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50年以上のノウハウを持つユキワ精工がコレットチャック製品を拡充! 新カタログは事例がたくさん詰まっている!

50年以上の培われたノウハウを駆使し、新製品の開発や専用機の自社開発に注力してきたユキワ精工(社長=酒巻和男氏、住所:新潟県小千谷市千谷2600-1)。同社といえば、国内80%のシェアを誇るドリルチャックのイメージが強いが、このほど「コレットチャック製品を拡充する」と発表した。

同社の酒巻弘和常務は、「加工ワークを精密に掴みたい、ワークのクランプを自動化したいという需要が年々増加していることを受け、お客様の要望に応える形でコレットチャック製品の標準化を図った。長年蓄積された製作実績を事例として紹介する専用カタログを作成するなど、ニーズに合ったコレットチャックをお客様へ提供できるよう製品を拡充します」と意欲を見せる。原理は簡単だが、つくる過程において非常に微妙なサジ加減がものをいうコレットチャックの設計開発に携わった滝沢功一設計開発部部長もユキワ製品の特長を「長年蓄積されたノウハウを基にした製品のつくりこみ」だと話す。現在、勢いのあるユキワ精工を訪ね、お話を伺った。

世界24カ国での特許取得が320件以上! キタムラ機械が考える次世代の工作機械とは

世界24カ国での特許取得が320件以上を誇るキタムラ機械(社長=工学博士・北村彰浩氏)は、1933年の創業以来、常に最先端の工作機械の開発・販売に務めている。1971年より次世代型工作機械を生産し、中でも同社の代表的な製品である『Mycenter(マイセンタ)』シリーズは現在、世界52カ国で多くのユーザーに愛用されている。今では当たり前のATC(工具交換)装置も、同社が千手観音像をヒントに最初に手がけ、世界に類がないマシニングセンタを開発していたというのは有名な話だ。

そして、今回、同社から、またも“世界で初めて”というマシンが登場した。
NC言語を知らない方でも写真画像からSTLファイルをつくり、プログラム作成の手間をかけずに加工出来る超高速立形マシニングセンタ『Xrosscut(クロスカット)』の開発に成功したのだ。この画期的な世界に類がないマシンの開発は、従来の工作機械の概念を変える可能性を秘めている。

オーエスジーが75周年記念のモニュメントを披露 込められた思いは「不可能なことはない」

昨年3月に75周年を迎えたオーエスジーが、このほど記念行事の一環としてオーエスジーアカデミー(豊川市一宮町)に建てられたモニュメントを記者団に披露した。同社の大沢輝秀会長は、「この場所は弊社の頭脳が集結する場所でもある。オリジナリティを持って果敢にチャレンジする精神を持って欲しいという願いも込められている」と話す。モニュメントを制作したのは、数々のプロジェクトをこなし、多くの受賞歴を持つ世界的な彫刻家の三澤憲司氏。お二人の出会いから、このモニュメントを制作した意図、込められたメッセージなどお話を伺った。

ナガセインテグレックス 3年ぶりの内覧会はなにもかもがパワーアップ! 「NANO SOLUTION FAIR 2014」をレポートする! 

ナガセインテグレックス(社長=長瀬幸泰氏)が、7月16日(水)~19日(土)の4日間、「NANO SOLUTION FAIR 2014」を開催した。今回は3年ぶりに開催された内覧会で、「製品も技術も人も工場も前回より大きく進化しています。史上最高の完成度をぜひご覧いただきたい」と長瀬社長も自信たっぷり。同社の超精密機械は、導入される企業においても“秘密マシン”とする場合が多く、なかなか見ることができないことで知られているが、普段は拝見することが許されない精密組立棟も今回は特別開放していた。常に「前進と継続」をし続けるナガセの魅力が詰まった「NANO SOLUTION FAIR 2014」を取材した。

トップインタビュー 「国内回帰の息吹を感じる」 稲葉弘幸 日本精密機械工業会会長(北村製作所社長)

1958年に時計・光学機器・計測器や通信機器などの精密部品を生産する小形工作機械メーカーグループとしてスタートした日本精密機械工業会。1972年に名称を「日本小型工作機械工業会」と改称し、2012年には「日本精密機械工業会」と再度改称して今日に至っている。正会員は37社(2014年6月24日現在)、賛助会員49社(同4月30日現在)、特別会員1名の工業会だ。

今年6月に開催された日本精密機械工業会第57回総会にて新会長に就任された稲葉弘幸 北村製作所社長。「日本回帰への期待が高まりつつある」と見通しも明るい。
新会長としての豊富や業界を取り巻く背景などを伺った。

ステンレス鋼加工で重要な要因のバランスを取ることについて ~セコ・ツールズが解説~

ステンレス鋼は汎用性の高い被削材であり、熱や腐食への耐性が必要不可欠な用途で幅広く使用されている。しかし、ステンレス鋼合金を優れた構造材にしている特性自体が、同時にステンレス鋼の機能部品への加工処理を複雑にしている。切削工具の特性や形状とアグレッシブな切削パラメータを慎重に組み合わせ、そうした要素のバランスを取ることで、ステンレス鋼の加工作業の生産性が飛躍的に向上する。今回、セコ・ツールズから技術的な要素を踏まえた取り組みを掲載する。
(文:セコ・ツールズ全社技術教育マネージャ、Patrick de Vos)

日本メーカーの健闘目立つ「SIMTOS2014」を特別レポート! 

4月9日~13日の5日間、韓国ソウル郊外のKINTEXにてSIMTOS2014(2014 Seoul International Manufacturing Technology Show ソウル国際製造技術展)が開催された。
概要をレポートする。

(文・写真=下村栄司)

精密機械部品から専用機設計製作まで! フレキシブルな製造現場を構築した豊田製作所

精密機械部品・専用機設計製作で厚い信頼を得ている豊田製作所(社長=長久保伸一郎氏、本社:神奈川県川崎市)。第一工場には通年20℃の恒温室を設けており、ここにはYASDA横治具フライス、オークマMC、三菱ワイヤーカット、三菱型彫放電加工機、ミツトヨ3次元測定機が設置されており、他にも多様なユーザーニーズに応えられるように設備機械が充実している。納入先は主に自動車メーカー、電機メーカー、工作機械メーカー、医療機器メーカーなど一流どころがズラリと並び、加工精度には高い評価がある。

「お客様が困っているときにお助けできるよう、難加工に力を入れています」という長久保社長。同社では他では引き受け手の見つからない加工を得意としており、加工の責任者である高橋 浩工場長は、“川崎のアニキ”として加工業界では名の知れた存在である。

“精密”が原点! 測定技術と加工技術を融合させ、新しいソリューションを生み出す黒田精工

黒田精工(社長=黒田浩史氏)は1925年に祖父である黒田三郎氏が日本初のゲージメーカーとして創業して以来、精密計測技術・精密加工技術を基礎に、各種ゲージ、電気油圧式パルスモータ、モーター用精密プレス金型、精密研削盤やレンズ金型用研磨機、精密加工用ツーリングシステム、精密位置決め用ボールねじ駆動システム、空気圧機器、高効率モーターコア、超精密形状測定装置等を次々に開発、いつの時代も幅広い産業から高い評価を博してきた。精密にモノを測る技術を核としている同社の鍵となるのはもちろん“精密”―――。精密を土台に独自の測定技術と加工技術を融合させ、さらに新しい技術を生み出すという強烈な底力を秘めているたくましい企業でもあるのだ。

黒田社長を訪ねお話を伺った。

「INTERMOLD2014」がいよいよ開催! 各社の見どころと注目製品はコレだ!

「INTERMOLD2014/金型展2014」(主催=日本金型工業会・テレビ大阪)ならびに「金属プレス加工技術展2014」(主催=日本金属プレス工業会)が、4月16日(水)~19日(土)までの4日間、インテックス大阪で開催される。この展示会は今年で25回目を迎え、「最先端の金属加工と成形加工技術」の専門見本市として、金型の設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る一連の工程を網羅。日本のものづくりを支える素形材産業の最新情報を発信する。
製造現場ドットコムが注目した各社の見所と最新技術のつまった製品はコレだ!

(アマダ/アマダマシンツール、イワタツール、オーエスジー、大阪機工、ダイジヱット工業、大昭和精機、日進工具、日立ツール、不二越、牧野フライス製作所、三井精機工業、安田工業、ユキワ精工)