清水先生の書籍! チラ見せ

上智大の清水伸二教授といえばこの業界では工作機械の第一人者として有名ですね。
その清水先生ですが、最近、工作機械を教える人が教えやすいように、ものづくりに興味を抱く若者が増えるように・・・との思いで「初歩から学ぶ工作機械」を書きました。大河出版さんから発行しています。

難しい数式は最小限にとどめているのも嬉しいですね。
この手の本というのは、ちょいと難しいことが(←しかも小さな字でびっちり)書かれていると、正直、読むのも嫌になってしまいます。ちっとも学ぶことができません。

業界人が不勉強に陥らないために清水先生は工夫を凝らしました。この書籍は、写真、図表、3次元モデル図を豊富に使用しています。お陰で工作機械本体の全体像が簡単につかめ、楽しく理解できるわけです。

ところでこの書籍は、本来ならば、昨年倒産してしまったK工業会さんが出版するはずでした。このような理由により絶版になるところを大河出版さんが新版として出版した・・・という幸運の書籍なのです。さらに新版として相応しくなるよう全面的に内容を見直し、ATC、APC関連を付加して周辺装置関係も充実させたものになっています。

清水先生は、「1人でも多くの若者に工作機械の面白さを知って頂くとともに工作機械の仕組みをよく理解して、工作機械を賢く使いこなせる人が増えれば嬉しい」としていますが、これらの実現のためのポイントとして、「工作機械を楽しく教えることができる人材育成」の重要性を挙げています。なぜなら「教える人が育てば、自然と工作機械の面白さを理解できる人材増えることになる」からだそうです。

というわけで、今回、ブログで清水先生の意気込みをチラ見せしましたが、近々ニュースでも掲載する予定です。

あ、そうそう、この書籍は日本工作機械工業会推奨図書です。今なら関係者2割引らしいですよ。

書籍もチラみせ