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浜野龍峰書展を見学☆
浜野龍峰先生の書展を見学する機会に恵まれました。
先生とも久しぶりにお会いできて、とっても嬉しかったです。
機会をつくってくださったN村さん、感謝です☆
以前にもブログに掲載しましたが、本当に不思議な空間です。
人の名前(名字)がズラリ・・・・。正面には風の文字。
じーっと鑑賞しているとなんだかフワフワしてくる。しかも視線の高さを変えて座ってみてみると、また違った感覚があるんです。許されるならば真ん中で寝そべりたい衝動に駆られました。
名前ってなんとなく他人と区別するための記号みたいな感覚がありますが、日本語の場合、漢字そのものに意味があります。先祖から受け継がれている名字から様々な想像ができますよね。
作品をよ~く見ると漢字の意味を深く掘り下げてる箇所があって面白い。
「浜野龍峰書展」は、3月24日(日)まで豊橋市美術博物館 第2、第3企画展示室にて開催されていますので、お近くの方はぜひ足を運んで、この不思議な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
山一さんの魅力はまだあるゾ☆
今日の東京はポカポカ陽気で、私の気分も絶好調!
さて、今回の注目記事に登場してくださった山一ハガネさんですが、他にもまだまだ魅力があるのでご紹介したいと思います。
皆様、スケートはご存じですよね。
実は山一ハガネさんはスケートの分野でも貢献しているんですよ。
スケートのプレートってものすごくローテクなんですって。材料をプレスで打ち抜いて靴底のベースプレートとエッジを溶接してくっつけてるの。生材だからベースプレートは着地の衝撃でへの字にへたってくる。それをしょっちゅう削らなければならないわけ。
なんと山一ハガネさんにはスケートの小塚崇彦選手が出入りしているんですが、彼の足形を取っている最中、「プリハードンの材料で削り出しをやったら面白いですよね」と話をしたところ、「え? そんなことができるんですか?」ということになったそうな。それで、この話を素材メーカー投げかけてみたところ、ステンレス系で錆びにくい材料なうえ、しかもHRC40ほどのサンプルが入ってきたんですって。ちょうど私が取材した時、塊から削り出しで作っていた最中だったのよ。寺西社長さんは、「スポーツは全くの無償ですが、日本のために貢献している気持ちになれる」っておっしゃっていました。
これで小塚選手の足を計測! コグニテンス社製「WLS400M」
さて、話はクルリンパと変わりますが、取材中に素晴らしいなあ、と思ったことがあります。今では合理的かつ信頼性の高いシステムを持つ同社ですが、ここに至る第一歩のお話をいたしましょう。
1995年に入社した寺西社長さんは、その後すぐに在庫管理システムを構築します。
当時はホストコンピュータの時代。SKD11の100丸の棒を営業の端末でたたくと、在庫が1トンと表示する。すると事務所の女性がそこから切って・・と指示を出す。だけど翌日の朝「材料が取れませんでした」と言ってくる。
画面上に在庫があっても、その材料が長モノで1トンなのか、切り刻んだモノで1トンなのか分からない。なぜならメーカーからは重量で出荷されるけれど、長さや寸法で注文を貰うからとのこと。
寺西社長は「ホストコンピュータで管理していた頃はまさにどんぶり勘定。この材質のこの寸法のものは何トンありますってだけで、現場に行ってみたら長いものから切り出して残った端材の山がゴロゴロある。で、また、同じような注文が来たとしても、端材の山から探すのが面倒臭いので、また長モノから切り出していって・・・の繰り返し。これじゃ端材が増えるし、全て在庫として残ってくる。もう、延々とこれが繰り返されて、まったく身動きしない在庫がいっぱいある、そんな状態でした」と当時のことを教えてくださいました。
さすがにこれはイケナイってことで、在庫管理は個別にできるように構築したそうですが、やっぱり先立つモノがなければ設備投資も出来ないというもの。
そこで、寺西社長は、たくさんある鋸盤に目を付けた。どれも再リース、再リースだった。契約書を確認したところ、再リースなのに高かった。再リースを2回もしていると十分ペイしているので、買い取った。そうすると年間400万円ほど浮いたという。
このリース料の見直しで個別管理ソフトを作った―――というわけです。
それから、同社は特殊鋼の金型材1件あたりの切断個数が平均すると1.4個。つまりマテハンの工数がものすごく多い。材料を取り出すのに半日かかる――――という部分を改善するためにドイツのプラントを導入しましたが、これも重たいものを扱うのは機械にやらせて、鋸盤が遊ばないように考えたんですね。
今回、厳しい時代に攻めていく寺西社長の姿に多くを学ぶことができました(●∀●)☆
高度な技術・技能を要求しているそこのアナタ! この工場、見て損はないわよ!
1µm単位で切削加工の限界を追求!
次回のトップ記事は世界でも稀な企業の登場よ☆
記者生活を長くやっている私ですが、この間、取材をさせて頂いた山一ハガネさんの企業スタイルには度肝を抜かれちゃった。民間企業で世界初となるISO17025試験所認定を取得していて、通年20℃から±0.5℃を維持管理した工場で最先端の超高精度マシンがズラリと並んでいるの。同社の企業スタイルは世界でも稀なもので、その取材記事は、のちほど製造現場ドットコムのトップページに掲載するのでご覧下さいね☆
今後、成長が見込まれる分野に航空機とエネルギー分野があるけれど、この2つの分野って共通点も多いのよ。高速回転で高温高圧下でも動くタービンをつくることができるのは先進国だし、世界と戦える分野はまだまだあるわ(●∀●)☆キラリン☆
【回答】ダイジェットさんの劇画タッチのカタログ
製造現場ドットコムファンの皆様、こんにちは☆
最近、ダイジェット工業さんへの注目度がアップしているみたい(●∀●)キラリン。
こんな質問が寄せられました。
「ダイジェットさんのカタログを見た事ありますか?
劇画タッチの加工イラストがあるページがあるのですが、趣旨とか作者とかが気になります。
目に焼き付いて離れません」
――――ううむ、さすがは製造現場ドットコムの読者だけあるわね。
おねーさんを唸らせるなかなかマニアックな質問だわ☆
というわけで、お答えいたしましょう。
一例ですが、劇画タッチのカタログってこれのことかしら?
このカタログのイラストは、以前、販促を担当していた林さん(現在は大阪支店長)が描いていたものです。どこかのイラストレータが描いていたと思いきや、担当者が描いていたのですね。
なかなか素晴らしいじゃないですか!
広報担当者いわく、「作品自体は、林が販促課長を担当していた2001年から2006年の5年間に、優秀なフィールドテストレポートをフィールドテストレポート通信として社内用に配信していた時の物で、ちょうど当時は、当社が標準品主体へと大きく舵を取り始めたころと重なり、ユーザーでの生のデータを劇画調に描き、商品の良さを社内に知らしめたこの企画は大盛況でした。
そして、2002年JIMTOFに合わせて製作された、Tooling by DIJET vol1において無機質な加工イラストが多い中、インパクトのあるこの劇画調の加工事例データを掲載しては、という話になり、2013年版のVol7に至るまでずっと掲載し続けられているという訳です」とのこと。
なるほどね! こういうことだったんですね!
角膜潰瘍で焦りまくる
実はコンタクトを付けっぱなしで居眠りをしてしまい、ドライアイと花粉症とも重なったのか、角膜の一部が剥がれてしまいました。右目は治りましたが、潰瘍の大きな左目の治りが遅く、ズキズキと痛み、病院へ通っています。
これがねぇ、ほんと、ツラい。なにがツライってね、仕事が集中できないことよ!!!
痛いし、パソコンばかり見てられないし、眩しいし。つまり、作業効率がメチャクチャ悪いんです。今回は、ズボラな自分を反省しまくりました。以前にも角膜潰瘍で大変な目にあったというのに・・・・・。忙しくなるとついつい大切なことを「ま、いっか」って後回しにしちゃう悪い癖が出てしまいました。
コンタクトをしている方は、くれぐれも付けっぱなしで居眠りしないようにしてくださいね。
凄すぎてどこから書いていいか分からない会社がある
先日、取材をさせていただいた会社が凄すぎて、どこから書いていいのか分からないほど。
世界でも稀な会社だと思いました。
工場を見学したとき、あまりの凄さに私の口はおそらく開いたままだったでしょう。
ちなみにこの会社は民間企業で世界で初となるISO17025試験所認定を取得しています。
この記事は近々製造現場ドットコムで掲載するから楽しみにしていてくださいね。
それにしても凄いものを連発して見てしまうと頭の整理が追いつきません(笑)
ノートに記された文字が興奮しすぎたせいで象形文字のようになっています。
【告知】第20回型技術シンポジウム 「グローバル化する自動車産業における生産技術戦略」
型技術協会からの告知です。
今回のシンポジウムのテーマは、「グローバル化する自動車産業における生産技術戦略」。
金型の最大ユーザーである自動車を切口として、各社の金型調達戦略と日本の金型づくりとの関連に焦点を当てつつ、中・長期の広い意味での生産技術戦略について議論するとのこと。
主催者は開催趣旨について、「グローバル化する生産体制が進むなかで、現地開発・現地調達が一般化しつつあります。新興国での生産においても、調達戦略が生産性やコストに直結します。他方、ハイテン材や高機能樹脂材向けの機能金型や、ハイブリッド車や燃料電池などの中・長期的な新技術開発においては、日本が開発の拠点となり、如何にして難易度の高い技術開発をスピード感あふれるタイミングで開発するかが、金型サプライヤーにも求められています。自動車メーカ各社より、それぞれの視点から幅広く日本の自動車産業における型技術および生産技術戦略をご紹介頂き、現状と日本の金型生産・生産技術の方向性について議論し、参加者全員でその方向性を共有する場を提供いたします。多くの皆さんのご参加をお願いします」としているぐらいだけあって充実した内容がてんこ盛りです。
■開催日時 2013年3月22日(金) 12:55~16:50
■開催場所 芝浦工業大学 芝浦キャンパス
〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14
プログラム
進行 : 安齋 正博 氏(芝浦工業大学)、笹原 弘之 氏(東京農工大学)
●12:55~13:00 開 会
●13:00~13:35 「トヨタにおける金型技術の課題と展望」
トヨタ自動車(株) プレス生技部 プレス技術統括室 室長
紅林 道治 氏
●13:35~14:10 「NISSAN POWER 88 達成のためのプレス戦略」
日産自動車(株) 車両生産技術本部 プレス技術部 部長
菱田 祐次 氏
●14:10~14:45 「ホンダの新商品を支えた金型技術とグローバル化に向けた取組」
ホンダエンジニアリング(株) 車体金型生産部 プレス金型設計ブロック
ブロックリーダー 木内 義之 氏
●14:45~15:00 休 憩
●15:00~15:35 「スズキの海外生産と金型技術」
スズキ(株) 常務役員 生産本部 副本部長
松浦 浩明 氏
●15:35~16:10 「マツダのモノ造り革新と金型技術について」
マツダ(株) 執行役員 生産担当 技術本部長 コスト革新担当補佐
菖蒲田 清孝 氏
●16:15~16:50 パネル討論会
「日本の自動車産業における型技術および生産技術の方向性」
司 会 : (社)型技術協会 副会長 安齋 正博 氏
(社)型技術協会 理事 笹原 弘之 氏
パネリスト : 講師全員
●16:50 閉会
・募集人数
100名
・参加費
会 員 12,000円 (会員の対象は主催・協賛団体会員)。
一 般 18,000円。
※ 個人会員A入会申込付き 17,250円(ご希望の方は事務局まで問合せのこと) 。
内訳:参加費12,000円+入会金3,000円+2月入会時月割年会費2,250円。
・申込締切
3月14日(木)※申込締切日後のキャンセルは不可。キャンセルの場合、参加費用を支払う。
・申込方法
オンライン申込(クリック)↓↓↓
http://www.jsdmt.jp/05kata_sympo/jsdmt-kata_sympo20.cgi
1) 申込の際は、代金の振込方法と振込日を記入のこと。
参加費は銀行または郵便振替にて入金すること。
2) 参加決定者には参加券・請求書を送付するので、参加券を当日持参すること。
問合先
一般社団法人 型技術協会
〒231-0011 横浜市中区太田町6-79 アブソルート横濱馬車道ビル201号室
電話:045-224-6081 FAX:045-224-6082 Eメール:info@jsdmt.jp
ジェット ストリーム!!!
このあいだ、セコ・ツールズさんが講演をした大田区切削研削研究会と名古屋出張がカブっていた私。当然、出席することができず残念でしたが、柏ミルボーラの柏社長からちょこっと概要を聞くことができましたので、ご紹介しましょう☆
講演の様子:柏良光氏撮影
「ジェットストリームシステムというのが難削材加工に良いようです。最後の方で凄い加工のビデオ見せられて圧倒されました」とのこと。
あら、ジェットストリームってきいたことがあるわね。
ジェットストリームといえば―――――。
コレじゃない?
http://
というのは冗談で、セコ・ツールズさんの『Jetstream Tooling™(ジェットストリームツーリング)』は、航空機産業の要請から開発されたシステムで、難削材加工に威力を発揮するんですって。
クーラントを正確に切削領域へと供給、クーラントジェットがすくい面から切削屑を除去し、切削屑排出性を向上させて切削条件も良好にするものらしいわ。もちろん工具寿命もアップするのよ。
切削領域から熱を素早く除去するためにもクーラントは重要で、 必要とする位置に向けて正確にクーラントを流すことは効率よい加工に繋がるわけなのね☆
航空宇宙好き、集まれ!(後編) ~独断と偏見の国際航空宇宙展(JA2012)レポート~
皆さんこんにちは。
航空宇宙好きにはたまんない下村栄司氏のマニアなレポートの後編が届いたわよ!
私のところにも、「後編はまだか」のお問い合わせがチラホラあって、ふふっ、さすがに製造現場ドットコムファンの読者だわ☆ この手のレポートが好物なのね(●∀●)☆キラリン☆
では、『航空宇宙好き、集まれ!(後編) ~独断と偏見の国際航空宇宙展(JA2012)レポート~』いってみましょー!
(文・写真=下村栄司)
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後編はセントレア(中部国際空港)会場のレポートです。
ここは10月12日金曜日から14日の日曜日までの3日間のみの開催でした。筆者はできれば土日のどちらかで行きたかったのですが(両日共ブルーインパルスの飛行展示がありました)、金曜日にせざるを得ませんでした。というのは、後述する「セントレアまるわかりツアー 滑走路見学コース」に参加したくて申し込もうとしたら金曜日しか空きがなかったのです。
しかし、土日は合わせて11万人もの来場があったそうで、会場の混雑度は想像に難くなく名古屋駅から発車するセントレア行きの電車も超満員(で乗り切れない?)だったらしいです。結局金曜日は空いていて良かったのかもしれません。
ブルーインパルスは見られませんでしたが、筆者は既に何度も見ていますので、まあ仕方ないかと簡単に諦めがつきます。
ブルーインパルスはこんな感じで飛んでます。見事です。(入間基地航空祭にて筆者撮影)
セントレアまるわかりツアー
JA2012とは直接関係ないのですが、セントレアには他の空港にないユニークな企画があります。
それは、バスに乗って滑走路の周囲を見学できるツアーがあるってことです。
普通は遠くからしか見られない航空機を間近で見られるという航空ファンには(多分)たまらないツアーです。もちろん写真撮影OK。要所要所でバスが止まってくれます。
でも、空港内なのでセキュリティは非常に厳しく、基本的にはバスから降りられません。一箇所だけ特別にバスから降りて外に出られるところがあるのですが、フェンスで囲った檻のようなところに「閉じ込められ」ます。
ツアー参加者が不審な行動をしないか、常に監視されているとの説明もありました。
身元確認、持ち物検査(空港のセキュリティチェックと同様)を終えて、バス(緑色の)に乗車。
席は自由席なので、筆者は真っ先に右側の窓側をゲットしたまでは良かったのですが、バスは左回りで滑走路内を走るため、走りながら滑走路内の景色を見ることができませんでした・・・トホホ。
これは、ツアー参加前に空港ビルの展望デッキから撮ったものです。この空港では国内線の機材はB737(写真)などの小型機が多いように感じました。
ツアーのバスの中から。頭上を大韓航空機のB747-400が離陸していきます。すごい迫力。突然だったので、あまりうまく撮れませんでした。
バスから降りられる場所が1箇所だけあります。但し、「檻の中」です。ここからは離陸、着陸する航空機が比較的間近に見られます。写真のジャルエクスプレスのB737は450mm相当の望遠レンズで撮りました。一部トリミングしてます。
バスの中から。迷彩色の航空機は航空自衛隊のC-1輸送機。国産です。
これは「ドリームリフター」。後ほど詳しくお話します。緑のフェンスで囲まれている内側がJA2012の地上展示エリアです。バスの中の我々がフェンスの中を見ているのか、フェンスの中から我々が見られているのか、ちょっと不思議でちょっと優越感を感じた一瞬でした。
ボーイング747LCF「ドリームリフター」
この不恰好な航空機は何者?Boeing747LCF”Dream Lifter”・・・世界でたった4機しかありません。日本ではここセントレアでしか見ることができないレアな航空機です。
ボーイングが787を開発する際に、世界中の協力企業でつくった部品をエバレット(787の組立工場がある場所)に運ぶためにわざわざ747を改造してつくりました。実際に改造を行ったのは台湾の長榮航太科技Evergreen Aviation Technologies (EGAT)です。
「えっ、何で台湾なの」って意外に思いますか? 筆者もそう思いましたが、台湾もかなりの実力を持っているということです。
写真左:後ろからの眺めです。胴体のお尻の部分がぽっかり開いています。ちょうど左方向からカーゴローダーに載せられた荷物がやってきました。
写真右:左斜め後ろからのショット。このカーゴローダーもドリームリフターのために特別につくられました。ドリームリフターが訪れる空港には必ず設備されています。787をつくるために、膨大な初期投資をする必要があったんですね。本日の荷物は富士重工業がつくっている中央ウィングボックス(背の低い方)と川崎重工業がつくっている前部胴体(筒状の方)です。ちなみに三菱重工業がつくっているCFRP製の主翼も、もちろんこれで運びます。
写真左:無事荷物が機内へと運び込まれました。この後、胴体のお尻の部分を閉じます。
写真右:お尻が閉じた状態。これで完了です。
ところでこのドリームリフター、大きな胴体や主翼をどこから出し入れするのかということが開発時に問題となりました。いくつかの案が出されましたが最終的にこのお尻の部分から出し入れする案が採用されました。
写真からわかるように2箇所のヒンジを中心に開閉します。
しかし、このヒンジだけではお尻の部分の重量を支えきれないため、大きなフォークリフトみたいな車(移動尾部支援車両と言うらしいです)の助けが必要です。
この車両はコンピュータ制御の誘導システムにより扉の開閉軌道に合わせて自動的に走行するという賢さです。カーゴローダーもそうですが、地上支援設備にもすごくお金をかけてます。
ドリームリフターの話が長くなってしまいました。写真だけではわかりにくいかもしれないので当日撮影したビデオをYoutubeにアップしました。ぜひ見て下さい。
http://
デジカメを手持ちで撮ったのと風がものすごく強かったのとで、かなり見苦しいのですが、様子はわかります。
地上展示機たち
主催者側としてはそれなりに努力したのでしょうが、正直言って筆者は地上展示してある航空機にはトキメキませんでした。滑走路見学ツアーやドリームリフターの積み込み作業の方が面白かったです・・というわけで、地上展示機の方は駆け足での紹介になります。
このハデでクラッシックな複葉機は米国WAKO社のYFMという1930年代に生産されていたもので、1986年に機体仕様を最新のものにして再生産が開始されました。「飛行機のサラブレッド」と呼ばれているらしいです。
空港用の消防車。モリタのMAF-125Aで12,500Lの水と800Lの薬液を搭載し車両重量が43トンもあるにもかかわらず約31秒で時速80kmまで加速し、最高時速は105kmだそうです。お値段は2~3億円!展示してあった飛行機よりも、むしろこちらの方が筆者にはカッコ良く見えました。
陸上自衛隊のOH-1観測ヘリコプター。要は偵察ヘリコプターです。コックピットは前後1人ずつの配置になっていて胴体幅は約1mです。そのため、普通のヘリコプターは「でっぷり」していますが、これは精悍な感じです。細身な体の理由は、レーダー反射面積を抑え、目視被発見を避けるとともに、前方から射撃された際の被命中率を下げるためだそうです。
航空自衛隊のC-1輸送機です。国産機です。1970年に初飛行した古い機種ですが今だ現役で活躍中です。後継機種としてC-2が開発され、初飛行しています。
でかいズータイにもかかわらず、飛びはなかなか俊敏です。この写真は入間基地航空祭で筆者が撮影しました。
このショー、次回の開催は場所も次期も未定だそうです。必ずしも同じ場所で開催されるとは限らないし、また4年に1回の開催では「間が空きすぎる」との意見もあり流動的です。筆者はせめて2年位1回程度の開催にしてほしいと思います。
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