャーナリスト含む)も様々なタイプがあり、会社の看板でメシを食ってるのか、その人の感性でメシ食ってるのかで違ってきますが、メシを食うために重たい身体を引きずって働いているのは皆一緒です。
カネを稼いでメシを食う。
ビジネスの基本は「なにに貢献して利益を得るか」だと思っています。
あらあら、話がかなーり逸れちゃったわね。ごめんあそべ。
ブログはあくまでもブログであるということをご理解くださいね、ということでした。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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