年別アーカイブ 2012年
無造作淑女
長山工業さんに行ってきた
長山工業さんの長山英一郎社長といえば、最近、日本金型工業会東部支部の若手経営者組織である「天青会」の新会長に就任しましたが、先日、電通大の森重先生、日新精機中村社長、プロダクトデザイナーの平川氏と一緒に長山社長の工場にお邪魔しました。
そういえば長山社長とは、もう、ずいぶん古くから知っているような気がするんですが、一度も工場にお邪魔したことがなかったのよね。(←いつ頃から知り合いになったのか思い出せないほどだ!)
工場に足を踏み入れるとハームレ社の5軸マシンがドーンと目に飛び込んできました。
過去に何度もハームレ社の5軸マシンについては、記事をしつこく書いたから、このセレブマシンの特長は今でもスラスラ出てくるあ・た・し(・∀・)☆キラリン☆ 愛知産業さん、忘れないでね☆ウフ☆
簡単にマシンの優位性を説明すると、人造石一体のフレームの採用で「高剛性」かつ「熱変異」に強いマシンよ。
長山社長とハームレ社のマシン。複雑な形状のモノをスピーディかつハイクオリティに削り出す!
長山社長のところは、秘密の仕事が多いから写真を撮ることが出来ないのが残念だけど、形状が緻密で複雑なお仕事をしています。
ハームレのマシンで相当な工程の短縮ができたそうで、ずいぶん助かったみたい。
5軸だから工具も短くて済むので、その分、ビビリの心配もいらないし、工具もいろんな面で加工できるから持ちもいい。最先端の設備は経済効果が高い点が魅力のひとつでしょうね。
ちなみに工具はオーエスジーさんと日立ツールさんをご愛用とのこと。
それからね、長山社長のところは、なんとミツトヨ製の三次元測定機があるの。
徹底して製品管理ができるってわけなのよ。町工場でもここまで最先端の設備が整っているところは数が少ない。
ミツトヨ製の三次元測定機で徹底した品質管理!
顧客の信頼を得るために、注力する長山社長の姿勢に力強いものを感じたあたし。
ところで、この日、長山社長が日頃連携している工場もちょこっとだけ覗き見をさせてもらいました。
金子プレーナーさん、伸陽軽金属さん、ご多忙のところありがとうございました。
―――ということで、ちょいとご紹介しましょう。
金子プレーナーさんの工場には驚愕の大きな加工モノが!
みんなでテーブルの上に乗って見物できるほどです
さて、伸陽軽金属さんもここでご紹介したいのですが、はじめて見る炉の迫力に圧倒されました。次回のブログに写真とともに掲載することにいたします。お楽しみに。
東海地方にある美しいものを見た☆
ヤマザキマザックさんの本社には、すごく古いマシンが展示されています。
そのひとつをご紹介いたしましょう。
これは1887年にアメリカでつくられた足踏み旋盤です。
はずみ車の役割を果たす大径プーリは、ペダルと連接棒で繋がったクランクシャフトによって駆動。
チャック、刃物台、クロススライド、サドル、心押し台、振れ止め装置など、その後に開発される普通旋盤のほとんどの要素が組み込まれているんですって。それにしても美しい造形美ですね。
さて、東海地方で美しい・・・といえば、代表する企業と製品で思い出すのはコレね!
ノリタケさんの高級感溢れるティーポット
今回、美しい洋食器への追求が築き上げたものづくりの情熱を取材しております。
では、のちほど・・・・・・。
ぬる~く緊急解説! 「ほこ×たて」3時間スペシャル!「最強綱引き重機決定戦」
皆さん、こんばんは。
今夜も「ほこ×たて」3時間スペシャルらしく、熱いバトルが繰り広げられたわね。
産業界をウロついている私も朝3時に起床し、「最強綱引き決定戦」の場をこの目でしっかり見てきましたよ。
あらっ? テレビ画面に私がいなかったですって?
仕方ないわよ。この日、ロケがあった栃木の天候は荒れていて、撮影が中断され、番組の編成が若干変わっちゃったのだ☆
まぁ、あたしのツラはともかく、ちょっとだけ解説をいたしましょう。
綱引きといえば運動会の定番競技です。
この綱引きにも必勝法なるものがあり、地球の重力(G)が大きく関わる競技だけに、体重の重い人を揃えることと摩擦係数の高い滑りにくい靴を履くことが大前提になっていますね。これにチームワーク、並び方、姿勢、ゆさぶり等々のオリジナルテクニックを駆使して試合に臨むわけで、私が日夜戦っている憎たらしい重力(G)もここでは極めて重要な要素のひとつです。
ということで、重機の綱引きも基本的にはこれと同等の考え方ができるであろう――――。
つまり「重量があって滑りにくい車輪と馬力が強いモノが勝つ!」
私はこんな予想を念頭に、朝3時に起きて、巷で流行りの“かたつむりエキス”の入ったパックをし、念入りに化粧をしていそいそとロケバスに乗り込み、対決現場に入りました。
壮大なロケです
トーナメント制なので、当たる相手が気になる記者ですが、今回はかつてない大規模なロケともあって力が入ります。今回ももちろん予想をしなければなりませんのでカメラを向けられると緊張します。
え? 私の予想?
TVには映りませんでしたが、北欧重機械のスター、アトラスコプコの「ロックドリルPOWER ROC」に一票を投じたの。今回も予想は当たったわ(●ω●)☆キラリン☆ 放映されなかったけどね。うふ。
理由はね、北欧の硬い岩盤を砕くための鉄製クローラーに注目したの。大地に対する食い込みもハンパない。痛いくらいの食い込みよ。
さて、初戦は、ダンプ界の超新星、諸岡の「クローラーダンプ」と竹内製作所の「ショベルカー T1140」の対決ね。
竹内製作所は、前回の「ぬかるみ対決」で出場したけれど、農業の三菱さんに負けちゃったのよね。今回は海外で大ヒットしたショベルカーで参戦。
1978年にブリジストンと共同開発により世界初のゴムクローラーの開発に成功したという諸岡はまさにゴムクローラーの先駆けよ。もちろん注目すべき点は肉厚で継ぎ目のない耐久性抜群のクローラー。瞬発力もあるわよ。パイオニアとしての意地とプライドを炸裂させてくれるのかとドキドキしちゃった。
耐久性抜群! 諸岡のクローラー
必死に耐える竹内製作所
竹内製作所さんは負けちゃったけど、製造現場ドットコムとしては、“ショベルカーとしての性能”に注目したいわね。
やっぱり大ヒットを飛ばしただけあるわよ。エンジンの騒音を最小限に抑えているし、可動式サスペンションシートの採用でオペレーターに優しいの。マシンを操るのは「人」だから、徹底的に作業者に考慮した作りなのね。足元も広くて座り心地もいい。操作性に優れているから、大ヒットを飛ばしたのね、きっと。
アトラスコプコVSイワフジ工業(右)
続いて林業重機界の神と呼ばれるイワフジ工業の「フォワーダ U-6CG」とアトラスコプコ「ロックドリルPOWER ROC」の対戦が始まりました。
イワフジ工業はなんといってもクローラーの幅は4社イチで安定性も抜群。
この「フォワーダ U-6CG」の注目すべき点は、イワフジが独自開発した「クローラーチェーン」を採用していること。これにより凍結路等の悪条件でも確実な駆動力が得られるってわけなのよ。さすがは林業専用マシンだわ!
イワフジ独自のクローラーチェーン
TVカメラの存在も忘れて記者連中が子供のように興奮している中、アトラスコプトが勝ち進みました。
と、いうわけでTVをご覧の皆さまはご承知のとおり、勝ち進んだのはアトラスコプコと諸岡。
実はこのあたりから、天候に翳りが見えてきました。ロケ現場・・・というより私の顔面が大変なことに! 雨風によって化粧があっという間に剥離され、つけまつ毛がかろうじて目元にしがみついている状態。
ここでロケはいったん中止を余儀なくされ、われわれもロケバスに戻りました。
私も商売道具のカメラが水浸しにならぬよう、必死です。
しばらくして太陽が申し訳なさそうに顔を出してきました。早速、決勝戦が開始されましたが、先ほどとは違って路面は水を含んでドロドロです。
このドロドロを見よ!
こうなると、ゴムクローラーの諸岡は滑りやすくなり、不利になります。当然ながら重機は綱引き用に出来ていませんので仕方ありません。必死に抵抗するもズルズルと引きずられていきました。
ってなわけで、アトラスコプコの「ロックドリル POWER ROC」が優勝いたしました。
それでは優勝した「ロックドリル POWER ROC」をご紹介しましょう。
この製品は次世代用のクローラードリルとして開発された重機です。シンプルなデザインとテクノロジーを駆使して、高い生産性を得られる点が特長。クローラードリルの保守が簡単になりコスト効率も非常に良いのも魅力的ですが、これらは現場の声を取り入れ、品質、信頼性、補修整備を改良したことで実現したのです。北欧では硬い岩盤を砕かなければならず、パワーも一流なのです。
さて、今回、天気の事情により番組編成が若干変わってしまいましたが、ここでTV制作に携わる皆様のご苦労を少しご紹介したいと思います。
こんな崖っぷちからカメラを構える人が!
こんな高さから撮影するカメラマンも!
現場の皆さまは番組作りに使命を燃やしていると分かります。われわれが何気なく観ているTVの裏側には目立たないけれど、一生懸命働いている方がいるんだと痛感した一瞬でした。
どんな仕事でも頑張る人はステキですね☆
働く女は高剛性 不要なのは恥ずかしさだ!
昨日の嵐はすごかったですね。東海地区の方は大丈夫でしたか?
わたしも月曜日から静岡、名古屋へと出張に行っておりましたが、昨日はさすがに予定を切り上げ、さっさと名古屋から逃げるように東京に戻りました。
火曜日はスケジュールが押してしまったので、昼食を取る時間がなく、わたしのお腹は減り放題。時計は3時半を過ぎています。
新幹線の中でお弁当を食しようと意気込んで購入しましたが、残念なことに満席状態が続き、座席の確保が大変でした。
空いている新幹線に乗るまで、ブラブラと時間を潰さなければなりません。
お腹が減るととたんに惨めになるわたし。雨風にさらされて上着も顔もヌタヌタして気持ち悪いったりゃありゃしない。気分はもう地方興行に失敗した売れない旅芸人よ。「おまえさん、今日も売れなかったね・・・」って、誰に言うでもないけどさ。ハハハ。
こういうときには、やっぱりコレね(●∀●)☆キラリン☆
おつまみとアルコールを購入し、独り淋しくカートの上で店開き。新幹線を待ちました。
ちょいと、そこのサラリーマン、ジロジロみないでよ!
働く女に恥ずかしさは不要
あそこってどこだい?
私が溺愛するオルメキャットぽぽ嬢は長毛種なので、抜け毛の季節は大変なことになります。
部屋中に毛が舞って大変なの。
現在、引っ越しの荷物の整理が追いつかず、段ボールを開けるごとに汚れてしまい、さらにぽぽ嬢の毛も加わって部屋は大変なことに! プライベートと仕事の両立って実に難しい。
というわけで猫をカットするため美容室へ預けて、待ち時間の間、ちょいと一杯ひっかけながらブラブラしていました。
そんなときに、目に飛び込んできたのは!!!!
香ばしさ溢れる看板にシビレてしまって動けない!
なんてたってあそこですからね。驚きましたよ、ほんと。
あんまりいうと、またも「書いている人が男なのだ」というあらぬ噂が広まってしまいますので、ここまでにいたします(ーωー)ぬーん。
そしてわたしは途方にくれる(涙目)
日頃の大雑把な性格が災いしてしまい、ただ今、荷物と格闘しています。
涙目です
多忙な5月の時期に仕事をしながら荷物をまとめるのは至難のワザでした。仕分けをする時間も取れず、ゴミも一緒に移動先に持ち込むという・・まさに味噌も〇ソも一緒。
もともと荷物持ちではないと己でも思っていたのですが、ところがどっこい、出るわ出るわ、荷物の数々が。
それは、遠い記憶―――。あたしのSWEET MEMORIES―――。つか、思い出にしがみついてもしょうがないので、捨てちまえ! こんなもん! と思いつつ、細かった時代に着用していたボディコンなんかを捨てられないでいるという・・・。
「痩せたら着れる!(かも)」なーんて、思っちゃうのよね。というより、こんなの着て皆さんの職場にお伺いしたら、丁寧な言葉でガードマンさんにツマミ出されちゃうわ・・・とは分かっているんだけど、“細かったあの時”の黄金期に執着している己がいるのよ。現実は着用したら、人間というよりハムなんだけど、己のことになると現実が見えなくなる悪い癖が出ちゃうの。(●ω●)ウフ
――――というわけで、移動をしたのはいいのですが、どこになにがあるやらさっぱり分からず、膨大な段ボールを前にして涙目です。親には「思い出にしがみつく女の因果応報」と失笑され、不当な扱いを受けました。
そんな中、某社長さんからお花を頂きました。
疲れなんかいっぺんに吹き飛んで、がぜんモチベーションがあがりました。
一刻も早く、スムーズに業務が出来るよう、頑張ります。
今朝もすごくいい匂いを放っていて気分は☆↑アゲアゲ↑☆
総会シーズンひと段落と大移動
5月の総会シーズンもようやくひと段落つきましたが、私のところは大移動に向けて最後の追い込みです。月末特有の事務処理もあり、本当に本当に本当にてんやわんやしております。
個人的な手続きもしなければならず、どこから手をつけていいやら・・・出るのはため息ばかり。
しかも、不規則な生活続きで、ダイエットした分、3キロも増加。思いっきりリバウンドしていました。
はぁ~っ・・・・・痩せる時は、すんごい時間がかかるのに、太るときはあっという間の古い女。
電話に出ることが困難な状態が続きますが、ご了承くださいませ(_ _)>
爽やかな日々を一刻も早く送りたい―――!!!!
*このバービーちゃんのお洋服は使用済みの靴下をバラしてつくりました。(笑)臭くないよ。
金環日食撮ったど――――!
引っ越しと仕事の狭間で5月に入ってからというもの睡眠不足で辛い日々を送っている今日この頃ですが、今日は朝っぱらから人生の中で滅多にお目にかかれない「金環日食」が観測できる日。
せっかちな私は1か月以上も前から太陽撮影用フィルターを購入し、この日を待ち望んでいました。
ところがすでに疲労はMAX状態。昨日も心の恋人、宇宙飛行士の古川聡さんが出演する宇宙の渚を観ていたら、こともあろうに寝落ちしてしまう始末。なんてこった!
それでも頑張りやの私だもん(←自分で言わないと誰も言ってくれない)今朝は5時に起きて
歯も磨かず、顔も洗わず、そのまま弾丸のように飛び出てカメラのセッティングをしたわ。
不安定な雲のお陰で想像以上に撮影が大変だったけど、とても幻想的なお天道様が拝見できました。こんな素敵なショーが無料で鑑賞できるなんて、生きてて良かったと心の底から思いました。
こちらは消えそうなお天道様
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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