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月刊「VERDAD」10月号
月刊ベルダの10月号が発刊されました☆
コラム「無造作女の独り言」では、今年8月に国連世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「世界イノベーションランキング」について書いています。これは、WIPOがイノベーションの諸要素を評価比較し「グローバル・イノベーション・インデックス2016」として発表したものなんですが、この発表で日本はなんと16位! もう、驚いちゃったわよ。
少なくともアジア圏では日本がトップを堅持していると思いきや、シンガポール、韓国、香港よりも下位だったというショッキングな結果に、わたくし、膝から崩れ落ちそうになりました。
この種の調査レポートは、世界経済フォーラム(WEF)や、国際経営開発研究所(IMD)なども継続的に発表していますが、それぞれの評価方法が違うようで、比較検討することは簡単なことではないのですが、WIPOが発表した日本16位という結果について、専門家や政府も分析してコメントが欲しいと思いました。各調査レポートが発表されるたびに一喜一憂する必要はないけれど、日本の国際競争力や経済成長を占ううえで過言できないものね。
世界中の製造業はまさに歴史的岐路に立たされている――といっても過言ではないと思う今日この頃です。
今回も読み応えバツグンです。
岡本工作機械製作所に行ってきた☆
先日、岡本工作機械製作所さんに行って参りました。
いやあ~、極めて品のない言い方ですが、工場内に足を踏み入れると儲かっているニオイがプンプンしましたよ(●∀●)
忙しいのがパッとみても分かるほど、製造ラインに活気がありましたし、工場内を見学されているお客様の対応でもご多忙のご様子でした。おそらくご購入を検討されているのかもしれませんね。取材をしていても、こういった活気のある場面に遭遇すると、こちらまで運気が上がりそうでなんだか嬉しくなってきます。
同社では「研削革命」をスローガンに掲げていますが、つい先日シカゴで開催された「IMTS2016」でも、超精密かつ高能率マシンを展示し、中でも機上測定&自動補正ができる研削盤は、早くも注目されたご様子。
気になるのは東京で開催される「JIMTOF2016」ですが、同社が展示する機種は6機種。
これがまた面白い機種が目白押しです。
この続きはまた後ほど、製造現場ドットコムのニュースでたっぷりと掲載いたしますので、お楽しみに!
同社は温泉好きにはたまらない場所にあります。残念ながら温泉は毎度スルー(笑)
【速報】「IMTS2016」概要報告 ~日本工作機械工業会発表~
9月12日(月)~17日までの6日間、「IMTS2016」(International Manufacturing Technology Show、主催=米国製造技術工業協会 通称:AMT)が米国・イリノイ州シカゴ市で開催され、このほど概要報告速報が日工会で発表されました。
それによると、今回点は、展示面積120,774㎡(前回:111,400㎡)、出展者数は2,375社(同2,035社)と、展示面積、出展者数ともに前回の2014年を上回る規模となりました。
エネルギー産業をはじめ、自動車、航空機等、米国製造業の設備投資に弱さが見られる中での開催でしたが、来場者数はIMTS史上最高レベルの115,612名の登録を記録し、活発なビジネスが展開されるなど展示会としても大きな成功を収めました。
日工会は「IMTS2016」に際し、日工会会員出展機一覧等、各種広報資料を作成・配布しました。また、会期中は会場内の国際インフォメーションセンターにおいて日工会ブースを設け、わが国工作機械産業に関する情報提供や、JIMTOF・Tokyo 2016の来場者誘致活動を行い、併せて内外報道関係者等を対象にJapan Dayを開催し、JIMTOFの来場者誘致活動を行いました。さらに海外工業会との会合を実施し、相互に意見交換を行いました。
主要展示会の開催規模比較
IMTS2016の開催状況及び特徴
(1)会場は、初日から各ブースとも、大勢の来場者で熱気に溢れ混雑していた。入場登録者数は、史上最高レベルとなる115,612人となった。自動車や航空機向けをはじめとして商談も活発との声が多数。
(2)展示同行では、
①各社ともにロボット、パレットチェンジャー、ワークチェンジャー等を活用した自動化対応が全面に押し出され、会場全体で多くの展示がみられた。
②IoTを活用したスマートなモノづくりについては、その実現に必要となるセンシング技術の開発が進展中。企業内の各レベル(機械・工場・会社)に応じた高度な情報処理が今後一層拡大すると予測される。
③さらに、Additive Manufacturingについても前回より展示規模が拡大し、自由形状をロボットによって積層造形で創製する事例に加え、積層造形で製作された自動車・家までが展示されていた。
(3)海外メーカーでは台湾のFair Friendグループや、韓国のドゥーサンが大きなブースで出展し、第4次産業革命、スマートファクトリーを意識した出展もみられた。また、瀋陽机床や大連机床は展示面積をさらに減らすなど、中国勢は前回に比べ全般的に縮小傾向が見受けられた。
(4)初日の閉会式には、ペニー・プリッツカー商務長官も出席して約15分間、製造業の活性化の重要制と政府の施策について演説。官民挙げての取り組みが印象的であった。
(5)現地の小学生~大学生向けの展示コーナーも設けられ、将来米国の製造業を担う若者層へアピールしていた。
お問い合わせについて
先日、以下のお問い合わせがありました。
【内容】あなたは私のレーザー機3015の価格を教えてもらえます。
お問い合わせをいただき、ありがとうございました。
最近、嬉しいことに商品のお問い合わせが増えております。
そこで製造現場ドットコムからのお願いです。
レーザー機「3015」に該当するマシンを製造しているメーカーは複数あります。メーカー名を記載していただかないと返答しかねますので、商品のお問い合わせについては、必ずメーカー名を記載していただけると助かります。
また、日本語が微妙な場合も返答をしかねることがございますので、あしからずご了承くださいませ。
よろしくお願いいたします。
取材のこぼれ話とユニークな名刺
先日、アマダさんの70周年記念パーティが開催されました。
アマダさんといえば、1946年、創業者の天田勇氏が32才のときに、焼け旋盤1台から創業したという、逞しくて息の長い企業です。この歴史や記念式典の様子については、また後日、製造現場ドットコムでたっぷりと掲載いたしますので、お楽しみに(●∀●)☆
アマダさんらしい真っ赤なオリジナルカクテルが振る舞われました♡
さて、パーティには各界からトップの皆様が招かれ、お集まりになられました。
その時に、あるお方と名刺を交換いたしました。
名前はプライバシーを配慮してボカしましたが、ファナックさんにはこんな役職があるんですね。
インパクト大!
この時、目の前にいるお方は至って紳士的であり、妖怪とはほど遠い風貌です。
驚いた私は、この役職の由来について聞いてみました。
「数値制御技術の黎明期より、その開発と普及の先頭に立ち、半世紀を経た今もあらゆる場所に変わらぬ志で出没し、それは妖怪そのものであるーーーーーー」ということで、稲葉善治会長が特別に称号を与えたとのことでした。(この方は妖怪以外にも立派な役職があります)
さすがは世界のファナックさん。
遊び心にグッときましたね☆
ところで、この日、産業界が最も気になるインダストリー4.0、IoTの話題がチラリ。
ちょうど、ファナックの稲葉会長と経産省の糟谷製造産業局長がいらっしゃったので、ちょっとだけ尋ねてみましたよ。
1番難しいのは、「強みを活かして繋がっていく」こと。
これは、日本だけでなく、各国の大きな課題となると思います。
町工場から大企業まで繋がっていく中で、そこに生じたトラブルの責任の所在をどうするのか等、なかなか難しいこともありますが、この流れの中で、製造業界がやらなければならないことは盛りだくさんです。グローバル化が当たり前になった今こそ、様々な企業・業界と新しい知恵を結集し、新たな課題解決を模索する時代になってきたんですね。その中で、日本の作戦や企画力も問われてくると思います。
個人的には、なかなか生きづらい世の中ではありますが、見方によっては、チャレンジのしがいがある時代の到来ともいえましょう。
大志を抱くのは少年だけじゃないぜ!
中年よ、大志を抱け! だ!
誰かICレコーダの新開発を!
わたしの最も苦手な業務のひとつ―――。
それは文字おこし。
長い仕事人生を歩んでいますが、己の声がキモ過ぎて、未だにちっとも慣れません。
今やシステムも進化しました。
スマホカメラで撮った集合写真の“自分だけ”を美人に見せる卑怯なアイテムも出ているようです。
そこで閃いたわよ!
己の声だけを知的なアナウンサー風に変換できるようなICレコーダの開発を切実に希望しております。きっと、ライターさんたちから大ウケ間違いなしね☆
マザックの巨大モニター
ただいま製造現場ドットコムのトップページにマザックさんの「エアロスペース テクノロジーセンタ」のレポートを掲載しています。その中で巨大モニターについて触れていますが、これがいかにビッグサイズなのか、ということをお見せいたしましょう。
記事写真には使いませんでしたが、こっちの写真のほうが分かりやすいでしょ(●∀―)
ちなみにダンディーな(?)後ろ姿は先輩記者さんです。
月刊「ベルダ」9月号が発売中☆
ベストブックス社の月刊「ベルダ」9月号が発売中です。
不肖那須直美のコラム「無造作女の独り言」では、今回、ボンボン時計について書きました。
ボンボン時計は1887年ころから名古屋地方を中心に生産が行われていたらしい。なぜ名古屋なのかと疑問に思ったのですが、木曽川が材木の集積地でもあり、木工職人や小物鍛冶職人の供給源だったとのこと。この時代の日本は、米国のアンソニア社の柱時計のデザインをパクった・・・じゃない、モデルにした時計生産が盛んに行われていたんですって。当時は技術が追いつかなかったため、輸入時計をコピーしながら製作していたんだけど、そのうち技術も向上して輸出をする運びとなったんだから、先人の商売根性も見上げたモンよ。
というわけで名古屋といえば、今では自動車産業、航空機産業のイメージが強いのですが、その昔からものをつくることに向いていた土地柄だったのね、と感心した次第です。
ところで、ものづくりというと、戦後のことはよく聞かされていましたが、明治時代まで遡ることは、あまりありませんでした。
ご承知のとおり、日本は戦後の混乱期からわずか23年で経済大国になったのですが、この要因については、「ものづくり産業の急成長によるもので、戦時中の戦闘機や戦艦を製造していた技術があったからだ」と、強調する方もいらっしゃいますが、私は、それ以上にマザーマシンである工作機械の発展によるところが大きいと考えています。昔は欧米から最先端の機械を輸入し、それを分解してパテントに抵触する箇所に改良を加えて設計を完成させ、専用機として製作し、品質向上や生産効率を大幅にアップしてきたんですね。
なかなか感慨深いところがあります。
今回もパンチの効いた記事が面白い!
ところでVERDAD(ベルダ)の意味ってご存じでしたか?
スペイン語で真実・真相のことなんです(●∀―)
DMG森精機チーム「BIRDMAN HOUSE伊賀」が『鳥人間コンテスト2016』で好成績!
昨日、読売テレビ・日本テレビ系で放送された「鳥人間コンテスト2016」で、DMG森精機のクラブチーム「BIRDMAN HOUSE伊賀」が出場して好成績を残しました☆
同社の社員さんたちの応援する姿に胸が熱ぅ~くなりますよ。
白熱の様子は、9月末まで無料で動画がみられますのでご覧下さい!
↓DMG森精機さんは22分頃より↓
http://www.ytv.co.jp/mydo/birdman2016/20160831_03/
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