無造作淑女

古臭いアイテム

実は私、非常に古臭いアイテムを使用している。

これだ~↓↓↓

最近、コレを使ってる人を見なくなってしまった。若者から年配者の記者およびライターはみんなIC。

だけど、コレが一番使いやすいの。

というのも、テープをおこすとき(*録音したものを文章化すること)、巻き戻す時間が感覚的に分かるからなのです。話しの内容をバシバシっとワードで打っていると、この巻き戻しにかかる時間が煩わしい。ICが主流になった頃、トライしてみたのですが、うーんと巻き戻っちゃったり、早送りしすぎちゃったり、うまくいかない。業務が遅くなるのでイライラしました。

この古臭いアイテムの良さですが、巻き戻しの際、チュロロロロロ・・・という音で場の流れが変わったことを示すことです。チュロロロロロ・・・ギュロッ!(←ここで音が変わる)ってね。そういえばこの業界で活躍されている皆様は、レコードからテープに録音してウォークマンで聴いていた時代を経験されてるんじゃないかしら。飽きちゃった曲は早送りしても、曲の切れ目が感覚的に分かるという、あれです。

したがって、このテープレコーダーは私にとって必需品。非常に使いやすいシロモノなのです。



ほんの数秒、指先ひとつで良い仕事するんだよ、これが

ICは音がクリアなんですが、巻き戻しがイマイチ狙い通りにいきません。

困ったことに、最近、このアイテムに寿命が近づいてきた模様。音が・・・ボリュームが急に大きくなったりして、私の耳を痛めつけるのです。

この手はそろそろ生産中止の香りも漂い、非常に悩ましいところです。

「OSGにおいでん」

2月19日はOSGさんの株主総会がありました。午後はグローバルテクノロジーセンター(通称:GTC)が一般開放され、グループ会社社員やその家族、近隣住民など多くの来場者が訪れ、OSGへの理解を深めました。

というわけで、ニュースで掲載しきれない写真をここでアップすることにしましょう。

まずは中身丸見えのバイクが来場者をお出迎え。このバイク1台に当然ながら切削工具は必要不可欠です。

↓↓これにCFRPが使われています。さて、どこでしょう?

↓↓ここですね。ミシュランくんが笑っています

さて、今回、このGTCの解放には社員さんのご家族も多く見られました。お父さんやお母さんがどんな会社でなにを作って働いているのか子供たちにも分かりやすい展示内容となっています。

子供の頃に親の職場に連れて行ってもらった記憶というのは、大人になっても忘れないものです。子供たちにとっても良い思い出になることでしょう。将来、「オーエスジーの社員になりたいから勉強するんだ」なんて言う子たちも出て来るかもしれませんね。

スタンプも自社製だよ

牧野フライスさんのプライベートショーに行ってきた

昨日は牧野フライスさんのプライベートショーに行ってきました。
目玉はもちろん“どんな加工にも対応する”a51nx・a61nxです。昨年開催されたJIMTOFでも注目を浴びたマシンがさらに進化しています。アメリカでよく売れている模様。どうやらGMも売れる車を作り出したので多忙のようです。これは来週のニュースに掲載する・・ということで。

加工のニーズをくみ取り、要望にあったマシンを提供している同社ですが、マシンの説明をする方が来場者に親切丁寧、細かく説明をしています。海外からの来場者も目につきました。言葉から推測するに中国の方のようです。(←違ってたらすみません)よっぽど牧野さんのマシンが欲しいのでしょう、機械の周囲を衛星のようにグルグル回っています。機械の横で記念撮影している姿もチラホラ見られ、購買意欲の強さを感じました。

さて、ニュースに掲載しきれない目についたものをご紹介いたしましょう。

普段同社の社員さんでも見ることができない禁断のお部屋が解放されていました。その中に、微細加工ルームがあります。

↓↓このマシンは「iQ300」よ↓↓

iQ300
iQ300

超硬直彫り加工もお手のもの。
で、この「iQ300」で加工したものを見てみましょう。

↓↓LED金型モデル 表面粗さ Ra0.02μm




これもすごいよ。
↓↓流体動圧軸受け金型:深溝さのばらつき 1μm以内

さらに拡大! 1・2・3!

・・・・と、パシャパシャと写真を撮っていたのですが、最近のジーンズは腰ではくタイプのものが多く、気がつけば半ケツになっていました。いや~ねぇ、まったく。

「MTF2011」でぶらり

2月8日に三井精機さんの「MTF2011」へお伺いした私。
プライベートショーには周辺機器メーカーさんも出品しています。
あらっ!? 小径工具で有名な日進工具さんがブースを出していました。

これはM0.3×0.05ピッチを切るための工具「高硬度用ロングネックラジアスミル」で加工したものです。とっても小さいですね。

次に本間製作所さんを覗いてみましょう。

これは工作機械用精密位置決め治具「Honma Multi Chuck」です。加工生産の作業・加工効率の向上を目的とした製品。誰でも簡単に0.002mm以下の高精度な位置決めを行うことを可能にするものです。構造は密着度の高い独自の2面拘束である各面リジットシステムを採用(特許出願中)。これにより、高精度な位置再現性、高剛性と安定性を実現しています。

あっ、阿部前社長さんだ!
日工会の新年賀詞交歓会以来です。思わずご挨拶。ここで阿部氏とボーイングの関わりをじっくりとお聞きしました。このお話はすごく勉強になりました。知られざる飛行機産業ってところでしょうか。またひとつお利口さんになってしまった私。うふ。

さて、三井精機さんの工場内を見学させていただきました。ちょうどアメリカ行きの「HS6A-TS」が1週間後の出荷を控え、ドーンとありました。目がくらむほど巨大なマシンです。組み立てはじめて1ヶ月。写真に撮れないのが残念ですが、飛行機向け(エンジンの部品加工)用です。このマシンは薄い羽を加工するので、倒さないよう標準よりも長いストロークを持ちます。

加工部品はチタンとコンポジット。旅客機はジェットエンジン部に鳥が入る「バードストライク」が起ります。どうしてもCFRPだけでは壊れてしまうのでチタンが必要になるということですね。というわけで、チタンを削るためには高トルクが必要になり、このマシンは5軸にありがちな弱点を見事に克服しています。

今回、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の航空プログラムチーム 環境適応エンジンチーム 計画管理チーフマネージャー二村尚夫氏が「クリーンエンジン技術の研究開発」をテーマに講演しました。45年ぶりに日本で旅客機開発が行われていますがMRJのジェットエンジンはとっても画期的。遊星歯車式減速機に技術が詰まっているのですが、遊星歯車そのものは特に新しい技術ではありません。この既存の技術が旅客機で使われる数万馬力を吸収し、しかも歯車なので歯と歯が擦り合うと摩擦が起こったり、圧力が加わると変形するものですが、その問題を全てクリアにし、飛行機に対応することができた技術こそ技術革新だとおっしゃっていました。まさにジェットエンジンは精密加工が支えているんですね。

二村氏によるとジェットエンジンは、①円筒形のケーシング内で、②タービン翼車とファン・圧縮機翼車が軸により前後に繋がった「スプール」に結合され、③潤滑油の軸受で支えられている、④圧縮機とタービンの間でジェット燃料(性状は灯油)を噴霧し、高温高圧の燃焼ガス(15-45気圧、1200℃~1800℃)を発生させる、⑤ファン、圧縮機、燃焼器、高圧タービン、低圧タービンが「モジュール」を構成するんですって。

それにしても三井精機さんの本社工場は夕暮れがよく似合います。

昭和34年の最も小型なジグボーラー

今日は三井精機さんのプライベートショーに行ってきました。
新しいマシンに来場者は興味津々。この様子は今週のニュースに掲載する予定ですが、目にとまったものはどんどんブログでアップしましょ、ということで。

最新のマシンがズラリと並ぶ会場内に、ひときわ鈍い光を放つ機械がひっそり佇んでいました。
昭和34年(1959年)に開発された光学式ジグ中ぐり盤「No.OA型」です。最も小型なジグボーラーとして注目された機械です。

自社製の高精度基準尺を内臓し、位置決め精度を0.002mmを保障しています。これは現在のナノ加工レベル。当時としては最も高精度な値であり、昭和36年(1961年)には「日本機械学会賞」を受賞しています。時計やカメラ、電子管部品などの加工用(特に小型穴の加工)に活躍しました。

主軸ヘッドの側面には顕微鏡がついていて、加工物の芯出しや加工状態の観察もできます。
当時としては画期的なこの機械ですが、昭和34年といえば岩戸景気が到来し、翌35年は所得倍増計画発表、さらに36年は柏鵬時代到来ということで、どんどん日本の景気が良くなっていった時代でした。平成23年の今日、思わずふーっとため息が出ますね。

この時代にナノレベルに達成していたとは驚きですが、まさに高度成長時代の序奏にふさわしい機械と言えましょう。

ぎゃー

これ、一体ナニ?

びっくりした。
なんでなんでなんでこんな風になってるワケ?

どうしたんだろう? 出かける時はなんともなかったのに。

今さらだけど、つぶやきデビュー

つぶやきデビューしました。
これからどんどんつぶやいていこうと思います。

リアルタイムなので、日中は特に要チェックですよ。たまにはなんらかの実況中継があるかもしれません。

ブログは今後、どんどん更新していきますので、皆様の頭休めにどうぞご笑覧ください。

ところで、雪の被害にあっている方をニュースで見るといたたまれなくなります。なにが辛いかというと、子どもたちが実家を出て行って親だけが残っている家も多いはず。高齢者の雪かきは重労働の上、危険です。私は北海道で育ったので雪の苦しみはよーく分かります。

雪かきをするためだけに仕事を休んで実家に帰ることなどなかなかできません。

こういうときに高性能な除雪ロボットがあればいいなぁと思う。

それにしても今夜も冷えます。皆様、風邪をひかないように温かくしてお休みくださいね。

危険な食材

先日、某経営者、某大学教授、某研究者の皆様と都内の韓国料理店で楽しいひと時を過ごしました。この店は本場の韓国料理が食べられるということもあって、世界に類をみないショッキングな食材がテーブルの上に並びました。

↓画面左がホンオフェ↓

ショッキングな食材というのはエイが発酵した“ホンオフェ”という刺身です。
エイは壺に入れて発酵させるとアンモニアが発生します。これがホンオフェの正体なんですが、このアンモニア臭がキョーレツ。一瞬にしてハナモゲラです。
分かりやすく言えば、駅の公衆トイレの臭いにそっくり・・・というか、その100倍近くは臭い。

ホンオフェとはじめて対面したときに、何かの罰ゲームじゃないかと感じたくらい、とにかくキョーレツなのです。ニオイが脳天を直撃、失神寸前といったところでしょうか。そりゃそうよね、世界で2番目に臭い食べ物として有名ですもの。

今回、この宴にホンオフェ初心者が数名いました。初心者が初めて口にする瞬間の顔は、その場を異様に盛り上げる。イヒヒ。

さらにこの食材は、スライスした生ニンニクとトウガラシとキムチと湯で豚と一緒に食べるものだから、口の中が大変なことに!マッコリで流し込んで食べるんですが、あら、不思議。いつの間にやら美味しく感じちゃう。

やっぱり刺激は癖になる。またホンオフェが食べたくなっちゃった。

皆様も機会があればぜひホンオフェを食べてみてください。やみつきになるかもしれませんよ。

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相棒P子がやって来た

年末に頼んでいた相棒がやって来た。
名前はP子。(←愛用するものに名前を付けるクセがある)
私仕様のクロコダイルタイプ・・・とはいっても本物のクロコダイルではありません。

↓財布と見間違うほどの大きさです。

取材や営業、打ち合わせなどで外出が多く、持ち運びに便利な小型タイプのPCを必要としていました。今まで馬鹿でかくて重たいノートPCを持ち歩いていたんですもの(←ダサっ)、鞄の中にカメラも入れた日は重たいったりゃありゃしない。手が豆だらけになりました。

こ、こんなの女性の手じゃないわ!

したがってP子は、外出中のメールのチェックや移動中の原稿書き、webサイトをみたり、先方に資料を見せるくらいしか使用しないので、最少スペックです。通信はWi-Fiね。便利な世の中になったとつくづく感じます。ちなみにP子は私初のwindows7。画像を加工したり、動画を編集したりするのにP子は不向きなので、それはメインのPCで処理します。

↓製造現場ドットコムの刻印でさりげな~くPR

時は金なり。さっそくP子の働き具合を確認しました。

あらっ? 動きが鈍いじゃないの。Windows7の恩恵が感じられません。

現在メインで使っているPCはVISTAですが、VISTAはメモリを食う上、XPとの互換性もよろしくないとのことでWindows7はその点が改善されていると聞きました。やっぱりスペックを上げとくべきだったかしら、とちょっと後悔。

だけど私の仕事のキモであるキーの早打ちにはいい仕事してくれる。小さい割にキーが打ちやすいのです。とはいえ立ち上がりが遅い。イライラします。

↓構造上、ノートにありがちなカーソルがぶっ飛ぶことも少ない

ということで、P子に入っている不要なものをアンインストールしてやろうと思いました。だいたいP子の中には必要のないモンが入りすぎなのよ。ただでさえ脳みそが少ないのに詰め込みすぎるから動きが鈍くなるんだ。

で、半日かけて必要のないものをちまちまとアンインストールし、不要な機能のチェック項目を外しました。

すると・・・・。

おおっ! 動きがサクサクと早くなったじゃないの! そうよ、P子、その調子よ!
昔はノロノロ処理能力も当たり前だったのですが、われわれのような商いは時間が勝負!時間の有効活用はとても大切です。

さぁ、これから私と一緒に仕事をするのよP子。私好みの良い相棒に恵まれました。

久しぶりの感動

切削工具メーカーのオーエスジーさんが先日、新年賀詞交歓会を開催しました。
その前に、豊川市内にある桜ヶ丘ミュージアムに行って、ハワイ日本人官約移住125数年記念「浜野龍峰書展」を鑑賞するチャンスに恵まれました。

この書は、日本からハワイに夢を抱いて海を渡った人たちの名字を揮毫したものです。名字のおびただしい数はもちろんですが、その威力たるや相当なもので、ジッとその書を見つめると、どんどん自分が現実離れしていく感覚を感じました。この世とあの世の境目というか(←見たことないのですが)とにかく形容しがたい不思議な時間と空間を味わいました。思わず手をあわせて拝みたくなる。

この揮毫にある名字の方々はもうすでに亡くなっています。大きな希望を持って移住した人々。この方たちはハワイでどんな人生を送り、最後を迎えたのでしょうか。

さて、同じ名字でも、今度は躍動感溢れる名字の数々です。
同じく浜野龍峰先生が書いたオーエスジーさんの社員1人、1人の名字です。
太陽の光をあびてGTセンターに飾られていました。
とにかく元気いっぱいに見えます。無機質なもののはずなのに生きていることを実感させる書。先ほどは手をあわせて拝みたくなったはずの作品も、今度は逆に元気いっぱい、眩しく感じて目を細めたくなりました。

私は書が分からないのですが、一発で先生のファンになりました。きっと芸術家は、どんな人にも理屈じゃ説明しがたい感動を与えてくれる人なのでしょうね。

この不思議な空間を写し出すことは難しいので、ぜひ皆様もチャンスがあれば浜野龍峰書展をご覧ください。きっと不思議な空間に圧倒されることでしょう。

さてさて、話は変わって・・・。
この日、新年会の会場内で名物の“豊橋カレーうどん”がふるわれました。
記者はなぜかお腹を空かしている場合がほとんどであり、“どこにどんな食べ物があるか”をひっそりチェックしてしまう習性があります。

え? 私だけですか? って、そりゃーないでしょ~。

豊橋カレーうどんは、どんぶりの中にカレーうどんの下にトロロとご飯が同居している食べ物です。これがまたウマイ! 激ウマです。

皆様も、豊橋に出向くことがあれば、ぜひ豊橋カレーうどんをお試しください。
衝撃的なウマさに五臓六腑が喜びに震えること間違いありません。


 

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