無造作淑女
【お知らせ】機械振興賞受賞者講演会「受賞者に学ぶ! 技術者の成功要件 ~講演とパネルディスカッション~」
機械振興協会 技術研究所が、4月16日(火)13:00~17:00(開場13:00)に機械振興会館地下2階ホールにてWEB併催(Zoom)の講演会を開催します。参加費は無料。
開催趣旨
講演会では令和6年4月から募集開始する第59回(令和6年度)機械振興賞について紹介。さらに直近の第58回(令和5年度を含む機械振興賞受賞者から受賞成果に関する受賞者講演及びパネルディスカッションを実施します。
パネルディスカッションは、受賞者講演の質疑応答に加え、「受賞者に学ぶ! 技術者の成功要件」がテーマ。
技術者としてハイパフォーマーである受賞者をパネリストとして、受章という成功に至った目に見える知識や技術のみならず、同じく成功に至った目には見えにくい部分である取り組み方やプロセス、保有するスキルを発揮するために意識すべき行動や思考などコンピテンシー及び技術者としての成功要件などについて討論します。
【日 時】2024年4月16日(火)13:00~17:00(開場13:00)
【場 所】機械振興会館地下2階ホール WEB併催(Zoom)
【参加費】無料(会場参加60名/WEB参加100名)
プログラム
●13:30 開会挨拶
後藤芳一 機械振興協会副会長 技術研究所長
●13:40 令和5年度 経済産業大臣賞受賞
「ミリ波レーダーを活用した車両周辺監視技術と安心降車アシスト」(ドアオープン制御付き)システムの開発
石田正穂 トヨタ自動車(株)先進安全システム開発部 危険回避・灯火・レーダー開発室主任
●14:00 令和5年度 中小企業庁長官賞受賞
「プラズマによる自己組織化単分子表面改質技術と応用展開」
山原基裕 (株)魁半導体 プロセス開発部 指導役 理学博士
●14:20 休憩
●14:40 令和5年度 機械振興協会会長賞
「船速に依存せずに正確に方位制御可能な操船システムの開発」
今村直樹 三菱電機(株)先端技術総合研究所 メカトロニクス技術部 器械運動制御グループ 主席研究員 技術士(機械部門)
●15:00 令和2年度 機械振興協会会長賞
「製造DXのケーススタディを一挙公開! ICタグ及びRFID装置を活用した、先端工具や計測器、資材等の管理とは」
山本圭一 セールスワン(株)代表取締役社長
●15:20 パネルディスカッション「受賞者に学ぶ! 技術者の成功要件」
〈パネリスト〉
・石田正穂 トヨタ自動車(株)先進安全システム開発部 危険回避・灯火・レーダー開発室 主任
・山原基裕 (株)魁半導体 プロセス開発部 指導役 理学博士
・今村直樹 三菱電機(株)先端技術総合研究所 メカトロニクス技術部 器械運動制御グループ 主席研究員 技術士(機械部門)
・山本圭一 セールスワン(株)代表取締役社長
〈コーディネーター〉
・後藤芳一 機械振興協会副会長 技術研究所長
●16:20 名刺交換会(コーヒータイム)
●17:00 閉会
〈申込み方法〉
下記申込みサイトから参加方法を「会場参加」、「WEB参加」から選択して申し込む↓
http://www.jspmi.or.jp/kikaishinkou2024/
〈問い合わせ先〉
E-mail:fuorum@tri.jspmi.or.jp(木村・畠山)
■機械振興賞とは
優れた開発や実用化、開発の支援を通じて、わが国の機械産業技術の発展に著しく居した企業・大学・研究機関と開発者および、支援機関と支援担当者を対象とし、経済産業大臣賞をはじめとした表彰を行う制度。この受賞を目指す活動が、技術者の〝レベル向上〟、〝自己啓発〟および〝やりがい〟などにつなげることで機械産業の振興を図ることを目的とした表彰制度。
花の命は短くて
目黒川の華やかな季節の到来を心待ちにしていましたが、今年は天候に恵まれず――。
おまけに桜の木も伐採され、ライトアップもされていない状態でしたが、コロナ禍もすっかり明けたこともあってか、かろうじて天気に恵まれた土日は大変な人だかりでした。
花を愛でるのかアルコールを愛でるのか・・・・
桜咲く目黒川といったら、この妙にオシャンティ~なお呑みもの(アルコール入り)。
普段はこのようなものとは無縁のわたくしも値上がりにブツブツいいながら楽しんでいます。
おキャット様たちも桜を満喫しましたよ☆
今日の東京は嵐。暴風雨にさらされた桜が気になります。
さぁ、来週から金型の祭典、INTERMOLD(大阪)が始まります。
出展される皆さまの多忙もこれからがヤマかな?
【取材こぼれ話】溝口さん ロードバイクで日本一周を果たす!
オーエスジーの新製品「GREEN TAP」開発に携わった溝口さんの取材こぼれ写真です。
昨年末から11日をかけて日本列島を自転車で横断! 1600Kmほどの距離を走っていたとのことです。
写真は1月2日に撮影した九州本土最南端の佐多岬です。
溝口さんは、オーエスジーに入社してからは長期休暇を利用して走り回っており、「どんな仕事をするにも体力が必要なので、良いトレーニングになっています。」と話していました。
▼Youtubeには自転車日本一周の様子もアップされています▼
なお、溝口さんは現在、「彼女募集中!」とのことですよ。
仕事に趣味に全力をつくす姿は美しいですね☆
【お知らせ】「キッザニア東京」で「建設機械開発センター」パビリオンを3月19日(火)にオープン
コマツと、KCJ GROUP は、KCJ GROUPが企画・運営を行うこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)において、コマツがオフィシャルスポンサーとなる「建設機械開発センター」パビリオンを3月19日(火)にオープンします。
このパビリオンでこども達は「建設機械開発者」として、建設機械の種類や役割について学んだあと、建設現場の特性に適した建設機械(油圧ショベル・ブルドーザー)を開発するために、シミュレーターを活用した運転操作による検証を行うとのこと。
コマツとKCJ GROUPは、パビリオンでの体験を通じて、こども達に建設機械を身近に感じてもらい、社会での役割や先進性を知ることで、建設機械やその技術に興味を持ってもらうことを目指しており、また、ものづくりの楽しさやおもしろさに気づくきっかけとなることを願っている――――としています。
【聴講者募集中のお知らせ】砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が5月10日(金)に「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」をテーマに研究会を開きます
砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が5月10日(金)13:00~17:00まで、千葉工業大学津田沼キャンパスとWeb(Cisco Webex Meeting)のハイブリッド形式で「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」をテーマに第114回研究会を開きます。最新の技術動向を知りたい方はチャンスです!
同研究会では今回の趣旨について、「砥粒による超精密加工はダイヤモンドなどの砥粒粒子の大きさに依存するため、加工精度の下限が決まってくる。これに対してレーザ加工・プラズマ加工・荷電粒子加工などのエネルギービーム加工は砥粒の制約を受けることがない。これまでエネルギービーム加工は、滑らかに加工できない加工法として位置付けられてきたが、精密にエネルギーを絞る技術なども進歩しており、かつてよりも精密な加工を実現しつつある。そこで今回の研究会では、現在のエネルギービーム加工技術がどの程度進み、平滑に平面や曲面を加工できるかについて、その動向を学ぶため、レーザ加工・プラズマ加工・荷電粒子加工などのエネルギービーム加工の最新技術を講演していただく。」としています。
開催概要
主 催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日 時:2024年5月10日 (金) 13:00~17:00
開催方式:下記会場(対面)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式
千葉工業大学 津田沼キャンパス(最寄駅JR津田沼駅)
URL: https://www.it-chiba.ac.jp/institute/campus/tsudanuma/
※ 講演者には開催前の状況により対面かWeb のどちらでの講演かを選択。
※ Web開催に関する詳細情報は、参加ご希望の方に後日通知。
〈講演内容〉
●13:00~13:05 開会挨拶
委員長 日本大学 山田 高三 氏
●13:05~13:55
講演1「大面積電子ビーム照射による表面平滑化技術について」
岡山大学 篠永 東吾 氏
●13:55~14:45
講演2「高エネルギービームを応用した加工の基礎と最新事例」
東成エレクトロビーム(株) 和泉健藏 氏
●14:45~15:05 <休 憩>
●15:05~15:55
講演3「イオンビームを用いた光学面の超精密加工技術」
千葉工業大学 瀧野日出雄 氏
●15:55~16:45
講演4「ワイヤ放電加工の高精度加工技術について」
西部電機(株) 田﨑圭祐 氏
●16:45~16:50 閉会挨拶・事務連絡
●17:10~19:10 技術交流会 講演会場近郊
参加費:研究会:当専門委員会会員:無料。非会員企業:15,400円、非会員アカデミア:6,600円。(※会員は5人/社まで、非会員は2人/社まで研究会に参加できる)
技術交流会:会員資格に関わらず2名/社(アカデミアは1名)まで参加できる。3人目からは4,950円/人を徴収。
(注)「会員」とは専門委員会会員を指します。学会員ではないのでご注意下さい。
(注)価格は消費税10%を含む。
申込締切日:2024年4月25日(木)
(注)当日キャンセルの非会員には、すでに準備に費用がかかっているため参加費を請求します。
問合せ/申込先:◆次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美宛
FAX:048-858-3709
E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp
申し込みはホームページよりお願いいたします↓
https://jsat-sf.jp/event.html
【取材こぼれ写真】後ろ姿も素敵
現在、製造現場ドットコムのトップページは日新ダイヤモンドさんの記事がアップされていますが、(https://seizougenba.com/node/13650)、お洒落なユニフォームの後ろ姿が掲載できなかったので、ここでご紹介いたしましょう☆
これが後ろ姿だ!
生地が伸びるのが良いですね。
さらに!
よく見て下さい!
中のシャツもさりげなくNISSIN DIAMONDの文字が!
仕事で着用するものがカッコイイとモチベーションもアップします。
同社は福利厚生が充実しているのも特長です。
ダイヤンくんも可愛いですね。
あっしはしがない旅烏。取材ラッシュが続きます。
ダイジェット工業 林画伯のイラストを活用した「金型 二番逃がし加工」の説明がスゴイ!
ダイジェット工業さんの動画をみて驚いたわ!
金型の二番逃がし加工の難しさについて説明している動画を拝見しました。まぁ、この動画のなにに驚いたかというと、同社の林部長付セールスアドバイザー(以下林画伯)が描いたイラストよ! わたしもギョーカイを長く取材しておりますが、技術説明に〝劇画タッチ〟でこれほど、インパクトのある画を活用しているところはありません。訴求したい点が迫力とともに伝わってくるのか、林画伯の画力に魅せられた人々も多く存在し、製造現場ドットコムにも過去に「誰が描いているの?」と問い合わせがあったこともあったのよ。
守秘義務が多くデリケートな製造業の世界では、ビジネスでなにを訴求したいか――――と真摯に取り組んでもリアルに写せないものがあります。例えばお客様の加工ワークもそのひとつ。もちろん写真や動画は分かりやすいのですが、見る人が見ればすぐ分かるので、秘密がダダ漏れになる恐れがあり、訴求したくても難しいものがある、といったジレンマがあります。製造業の最先端技術にかかわる非常に厳しい世界をメインに取材をしているわたしももちろん、このあたりは細心の注意を払っています。
動画では自動車ボディプレス金型を例にとっています。現在、製造現場では自動化が進んでいますが、無人加工が進んでいない加工分野もあります。この動画では、ビデオでは見せることが難しい余った素材を切り離す〝トリム工程〟を林画伯のイラストを活用し、分かりやすく見せています。
ちなみに、この動画の見どころは、開始9秒後に林画伯の力作に加え、営業企画室の木村室長が着色した画が登場します。19秒で2枚目、25秒で3枚目と続きます。
続いて2分10秒後にも、オペレーターが機械を操作するシーンのイラストが登場しますが、これは細かい!!!!
聡明な皆様は、もうお気づきだと思いますが、イラストを活用しているシーンは全てワークがチラ見えしています。今をときめく加工例といえば、大抵、見せてはいけない秘密のものですから写真も動画もNG。かといってワークがなければなんだかピンとこないわけで、そこでイラストが登場するんですね。
実は先日、ダイジェット工業さんにお邪魔しましたが、林画伯は、もう20枚以上も描いているそうです。
なお、林画伯の画に着色を加えた木村室長は、ドイツで7年半ものあいだ駐在し、その後、自社製品の「ストライクドリル」の歌を考案したご本人。今年はJIMTOFの年ですからどんな企画が出てくるか今から楽しみです。
そうそう、同社では『頑固一徹』ユーザー向けに『頑固クラブ』を設立しており、こちらもなんだか面白い展開がありそうです。
そのうち、いつかどこかで林画伯が描く作品の数々を展示してもらいたい――――と願うわたくしでした。
オーエスジーの技術資料「ドリル加工」がためになる!
オーエスジーさんの技術資料「ドリル加工」を拝見しました! 専門性が高く、そして分かりやすい!
機械加工を商いとしている皆様にとって、〝穴あけ〟はとても馴染みのある加工だと思いますが、その一方で、穴が曲がったりするなど、案外、美しい穴を能率良くあけることが難しいといわれています。
近年、複雑形状化、難削材化が進んでいます。ドリルを正しく使いこなすための知識や技術を知ることは、〝加工を制する〟ことに繋がります。
この冊子の目的は、『ドリルを正しく選び、正しく使うために、各部要素と切削特性、切削条件の考え方などを解説し、高性能ドリルを使いこなすための基礎技術を紹介する』とありました。
ページをめくると①ドリルの基礎、②ドリルの材質と表面処理、③ドリル加工の基礎、④ドリルの加工条件、⑤スラスト、トルク、所要動力の推測、⑥穴加工の品位、⑦ドリル使いこなしのポイント、⑧トラブルシューティング、⑨ドリルの再研磨――の構成で、それぞれ非常に詳しく掲載されています。
冊子にも記載されたとおり、切削工具を正しく選び、正しく活用することは機械加工にとってとても大切だと長年の取材を通して日頃から感じているワタクシ、感動の技術資料でした。
これをまとめられた方の努力が目に浮かびます。(1年ほどかかったとのこと!)
機械加工に従事する皆様にお役に立つ一冊でした。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟