岡本工作機械製作所の近未来自動研削システム「MUJIN」の人気ぶりが凄かった!
この人だかりったら! マイクを握った担当者に来場者がこんなに近くに押し寄せています。皆さんの興味ぶりが理解できますね。
JIMTOFで拝見した岡本工作機械製作所のIoT対応、平面研削盤オプションの自動研削システム「MUJIN」が大注目でした。なんていっても、ワークをチャックに置き、仕上げ寸法を入力してスタートボタンをポチッと押すだけで研削が終わるという実演に、来場者は近未来の加工を見たと思います。しかも研削サイクル終了の報告まで自動で行ってくれるのですから、優秀です。
「MUJIN」のシステムはセットアップ工程・データ入力工程・エアーカット時間を自動化することで研削時間を大幅に短縮するメリットがありますが、さらにセンサー技術を駆使して様々な研削情報を機械自体が認識・モニタリング・コントロールをすることで、研削盤をIoT化に導く画期的なシステムとなっています。得られる情報からメンテナンス・アナライズを行い、より効率の良い研削を行うこともできるのですから、興味津々ですね。
私がこの「MUJIN」を知ったのは、10月でした。参考出品として、JIMTOFに出展するとのことでしたが、この時、このシステムの名前も「やっと決まった!」らしく、社内ではネーミングをどうするか、と悩んだそうです。この時(10月現在)では、このシステムはMUJINシステムとIoT技術でモニタリング・コントロール・メンテナンス・アナライズ可能な内容として、①機械稼動時間、②実検索時間、③サイクル開始と終了、④各アラーム発生、⑤ドレスタイミングの感知と自動ドレス介入で、全ての情報が複数の方法でオペレータに通知をすることが可能とのことでしたが、今後ますますパワーアップしていく予感がいたします。将来が楽しみな「MUJIN」ですね。
ちなみにこのシステムは本年8月25日に特許出願済の技術です☆
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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