年別アーカイブ 2022年
無造作淑女
嬉しいメッセージ
先日、Twitterで航空機好きのエンジニアさんから嬉しいお言葉を頂きましたのでご紹介したいと思います。
『当方社会人13年目。入社時に「切削加工の研究やれ!」と言われ、その後現場等も経験し今に至ります。入社当時、何も分らない私がいつも頼りにしていた情報源の1つが「製造現場ドットコム」です。当時の若者はそろそろアラフォーですが、これからの若者の為にもぜひ頑張って下さい!応援しています🦾』
このメッセージを頂き、わたくし、モチベーションが爆上がりいたしました。ありがとうございました。
業界専門媒体、とくに機械産業系ともなれば、大手メディアとは違い、華やかさに欠ける部分があります。また、扱っている内容は非常にマニアックで機密事項も多く、デリケートなぶん、幅広い年齢の読者層を獲得するには少々難しい分野でもあります。
製造現場ドットコムは、無料で読める業界専門媒体です。12年ほど前はまだネット媒体が認識されなかった頃でしたが、頭の柔らかい若者たちがこの業界に足を踏み入れ活躍し、研究や開発に注力するきっかけになればいいなあ、と感じたことからスタートしました。
わたしたちの生活に必要なもののほとんどは機械加工で作られています。つまり、「ものをつくること」は国力そのもの。この、ものをつくる〝もと〟となるのが、工作機械であり、切削工具や周辺機器です。この、ものづくりの〝もと〟となる分野には国際競争力が秘められており、高能率な加工のノウハウを世界中の市場に提供しています。
若者は大抵、お金がありません。
数百円ですら持っていないことだってあるでしょう(←わたしがそうだった)笑
現在、あらゆる情報はネットを探ればいろいろチョイスできます。
地味ではありますが、業界専門媒体としてこれからも、正しい情報を配信する努力をしてまいります。
【お知らせ】砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が「砥粒面・加工面の評価に向けた計測技術の新たな潮流」をテーマに研究会を開催します!
砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が、本年10月14日(金)にリアル(TKP神田駅前ビジネスセンター カンファレンスルーム5C)とWebのハイブリッド形式で「砥粒面・加工面の評価に向けた計測技術の新たな潮流」をテーマに研究会を開きます。
今回は、「高精度・高品位加工への要求の高まりを支えるように、光学による表面計測技術も進歩しています。現在、加工表面や砥石表面の評価は様々なアプローチでされていますが、光学表面観察は手軽でありながらも、多様な対象に対応可能という魅力があります。本研究会では、光学計測のエキスパートをお招きし、光学表面形状計測の基礎やそれらの応用事例についてご講演をいただきます。光学表面形状のトレンドや、光学計測の新展開について、参加者の皆様と研究を深めることができればと思います。」とのこと。製品の信用は測定なしでは語れませんので、この大切な工程の最新トレンドを掴むチャンスでもあります。
概要
主 催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日 時:2022年10月14日(金) 13:00~17:00
会 場:TKP神田駅前ビジネスセンター カンファレンスルーム5C
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-kanda-ekimae/access/
+ Cisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で開催。
(※ 講演者は開催前の状況により、リアルかWeb のどちらでの講演かを選択)
13:00~13:05 開会挨拶
委員長 日本大学 山田 高三
13:05~13:55 講演1「レーザ励起蛍光による工具刃先形状の機上計測」
大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 ナノ加工計測学領域 高谷裕浩氏
13:55~14:45 講演2「レーザプローブによる表面形状評価の原理と応用事例」
三鷹光器(株) 三浦勝弘氏
14:45~15:05 <休 憩>
15:05~15:55 講演3「ラマン分光法の基礎と加工面評価をはじめとした応用事例」
日本分光(株) 光分析ソリューション部 ソリューション技術課 田村耕平氏
15:55~16:45 講演4「直径1.5mmの内視鏡OCT (光干渉断層計)による顕微デジタルイメージング」
産業技術総合研究所・センシングシステム研究センター 古川祐光氏
16:45~16:50 閉会挨拶・事務連絡
参 加 費:専門委員会会員:無料 非会員:15,000円
(※会員は5人まで、非会員は2人まで研究会に参加できる)
技術交流会:会員資格に関わらず2名/社まで参加できる。3人目からは5,000円/人を徴収する。
(〈注〉「会員」とは専門委員会会員を示す。学会員ではないので注意すること)
申込締切日:2022年10月7日(金)
(〈注〉当日キャンセルの非会員には、すでに準備に費用がかかっているため参加費を請求致する)。
↓申し込み用紙はこちら↓
https://www.jsat-sf.jp/event.html
■問合せ/申込先
砥粒加工学会次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美
FAX:048-829-7046
E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp
2年ぶりの「おぢやまつり」ユキワ精工の大スターマインが花開く!
昨年75周年を迎えたユキワ精工の本社がある新潟県小千谷市最大のお祭り「おぢやまつり」が2年ぶりの8月20日(土)~22日(日)に開催されました。注目は、「大花火大会」。新潟県内屈指の花火大会です☆
そこで―――――!
2年ぶりにユキワ精工が「大スターマイン」を打ち上げました。
それでは、夜空に花開く同社の大スターマインの動画をお楽しみください!
アンダー線の入っているWatch on YouTubeをクリックするとみられます。
(youtubeの仕様が変わったのかな?)
夜になると鈴虫? コオロギ? の鳴き声が聞こえます。
ほんのり秋の訪れを感じます。
【笑】ついに国税庁が動いた!
国税庁から、財産を差し押さえると厳しい内容のメールを受信しました。国民の義務を果たし、真面目にショボショボ生きているというのに、なんという仕打ちでしょう。
よく読むと、漢字のところどころに一般的には使用されない文字が見受けられ、また、文字間の妙なアキがあるのも気になります(笑)つまりは単にフィッシング詐欺メール。この時間泥棒め!
毎日毎日、Outlookに沸いているウジ虫迷惑メールをせっせとつまみ出してはゴミ箱に入れる作業のなんと無駄なことか。
今日は月曜日です。台風の進路が気になりますが、皆様も良い一日をお過ごしください☆
家族が増えました☆
皆様、夏休みは楽しまれたでしょうか。わたしもなんだかんだといいつつ充電しました。寝不足が続くと寿命が縮む―――と、尊敬する水木しげる大先生が生前仰っていましたので、その言葉を胸に秘め、悪びれることなくガッツリ寝ることができました。
これで元気チャージフル満タンです☆
ところで世界一どうでも良い情報なのですが、最近、家族が増えました☆
名前はまりもといいます。
元気いっぱいのおちびさん。つきまといなどのストーカー行為が日に日にエスカレートしており、一気に賑やかになりました。
ぽぽ嬢も元気です☆
さぁ、夏休みが過ぎると、この業界、今年は一気に忙しさが加速するわよ! 今年はJIMTOFの年ですものね☆ 現在、製造現場ドットコムならではの貴重で面白い取材がてんこ盛り盛りなので、皆様、お楽しみに!
なお、現在、ライター兼アシスタント募集中です。
仕事人生MAX
本日の東京は激しい雨・・・・・。
今年に入ってからというもの、仕事をしてきた人生の中で今が一番、時間に追われている感覚があります。出張続きなので移動中の食事はホームの片隅でこっそり食べるバナナとR1。
まるで全盛期の倖田來未さんや浜崎あゆみさん並の忙しさです。お二人を知っているのか? と聞かれたら申し訳ございません、存じ上げませんが、イメージすることはできます。お二人がバナナとR1でしのいだかどうかも分かりませんが(笑)
ということで、自分の身の回りのことがままならない状態が続いています。おそらく、この現象は製造業でご活躍をされている皆様も同じかもしれませんね。
長引くコロナ禍での中で、時代に即した業務の効率化を求めるとなると、新しい仕事の進め方に伴い、様々なシステムの構築など外部には見えない細かい仕事も増えたことだと思います。そして規制が緩んだときに、一気に停滞していた「リアル」が放出され、どこから手をつけていいかリンダ困っちゃう~状態(←これを知っている人は昭和カ・ク・テ・イ)
昨日は天気が良かったのでお気に入りのデニムを洗濯しましたが、この土砂降りの中、干しっぱなしにしていたことに気付きました。うぇえ~、湿ってる! 思わずデニムの匂いを嗅ぐとともに、己のダメっぷりに凹んでいます。
ま、こんな日もあるでしょう。
【お知らせ】牧野フライス精機、アライドマテリアル、ZOLLER Japanが「3社合同研削技術セミナーOnline」を7月26(火)、27日(水)に開催
牧野フライス精機、アライドマテリアル、ZOLLER Japanが「3社合同研削技術セミナーOnline」を7月26(火)~27日(水)開催します。
このセミナーは、研削ホイール、工具測定、工具研削に関する最新技術の紹介や実演により、さらなる研削技術向上を目的とした貴重なセミナーとなっています。
概要
主 催:牧野フライス精機、アライドマテリアル、ZOLLER Japan
開 催 日:2022年7月26日(火)、7月27日(水)
時 間:第1回 10:00~12:00 第2回 14:00~16:00
(*同日に2回実施するので、都合の良い時間を選ぶことができる(セミナー内容は同一)
参 加 費:無料
配信ソフト:Zoom
定 員:1セミナーにつき100名(定員となり次第締め切り。同業はNGの場合あり)
内容
●牧野フライス精機
内蔵型マイクロビジョンシステム「monocam2」の画像認識技術を使用した、最新の加工技術をLIVE配信にて紹介する。
●アライドマテリアル
ツルーイング・ドレッシング応用編 研削ホイールの性能を活かすツルーイング・ドレッシング方法をより実践的に紹介する。
●ZOLLER Japan
工具検査機「pomBasic」による工具測定技術や、工具研削盤への砥石の測定データ転送などを紹介する。
↓申し込みは各社公式HPより↓
■牧野フライス精機 https://www.makinoseiki.co.jp/
■アライドマテリアル https://www.allied-material.co.jp/
■ZOLLER Japan https://www.zoller-jp.com
【お知らせ】砥粒加工学会 「熱と光を使用した新しいツルーイング・ドレッシング技術および砥石作用面の観察」 ~申込締切は8月18日(木)~
砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会(共催:精密工学会・超砥粒研削性能に関する研究専門委員会)が、第104回研究会を開催します。
今回のテーマは「熱と光を使用した新しいツルーイング・ドレッシング技術および砥石作用面の観察」。
今回の趣旨は、「高精度・高能率の研削加工を実現するには砥石のツルーイングとドレッシングが極めて重要な要素であり、津根にその技術進歩が必須。近年、新たに研究開発が行われているレーザ光線や放電を用いたツルーイングおよびドレッシング技術が注目されている。そこで本研究会においては、専門家をお招きし、熱と光を使用したツルーイングおよびドレッシング技術およびドレッシング後の砥石作用面の観察に関する研究会を企画した」とのこと。
概要
主 催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日 時:2022年8月26日(金) 13:00~17:00
開催方式:PiO PARK(対面)およびCisco Webex Meetingによるハイブリッド形式で開催
〒144-0041 東京都大田区羽田空港1丁目1番 4 号 HICity zone K HANEDA×PiO(ハネダピオ)
電話: 03-5579-7971
https://www.hanedapio.net/piopark/
※講演者には開催前の状況により対面あるいはオンラインによる講演を選択。
※オンライン参加の希望者には後日、詳細情報を知らせる。
〈内容〉
13:00~13:05 開会挨拶
13:05~14:00 講演1 レーザクリーニングを利用した研削砥石のドレッシング
富山県立大学 教授 岩井 学 氏
14:00~14:55 講演2 放電ツルーイングシステムの開発について
光洋機械工業(株) 専務取締役 山田裕久 氏
14:55~15:10 <休 憩>
15:10~16:05 講演3 放電加工による焼結ダイヤモンド製極薄砥石のツルーイングおよびドレッシング
大阪産業技術研究所 南 久 氏、渡邊幸司 氏、柳田大祐 氏
16:05~17:00 講演4 ドレッシング条件の違いが砥石表面状態および研削特性に及ぼす影響
日本大学 助教 内田 元 氏
17:00~17:05 閉会挨拶・事務連絡
17:20~ 技術交流会(予定)
【参 加 費】
・次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会員:無料,非会員:15,000円 ※会員は5人まで,非会員は2人まで研究会に参加できる。
・超砥粒ホイール研究専門委員会員及び同伴者2名までは無料、追加者1名に付き15,000円。(※オンライン参加の場合はPC接続数に限りがあるので専門委員会事務局(田附)に問い合わせること)
【技術交流会】会員資格に関わらず2名/社まで参加できる。3人目からは5,000円/人を徴収する。
(注)「会員」とは専門委員会会員を示す。学会員ではない。
【申込締切日】2022年8月18日(木)
(注)非会員が当日キャンセルをする場合は準備の費用として参加費を請求する。
問合せ/申込先:当専門委員会事務局 田附宙美宛
◆当専門委員会員砥粒加工学会員、非会員⇒次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美
申し込み用紙はこちらから↓
http://spe.mech.saitama-u.ac.jp/mysite5/application2017ver2.pdf
FAX:048-829-7046
E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp
◆超砥粒ホイール研究専門委員会員⇒明治大学理工学部 澤野 宏 宛
TEL: 044-934-7364
E-mail : msawano@meiji.ac.jp
【取材こぼれ話】 YASDA神話 経年変化した精度に注目!
YASDAといえば、「憧れのマシン」として名を挙げる方も多くいらっしゃいます。
「長年に亘る精度維持」について、中古のYASDAのマシンを導入したユーザーから「YASDA神話は本物だ!」と、SNSを通して感想をいただきました。
ーーーーーーというわけで、YASDAマシンの経年変化について少々記載したいと思います。
このマシンは、22年7カ月も稼働したマシンです。(1993年10月→2016年5月)。総稼働時間は90,700時間にもおよびます。1日平均にすると11時間です。働きもののマシンですね。
さて、このマシンの主要構成部の経年変化をした精度を教えて貰いました。
真直度の変化です
X軸垂直方向:0.001→0.001mm
X軸水平方向:0.001→0.001mm
Z軸垂直方向:0.001→0.003mm
Z軸水平方向:0.001→0.001mm
Y軸のZ軸方向:0.001→0.001mm
Y軸のZ軸方向:0.000→0.001mm
パレット正面の平行度の変化
0.003→0.008mm
赤丸の中はピカピカです!
YASDAファンはこうしたところに高い評価を付けているのだと実感した次第です☆
トレンドに合致! 「使ってみたい工具」の声
今年の4月に大阪で開催されたINTERMOLDでは硬くて脆いという双方の矛盾に太刀打ちできる硬脆材用PCD工具「6C×OSG」が展示され、大きな注目を浴びました。
石英ガラスやセラミックなどは加工の難易度も高く、面品位を保つのが難しいとされていますが、電子部品の需要増もあり、現在、この厄介な加工に頭を悩ます声が多い模様です。
以前にもブログに掲載しましたが、硬脆性材を加工する場合、一般的にはワイヤカットや型彫り放電加工、電着工具や軸付砥石を用いた研削加工で行うことが多いようですが、これらのデメリットは加工時間が長めなこと。
時は金なり――――。
加工時間の削減は経済効果に直結するということで、この工具に注目が集まっており、「使ってみたい」の声を聞きました。硬脆材を切削加工で高能率に安定して加工したい皆様にとって、この工具はきっと魅力的なのでしょうね☆
オンラインショップから購入できます↓
https://www.6cxosg.com/
ところで、最近、わたしの周囲もすっかりアフターコロナ化していますが、各企業様におかれましても3年近くのコロナウイルス感染拡大防止対策でWebを利用し、効率化を促進しています。
様々な企業様への取材で感じましたが、世界中が未曾有のコロナ禍で苦しんでいた中で、業務のあり方を見直し、強みにますます磨きをかけていた時間に当てられていた気がします。
今年はギョーカイも本格的に動き出す予感!
ページ送り
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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