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無造作淑女

【新製品情報】OKKが金型加工対応立形マシニングセンタ「VB53アルファ」を市場投入!

OKK(社長=宮島義嗣氏)が、金型加工対応立形マシニングセンタ「VB53アルファ」を開発し、本年10月から発売を開始するとこのほど発表しました。今回、JIMTOF前ということもあり、このブログでも新製品情報をバンバン流すので、要チェックですよ☆

さて、このマシンの特長は、機械本体の振動減衰性能を向上させることにより、送り加減速時の工具刃先振動を20%改善したこと。同時に加工時間も10%も短縮しました! しかも「ソフトスケールCube」の採用で、周囲環境温度の変化に対しても、長時間安定した加工精度を維持できるんですよ。(8µm/8℃)

機械の仕様

環境熱変位補正 ソフトスケールCubeとは!?

加工点からベース・コラム・ヘッドを経て加工点に到るCube を仮想。

機体に設置した温度センサでCube(立方体)の変形を推定して加工点の熱変位を補正。

なお、このホカホカの新製品は、11月1日から東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2018に出展するので、皆様要チェックですよ! ますます進化したOKKの新技術を拝見するチャンスです!

味覚・嗅覚障害からの回復

デタラメ不良開業医についてベストブック社の月刊ベルダ9月号にもコラムを書かせて頂き、それでもまだ怒りの炎は燃え上がり、書き足りないので製造現場ドットコムのコラムでは詳細に経緯を書いたのだけど、その後、症状が奇跡的にに回復しました。

コラム【直目】「不良開業医には行政処分を求む」↓
http://seizougenba.com/node/10202

コラムにもあるとおり、五感の一部が消失し、人生最大の絶望のどん底にいたわたし。

結構きついステロイドの内服で、体調も思わしくないうえ、精神的ダメージは相当のものだった。誰がなんといおうと、永遠の28歳と言い張っていてもすっかり中年。結構な波瀾万丈の人生を歩んできたけれど、ことごとく乗り越えて来られたのは“元気”があったからだ。

アントニオ猪木は「元気があればなんでもできる」と言っていたけれど、まさにその通り。苦難を乗り越えるには、健全な肉体と精神がなにより必要なのだ。

今回は健全な肉体と精神に大きなダメージを喰らった。食べ物への執着が強いわたしにとって、味覚・嗅覚を失うのはどんなに辛かったか。アロマの香りも、愛する猫の肉球の臭いも、大好きなカレーの匂いも、入れ立てのコーヒーの香りも、森林浴の緑の香りも、なにも感じないなんて!

万が一、ガス漏れが起きても、臭いに気付かず、大ピンチになる可能性だってある。今後、知人たちと食事をしたりしても「これ、美味しい~!」と、言えない。大好きな日本酒もまったく味わえないとなると、他人と共有する歓びも大幅に減少するのは確かだ。食事は大切なコミュニケーションのひとつでもあるわけだしね。

そのうち、味覚だけは、苦い、しょっぱい、甘い、という“大味めいたもの”は少しだけ理解できるようになったけれど、ダシのウマミなど、細かい味は分からないうえ、嗅覚は全く戻らなかった。未来を悲観して、熟睡することもできない。それでもうつらうつらしながら、目覚めるたびに嗅覚は戻っているだろうか、と、冷蔵庫の中にあるキムチの匂いを嗅ぎ、愛用している香水をふりかけてみる―――が、さっぱり香りを認めることができない日が続いた。

感冒等後の嗅覚障害は予後が悪いという現実。その絶望感たるや、大げさではなく、本当に“生きる楽しみを失った”に等しい。

どんなに苦しんでも明日は来るわけで、どうにもならないことを悩んでも仕方ないと感じたわたしは、味が分からないのに、大好きなものを食べるようにした。友人らを誘ってレストランにも行った。

舌や鼻がダメでも脳みそが覚えているかもしれない―――なにも感じなくなった神経を呼び起こしてくれるかも、という藁をもすがる思いがあった。

大好きなオイスターバーで

牡蛎が大好きなわたしは、オイスターバーにいた。喉が渇いていたのでビールを頼んだ。やっぱりビールは若干苦みを感じる炭酸水といった具合で風味は分からなかった。生牡蛎は、レモンを絞ってもレモンの風味を感じることもない。グニグニしていてゴム製品を噛んでいるよう。いつもならば、レモンの風味、磯の香りがミックスされて、その美味しさに悶絶していただろう。食事に付き合ってくれたツレといろいろ話しながら、焼き牡蠣を口に入れた。ベーコンとトマト、ウニが乗っかってる2つの焼き牡蠣。これらはわたしの大好物だ。

ところが!
グニャグニャとベーコントマトの焼き牡蠣を噛んでる時だった。
突然、パチッと電気のスイッチが入るような感覚で、ベーコンの焦げた風味を口の中で感じた。醤油の香ばしさも! うま味があるじゃんか!

慌てて、とっさに自分の手を嗅いだ。かすかにハンドクリームの良い香りを認めた。次に自分の髪の匂いを嗅いだ。いい匂いじゃんか! 指の匂いを確かめた。まさしく先ほど絞ったレモンの香りを認めた。グラスの中の残ったビールも単に炭酸水のようなものから、突然、ちゃんとビールの味がした。感じる、感じるわ!

このお陰で甦ったのよ!

味が分かる歓びに、涙がこぼれた。

とりあえず、匂いを感じた、ということは、神経はやられていないはず。
治る! と確信した――――。

なのになのになのに!

翌日の朝になると、また、匂いは消えていた。ひょっとして夕べはビールで血行が良くなったから匂いを感じることができたのか? それに伴い味覚もまだ鈍い。

夕方になると若干匂いを感じるように鼻は目覚める様子をみせるけれど、歓びもつかの間、翌日の朝には、嗅覚が消滅する。ただし、味覚と嗅覚が連動しているのが分かったのは救いだった。嗅覚が戻れば、味覚もうまみ成分も感じることができる。そんなことを繰り返し、そのうち昼頃には匂いを感じるようになり、どんどん匂いが分からない時間が短くなっていった。

そうして嗅覚の検査日を迎えた。

検査は微香のものからキツイ匂いのものまで、花の香りから、う●こや、生乾きの洗濯物の臭い香りまでを「これはなんの匂いですか?」と、クイズ形式で当てていく、というもの。同じモノと感じた匂いが3つ合致すれば検査は終わる。それによると、通常の方より良い数値を叩きだしたようなので「異常なし」、とお墨付きをもらった。もともと味覚と嗅覚は敏感なほうだと思っていたので、すっかり全快していたことを実感した。

なにが早期回復のきっかけになったのかは良く分からない。
もちろんきつ~いステロイド内服の治療の効果が一番なのだろうけれど、それだけじゃないだろう。

しぶとく好きなレストランに行ったことが良かったのか。健康に良いとされるスズメ蜂入り蜂蜜を仕入れたのが良かったのか。(この効果の高さには驚いた!)

風邪等をひいた場合、匂いが感じられない、味が分からなくなる等、皆さんも経験があると思います。明らかにいつもと違う嗅覚異常の症状が出た場合は、一刻も早く、耳鼻咽喉科で診察をしてもらうことをオススメします。診察が遅れればそれだけ、回復が遅れ、予後が悪くなり、最悪、元に戻らない場合もあるんですって。

今でも、五感の一部を消失する恐れがあったかと思うと、あのデタラメ不良開業医に怒りが収まらず、「いつも温和なわたしを本気で怒らせたな!」と感じている今日この頃ですが、自分の身を守るのは自分しかないと実感しました。これを機に、日頃から健康に意識しようと思います。

夢と記憶の組合せ

妙な夢をみた。
大通りから一本中に入ると廃墟に近いほど古い病院があった。その横に、古鳥安(コトリヤ)さんという家がある。わたしはそこに向かっている。そして表札を見つけた――。

たったそれだけの夢だが、妙にひっかかる。

気になるポイントは、夢の世界でなぜ古鳥安を(コトリヤ)、と認識しているのか、だ。

単純なわたしは、まず、コトリヤスさん、と呼ぶだろう。それにこんな複雑な名字を意識したこともない。

人間って不思議だ。自分のことは自分で分かる・・・・としておきながら、実は自身の想像を遙かに超える世界を持っている。意識したこともないデタラメなストーリーに、自分でも驚く。夢は映画よりも面白い。

生きている時間が長いので、様々な経験と情報が脳に蓄積されているのだろう、と感じる一方で、「不思議! 夢で見たイケメンが恋人に!」とか、「予知夢で大惨事を回避!」など、ありがちな雑誌のタイトルやテレビ番組を思い出していた。

ひょっとしたら、これは未来を予言するものかもしれない―――と、現実の世界ではお会いしたこともない古鳥安さんをニヤニヤしながら検索してみたところ―――。

残念ながら人名は出てこなかった。出てきたのは、類似で“焼き鳥屋関連”のものばかり。

―――ははあ、なるほどね!

まだ今より若い頃、仕事とプライベートのストレスからしばらく立ち直れないほどのダメージを喰らったことがあった。なにをやってもうまくいかないうえ、肉体的にも精神的にもくたびれ果てた悲しい日々。そんな切ない時代を知っている友人と最近会って、「あんなこともあったよね」と昔話に花を咲かせていたんだった。

あの頃は経済的にも余裕がなく、たま~に焼き鳥屋へ行って一杯ひっかけるのが唯一の楽しみだった。しかもその店は、安かった。

大通りから一歩入った病院――――大通りを歩いているのは今の元気な自分を象徴し、一歩入ったところの廃墟に近い病院は、過去の経験も踏まえて体調不良への恐怖感(最近誤診で大変なことになったこともある)の表れ。

コトリヤの「古」という漢字は古い記憶。「鳥」は焼き鳥屋を表し、「安」は「安価」そのものを指していると思われる。つまり、わたしの夢の中では、絶望の中の唯一の光だった当時通っていた焼き鳥屋(ヤキトリヤ)の象徴が、夢の中では古鳥安(コトリヤ)に変化していたのだ!!!

こうしてしてみると、過去の情報がいかに夢の中で暴れているか、ということが分かる。

これはわたしの仮説だが、どんなに忘れっぽい性質でも、感じたことや経験したことは、自分が思っている以上に脳が覚えている可能性があるのではないか。

生きている、ということは記憶の積み重ねでもあるわけで、経験から様々なことを学んでわれわれは生活をしている。その記憶も、年月が経つと実に曖昧になってくる。中年になると最近のことすら曖昧だ(笑)

しかしながら、脳は記憶を溜め込んでいる。それがたとえ今、全く意識していないものでも。

夢の中の出来事に意識を向けてみると、古鳥安をコトリヤとなんの違和感もなく読んだわたしは、記憶と経験の組合せを意識しないまま、生活をしているといっていい。記憶違いもあって当然だ。経験や記憶の組合せは膨大に何パターンもあり、もし、それらを全てスムーズに思い出したり、起きている時間にパッと閃いたりできたら、なんて良いだろう! 

手痛い失敗をしないようにと、経験と記憶の組合せで先を見越しながら、今日も生きているけれど、もし、潜在的に眠っている記憶と経験の組合せを意識できたら、とてつもないアイデアが閃く可能性がある。

本当かどうかは分からないけれど、人間の脳は10%ほどしか使われていないというから、こうした能力を使えるにはどうしたらいいのか、ぜひ、専門家に聞いてみたいものだ。

夢は、意識しないこと、忘れてしまったことも、思い出させてくれる唯一のチャンス!

その一方で、思い出したくないことも意識しないうちに覚醒させて、起き抜けに不快度100%でムカムカすることもあるから注意が必要ね。

友人の一言が☆

製造現場ドットコムを更新しました。
今回はファナック大特集です。滅多に立ち入ることができない工場で、同社のハイテク自動化ラインを見学することもできました。工場内は、製造現場、というより、まるでSFの世界に足を踏み入れた感覚で、とっても刺激的! 

幼少のころから、働く車や飛行機などの大きなメカものをみると、意味もなくカッコイイ! と思ってしまうわたし。大人になってもコーフンしすぎちゃったのね、ノートに書いた取材メモの字が汚すぎて何を書いているのか解読不能だったわ(笑) お陰で記憶を呼び覚ますのに苦労したわよ。

ところで、以前、経済に詳しい研究職の美人で知的な友人が、わたしに質問をしたことがあったのね。

「なすちゃん、ファナックって知ってるでしょ? どうして黄色なの? 子どもの頃、近くにファナックの建物があったんだけど、疑問に思ってたのよ。そしたらね、お父さんが、部署ごとに色があるらしいぞ、って言ってたの。紫もあるらしいとかないとか。これ、ほんと?」

えええええええええええええええっ!? 
友人の一言に衝撃を受けたわたし。
ファナックって黄色しかないんじゃないの!!!? 

「紫? うそだあ。聞いたことないもん。黄色しかないはずだよ。」(わたし)
「だって子どものころ、お父さんが言っていたのよ。気になるよ。」(友人)

わたしも、様々な人から、「なぜ黄色なのか?」を尋ねられたことがあったけれど、よく分からない――としか言えなかった。「コーポレートカラーだから」といえばそれまでだし。

同業者にも尋ねてみたし、業界の方にも散々聞いてみたけれど、なにが本当なのか分からない。誰1人、「実はいろんな色があった。」とは言っていない。

う~~ん。謎は深まるばかりだ――――。友人の言った部署ごとに色があるとかないとか、どーゆーこと!? まさかわれわれが知らない謎の組織があるとか? ああ想像は膨らむばかり。 

そうだ! この機会に思いきって聞いてみよう! 

こうしたネタは、経営者ご本人に確認をせねばなるまい。憶測をあたかも本当のように書くのはよくない。われわれのような商いは、誰になにを確認したか、というのはとても重要なことなのだ。

ということで、今回、稲葉会長兼CEOに黄色の謎を聞くことができましたが、なるほど!
そういうことだったのか! 

↓取材記事はこちら↓
http://seizougenba.com/node/10196

ファナックが設立されたのは1972年。同社が成長を遂げていく過程とともに、われわれは子ども時代を過ごしてきたのだ。(年がバレるので、これ以上記載することを控える)。

稲葉会長の話によると、ファナックが富士通から分離独立したときに、他にも数社が独立し、当時の富士通社長が各社の社長も兼務していたこともあって、分類しやすいよう各社で色を決めた――という経緯だった。

つまり、友人が「部署ごとに色があるらしいとお父さんがいっていた。」と言っていたのは、おそらくファナックを含め、富士通から分離独立した会社を指していたのだ!(と推測する)。 

友人よ! ありがとう! お陰で謎が解けましたぞ! 

ちなみに紫があったかどうかは、聞きそびれてしまいました(笑)

ファナック販促品の「フィールどん兵衛」(非売品)。黄色だからカレー味!

【動画】ユキワ精工が「おぢやまつり」で花火☆ 

新潟県小千谷市にあるユキワ精工が「おぢやまつり」で花火を盛大に打ち上げました。

夜空に大輪の花を咲かせました☆
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美しいですね~(^∀^)
わたしもナマで見たかった!

ところで、小千谷といえば、人口3万6,000人ほど。へぎ蕎麦や鯉が有名ですが、世界トップシェアを誇る製造業が集中している謎のエリアでもあります。なんていっても、リーマンショック等、不景気の嵐が吹き荒れても、企業の従業員数に変化が見られなかった――という企業基盤の強さも特長です。

企業は地域貢献も社会責務のひとつです。

ユキワ精工が、地域における製造業のための人材育成はもちろん地元の皆様を楽しませ、製造している製品とともに、地域に愛される企業としても成長を続けているのが分かりますね☆

ところで、今年は世界最大級の技術ショーである「JIMTOF」が開催される年です。

小千谷地域からはなんと6社が出展!

先ほど、小千谷の人口は3万6,000人であることに触れましたが、人口1人あたりのJIMTOF出展者数は、おそらく小千谷は日本一でありましょう!

そんな小千谷企業6社の皆様が、現在、「JIMTOF2018」で、来場者へ向けてエキサイティングなイベントの企画をしていると、小耳に挟みました。

どんなイベントになるのか楽しみですね☆

ほず袋

先日、「ダメな大人の会」のスペシャルメンバーから、お土産に「ほず袋」をいただきました☆
ちなみに「ほずを落とす」というのは、酒を飲み過ぎて正気を失うことを指すとのことです(爆笑)

ダメな大人がダメダメにならないお守りでございます(笑)
なんてたって祈祷付きですから、強力です!
常に持ち歩くようにします。

さて、製造現場ドットコムの辛口コラム【直目】を久々に更新しています。
今回は、個人情報搾取の汚い手口について書き散らかしました。
恐ろしい世の中になったなと実感しております。

7月は体調不良のため、動きに制約が出てしまい、思うように行動ができず、この時間の無駄ったら!  

実はこの体調不良、本当に大変なことになりかけました。
この貴重な経験は、近々コラムに掲載いたしますので、こちらも楽しみにしていてくださいね。

「原爆の悲惨さをいち早く伝えた(はがき)」

今日は8月9日。
昭和20年に原子爆弾が長崎に落とされた日です。2005年当時、三菱重工の相川相談役を取材した際に聞けたお話です。既出記事ですがご紹介したいと思います。原爆の悲惨さ、そして戦況下であっても郵便局が機能していたことに驚きます。

****************
昭和20年8月9日、新型爆弾(原子爆弾)が長崎に投下された。当時、原子爆弾という知識がなく新型爆弾と呼ばれ、その破壊力に人々はなすすべがなかった。このはがきは当時、熊本の第五高等学校の1年生であった相川相談役が被爆直後の長崎の状況を寮の班長の千地萬蔵氏(元大阪市立自然博物館館長・理学博士)に8月13日に知らせたものである。

「敵機と追ひつ追はれつ肝を冷やしながらも約二十時間の後無事長崎に到着いたしました。新型爆弾の威力を眼前に見せつけられた時自分は思はず戦慄するのを覚えました。これが人類自滅の兇器となるかもしれません。被害の跡たるや焼跡と云ふより寧ろ小さな砂漠と云った方がピンと来る程です。周囲の山は一木草悉く枯れ尽くし、正に死の色を呈して居ます。赤黒い死体は、或いは踊ったやうにし、或いは椅子に掛けたまゝあっちこっちに散見せられ、新型爆弾が如何に大いなる力を瞬間的に発揮するものであるか、如実に物語って居ます。幸いにして自分の家は少々の被害を受けただけで家族一同無事でほっと胸をなで下ろしました。長崎は危険なので今日(13日)早朝徒歩で表記の所に待避して居ます。自分のこのはがきには毫も誇張はありません。真実そのまゝです。五高生は未だ余りにも新爆弾を軽視し過ぎてゐます。もっと〱退避も速く待避壕ももっと完備される様に切に御願ひします。先ずはとりあへず御知らせまで、諸兄に宜敷く。」

このはがきは、翌日大村市内のポストに投函され、2~3日後、熊本の五高習学寮に配達されたもの。大村郵便局消印の日付は、昭和28年8月15日。まさに終戦の日である。原爆と終戦直前の最も激しい戦況下においても、郵便局がしっかりと機能していたことに驚かされる。この墨で書かれた貴重なはがきは逓信総合博物館で「原爆の悲惨さをいち早く伝えた(はがき)」として展示されている。
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安田工業内覧会で配られていた!

先日、安田工業で内覧会が行われました。
その時に、配られたお土産がとてもキュートでした。

この包装は、同社の社員さんが描かれたんですって!
日本昔話を彷彿させるような、なんとも愛らしい素敵なイラストです。

同社のウリである「YMC-430」もしっかり描かれています☆
ほんと、開けるのが勿体ないくらいでした。

さて、中味を開けると、さらに驚愕!

なんときびだんごが――――!

YASDA柄じゃないですか!

センスあるなあ~☆

この時の内覧会の様子はまた、後日、製造現場ドットコムで掲載いたしますので、お楽しみに☆

ものをつくることはこだわりの連鎖

先日、個人で時計を製作している方から、古いジグボーラー(昭和34年製?)を現在も使っていてさすがに調子がわるくなってきたので、困っている・・・旨のご相談を受けました。まだ、その機体が動いて使われている! ということに驚きましたが、きっとこの方は、この機械を大切に使ってらっしゃるんだろうな、と想像をしました。(どんな方が使ってるのかな、とイメージするのも妄想が膨らんで楽しい☆)

某メーカーさんにお問い合わせをしたところ、親切に回答してくださりました。昔の資料も探し出して下さり、感動しました。

ものをつくる、ということは、当たり前ですが、道具ひとつにもこだわりがあると思います。ものを形にする、ということは、それぞれの、こだわりの連鎖とも感じます。だから奧が深い。近年、ものづくり、という言葉が流行言葉のように使われ、時として残念に思うことがありますが、時代の流れに合致した新技術の開発とともに、そのベースにあるのはものをつくるための「哲学」。つまり、どんなに時代が変わろうとも、「それは、どこに貢献するのか。」ということなんだと思っています。

INTERMOLD名古屋で見た! 黒田精工史上最小サイズの精密成形研削盤「GS-30V」、安田工業はハイエンドマシン「YMC650」

先日もブログに書いたのですが、INTERMOLD名古屋で、大阪で展示をしていなかった気になるメーカーを見なければ! とフラフラしながら、気になる2社をチェックしました。

黒田精工ブースにはあら! なんてラッキーなのかしら! 黒田社長様がいらっしゃいました。しかしながら、怪しい菌を保持しているワタクシ、いつもの図々しさが半減し、マスクも外せません。ただでさえ、空気の乾燥している展示会会場ですもの、うつしちゃったら大変! 

というのはさておき、今回は黒田精工史上最小サイズの精密成形研削盤「GS-30V」、安田工業はハイエンドマシン「YMC650」を拝見してきました。

黒田精工史上最小サイズの精密成形研削盤「GS-30V」はユーザーフレンドリーな次世代マシン

「GS-30V」

従来、平面研削盤の左右の送り機構は油圧駆動―――ですが、このマシンはACサーボモーターを採用しています。ボールねじダイレクトドライブになっていて、「左右の送りというのが通常の機械に比べると自由自在にできますよ!」という、使い勝手が非常に良いのが大きな特長でした。フリクションロスを低減した高効率駆動を実現するうえ、油圧作動油を無くすことで環境負荷の低減に繋がるので、地球に優しいマシンでもあります。

どれどれ? 新しく開発した対話ソフトも要チェック! 
まあっ! 加工したいメニューを表示して、画面上で指示するだけ! 要するに、誰でも簡単に触れますよ、というところがGOODです。加工条件を入れるだけで加工ができるという非常に簡単な機械になっていました。

もうひとつ! ユーザーによってはドレッシング作業があります。従来だと、ドレッサーを砥石に当てて「どうかな~?」と手動で加工をすることが当たり前でしたが、この面倒臭い作業もメニューを選ぶだけで、オートで作業をこなしてくれるので、これは便利! 

初心者の方でも画を見て数字さえ入れてくれればその通りに動いてくれるというのは、心強い! 非常に簡単な操作で高度な加工ができますよ、という頼もしい機械でした。

安田工業は、HMI刷新! 人と機械を結ぶ「OpeNe Version2.0」を搭載した「YMC650」を展示

今回INTERMOLD名古屋で安田工業が展示していたのは、「YMC650」。同社のベストセラーマシン「YMC430」の特長を引き継ぎながら、ストロークを拡張し、ワイドレンジに微細かつ高精度加工を実現できるマシンです。

「YMC650」

全軸リニアモーター駆動による高い安定性―――。
これこそが、「“限りなくフラットなもの”に、“限りなく直角なもの”を積み上げていく」、という同社の理念の表れでもありましょう! 長時間、機械が動いても安定した高精度加工を実現するための、“熱変位対策”を惜しみなく、投入しています。

じゃあ、この熱変位対策とはなんぞや? というところですが、これはコラム・スピンドルヘッド内部・X軸サドル・リニアモータなどに加え、激しい室温変化が懸念される工場床面に配置されるベッドにも温度制御された専用の熱交換液を循環させているという“機体温度制御システム”が働いております。スバラシイ!

ところで話はクルリンパと変わって、先日、岡山にある同社にお伺いしたのですが、新しくなったキサゲ工場を拝見することができました。この写真、いっぱいクレーンが並んでいるでしょう?

クレーンをみて!

今までは、作業している人々が“クレーン待ち”をしている状態で、時間のロスがあったそうですが、この新しいキサゲ工場が新設されたお陰で、もうロスタイムとはサヨナラ! スムーズに仕事ができるようになったとのことでした。

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