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直目

「いぬねこごはん.COM」はペットの健康管理に強い味方

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ペットフード選びに心強いサイトが登場! 

 

 先日、うちのおキャット様が体調を崩した。猫は毛玉を吐く生き物なので、ゲロってもいつものことと流してしまうのだが、毛玉を吐いたあとだというのに、連日吐いているではないか。そのうち、水を飲んでも吐くようになり、とうとうグッタリしてしまった。あまり吐くと脱水症状を起こしてさらに体調が悪化する可能性があるので、すぐさま病院に連れて行った。考えたくもないが、悪い病気になった可能性もある。エコーやらレントゲンやらと様々な検査をしたのち、どうやら「食べ過ぎ」が原因だということが分かった。

 そういや、わがおキャット様は、淋しいと「ご飯を食べるからお利口してにゃ~」とばかりに呼びつける。ご飯を食べると「いい子だねえ可愛いねえ天才だねえ」とおだてて育てたのがマズかった。おキャット様は、注意を自分に向けるためにはなんでもするお姫様だ。わたしを下僕のように呼びつけてはキャットフードをモリモリに食べる。食べ続けると、人間同様に胃も悪くなって当然だろう。

 おキャット様の体調不良につき、わたしの財布に痛々しい爪痕が残ったが大事には至らずホッとした。このとき、少々、ペットのおやつやフードについて考えた。ペットフードはペットの体調管理に重要なものだ。人間が胃を痛めた時には、カレー、天ぷら、ステーキが食べられず、お粥など、あっさりしたものを欲するものだが、ペットにも体調不良に合わせたフードがあってもよいはず。しかしながら、食材を調べもせずに販売しているフードやおやつを与えていいものかどうか・・・。

 (う~ん。どうしたらいいんだろう・・・・・)

 慎重になったのはワケがある。今から3年前に起きた出来事を思い出していた。

ペットフードの情報は重要

 すでに3年前、連載させていただいている月刊ベルダのコラムにも書かせていただいたが、心配に至った経緯はこうだ。

 当時、テレビの情報番組で衝撃的な映像を見たことから始まった―――。

 それは飼い犬がペットフードを食べてサルモネラ菌に感染し、もがきながら最期を迎える映像だった。可哀想で直視できず目を背けてしまうほどだったが、この時の解説者によると、ペットフードは日本の安全基準よりもアメリカの方が厳格だ、という旨を述べていた。具体的にはFDA(米国食品医薬品局)かAAFCO(米国飼料検査官協会)の表示があるものが安全だとのこと。これを受け、わが家のキャットフードをすぐさま確認したところ、AAFCOの表示があったので安心したと同時に、日本はペットフードの情報が貧弱なことに気付いた。

 このペットフードを販売した組織によると、製造元の商品からサルモネラ菌が検出され、68匹のペットが嘔吐や下痢、さらには死亡するなどの重大な健康被害があったというではないか。驚いたことは、この組織は当時、ペットフードを食品だけでなく生活用品に位置付け、細菌基準を設けていなかったという点だ。このとき、「今後はペットの健康被害を人の健康被害と同様に扱うこととし、加工食品と同等レベルの微生物基準を設定する。」としたので、現在はすでに改善しているだろうが、3年前の出来事とはいえ、己の脆弱な記憶にこびりついているほどショッキングな出来事だったわけで、ペットとともに生活をしている方なら、フード選びが慎重になるのも当然だろう。

 このような事故が発生すると必ずネックになるのが、「動物は物」というわが国の法形態の抜き差しならぬ概念だ。ドイツは民法を改正し「動物は物ではない」ことを規定、イギリスは「動物健康法」を制定、フランスは「動物を感覚ある存在」と規定、アメリカは「修正動物福祉法」を制定するなど、いずれも30~40年前から施行している。

 なお、わが国では、そこから遅れて2019年6月に改正動物愛護法が成立。欧米にほんの少し近づいたようだ。

助っ人となった「いぬねこごはん.COM」

いぬねこごはん2
愛情溢れるお食事レシピも投稿でき、情報を楽しく共有できる

 

 さて、前置きが長くなってしまったが、こうした経緯もあり、わがおキャット様のお食事には大変気を遣っているわたし(下僕)である。そこで助っ人になったのは、「いぬねこごはんドットコム」(代表=鈴木健太氏)というサイトだ。なんと2000種類以上の犬や猫用フードの情報をデータベース化しており、ペットの年齢や種類はもちろん、ご飯の素材、粒サイズ、食材の効能から体調の悩み別、気になるフード代(ランニングコスト)まで、効率良くペットのニーズに合致したフードを絞り込み、選んでくれる。

 手作りのペット用お食事レシピも投稿できるページもあり、SNSと連動しているので、情報を楽しく共有できる仕組みもあった。飼い主の愛情の深さやおペット様たちの可愛らしい様子にもキュンキュン刺激される。また、フードブランドの特長なども分かりやすく紹介しているほか、フードがペットに与える影響などかなり突っ込んだ情報も豊富に盛り込んでいるので、おキャット様のお食事情報に飢えているこちらとしては、非常にありがたかった。

 鈴木代表に運営の狙いを尋ねたところ、「ペットたちの飼育環境改善、そして欧米諸国のように、人間とペットがもっと近い存在で共存していける社会となるよう貢献したいと考えた事が一つです。少子化やコロナ禍の影響を受け、ペット飼育率が増加の傾向にありますが、飼主にとって大切な事は、ペットを最後まで家族の一員として迎える責任、そして、ペットが幸せに過ごせる環境づくりだと考えます。中でも、『食』は、飼主しか選定出来ない重要なものであるため、広く重要性を伝えていく必要があると感じております。」と述べており、今後、ペットフードメーカーや動物愛護団体との連携を強化しいく方針だ。

 鈴木代表の活動はまだまだ始まったばかりだが、日本とペットが共存していける社会に貢献するものとして、大きな期待が寄せられる。
 

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