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【お知らせ】三澤憲司の世界 KIZAMU
「三澤憲司の世界 KIZAMU」が、6月10日より中日新聞社から出版されます。
世界的に活躍されている芸術家の三澤作品の数々がこの1冊につまっており、作品に込められた思いや、初期から最新作までを知ることができます。
東京で有名どころといえば、思い出すのは恵比寿ガーデンプレイスですが、最近は切削工具メーカーのであるオーエスジーのモニュメントを制作しました。
皆様のお住まいの近くにも三澤作品があるかもしれませんよ(●∀―)☆
不肖那須直美の名が!
こんなに素敵な方の作品集に微力ながら貢献できて嬉しいです☆
三菱マテリアル加工事業カンパニーが面白くなってきた!
昨日、久しぶりに三菱マテリアル 加工事業カンパニーにお伺いしたのですが、同社の取り組みが画期的かつ面白いことになっていたのには驚いちゃった。
まずは、この小洒落た雑誌ね!
同社がつくっている雑誌ですが、これがまた内容が面白い!
ペラペラとめくると、今回は「航空機産業と難削加工」というテーマ。切削テストについて触れているページもあったり、知識が増え、勉強になりました。しかも切削工具を扱う方のみならず、航空機マニアにも喜ばれる非常に濃い内容でした。
勉強になります!
ところで三菱マテリアルさんといえば、洗練されたイメージ、まぁ、ぶっちゃけていうと、どことなく近寄りがたいイメージがありましたが、なんと! 今回、わたしが驚いたのは、キャラバンで登りをたてつつ、全国に切削工具を広めるための旅芸人のような活動を行っていたということ! まさにユーザーの近くに、寄り添うようなキャラバンの姿。
こ、これは! 車には様々な切削工具のシールが貼られています☆
こ、これは泥臭い! ここで加工の悩み相談や、販売も行っているんですって。
しかもサンプル品もあったりするらしいので、もしキャラバンをみかけたら、ラッキーですよ。
こういった活動は効率のいいネット販売では得られないメリットもあります。新しい技術情報や材料に適した加工方法などの情報を仕入れることができます。つまり、対面販売の優位性はこういうところにあるんですね。
ところで、加工事業カンパニー開発本部開発センターは、技術の企画・・・というか、次世代加工を踏まえて、新製品を含めて基礎試験を実施し技術資料を充実させています。こういった取り組みは、顧客のテスト環境に大いに役立ちます。テストに必要な材料や治具、工具を速やかに整えられることは同社の優位性のひとつでありましょう。すでにデータベースネットワークの構築に向けて活動をしています。
製品を売って終わり――というだけでなく、ユーザーの加工そのものを包みこむようなサービスをしていこう! という姿勢がビンビン伝わってきますね。
というわけで、さらに期待度アップの加工事業カンパニー。この取り組みについて取材をしてきましたので、また後ほど。楽しみにしていてくださいね☆
【注目の取材メモ】日工会総会終了後の懇親会で首脳陣に聞いてみました。
この間もブログに掲載しましたが、日本工作機械工業会(日工会)の総会で注目した点は、同工業会の副会長であるファナックの稲葉社長が技術委員長に就任されたこと。ちなみに技術委員会というのは、工作機械の技術振興に関する調査研究を所轄する委員会なのよ。
懇親会場で花木会長(オークマ社長)と稲葉副会長(ファナック社長)に今後の豊富や今流行のインダストリー4.0について、コメントをいただきました。
技術委員長に就任された稲葉会長は、「これから戦略を練っていきます。先生方にお世話になっていかなければないですし、これからの“複合材料を使った先端技術の工作機械の創生”については、すごく大きなチャレンジです。日本発信の新しい技術ということで、久々の目玉になると思いますよ」と、なんとも頼もしいコメントをいただきました。
工作機械はモノをつくるモトですから、世の中には工作機械を超える精度の商品はないといわれています。なんていたってマザーマシンですからね。複合材料を使った先端技術の工作機械って、一体どんな感じになるのかしら?
そういえば、カメラの三脚もカーボン仕様のほうが、振動が伝わりにくいことを思い出しました。天体写真を撮ったりするのは断然カーボンのほうがいい。振動が伝わりにくい分、写真がブレないのです。ということは、複合材を使った最先端の工作機械は剛性抜群で、ビビんないってことかしら!? 期待が膨らむわね!
さてさて、最近、やたらとよく聞く“インダストリー4.0”についてですが、すでに日本は、知的生産システムを国際プロジェクトでやっていた実績があるんですよ。
稲葉副会長は、「インダストリー4.0とは国際プロジェクトであるIMS(IMS=Intelligent Manufacturing Systems)のITバージョン。日本はすでに20年ほどやってきたことですが、ちょっとお休みしている間にドイツがうまく利用したな、というイメージがあります。もう一度、日本主導の大きなプロジェクトとして復活させていきたい。ネーミングは私たちが決めることではないのですが、やっぱり“IMS”の名前は大切にしたいと昔のメンバーともそう語っていたんですよ。インダストリー5.0とかじゃなくて、“IMSⅡ”みたいにね」と、これまた力強いコメント。ぜひ、日本主導の大きなプロジェクトに復活して発展して欲しいです!
さて、このインダストリー4.0やIOTについて、花木会長(オークマ社長)の本音が聞きたい! ということで、聞いてみました。
花木会長は、「ローカルで自分の会社内だけはネットワークができているが工場間、協力会社、仕入れ先等を結合がまだ出来ていないことが課題。ものづくりは中小企業に支えられ、この活力で生きている。最もサプライチェーンが充実しているのは日本。ドイツもそこそこできているが、やはり日本ほどじゃない。この強みをさらに強くしていくのが日本でしょうね」と、製造の段階から商品やサービスが顧客に届くまでの全の繋がりを重視していました。
なるほど!
たしかに、全てのプロセスにおいて充実しているのは日本の強み。製造業のキモな部分の強化になにが重要なのか、まずは考えなければならないということでしょうね。
インダストリー4.0も、IOTも、いろいろ騒がれているけれど、まずは徹底してその目的は何か―――を明確にし、目的を達成するために何をしなければならないかを議論して行動することは重要なことだと思います。
インダストリー4.0もIOTがあっても、目的を達成するためにリスク承知で行動していくことができなければ、どんな素晴らしいシステムをつくったとしても先に進めないと思っている。つまり、ものづくりの本質とはなんぞや? ということね。これは、日本だけじゃなくて、世界中にいえること。
なので、今、まさに日工会がやろうとしていることは、日本にとって、とても頼もしいことだと思っています。
余談ですが、「最近は時の流れが経つのが早すぎる。誰かに加齢を促進させるために呪いをかけられたみたいだ」とぼやいていたら、花木会長が「あるときね、年をとると時間の流れが速く感じるのはなぜか、と分かったんですよ。5才の時の1年は、自分の経験、キャリアの1/5でしょ。50才の1年は50年のキャリアの1年で1/50。だから時間の感じ方が、1/5か、1/50かの違いなんです。おお、これは大発見だ! と思ってね、ある正月の賀詞会で“大発見しました”と喜んで言ってみたら、皆さん賛同して下さったんですが、1人だけ異論があってね、“そのことは数年前にドイツ人が言っていましたよ”ですって(笑)ぼくの新発明じゃなかった(笑)」と、時の流れの不思議についてお話をしてくださいました。たしかに1/5と1/50じゃぜんぜん違いますね!(ちなみにわたしは50才じゃありませんからねっねっねっ)
【お知らせ】建機ファン必見! 東京・有明特設会場で「日立まちづくりフェア2015」が開催! 人気の双腕仕様機「ASTACOシリーズ」をはじめ、全36機種もズラリと並ぶよ!
建機ファン必見!
5月28日(木)~31日(日)の4日間、日立建機日本主催で「日立まちづくりフェア2015」が東京・有明にて開催されます。
環境配慮型の新しいまちづくりへの貢献をテーマに、油圧ショベルZAXIS-5シリーズをはじめ、大型解体機・マテリアルハンドリング機・双腕仕様機アスタコなど、最新技術を取り入れた各種製品の展示もありますよ☆
【開催日時】2015年5月28日(木)~31日(日)10:00~17:00(但し、30日、31日は10:00~16:00)
【会場】東京都江東区有明1丁目5 特設会場
【入場料】無料
【出展予定機】油圧ショベル(大型解体仕様機・マテリアルハンドリング機、情報化施工仕様ハイブリッド機、など)、ミニショベル、ホイールローダ、双腕仕様機(ASTACO NEO・ASTACO -SoRa)など、全36機種。
イワタツールさんのブースが良い感じだった
展示会といえば、各社のブースはアノ手コノ手でPRをいたしますが、4月に開催されたINTERMOLDで、ちょっとユニークだな、と思ったブースをご紹介いたしましょう。
この写真は切削工具メーカーのイワタツールさんのブースのものですが、登場人物は全て同社に勤務する方達です。
手作り感ももちろんGOODですが、同社に勤める皆様の思いがいいですね。
なかなかいいアイデアだと思いました☆
さて、さて。
5月といえば業界専門媒体は超多忙な季節。活躍されている記者の皆様も日に日に弱っていくのが分かります。
わたしも例外に漏れず、どんどん弱ってきました・・・・・。
ニュースの注目ポイント
本日、ものをつくるモトをつくる工業会ともいえる、日本工作機械工業会の総会がありました。
総会後の懇親会の前に花木会長(オークマ社長)の会見がありました。
ただいま業界はとっても勢いがあります。
今回の那須的、日工会会見の注目ポイントですが、同工業会副会長であるファナックの稲葉社長が技術委員長に就任したことです。
この件について、稲葉社長にコメントをいただきました!
このニュースは、花木会長の会見と合わせてたっぷり近々掲載いたしますので、楽しみにしていてくださいね!
写真は画面左から山岡副会長(神崎高級工機製作所 社長)、森副会長(DMG森精機 社長)、花木会長(オークマ 社長)、牧野副会長(牧野フライス製作所 社長)、稲葉副会長(ファナック 社長)、中村副会長(中村留精密工業 社長)です。
三菱日立ツールの「AJコーティング」を施した工具がビックリするくらいにツルツルだった!
このところ、業界専門媒体は1年で最も多忙な時期に突入し、取材が混んでいます。
おねえさんも日々テンテコマイ。カメラやICの電池切れをおこさぬよう、気が抜けません。
ああん、人手不足が身に沁みるわ~。
三菱日立ツールさんといえば、最近、新しいコーティング材を施した工具、AJコーティングシリーズが出たわよね。
ミーリング加工では、工具の長寿命化や高能率化が要望されているけれど、金型材の高強度化、部品の軽量化や高強度化、耐熱性の高い被削材の増加により被削性が低下し、工具寿命が低下するといった悩ましいことがあるけれど、この問題について、同社の説明によると、被削材硬度35HRC以上の合金鋼やプリハードン鋼・焼入れ鋼の被削材は、一般鋼や炭素鋼に比べ被削性が悪い傾向にあり、工具の刃先にチッピングが発生しやすいとのこと。
ステンレス鋼系の被削材も、耐熱性の高い被削材が増加傾向にあることや、被削材の溶着や加工硬化により、工具刃先がチッピングし工具寿命が低下するというわけで、こういった悩みを抱えた加工現場のために、三菱日立ツールがこのほど開発したのが、「AJコーティングシリーズ」ってわけなのね。
耐チッピング性の高いPVDコーティング膜と耐溶着性に優れる平滑な表面のコーティング膜を採用し、工具刃先のチッピングや被削材の溶着を低減することで工具寿命の改善を行ったんです。
そこでね、わたしは同社のブースに立ち寄り、「AJコーティングを施した工具ってどんな感じなんだろう?」と思って、触らせて貰ったわけなのね。
冒頭に掲載した写真は、明日、5月20日から発売するホカホカの新製品ですが、これがまた、ものすごいツルツル! ビックリするぐらいツルツルなのよ! 今まで触ったことのないツルツル感!
ツルツルだから切り屑の排出性も抜群だし、粘っこいいやな材料の溶着を防げるというわけね。
ところで、三菱日立ツールさんがINTERMOLDで展示していた加工サンプルの中に面白いものがありましたので、動画でご紹介したいと思います。
-Eこれがまたね、ものすごい高精度加工で、シュッと空気を抜いたら全くビクともしない。
それだけ面粗度も抜群ってわけなの。工具でトータルに加工法を進化させましょう――という同社が推奨する「Hi-Pre2(ハイプレツー)」の考え方がここにあるわけ。
「荒加工から高精度を追究し、磨き・調整まで含めたトータル工程での最適化を狙う!」というスローガンを掲げ、トータル工程でメリットを創出してくれるとのことよ☆
ちなみに「Hi-Pre2」とは、High Precision Pre-finishingの略です(●∀●)
わたしのこと
このあいだ誕生日だったんです。
それで、ちょいと自分のことを振り返ってみたわけですね。
世間一般的には、若かった頃のほうが楽しかったと聞くんだけど、わたしは今のほうが楽しい。若い頃もそれなりに楽しかったけれど、結構苦労したからね。つまんないことばかりで悩んでいたし。
しょうもない悩みばっかり抱えていたあの頃よりも、今の方が断然、毎日を楽しんでる。しかも年々楽しくなってくるんだよね。
だからね、老人になったら、もっと楽しいことが待っているような予感がするんだよ。
昔は若いうちに死にたい・・・なんて思ったこともあったけれど、とんでもない!
今は女性の平均寿命まで働いてやろうじゃないか! って思うもん。
せっかく女性に生まれてきたんだから(←誰だ? 異議を唱えているのは!?)、いっぱいお洒落もしたいし、美味しいものもいっぱい食べたいし、たくさんいろんなものが見たい。まぁ、つまりは欲張りなんだろうね。
これからどんどんやれることに対して素直にチャレンジしていこうと思っているんだ。
もうそろそろ世間に迎合する必要もないしね。
話は変わって、まだまだ進行中の内装ですが、でんでん虫のようなノロさでひとつひとつ、コツコツとやっています。このままじゃ、あと数年かかりそうだ(笑)
この後、リビングをゲロまみれにしてしまいました。
ユーザーの記憶に残るものをつくる
展示会というと各社はディスプレイに力を入れますが、強烈な個性を展開しているところもあります。
中でも、まさに大阪! というセンスと確かな技術力に定評があるダイジェット工業さんは、いつも来場者を楽しませてくれます。
昔は劇画タッチのカタログをつくったり、その企画内容はユニークで、いつまでもユーザーの心を掴んで離さないほど。切削工具は豊富な商品が目まぐるしく動くものですが、そんな中でもユーザーの記憶に残るものをつくる――という姿勢は、本当に素晴らしいものがあると思います。
さてさて、INTERMOLDネタはまだありますので、ちょこちょこブログをチェックしてみてくださいね!
5月は業界専門媒体にとって、超多忙な季節。なかなか机に向かう時間が限られてしまいますが、おねえさんも頑張りますよ!
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