無造作淑女
賀詞会シーズンと殿方の靴
1月といえば賀詞交歓会シーズンです。
われわれも会場をハシゴし、日頃お世話になっている皆様へご挨拶及び、今年の意気込みと動向(表向きと本音♡)の聞き込みを開始! これがわたしの「取材開き」になります☆
さて、2016年は始まったばかりですが、今年はいつも以上に会場内の人口密度が濃いようです。
ということで、今年は調子がいいのかな? なんて思っちゃいそうですが、不安材料もあり、先行き不透明感が拭えず、多くの経営者はこの件について眉毛をひそめておるようです。
実経済とは違った動きに足を引っ張られそう・・・・という不安感ね。特に市場規模のデカイ中国の動向が気になるところ。
まぁ、経済の不安感といってもね、「感」というのはまだ実現している段階ではないので、企業はアノ手コノ手を考えているところなのかもしれませんね。
さてさて、実は、先日、丸の内方面の賀詞交歓会の会場からの移動中のことでした。元、某社長様方とたまたま一緒の方向でしたので喋りながら歩いていると、ひとりの元某社長が、「お~い!」と声を上げました。その先には靴磨きやさんがいました。その佇まいから、この道のプロ! という雰囲気がムンムンです。
靴磨きやさんは、元某社長をすぐに認め、大きく片手を挙げました。
「あっ! お久しぶりです!」
元某社長は、現役のころ、この丸の内(東京)の靴磨きやさんで、日々靴の手入れをしていたとのこと。
久しぶりに再会できた嬉しさからか靴磨きやさんは、「ホコリだけでも取りますから、さ、どうぞどうぞ!」と手招きしました。
「あ、表面が乾いてますね」と、靴磨きやさん。
この靴磨きやさんは、某社長の靴の状態を把握しているんですね。
現役時代、いつも靴はここでベストな状態を保っていたんだと知りました。
ちなみに某社長の靴ですが――――。
さりげな~くフェラガモ☆
靴の表面がカラカラだとせっかくの靴も台無しになっちゃいます。
そもそも「靴が汚いと信用してもらえんだろう」いうことね。
実は、この靴磨きやさん、本職は画家だそうで、コンクール等も入賞し、海外にも行っているという経歴の持ち主。だから、靴に合わせた色の配合等もものすごくこだわっていて、とても満足行く仕上がりなのだそう。品質の良い靴を、靴磨きのスペシャリストに磨いてもらえれば、その靴はなおさら大切に使うでしょうね。なんていたって気持ちがこもっていますもんね。
久しぶりだし、ホコリを取っただけだからお代は要らない―――という靴磨き屋さんに、いやいや、それは出来ないよ、と代金を渡した元社長。
仕事を通していろんな人との出会いがありますが、そのお陰で人生が豊かになるのは、とてもハッピーなことです。
さてさて、2016年はどんな出会いがあるかな☆
新年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
今年も製造現場のマニアックなことにスポットを当て、配信していく所存ですのでどうかよろしくお願いいたします。
本年が皆様方にとってハッピーな年でありますように☆
今年はエレガントにいくつ・も・り・よ♡
今年の製造現場で起こった大ニュースといえば・・・・
今年を振り返ってみると、わたしの中で1番大きなニュースといえば、VW問題でした。
もうね、ぶっちぎりにぶったまげましたね。初めてこのニュースを耳にしたとき、ビックリしすぎて、いまいちピンとこなくてさ、「え? なにいってんの?」って感じ。一瞬、理解するのに時間がかかったくらいだもん。
どこかの国の話だったら、口には出しませんが、腹の底で(やりそうなこった)で終わるんですが、あの信用・信頼・高品質の塊のような車が、まさかそんなことになってるとは! というより、想像すらしない出来事でした。もちろん、この問題に関しては、「想像できないことが起こった」と多くの経営者の皆様がおっしゃっていました。
VW問題に限らず、実直に商いをやっていても、どこでどんなトバッチリを受けるか分かったもんじゃない、という恐ろしさを知りました。
ほのかにトバッチリを受ける可能性もありそうな日本の企業さんも、全体的にみると、ボリューム的観点からあまり影響がなかったもよう。それよりも、日本車の頑張りを期待して、さらに営業に注力する様子をチラリと感じ、やっぱり、日本の企業はたくましい、と思った次第です。
来年は動じない強さを身につけようと思っています。
ベストブック社の月刊「ベルダ」1月号
ベストブック社の月刊「ベルダ」1月号が出ました。
今号もパンチのきいた記事がいっぱいです☆
不肖那須直美、連載5回目のタイトルは「製造業と農業は車の両輪」。
TPPについて触れています。
さて、年末はみなさまいかがお過ごしでしょうか。
わたしは、いつもよりもゆっくり眠ることができますが、こういうときに限って、気が緩んで風邪をひいたり熱が出たりするというもの――――。
ということで、腸内にニンニク爆弾、大量投下をいたしました。
ド―――――――ンとね! 臭いよ!
なぜなら、毎度、正月のバーゲンセールに寝遅れてしまい、負け犬のようにうなだれてしょんぼりして帰ってくることを繰り返しているからです。今年こそは人混みをかき分け、戦利品を手にしたい。どんなに人混みが苦手だって、この勝負、負けるわけにはいかないのだ! そのためには、風邪菌にツケ込まれぬよう、気をつけねばなりません。今からパドックにいる馬のように鼻息が荒いですわよ、オホホ。
が、ちょっと量が多すぎたようで、速効で下してしまいました。なんてこった!
今でも、悪玉菌と善玉菌が仁義なき戦いを繰り広げており、腸内でババンボン! パパンパン! と発砲音を轟かせております。
かっちょいい乗り物写真が届きました♪(●∀●)♪
かっちょいい写真が届きましたのでご紹介いたします。
まさに今、トレンドのスターウォーズではありませんか!
特別塗装のボーイング787!
今週月曜日から韓国に出張に行っていたS氏。
「羽田出発時に変な飛行機が駐機していました。今話題のスターウォーズです。機体の頭がR2D2になっています。残念ながら、こちらにお尻を向けて駐機していたので前側から撮れませんでした。
新型の787も今更珍しい機体ではなくなりましたが、このような特別塗装の機体に遭遇するチャンスはあまりなく、ラッキーだったのかもしれません」とのこと。さすがはナニか持っているS氏。
もう一枚、S氏の撮ったかっちょいい写真があります。
先週、関西方面のお客様に打ち合わせに行ったときにパチリと撮影。
「新大阪からこだまに乗り換えたのですが、乗り換えホームに行ってみると何か変な新幹線が止まっています。500系新幹線だということは見てすぐにわかったのですが、塗装が全然違います」とのこと。ちなみにS氏は鉄道マニアではありません。偶然に目撃したそうです。
エヴァン色だ!!
先頭車両の付近にはカメラを構えた人たちがたくさんいる中で、S氏もその仲間に入ってパチリ。
S氏いわく、「後でWEBで調べたところ、山陽新幹線前線開業の40周年とエヴァンゲリオン放送開始から20周年を記念した特別仕様の新幹線だそうです」とのこと。
この新幹線、11月7日から走り始めたばかりで、またまた「新鮮な」タイミングで遭遇しました。新大阪-博多間を1日1往復しかしていない新幹線ですから、S氏のラッキーぶりに驚きます。
S氏はこの貴重なチャンス(新大阪発11:32)に出会えたとのことで、やっぱり持ってますね!(笑)
「先頭の1号車には乗車用の座席がなく、エヴァンゲリオンの世界が堪能できる内装になっており、旅行会社で予約をしないと入れない」のだそう。
いやーーーーん! 私も乗りたいっ! 出張のタイミングを睨みながら、乗ろうと密かに計画をしております。
エヴァンゲリヲン発進!
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ――――。
あぁ、碇シンジくんの言葉が、わたしの頭の中を駆け巡ります。
年末は大掃除をしなければならない。
わたしの1年のうち最も嫌いな行事であり、本音はケツをまくって逃げ出し、猫と一緒に居眠りをしたいのです。
【お知らせ】DMG森精機が「5軸テクノロジーデイズ」を開催 加工の幅が広がるゾ!
DMG森精機が、東京ソリューションセンタ(東京都江東区潮見)と伊賀グローバルソリューションセンタ(三重県伊賀市)にて、毎月2回の予定で5軸テクノロジーデイズを開催します。
生産現場は、今まで以上に高精度化や、段取り・加工時間の短縮が求められていますが、複雑な部品を効率良く加工できる5軸加工機を使用する顧客が増加したことを受け、同社では、これらの顧客を全面サポートする5軸加工専門の組織である「5軸コンペテンスセンタ」を設置しています。
「5軸テクノロジーデイズ」は、5軸コンペテンスセンタを主体として、毎月第1木曜日に東京ソリューションセンタ、第2木曜日に伊賀グローバルソリューションセンタで開催します。
同社では、「5軸テクノロジーデイズでは、既に5軸加工機をご使用のお客様はもちろん、これから5軸加工機の導入を検討されているお客様にも、5軸加工の経験豊富な専門スタッフが、業種ごとの市場動向や豊富な加工事例、デモ加工を交えた実践的な技術ノウハウを分かりやすくご説明しいたします。また、お客様との個別ディスカッションや個別のプログラミング体験の時間も設け、お客様の課題に即したソリューションをご提案いたします」とのこと。
5軸加工の幅をさらに広げたい方は、ぜひ、問合せをしてみてくださいね。
DMG森精機の“マシン使い”さんは、さらに技に磨きがかかることでしょう!
〇日程
毎週第1木曜日、第2木曜日、午前、午後各1回
①9:00~12:00 ②13:00~16:00
〇開催場所
・毎月第1木曜日:東京ソリューションセンタ(DMG森精機 東京グローバルヘッドクォータ内)
・毎月第2木曜日:伊賀グローバルソリューションセンタ(同伊賀事業所内)
*↓アクセス方法はDMG森精機webサイトより確認↓
http://www.dmgmori.co.jp/company/profile/base/
〇内容
・5軸加工の紹介(市場動向、5軸加工機や5軸加工用オプションの説明など)
・弊社5軸加工機によるデモ加工の実演
・実機でのプログラミング操作体験
・顧客との個別ディスカッション
【参加方法・内容に対する問合せ先】
DMG森精機株式会社 5軸コンペテンスセンタ(東京グローバルヘッドクォータ内)
電話:03-6758-5900(代)
*なお、原則として、毎月第1木曜日は東京開催、第2木曜日は伊賀開催となっておりますが、都合により変更になる場合があります。開催日程は弊社営業担当者、または5軸コンペテンスセンタまでお問い合わせください☆
ところで、先日東京ビッグサイトで開催された「国際ロボット展」でDMG森精機の「LASERTEC65」が展示されていました。
1台のマシンでレーザ溶射とミーリング加工の両立ができるというもの
「SCF2015&計測展2015」ベッコフオートメーション編
ロボット展と同時期に「SCF2015&計測展2015」が西館で開催されていました。
時間に限りがありましたもので、ササッとしか見学できませんでしたが、ベッコフオートメーションのブースに立ち寄りました。
なかなか洗練されたブースです。
同社では最近、EtherCAT 通信と電源機能を標準的な4 線式のEthernet ケーブル統合する技術「EtherCAT P」をリリースしましたね。これは「EtherCAT P」のスレーブの24V DC 電源供給と接続されているセンサやアクチュエータからの信号を統合し、さらにこのシステムはそれぞれ3A までの電流、Us(システムとセンサ用の電源)とUp(アクチュエータの駆動用電源)を電気的に絶縁するもので、ワンケーブルオートメーションで従来装置を小型化することが可能になるという画期的な製品であります。経済効果も高い。
さて、話は変わって今回の展示会で目についたのは、高速無線搬送システム「XTS」。
これね!
EtherCATの技術を存分に活かしたこの製品の特長は、①無線配線の可動子を個別に位置決め(IEC言語によるNC制御)、②任意の方向に高速搬送(最大速度4m/s、最大加速度100/s²で軌道上を自由に制御)、③外部センサ・モータ軸と同期(EtherCATによる拡張性)、④薄型・コンパクト(ドライブ一体型。制御機器は産業用PC1台のみ)、⑤省配線(DC電源とEtherCATケーブル2本の配線で動作)、⑥防水・防塵使用(IP65対応)、⑦カスタマイズによる可能性(可動子・ガイドレールのカスタマイズで機能を差別化)するといったもの。つまり、複雑な制御が電子的に素早く実行することができるうえ、複数の作業がワンケーブルオートメーションで小型化できるわけなので、機械で動かす従来の搬送システムよりもメリットが大きいということなのね。
「マルチタッチパネル」を触ってみる。タッチパネルをみると触らずにはいられないのはなぜだろう・・・・と思いつつ、画面をタッチ。
あれま! なんというスムーズなんでしょう。「XTS」と同調してるわ!(当たり前ですが)
この「マルチタッチパネル」は、新開発のセンサICにより、グローブをはめたまま操作が可能なんですって。もちろん薄型です。
さて、同社のブースには、碌々産業と由紀精密がコラボした「VISAI」が展示されていました。この製品は、1µmの加工精度をデスクトップで実現するCNC微細加工機。昨年のJIMTOFでは碌々産業のブースでお披露目されました。最近はいろんな趣味の方がいらっしゃいます。ものづくりマニアは部品等を自分の手で造りたいと感じる方が多いので、そういった方々にもぜひ手に触れて貰いたいマシンでした。工作機械が産業だけでなく趣味の域までカバーするとは! 実にものづくりは幅が広い!
本体重量はなんと40kg!
家庭用コンセントAC100Vで動作します。そもそも、このマシンは微細加工機で有名な碌々産業と、精密切削加工を得意とする由紀精密の共同開発で生まれたもので、「数ミリサイズの製品を作るためのマシンがなぜ大きいんだろう?」と疑問をもった由紀精密が、碌々産業に相談したことからはじまります。小さく高精度、CNC、そして美しい! この要素が揃ったマシンはおそらく世の中で「VISAI」だけが持っているものでしょう。
ちなみに「VISAI」ブランドは、微には入り、細にこだわって無駄なものがなく、「微細で最小限」という価値観を表しているそうです。
ありがたいことに「VISAI」で削って貰いました。
ヒュルルル~~っと、1分もかからなかったと思います。
とても小さな部品のようなもの☆
10円玉と比較
「2015国際ロボット展」安川電機編
来場者に人気のブースといえば、安川電機も凄かった。
大勢の来場者が同社のブースに釘付けのご様子。
すごい人です
安川電機が今回掲げたメインテーマは、「つくる未来をかえる力―Beyond Your Imagination―」。新型7軸スポット溶接ロボットや、新型塗装ロボットがダイナミックに存在をアピールしていました。
特に来場者が足を止めていたのはコレ。
フレキシブルロボットパーツフィーダー
組立工程前の配膳作業を3Dビジョンロボットで実現するというものです。
多品種ワークの認識が可能で、ワーク向きを揃えて配膳することもできます。パレット停止位置がズレても補正可能というスグレモノでした。さすがは安川! 3次元高精度認識の技術を見せつけてくれましたよ。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
機械振興会館 記者クラブ加盟
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