無造作淑女

【JIMTOF強化月間】ブルームの「TMAC」は世界が認めた信頼のシステム

世界中の工作機械、自動車及び航空機産業に貢献するブルームの注目製品は「TMAC」よ。
この製品は、主軸負荷を馬力でモニタリングするもの。モーターの負荷は馬力と比例し、主軸負荷値と電流値とは一致しないことに着目し、これにより高精度で正確な主軸負荷データを取得することができるんですって。加工条件を最適化するので工具寿命を改善にも役立つのよ。

主軸負荷(馬力)をリアルタイム表示、小径ドリル・タップの折損・摩耗検知もできるの。
適切な馬力で継続して切削すると工具寿命は延びるとされているけれど、このシステムは送り速度の最適化、予想不可能な重切削箇所では送り速度を落とし、軽切削や切削を行わない箇所では送り速度を早くしてくれるのよ。この機能のお陰で適切なサイクルタイムが送れるってわけね。

それからね、最大4つのクーラント流量または圧力の情報をモニタリングすることもできるのよ。クーラント流量と圧力をツール毎に記憶し、この制御値を適用するの。クーラント流量や圧力が制御値以下に下がった場合、システムはクーラントアラームを発生するわけ。クーラント流量と圧力のデータを外部から読み込み、このデータをリアルタイムでグラフにしてくれるわ。

実はね――――秘密があるの。
ブースに行って、直接説明を聞いて欲しいのよ。
あんなことやこんなことがあるわけで・・・・・。あぁ、これ以上、ワタシの口からは言えないわ! もう、この展示会、メーカーさんのレモンの秘密がいっぱいね!
特に工作機械メーカーさんは要チェックよ! ワタクシがいうのもなんだけど、これはおそらくとても良い情報だと思うわ!

もうひとつ!
JIMTOFの会期中、11月2日(金)11:00~12:00まで、東京ビッグサイト会議棟6階605会議室で「机上計測を用いた機械加工の自動化推進」をテーマにワークショップが開催されるわよ。

気になる内容だけど、机上計測を用いて機械加工に必要な段取りを自動化し手入力によるミスを排除し、加工後の精度確認も机上で簡潔するための機械加工の自動化と効率化について提案するというもので、高能率を求める方にオススメのワークショップですよ☆

ブルームLMTブースNo.西3050

【JIMTOF強化月間】難削加工でお困りの方に朗報! OSGフェニックスシリーズが拡充して登場!

フジテレビの「ほこ×たて」で脚光を浴びたオーエスジーさん。
開発努力の素晴らしさに思わずTVの前で唸った方も多いと思うわ。
オーエスジーさんは、現場の声に耳を傾け、それを開発努力に活かしていると聞いているわ。広く現場の声を拾い集めて顧客の困っていることを解決するための工具作りに注力しているのよね。

今回のJIMTOFで注目する点は、最近トレンドの“難削材加工”でお困りの方々に貢献する刃先交換式工具(インデキサブル工具)のプレミアムブランド“OSGフェニックスシリーズ”を、今回拡充したこと。同社がトップシェアを持つソリッド工具と合わせて、加工をトータルコーディネートし、大きなコストダウンに役立ててもらうというのが目的のようよ。

OSGフェニックスシリーズの他にも、穴ねじ加工用コーナーや業種別展示コーナーなど総合工具メーカーのオーエスジーならではの新製品と新技術がズラリと並んでるわ!

難削材加工に悩む加工現場の方々に!

同社では、JIMTOFの会期中11月3日(土)、東京ビッグサイト6階606会議室で、「タップ・ドリル・ミリング加工における差別化の提案」をテーマにワークショップを開催するわよ。

内容は、ものづくりの現場でどんな差別化をお客様にできるのか? 第一部はタップ、ドリル、第二部はインデキサブル、エンドミル加工において、最新工具が提供する付加価値の一例を開発者が紹介してくれるというものよ。
製造現場でコスト削減を考えるそこのアナタ!
切削工具の開発者が直接お話をしてくれるなんてそう滅多にないチャンスよ!

オーエスジーブースNo.西1068

【JIMTOF強化月間】三井精機からは業界初モノが展示! 強みの5軸はより高トルク化!

三井精機さんの注目すべき出展機は、大型の5軸横形マシニングセンタ「HU100-5X」、回転・傾斜軸に新たにDDモータを採用した5軸立形マシニングセンタ「Vertex750-5X」、省スペースを実現した立形ねじ研削盤「VGE60A」の3台よ。

中でも「VGE60A」は、ねじ研削盤として業界初の立形仕機で、最大700mmのワークがセットできる研削盤としては驚異的な省スペースを実現した“業界初”の新製品なの。従来の常識にとらわれない、全く新しい考え方で開発した新製品よ。先進的なデザインも見所のひとつ。この続きは、次回の注目記事「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF2012 各社の一押し商品はコレだ!」で掲載するわね。

三井さんの強みは5軸マシニングセンタだけど、今回、小型から大型までのラインアップを強調した内容になっているみたい。DDモータは以前から手がけていたんだけど、今回はより大型で高トルクなものを開発したんですって。大型5軸機は需要が増大中の難削材の高能率加工のため、高い機械剛性、振動の低減、最適なクーラントシステムを手がけていて、特に高トルク化については相当注力している分野とのこと。

というわけで、迫力の大型5軸マシニングセンタ「HU100-5X」が気になるわね。

JIMTOFでは全体カバー、APC、クーラントなしの展示となります

このマシンのターゲットは“航空機用エンジンのケース”、“建機用大型エンジン”、“半導体製造装置用部品”などで、大型・高精度・複雑形状部品の加工に威力を発揮するマシンよ。最大ワーク旋回径φ1500mmmの本機の他に同φ2000mmの「HU100-5XL、同φ2500mmの「HU100-5XLL」とシリーズ化しており、あらゆる大型5軸加工に対応しているわ。

難削材の高能率加工に十分対応する高剛性な基本構造、大型機にもかかわらず中型機並の高精度を実現、高トルク主軸から高速主軸まで様々な種類の主軸を用意、特殊仕様にも対応可能――というデカい割には痒いところに手が届くような繊細さを持ち合わせているマシンなのよ。

三井精機さんのマシンは徹底した作り込みが特長で、私も取材をするたび、その製造哲学に毎度驚いているの。

5軸加工に興味を持つ、そこのアナタ!
その目で三井さんの高い機械剛性を確かめて! 必見の価値ありよ(●ω●)☆キラリン☆

三井精機工業ブースNo.東3014

【JIMTOF強化月間】切削工具メーカーの視点が生きている日立ツール

日立ツールさんは「品質」「機能」「性能」「発想」が埋め込まれている日本製品の強みをより引き出すため、切削工具メーカーの視点から、新製品開発のヒントになるような加工アプリケーションを展示するとのこと。

メモの準備はいい? 今から注目する製品を教えるわね。

①エポックディープエボリューションシリーズ、②エポックSUSシリーズ、③鋼一般ミーリング加工用インサート、④アルファデュアルフェイスミル、この4品目よ!

そういえば「平成24年度超硬工具協会賞」で同社の「エポックSUSシリーズ」が技術功績賞を受賞されていたわ。技術開発力が認められている優れた工具でもあるのよね。

だいたいステンレスって加工が難しい。嫌なのは工具刃先の溶着よね。
これが工具の寿命に大きく影響するし、切削抵抗増大による折損・ビビリ振動などが安定した加工を阻害しちゃう。まったく刃先の溶着は百害あって一利なしだわ(`´)プンッ

そこで開発されたのが「エポックSUSシリーズ」なんだけど、このような問題点を最小限に抑え、安定した長寿命な切削を可能としたスグレモノよ。その秘密は、“特殊な刃型”にあるとのこと。



「エポックSUSシリーズ」

エポックSUSマルチに採用したダブルエキセン刃型は2段のニゲ面として、1段目のニゲ面で刃先の強度を確保。エポックSUSウェーブは外周刃を波形状として、切り屑分断効果により切削抵抗を低減することが出来たんですって。その他にも2段ギャッシュにより縦・横・縦送りに対応し、不等分割刃型の採用でビビリ振動を抑える形状など、これらからもお分かりになるとおり、相当形状にこだわった工具なのよ。なので、その目で確認することをオススメするわ。

一般的な切削条件でステンレスを切削すると3~4時間で摩耗が大きくなるみたいね。だけど「エポックSUSマルチ」を用いると、約18時間切削を行っても摩耗は微々たるもので、ステンレスの加工にもってこい!

刃先にへばりつく憎たらしい切屑に悩んでいるそこのアナタ!
日立ツールに相談よ!

なお、会期中の11月1日(木)13:00~14:00まで、「加工ソリューションのための最新切削工具」をテーマに、会議棟6階607会議室でワークショップを開催するわ。
高品位・短納期・低コストを狙うための方法として、切削パスや切削方法を大きく進化させ、それにマッチした工具の提案と切削加工の解決策を知ることができるわよ。

日立ツールブースNo.西1017

【JITOF強化月間】機械と工具の狭間で・・・大昭和精機のビビリ対策に注目!

工作機械の主軸インターフェイスの多様化によって、ツーリングシステムがいかに重要な役割を果たしているのかを改めて考えさせられる今日この頃。
機械と工具に挟まれているツーリングの切ない気持ちを考えてみことがあるだろうか?

加工の敵――――――。
それはビビリ。
ビビリとは、面粗さの低下や加工寸法の不良、工具寿命の低下を誘い、生産現場の懐に大打撃を与える加工現場泣かせのやっかいな現象を指す。

たいそう古くなった工作機械がいった。
「びびったのは、オレのせいじゃないからな」
切削工具も「いくら突き出しが長いからってアタシのせいじゃないからね」と知らん顔。
機械と工具の狭間で揺れ動くツーリングの気持ちはこうだ。
「加工って設備の総合力がモノをいうんだろ? なんでもこっちのせいにしないでくれよ!」

・・・とまぁ、ツーリングの切ない叫びが聞こえてきそうだけど、そんな大切なツーリングで有名なのは“BIG”の愛称で親しまれている大昭和精機さんよね。今回のJIMTOFでは「トータルツーリングシステムであらゆる機械加工ユーザーの生産性向上に役に立つ商品郡を高精度・高品質をキーワードに取り揃えています」とのこと。

そこで! 
憎たらしいビビリを瞬時に減衰させる“防振機構を内蔵した高能率ツーリング「スマートダンパー」に注目よ!

これね!

この製品、カウンターダンパーとフリクションダンパー両方の効果を持ち、特殊防振機構を内蔵しているんだけど、特にフリクションダンパーの効果を高めるために、内部のウエイト形状に工夫を凝らしているんですって。(特許を出願)
これにより、ビビリが確実に減衰し、安定した加工ができるってわけね。

というわけで、CKボーリングホルダタイプのユーザー加工事例をご紹介するわ。



被削材:FC300 加工径:φ60mm 加工深さ:290mm 突き出し長さ:318mm

従来工具では切削速度40m/minが限界で、60m/minまで挙げるとかなりビビリが発生していたけれど、スマートダンパーでは切削速度100minまで上げてもビビリもなく安定した加工が行えたうえ、切削速度が超硬チップの適正な条件であったため、チップ寿命が向上したってことが分かるかな?

なお、大昭和精機さんは、ワーク形状に合わせた段突きホルダ形状や様々なインターフェイスに対応するために、特殊設計品を提供しているわよ。希望者は、“加工ワークを準備のうえ”ご相談すること! きっと親身になって相談に応じてくれるわよ(●ω●)☆キラリン☆

大昭和精機ブースNo.西2057

【JIMTOF強化月間】OKKのブースではここを見ろ!

そこのアナタ!
JIMTOF会場に足を踏み入れる前に「製造現場ドットコム」のサイトを開けば、注目メーカーのレア情報を簡単に仕入れることができるわよ☆

――――ってなことで、ニュースじゃ書ききれない各社の見所のピックアップに大忙しのワタシ。昨日も「ねぎし」でお肉1.5倍、どんぶりご飯を2杯もおかわりしちゃったという、まさに食欲のバケモノよ。

さて、今日はOKKさんのブースに行ったら「絶対に見て欲しい」点を掲載するわね。

今回の展示会は超重切削加工機横型マシニングセンタ「MCH10000」で、高剛性な切削性能を活かした鉄材の重切削加工を実演するとのこと。
“削れるOKK機”を実演加工で表現するので、ぜひ、大物ワークの迫力ある高能率加工をその目で確かめるといいわよ(●ω●)☆キラリン☆

ほかにも、立形「VM/Rシリーズ」のラインナップが3機種揃い、小物から大物ワークまで対応できるところも見せてくれるんですって。

切込みを深くしていくと、びびりが発生して、高能率の加工が出来ない状況にCutTunerが役立つ。熟練者の経験や技術に頼らなくても最適な加工条件が決定できるというスグレモノだ。
切込みを深くしていくと、びびりが発生して、高能率の加工が出来ない状況にCutTunerが役立つ。熟練者の経験や技術に頼らなくても最適な加工条件が決定できるというスグレモノだ。
「VM43R」には、加工中のびびりを抑制する『Cut Tuner』を装着し、びびりが発生し、加工能率が落ちる場合に、最適な切削条件に調製し、高能率な加工が可能になる様子や、他にも「VC-X500」に幾何誤差補正機能』を装着し、幾何誤差(回転軸の傾きや位置ズレ)の補正を自動で行う様子も拝見できるわよ。この機能は、タッチセンサを使った幾何誤差の計測と補正で、5軸割出し加工により高精度に、同時5軸加工をより高品位に行うことができるの。周辺技術にも見所が満載ってわけなので、要注目よ!

2年前に開催した前回のJIMTOFからOKKの何が進化かというと、同社では、「工作機械に求められる機能は、精度、剛性、加工能力、高速性などがあり、それらの性能を向上させた機械を展示していますが、今回は昨今の環境対応、省電力に対応した機械にしており、機械の消費電力を画面で確認できる『消費電力モニタリング』、機械が一定時間以上停止している場合の消費電力抑制機能『ECOスリープ機能』、さらに機械構造で電力消費を抑えた『省エネ化対策』としてギヤ駆動主軸の採用(VM/Rシリーズ)、LED機内証明の採用、スピンドルスルー高圧ユニットのインバータ化(HM5000)など、さらに進化した省エネ対策を実施しています」と述べています。

OKKのブースに行ったら押さえるべきポイントは、①「MCH10000」による重切削加工実演を見学、②5軸制御立形マシニングセンタ「VC-500」、③立形マシニングセンタ「VM76R」、④横形マシニングセンタ「HM5000」―――これよ!

OKKブースNo.東6009

【JIMTOF強化月間】イワタツールの秘密の部屋が気になる

イワタツールさんといえば、“トグロン”が有名だけど、この独特の工具形状に魅了されたファンも多い。実はこのメーカー、知る人ぞ知る、独自の技術がてんこ盛りなのだ。

イワタツールさんを初めて取材してから、もう、10年以上が経過しているけれど年月の経過とともにパワーアップしていくのを感じるの。今年はなにをやらかしてくれるのか、と今から興味津々。

ところで今回、同社の巨大パンフレット・・・・といっていいのか、チラシといっていいのか、とにかくすごく刺激に満ちあふれたシロモノを拝見したワタシ。



イカしてるわ!

昔は切削工具のパンフレットって見ていてあんまり面白くなかったんだけど、最近、キャッチコピーも思わず唸るような素晴らしい出来映えのものが増えて、各メーカーもどんどん特色を出してきたのはとても良い傾向だと思ってる。だって、素晴らしい技術を現場に訴求するためには視覚に訴えるのも一案よね。

あら、話が逸れちゃったわね。
イワタツールさんは前回のJIMTOFで「秘密の部屋」たるものを設置したんだけど、これがまた好評で、今年も設置するとのこと。今年のテーマは「硬」「達」「美」。出品する新製品の数々だけど、超新製品についての詳細はまだわれわれ媒体に発表されていないのよ。展示会当日に「秘密の部屋」で発表するとのこと。ベールを脱いだ新製品の数々に興味津々よ(●ω●)☆キラリン

でもね、それだけじゃとどまらないのがイワタツールさんなのよね。

今回。トグロンハードドリルが“いかにも硬そう”なハイス切削タップ(HRC65)の穴あけ、しかも長手方向に挑戦した成果を展示するとのこと。真円度も高く、刃先の劣化もほとんどなく高い耐久性を実現したそうよ。

金型のイジェクターピン穴加工をはじめ、ワイヤカットのスタート穴で大活躍よ。この工具一本で金型の加工方法が変わるといってもいいんじゃないかしら。

その他、同社の展示会情報はまた後ほどニュースで掲載しますね。

そうそう、トグロンってさ、なんでトグロンって名称か知ってる?
それはね――――――――。

形状がトグロを巻いているからなのよ―――――――っ!!!!!

■テクニカルワークショップ
【日時】11月3日(土)15:00~16:00 東京ビッグサイト会議棟6階607会議室
【テーマ】脆性材及び焼き入れ鋼加工用小径工具
【内容】焼入鋼・ガラス・セラミック・シリコン用切削工具の製作事例や、加工実例等について解説。トグロンハードドリルによる、焼入済金型のイジェクターピン穴切削加工。CBN・PCDドリルやリーマについて。

同社の岩田社長が直々に講演するという貴重な講演会ですので、お時間のある方はぜひ聴講されてはいかがでしょうか!

イワタツール小間No. 西1ホールW1069

【JIMTOF強化月間】碌々産業はニューコンセプトマシン2機種が初お披露目!

さぁ、JIMTOF強化月間ということで、どんどんいくわよ~!

微細加工で有名な碌々産業さんは、今回のJIMTOFで、超高精度高速微細加工機「Android」と、高精度高速5軸微細加工機「CWGAⅢ/5AXP」を出展するんだけど、実は、初お披露目のニューコンセプトマシン2機種が今回、初お披露目するのよ!



う~ん。気になる気になる

加工サンプルも展示し、微細加工機のリーディングカンパニーとしての「実加工精度」を見せてくれるんですって! 詳しい内容は、以下のとおりよ。

(1) 放電加工機から微細加工機へ
・超硬直彫り加工サンプル ・高L/D高能率加工サンプル

(2) 磨きレス加工の実現
・高い面品位加工サンプル

(3) 治具研削盤から微細加工機へ
・高精度ベースプレート加工サンプル

(4) 高精度精密部品への対応
・小径穴あけ加工サンプル ・高精度部品微細加工サンプル

今回のワークショップも力が入っていて、共同講演を特殊形状工具“トグロン”で有名なイワタツールと行うんですって。高硬度材へのEピン穴加工および小径高速穴加工が見られるわ! 

ワークショップ
【概要】金型におけるエジェクタピン穴、ワイヤーのスタート穴など、従来EDMで行われていた高硬度材への深穴加工の切削化を提案。また、高精度高速小径微細加工機「MEGA」を中心とした小径高速穴加工実例を紹介してくれる。

電子機器の分野では機能をつめこむためどんどん微細になっていくが、クオリティの高い加工を求めている方はこのワークショップに参加してみるといいわよ。ワークショップに参加の方は、当日、直接会場に行くこと。新しい発見があるかもしれないわ!

■タイトル 穴加工革命~高硬度材へのEピン穴加工及び小径高速穴加工~
■日時 2012年11月2日(金)13:00~14:00
■場所 会議等6F 606会議室

碌々産業ブースNo.東6012

【JIMTOF強化月間】富士重工の生産技術はやっぱりスゴイ!

先日、ポートメッセなごやと中部国際空港で開催されていた「2012国際航空宇宙展(Japan International Aerospace Exhibition)」に行ってきたけど、中でも富士重工さんの生産技術は目を見張るモノがあったわ。

特にスゴイのはCFRPの穴開け技術ね。
富士重工さんは「ボーイング787」の中央翼を担当していますが、この部位はCFRPがごっちゃり詰まってる最先端も最先端な部位なのです。

CFRPって材料の加工が難しい。
穴をあけたらムシれるし、それに切粉が悪さをするから切削工具もすぐお陀仏になっちゃう。美しい穴を効率よくあけることがとても難しい難削材なの。

CFRPのやっかいなところは、材料の特性から激しく工具が摩耗し、その結果、デラミネーションが起きてCFRPの穴品質が低下しちゃうこと。これを回避するためには、通常、大量の工具と加工時間が必要なわけで、「時は金なり」という言葉があるけれど、大量な工具で膨大な時間を使っては経済的に大きなダメージを受けちゃう。なので、効率よく経済性を高める生産設備がどうしても必要になるわけ。

そこで!
富士重工航空宇宙カンパニーの生産技術に注目よ!

この穴を見て!

これは1本の工具が4500穴もあけた穴なのよね。



この工具は、刃先が穴とこすれあうことで研磨される“セルフリグラインド原理”を採用しているの。

吸塵機工付き工作機械の“吸塵冷却加工技術”も要注目よ。
CFRPの切削では高温な切粉が大量に発生し、被削材温度の過度な上昇が樹脂柔化などの材料変質を引き起こすので、どうしても能率のよい高速切削による効率向上が難しいとされているの。このため、工作機械側が吸塵機工を用いて切粉除去を行い、被削材・工具冷却効果を狙って切削熱によるCFRP材の変質を防止して効率の高い加工を可能にするために、吸塵機工付き工作機械と切削工具の効果的な組み合わせを用いたというわけ。これらの生産技術が困難とされているCFRPの穴あけに最高のパフォーマンスを実現するというわけなのよ。

JIMTOFの会期中、11月3日(土)の「テクニカルセッション③」(会場:東京ビッグサイト・会議棟レセプションホールA)では「工作機械と新素材加工における高効率化技術」をテーマに16:05~16:50まで同社の小島裕登航空宇宙カンパニー生産技術部主査兼製造部主査が「CFRPの高能率加工技術の最前線」を講演してくれるので、最先端の加工トレンド情報を仕入れたい方は、ぜひ、「国際工作機械技術者会議」に申し込んでね☆

■詳しくはコチラ↓↓↓
http://seizougenba.com/node/2031

原始時代の銭(笑)

友人が「原始時代の銭じゃねーんだからさぁ」といっていた写真があまりにも可笑しくて大笑いしちゃったわよ。

原始時代の銭(●∀●)wwwwwwwワロタ

最近、鋳物の質が低下していると嘆いておるぞ。

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