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BIG DAISHOWAが新社屋を竣工
BIG DAISHOWAがこのほど新社屋を竣工した。
同社は2007年1月に販売会社のBIG DAISHOWAと製造会社の大昭和精機を分社化しており、従来の本社・製造会社とは別に新社屋の建物を販売会社の本社とした。
新本社ビルは5階建で、1階に国内営業本部、大阪支店(旧関西支店)、営業技術部、2階に海外営業本部を設ける。3階はプレゼンテーションルームとショールームにより、来客に対応した講習会や展示商品が一堂に体感できる。4階・5階がラウンジと役員室となっている。
このほど大阪支店が機械団地から移転する事に伴い、出荷は従来通り淡路物流センターと機械団地にある旧関西支店から行う。
「従来の本社が手狭になり、近隣で手頃な土地が入手できたのを機に、製販別々の場所に本社を設けることにした。」という同社。今後は事務所スペースにもゆとりができ、さらなる業務効率アップを図っていくとしている。
本社住所:東大阪市西石切町3丁目6番20号
イスカルジャパンがTech Talk(製品動画)を好評配信中!
イスカルジャパンがYouTubeチャンネルにて、Tech Talk (製品動画)を好評配信中だ。
この動画は、製品マネージャーが、今注目の新製品を映像とアニメーションを用いて解説。カタログなどの平面上では把握しにくい情報も、映像で分かりやすく紹介している。
また、カタログにない製品の“秘密”も公開中。隙間時間で手軽に見られる長さでありながら、見ごたえ十分な内容となっている。EVの各部品別ソリューションなど、産業別の提案動画も公開中である。
同社では、「イスカル製品について知りたい時はまずTech Talk! ぜひチャンネル登録を!」としている。
↓Tech Talkはこちら↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96g9LMSHJBiAGc-bSbXgmZ4FK1aYjcdv
「JIMTOF2020 Online」393社が出展 ~多彩なオンラインセミナーも連日開催~
「JIMTOF2020 Online」 (主催:日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)が、2020 年11 月16 日(月)~27 日(金)の12 日間、Web サイト上で開催される。このほど世界8カ国・地域から393社(国内369社、海外24社)の出展が決定し、出展者リストを公開した。
「JIMTOF2020 Online」 は、最先端の工作機械やその関連機器・技術が世界中から集結し、高度な情報交換の場として活用することができるオンライン展示会。動画配信や資料掲載を通じ、新製品・新技術が紹介され、来場者はそれらの最新情報に、時間や場所の制約なくアクセスすることができる。
また、主催者による専門性の高いセミナーや、学生向けセミナー等の充実した特別コンテンツも展開する。
事前入場登録は11月5日(木)より公式WEBサイトで受け付けを開始する。
▼公式WEBサイト▼
http://www.jimtof.org/online/jp/index.html
多彩なオンラインセミナー
〈主催者セミナー〉
主催者セミナーは、全8本を公開。イベントの初日となる11 月16 日には、基調講演として、「すべての人に移動の自由を-未来のモビリティ社会に向けた自動運転開発の取組み-」をテーマに、トヨタ自動車(株)先進技術開発カンパニー 先進安全領域統括部長の鯉渕 健氏が登壇する。20 日には特別講演として、「ガンダム、横浜で動く~ガンダム GLOBAL CHALLENGE~」をテーマに講演を行い、18mの実物大ガンダムを動かす事に挑戦する“ガンダムGLOBAL CHALLENGE”に携わる人々が、ロボット技術や本プロジェクトの展望について語る。いずれのセミナーも、入場登録することで、無料で聴講することが可能。
〈工作機械トップセミナー〉
前回のJIMTOF2018でも大変好評だった学生を対象にした「工作機械トップセミナー」を、11月21日(土)13:30~16:30にオンラインで開催する。工作機械メーカー経営者による講演、工作機械産業に従事するエンジニアによるラウンドテーブルトーク、工作機械関連企業とのオンライン交流会を予定している。参加は学生の方限定で、入場登録とは別に聴講登録が必要となる。
今回の工作機械トップセミナーのプログラムは、「工作機械メーカー経営者から学生へのメッセージ」をテーマに、岡本工作機械製作所 代表取締役社長 石井常路氏が講演。
また、「工作機械エンジニアとしての現在と未来」をテーマにして工作機械産業に従事するエンジニアによるラウンドテーブルトークも開催する。ファシリテータは東京電機大学 工学部機械工学科教授 松村 隆氏。交流会に参加する工作機械関連メーカーとオンラインで交流できる企画もあり、学生の方にとっては聴き所が豊富な内容となっている。
日本金型工業会 「令和時代の金型産業ビジョン」を公開 ~100年に一度の大変革時代に向けて~
日本金型工業会がこのほど「令和時代の金型産業ビジョン」を同工業会ホームページで公開した。
↓令和時代の金型産業ビジョン↓
https://www.jdmia.or.jp/vision/
「金型産業ビジョン」は、同工業会が平成19年に作成し、本年で13年が経過した。今回のビジョンは第3次となる。(①平成19年9月:金型産業ビジョン、②平成26年3月:新・金型産業ビジョン、③令和2年10月:令和時代の金型産業ビジョン)
なお、今回の金型産業ビジョンは、従来の冊子による発行に加えて6分ほどのyoutube動画による要約番を作成している。活動の幅を広げることを目指して電子データ(PDF/パワーポイント)を用意している。
コマツ 建設現場のデジタルトランスフォーメーション実現を加速
コマツは、建設現場で稼働している既存の従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などのICT機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を、2020年11月からミニショベルにも対象機種を拡大し国内市場へ導入する。
同社が本年4月より導入開始した「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」は、建設現場におけるデジタルトランスフォーメーションの実現を加速させるため、油圧ショベル(6トン以上クラス)であれば、コマツ製の建機だけでなく機種を問わず後付けが可能だったが、このほどミニショベル(6トン未満クラス)にも適用を拡大させ、2020年11月以降、コマツグループが保有するレンタル機へ装着して日本国内市場へ導入する。
従来、国土交通省i-ConstructionのICT活用工事は、中型クラスの油圧ショベルでの施工が主だったが、このほど低価格のレトロフィットキットをミニショベルへ後付を可能としたことで建築基礎、道路側溝、管工事の根伐や床掘などの狭所作業へもICT活用工事が広がっていくことが期待される。
日立建機日本 見積もりシミュレーターアプリで営業活動のDX を推進
日立建機の子会社である日立建機日本が、営業・サービス員向けのスマートフォン・タブレット端末専用の見積もりシミュレーターアプリを開発し、 このほど全国の営業・サービス員約9 7 0 名が本アプリの活用を開始した。
この取り組みは、日立建機が取り組んでいるデジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を活用した業務改革:以下、DX)の一つです。同アプリを活用して、日立建機日本が取り扱う約200機種の建設機械を対象にシミュレーション価格(概算見積もり)と納期を算出し、顧客に提示できるようになる。顧客は、具体的な商談による詳細な見積もりを待たず、その場で提示されるシミュレーション価格と納期をもとに、保有している機械の入れ替えや新車の購入、あるいはレンタル機の利用など、今後の事業計画に活用できる。
アストロスケール 岡田CEOが国際宇宙航行連盟副会長に就任
スペースデブリ除去サービスに取り組むアストロスケールホールディングスCEOの岡田光信氏が2020年10月15日に行われた国際宇宙航行連盟(International Astronautical Federation、以下「IAF」)の総会にて、副会長に選任された。
岡田氏は就任にあたり、「グローバルな宇宙業界において産業界が果たす役割が大きくなったことの表れです。今回、IAF副会長に任命されたことは大きな責任を感じるともにたいへんな光栄です。7年前に創業した時、私は宇宙分野において全くの部外者でした。今回の就任により、自分の経験に基づいた新しい視点をコミュニティに提供したいと考えています。」とコメントしている。
2020年7~9月期 ロボット統計受注・生産・出荷実績
ロボット工業会がまとめた2020年7~9月期のロボット統計受注・生産・出荷実績は次のとおり。
業況について
2020年7~9月期は、受注額が対前年同期比0.6%の増加、生産額が同8.9%の減少となった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、貿易摩擦等による不安定な状況が継続しており、業種、用途、仕向け地それぞれにおいて強弱が混在している。
国内出荷は、前四半期同様勢いなく、自動車製造業、電気機械製造業を中心に主要業種、用途で減少。出荷額トータルでの減少は4四半期連続。
輸出は、実装用は同用途向け輸出額の半数以上を占める中国向けを中心にアジア向けが堅調。溶接用は欧米向けが大きく減少、底這いが続いている。半導体用は昨年末からの堅調さが継続している。
受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。
受注
・受注台数(台) : 43,627(前年同期比△1.5%) 【2四半期年連続の減少】
・受注額(億円) : 1,716(同+0.6%) 【2四半期ぶりの増加】
生産
・生産台数(台) : 40,135(前年同期比△11.1%) 【3四半期ぶりの減少】
・生産額(億円) : 1,571(同△8.9%) 【3四半期ぶりの減少】
出荷
・総出荷台数(台) : 40,414(前年同期比△12.4%) 【3四半期ぶりの減少】
・総出荷額(億円) : 1,577(△10.4%) 【3四半期ぶりの減少】
・国内出荷台数(台) : 7,852(同△30.7%) 【6四半期連続の減少】
・国内出荷額(億円) : 398(同△26.5%) 【4四半期連続の減少】
・輸出台数(台) : 32,562(同△6.5%) 【3四半期ぶりの減少】
・輸出額(億円) : 1,179(同△3.2%) 【3四半期ぶりの減少】
国内出荷内訳
■電機機械産業向け
・国内出荷台数(台) : 2,212(前年同期比△20.6%) 【6四半期連続の減少】
・国内出荷額(億円) : 109(同△25.1%) 【4四半期連続の減少】
■自動車産業向け
・国内出荷台数(台) : 2,591(前年同期比△37.5%) 【3四半期連続の減少】
・国内出荷額(億円) : 131(同△28.5%) 【4四半期連続の減少】
輸出内訳
■電子部品実装用
・輸出台数(台): 3,598(前年同期比+17.0%) 【3四半期連続の増加】
・輸出額(億円): 550(同+9.1%) 【3四半期連続の増加】
■溶接用
・輸出台数(台): 5,964(前年同期比△19.5%) 【3四半期ぶりの減少】
・輸出額(億円): 130(同△20.8%) 【2四半期ぶりの減少】
日本機械工具工業会 オンラインで令和2年度秋季総会を開催
日本機械工具工業会(会長=石川則男 オーエスジー社長)が10月7日(水)、新型コロナウイルス感染拡大防止によりオンラインにて令和2年度秋季総会を開催した。
総会に先立ち、石川会長が、「withコロナの時代の最初に迎える大きな変換点は来月に行われる米国の大統領選挙だが、報道ではトランプ大統領の再選は少々厳しいのではないかという見方が多い一方で、金融機関及び経済専門家の見方によるとトランプ大統領はバイデン候補よりも世界経済を押し上げるだろうという予測もある。どちらが当選しても世界経済とコロナ感染対策の両立を図っていただきたいと節に思う。」との考えを示した。
また、切削工具・耐摩耗工具の景況については、「日本機械工具工業会の統計によると、6月~8月まで直近3カ月では、対前年同期比において、生産高では69.0%(6月)、61.6%(7月)、66.3%(8月)となった。販売高は、72.3%(6月)、65.2%(7月)、70.3%(8月)と極めて厳しい状況が報告されている。9月に入り自動車産業の回復が報告されており、一部海外への輸出が上向いてきたという報告もあり、業界全体としては6月~8月までの土砂降りの状況からは少し和らいで来たように感じる。」と感想を述べた。また、昨今のトレンドでもあるニューノーマルについても言及し、「ニューノーマルの時代の新しい働き方といわれる在宅勤務やリモート会議はずいぶん定着しているように思う。しかしながら宅勤務やリモート会議を実行したからといって、それが企業や業界の業績を押し上げるわけではありません。私たちはニューノーマルの世界においても製品とサービスのレベルを上げることを忘れてはならない。そして、仕事のプロセスを改善することによってこの難しい時代を一緒に乗り越えたい。」と意気込みを示した。
続いて、経済産業省製造産業局の松本 崇課長補佐があいさつ並びに経済産業省直近の施策(経済産業政策の重点、日英EPAの大筋合意結果について、国際的な人の往来再開に向けた段階措置)について説明をした。
続いて令和2年度「日本機械工具工業会賞」の発表があり、総務、技術、環境、国際それぞれの委員会からの報告、「世界切削工具会議(WCTC)2022」日本会合の概要、令和2年度「生悦住賞」、「新庄(陰徳の士)賞」受賞者の発表があった。
岩田正尚副会長(イワタツール社長)の秋季総会総括のあと、「世界ライトビークル市場の展望 COVID-19影響分析とCOVID-19時代」をテーマに、HISマークイットジャパン アカウントマネージャー小峰千明氏、マネージャー西本真敏氏によるWEB講演会が開かれた。