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【JIMTOF強化月間】ダイジェット工業は、「コワイくらいに削れる! 過酷な突き加工にも耐える!」など豊富な工具群でお出迎え!

今回、コワイくらい削れる工具を展示するというダイジェット工業さん。
その工具の名は『エアロチッパーMAL/ALX形』。

これだ~~!!!

この工具は主に航空機産業等で使用されるアルミ合金・チタン合金を能率良く加工する刃先交換式工具なのだ。上面にスクイを付けた低抵抗形インサートの採用で切屑排出性に優れ、アルミ合金加工時の切り屑排出量はなんとφ50にてQ=2,250/min!

担当者いわく加工時の切屑を見て「コワくなって逃げたくらいだ」というほど、ものすごーく削れる工具とのこと。用途も平面・肩削り・溝削り・ラッピング・ヘリカル加工と様々な加工形態に威力を発揮し、高剛性Gボディを採用した本体は、チップポケット部にキーを設けチップとの嵌合性を高めることで、安定した高速切削が可能になったんですって。
この工具、実はね、某航空機メーカーで採用されているのよ。
あっ、言っちゃった!(・∀・)ニヤリ☆

それとね、今回の注目目玉製品のひとつ、刃先交換式超硬ドリル「TA EZ ドリルTEZ形」だけど、これはダイジェットらしい技術が詰まった自信の一品らしいわよ。
「刃形自体に自信をもっています。耐久性、安定性、チップの寿命などを考えた現場に安心をもたらす工具だといえましょう。確実にクーラントがいくように狙いを定めた油穴設計も自慢です。切削抵抗が低く消費電力を削減できるエコタイプで、なおかつチップ交換式で経済的。“EZ”はエコノミーかつ工具の交換が早くできるという意味がありますが、当初、非常に良い工具だから“いいぜぇ~”にしたかった。残念ながらこのネーミングは採用されなかった」と広報担当者さんが言っていたわ。

でもね、ダイジェットさんは「頑固一徹」に「G-Body」など、製品のネーミングセンスがピカイチなのよ。工具業界の小林製薬といっても過言ではないわ!

もうひとつ、炭素鋼、合金鋼、工具鋼、鋳鉄、鋳鋼の突き加工に威力を発揮する『バーチカルZ』も注目工具のひとつ。
この「バーチカルZ」は、従来、ダブルクランプで補強していたことをさらに改良し、正面にチップが付いているもので、注目すべきは、カッタ本体とチップの厚みを厚くしたこと。なんと、従来より1.4倍厚くなったのよ。で耐久性が大幅アップし、過酷な突き加工でも耐える強靭工具となってるわ! 

過酷な突き加工に耐える!

今回、会期中にブース内で開かれるプレゼンテーションでは、QMミルシリーズによる高硬度材の荒から仕上げ加工、エアロチッパーと耐熱合金用エンドミルを用いてのチタン合金の高能率加工を紹介してくれるんですって。

まだあるわ!
11/5(月)13:00~14:00、東京ビッグサイト会議棟6階605会議室で、「難削材加工を攻略する最新切削工具のご紹介」をテーマにテクニカルワークショップが開催されるのよ。
金型の高硬度材直彫り加工を1本の工具で実現する「QMミルシリーズ」や、航空機産業に狙いを定めたアルミ・チタン合金加工陽に開発された「エアロチッパー」、耐熱合金加工用に最適なエンドミルなど、耐熱合金を熟知したダイジェット工具ならではの最新技術がてんこモリモリよ!

ダイジェット工業ブースNo.西1055

【JIMTOF強化月間】世界最高峰の超高精度マザーマシンの開発に取り組むYASDA

YASDAさんといえば、ユーザーが欲しがる工作機械に名前を挙がるメーカーとしても有名よね。なんていっても高い耐久性を持つマシニングは魅力だもの。
以前、取材をしたときに工場の美しさと徹底した品質へのこだわりに驚いたこともあったのよ。そのとき聞いたのは「最大ではなく最高を目指す」っていう言葉でさ、ズキュンとハートにきたのを覚えてるわ☆

「精度と機能が安定したものでないと市場に通用しない」として、昔から機械づくりに妥協はせず、一貫して“精度ありき”の姿勢も崩していないわ。YASDAさんがターゲットとして重視しているのは、マーケットの広さよりも加工精度。なので、「最大ではなく最高を目指す」という経営哲学はYASDAさんにとって当然のことなのかもしれないわね。

これは製造業に限ったことじゃないと思うけど、時代に迎合ばかりしていたら、そのうちオホーツク海の荒波に揉まれる昆布のようにフラフラと流されちゃうわけよ。やっぱり経営哲学って大切だとしみじみ感じてるわ。

さて、私も展示会ではいつもYASDAさんのブースを覗くんだけど、その度に目撃するのは、マシンに釘付けになる来場者の姿よ。機械を舐めるように見回すその姿からユーザーを惚れ込ます機械の魅力が伝わってくるわ!

こちらは「YBM Vi40」

さて、来場者も興味津々のYASDAさんの見所は、YASDA伝統の角ガイドウェイ採用の高剛性立型5軸機「YBM Vi40」。全軸リニアモータで高い運動性能と低振動を実現させた微細加工機「YMC430Ver.Ⅱ」に“DDモータ駆動”採用の内製チルトテーブルを搭載させた「YMC430+RT10」。新駆動方式を採用し高効率化を図ったテーブルチルト軸や、2つのモータの組合せにより幅広い回転域を実現させた主軸を搭載させた「YBM 10T-100TT」とのこと。

パレットサイズ1000x1000mm(最大加工物φ1500mm、2t)のテーブルチルト方式を採用の新技術を盛り込んでいるらしいわよ! これだけでも迫力あるマシンだってドキドキするけどさ、詳しくは次号の注目記事「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF各社の一押し商品はコレだ!」に掲載するからそれをご覧くださいね(●ω●)☆キラリン☆

私もベールを脱いだ「YBM10T-100TT」を会期中、しっかりこの目で確かめるつもりよ!

安田工業ブースNo.東4014

【JIMTOF強化月間】マキノは“超硬直彫り加工”を中心に最新加工技術と事例を紹介!

マキノさんといえばブランド力はもちろんのこと、CAD/CAMから切削加工機、形彫放電加工機そしてワイヤ放電加工機まで、幅広い製品ラインナップで有名よね。

マキノさんならではの技術をふんだんに取り入れた安心のマシン群も素晴らしいけれど、もうひとつ注目すべき点は営業マンよ! 今まで取材したけれど、そりゃー営業の動きの素早さといったらない。しかも、売ったら売りっぱなし・・・・ってわけじゃなくて、“独自の加工技術”により、金型加工・部品加工を設計から製造まで親切丁寧にサポートするのが強みなのよ。マキノのマシンを使う方の多くが「安心して使える」って言っていたけれど、それも分かるような気がするわ。

さて、今回のJIMTOFでは、「横形マシニングセンタa51nx/a61nxによるアルミニウム・鋳鉄の高能率加工、微細精密加工機iQ300による超硬の直彫り加工を中心に、最新の加工技術と加工事例をご紹介」ってことらしいけれど、フフフフフ・・それだけじゃないのよ!

今回、マキノさんのブースに行ったらね、ぜひ見ていただきたいマシンがあるの。
さぁ、そこのアナタ!
メモの用意はいい?

今年9月10日~9月15日の間、シカゴで開催された「IMTS(International Manufacturing Technology Show)」で初お披露目した横形マシニングセンタ「N2シリーズ」と、ワイヤ放電加工機「U3」が、今回、日本初登場するのよ。

横形マシニングセンタ「N2シリーズ」は、近々掲載する注目記事、「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF各社の一押し商品はコレだ!」で詳しく掲載するとして、今回、特別に放電加工機「U3」がどんな製品なのかチラリと教えてあげるわ☆

日本で初お披露目する放電加工機「U3」

特長はね、①仕上げ加工回数を削減、②厚板を高い真直精度で加工、③段差形状の厚物部品を高速で加工――ということだけど、これを詳しく説明すると、一般プレス金型や部品加工は、形状精度の向上や磨き工程を削減するためRz5µm以下の表面粗さが要求されるわけ。これがクセモノでね、従来、この表面粗さを得るためには4回の加工回数が必要だったんですって。面倒臭いわね。

なので、加工時間の短縮とワイヤ電極の消費量削減が課題とされていたんだけど、その課題を今回克服した「U3」は、なんと表面粗さRz3µmを3回の加工回数で実現できたわけ!加工時間は従来よりも20%短縮、ワイヤ電極消費量は14%も削減することに成功したんだから、これはすごいことよね。

やっかいな厚板加工の問題点は、ワイヤ電極のたわみが大きくなるため、加工物の真直性が悪くなること。ワイヤ電極にたわみを発生させる要因は、厚板の場合、ワイヤ電極を支持する上下加工ヘッド間の距離が長いことや、加工液の水圧と放電の反発力。コイツをマキノ独自の制御で真直性を向上させたわけよ。どんな技術か盛り込まれたのか知りたいけれどそこはやっぱり、レモンのヒ・ミ・ツというか企業秘密ね☆

あとひとつ、ワタシがこのマシンに感心したのは、「ワークの防錆機能」なのよね。
水加工液で問題となる、鋼材の錆の発生や超硬材の電解による腐食を防止する機能を標準装備したんですって。錆の発生の原因となる鉄イオンの溶出を電気的に防止し、長時間加工でもワーク表面を錆や腐食のない良好な状態に保ってくれるわ。
なかなか親切なマシンね!

あらやだ。
チラリと紹介するつもりが結構書いてしまったようね。
製造現場ドットコムファンの皆様に大サービスしちゃった(●ω●)ウフ☆
この続きは、マキノさんのブースで確認するといいわよ。

そうそう、JIMTOFの会期中、11月3日(土)の「テクニカルセッション③」(会場:東京ビッグサイト・会議棟レセプションホールA)では「工作機械と新素材加工における高効率化技術」をテーマに16:50~17:35まで同社の上野裕司加工技術本部カスタマアプリケーショングループマネージャが「難削材の加工能率向上と工具寿命延長を両立する先端技術」を講演してくれるので、最先端の加工トレンド情報を仕入れたい方は、ぜひ、「国際工作機械技術者会議」に申し込んでね☆

■国際工作機械会議の詳細はコチラ↓↓↓
http://seizougenba.com/node/2031

牧野フライス製作所ブースNo.東2009

【JIMTOF強化月間】高能率加工と最適生産ラインを提供する不二越は、絶好調な「アクアEXフラット」も展示!

材料から商品までの一貫生産のもと、機械加工、ロボット、機能部品、材料事業をあわせ持つ多様なソリューションを提供できる総合機械メーカーのNACHIこと不二越さん。1928年、工具に始まって以来、工作機械・ロボット・ベアリング・油圧機器、材料までを手がけている企業は世界にはない――――ってことは前回の注目記事で掲載したんだけど、そんな不二越さんが今回、どんな展開をみせるのか、すごく楽しみよね。

複合加工機
複合加工機
今回、NACHIのテーマは「生産ラインの革新 スマートラインの提案」ということで、多品種小中量生産・変種変量生産に対応した、新しいコンセプトの工作機械を出展するわよ。
注目のマシンは、旋削・穴あけ・歯切工程を1台に集約した、工程集約型歯車加工機「ギヤシェープセンタGM7134」ね。これは建機・減速機などのリングギヤをNACHIのピニオンカッターと高能率ドリル・タップによる加工とあわせ、非加工時間の大幅削減と歯切精度の向上、省エネ・省スペース化を実現したもので、NACHIのロボットを付帯することで重量工作物の着脱だけでなく、バリ取りなどの自動化にも対応するのよ。

また、自動車のエンジン部品であるクランクシャフト穴あけ加工に特化した、高能率MQL加工機DH524をさらに小型化した「MQLパワーセルDH314」は、床面積で約40%の省スペース化をはかりながらも、新規ユニット構造の採用で従来機以上の剛性を確保し、横型BT40クラス最小を実現。NACHIの「MQLパワーロングドリル」、「アクアEXフラットフラット」などの高能率工具とセットで、高能率加工と最適生産ラインを実現する展示となっているわ。

でね、現場の評判も絶好調! 売れに売れまくってる「アクアEXフラット」ドリルなんだけど、この商品については、次号の注目記事「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF各社の一押し商品はコレだ!」で掲載するわね。なんていったって、穴工程をスルーしちゃう一発穴開け加工ができちゃうんだもの、こりゃ注目せずにはいられまい!

なお、同社では会期中11月2日(金)15:00~16:00まで東京ビッグサイト605会議室で「新発想! 加工の常識を変える切削工具」をテーマにワークショップを開催するわ。
内容は傾斜面の一発加工やバリレス加工を可能にした新発想のフラットドリルシリーズや、従来の5倍以上の加工能率を達成する超硬エンドミルVLシリーズなど加工の常識を変える新しいコンセプトの切削工具について。

売れに売れまくってる「アクアEXフラット」の秘密がここで分かると思うわよ!

不二越ブースNo.西1052/東3011

【JIMTOF強化月間】ブルームの「TMAC」は世界が認めた信頼のシステム

世界中の工作機械、自動車及び航空機産業に貢献するブルームの注目製品は「TMAC」よ。
この製品は、主軸負荷を馬力でモニタリングするもの。モーターの負荷は馬力と比例し、主軸負荷値と電流値とは一致しないことに着目し、これにより高精度で正確な主軸負荷データを取得することができるんですって。加工条件を最適化するので工具寿命を改善にも役立つのよ。

主軸負荷(馬力)をリアルタイム表示、小径ドリル・タップの折損・摩耗検知もできるの。
適切な馬力で継続して切削すると工具寿命は延びるとされているけれど、このシステムは送り速度の最適化、予想不可能な重切削箇所では送り速度を落とし、軽切削や切削を行わない箇所では送り速度を早くしてくれるのよ。この機能のお陰で適切なサイクルタイムが送れるってわけね。

それからね、最大4つのクーラント流量または圧力の情報をモニタリングすることもできるのよ。クーラント流量と圧力をツール毎に記憶し、この制御値を適用するの。クーラント流量や圧力が制御値以下に下がった場合、システムはクーラントアラームを発生するわけ。クーラント流量と圧力のデータを外部から読み込み、このデータをリアルタイムでグラフにしてくれるわ。

実はね――――秘密があるの。
ブースに行って、直接説明を聞いて欲しいのよ。
あんなことやこんなことがあるわけで・・・・・。あぁ、これ以上、ワタシの口からは言えないわ! もう、この展示会、メーカーさんのレモンの秘密がいっぱいね!
特に工作機械メーカーさんは要チェックよ! ワタクシがいうのもなんだけど、これはおそらくとても良い情報だと思うわ!

もうひとつ!
JIMTOFの会期中、11月2日(金)11:00~12:00まで、東京ビッグサイト会議棟6階605会議室で「机上計測を用いた機械加工の自動化推進」をテーマにワークショップが開催されるわよ。

気になる内容だけど、机上計測を用いて機械加工に必要な段取りを自動化し手入力によるミスを排除し、加工後の精度確認も机上で簡潔するための機械加工の自動化と効率化について提案するというもので、高能率を求める方にオススメのワークショップですよ☆

ブルームLMTブースNo.西3050

【JIMTOF強化月間】難削加工でお困りの方に朗報! OSGフェニックスシリーズが拡充して登場!

フジテレビの「ほこ×たて」で脚光を浴びたオーエスジーさん。
開発努力の素晴らしさに思わずTVの前で唸った方も多いと思うわ。
オーエスジーさんは、現場の声に耳を傾け、それを開発努力に活かしていると聞いているわ。広く現場の声を拾い集めて顧客の困っていることを解決するための工具作りに注力しているのよね。

今回のJIMTOFで注目する点は、最近トレンドの“難削材加工”でお困りの方々に貢献する刃先交換式工具(インデキサブル工具)のプレミアムブランド“OSGフェニックスシリーズ”を、今回拡充したこと。同社がトップシェアを持つソリッド工具と合わせて、加工をトータルコーディネートし、大きなコストダウンに役立ててもらうというのが目的のようよ。

OSGフェニックスシリーズの他にも、穴ねじ加工用コーナーや業種別展示コーナーなど総合工具メーカーのオーエスジーならではの新製品と新技術がズラリと並んでるわ!

難削材加工に悩む加工現場の方々に!

同社では、JIMTOFの会期中11月3日(土)、東京ビッグサイト6階606会議室で、「タップ・ドリル・ミリング加工における差別化の提案」をテーマにワークショップを開催するわよ。

内容は、ものづくりの現場でどんな差別化をお客様にできるのか? 第一部はタップ、ドリル、第二部はインデキサブル、エンドミル加工において、最新工具が提供する付加価値の一例を開発者が紹介してくれるというものよ。
製造現場でコスト削減を考えるそこのアナタ!
切削工具の開発者が直接お話をしてくれるなんてそう滅多にないチャンスよ!

オーエスジーブースNo.西1068

【JIMTOF強化月間】三井精機からは業界初モノが展示! 強みの5軸はより高トルク化!

三井精機さんの注目すべき出展機は、大型の5軸横形マシニングセンタ「HU100-5X」、回転・傾斜軸に新たにDDモータを採用した5軸立形マシニングセンタ「Vertex750-5X」、省スペースを実現した立形ねじ研削盤「VGE60A」の3台よ。

中でも「VGE60A」は、ねじ研削盤として業界初の立形仕機で、最大700mmのワークがセットできる研削盤としては驚異的な省スペースを実現した“業界初”の新製品なの。従来の常識にとらわれない、全く新しい考え方で開発した新製品よ。先進的なデザインも見所のひとつ。この続きは、次回の注目記事「製造現場ドットコムが選んだJIMTOF2012 各社の一押し商品はコレだ!」で掲載するわね。

三井さんの強みは5軸マシニングセンタだけど、今回、小型から大型までのラインアップを強調した内容になっているみたい。DDモータは以前から手がけていたんだけど、今回はより大型で高トルクなものを開発したんですって。大型5軸機は需要が増大中の難削材の高能率加工のため、高い機械剛性、振動の低減、最適なクーラントシステムを手がけていて、特に高トルク化については相当注力している分野とのこと。

というわけで、迫力の大型5軸マシニングセンタ「HU100-5X」が気になるわね。

JIMTOFでは全体カバー、APC、クーラントなしの展示となります

このマシンのターゲットは“航空機用エンジンのケース”、“建機用大型エンジン”、“半導体製造装置用部品”などで、大型・高精度・複雑形状部品の加工に威力を発揮するマシンよ。最大ワーク旋回径φ1500mmmの本機の他に同φ2000mmの「HU100-5XL、同φ2500mmの「HU100-5XLL」とシリーズ化しており、あらゆる大型5軸加工に対応しているわ。

難削材の高能率加工に十分対応する高剛性な基本構造、大型機にもかかわらず中型機並の高精度を実現、高トルク主軸から高速主軸まで様々な種類の主軸を用意、特殊仕様にも対応可能――というデカい割には痒いところに手が届くような繊細さを持ち合わせているマシンなのよ。

三井精機さんのマシンは徹底した作り込みが特長で、私も取材をするたび、その製造哲学に毎度驚いているの。

5軸加工に興味を持つ、そこのアナタ!
その目で三井さんの高い機械剛性を確かめて! 必見の価値ありよ(●ω●)☆キラリン☆

三井精機工業ブースNo.東3014

【JIMTOF強化月間】切削工具メーカーの視点が生きている日立ツール

日立ツールさんは「品質」「機能」「性能」「発想」が埋め込まれている日本製品の強みをより引き出すため、切削工具メーカーの視点から、新製品開発のヒントになるような加工アプリケーションを展示するとのこと。

メモの準備はいい? 今から注目する製品を教えるわね。

①エポックディープエボリューションシリーズ、②エポックSUSシリーズ、③鋼一般ミーリング加工用インサート、④アルファデュアルフェイスミル、この4品目よ!

そういえば「平成24年度超硬工具協会賞」で同社の「エポックSUSシリーズ」が技術功績賞を受賞されていたわ。技術開発力が認められている優れた工具でもあるのよね。

だいたいステンレスって加工が難しい。嫌なのは工具刃先の溶着よね。
これが工具の寿命に大きく影響するし、切削抵抗増大による折損・ビビリ振動などが安定した加工を阻害しちゃう。まったく刃先の溶着は百害あって一利なしだわ(`´)プンッ

そこで開発されたのが「エポックSUSシリーズ」なんだけど、このような問題点を最小限に抑え、安定した長寿命な切削を可能としたスグレモノよ。その秘密は、“特殊な刃型”にあるとのこと。



「エポックSUSシリーズ」

エポックSUSマルチに採用したダブルエキセン刃型は2段のニゲ面として、1段目のニゲ面で刃先の強度を確保。エポックSUSウェーブは外周刃を波形状として、切り屑分断効果により切削抵抗を低減することが出来たんですって。その他にも2段ギャッシュにより縦・横・縦送りに対応し、不等分割刃型の採用でビビリ振動を抑える形状など、これらからもお分かりになるとおり、相当形状にこだわった工具なのよ。なので、その目で確認することをオススメするわ。

一般的な切削条件でステンレスを切削すると3~4時間で摩耗が大きくなるみたいね。だけど「エポックSUSマルチ」を用いると、約18時間切削を行っても摩耗は微々たるもので、ステンレスの加工にもってこい!

刃先にへばりつく憎たらしい切屑に悩んでいるそこのアナタ!
日立ツールに相談よ!

なお、会期中の11月1日(木)13:00~14:00まで、「加工ソリューションのための最新切削工具」をテーマに、会議棟6階607会議室でワークショップを開催するわ。
高品位・短納期・低コストを狙うための方法として、切削パスや切削方法を大きく進化させ、それにマッチした工具の提案と切削加工の解決策を知ることができるわよ。

日立ツールブースNo.西1017

【JITOF強化月間】機械と工具の狭間で・・・大昭和精機のビビリ対策に注目!

工作機械の主軸インターフェイスの多様化によって、ツーリングシステムがいかに重要な役割を果たしているのかを改めて考えさせられる今日この頃。
機械と工具に挟まれているツーリングの切ない気持ちを考えてみことがあるだろうか?

加工の敵――――――。
それはビビリ。
ビビリとは、面粗さの低下や加工寸法の不良、工具寿命の低下を誘い、生産現場の懐に大打撃を与える加工現場泣かせのやっかいな現象を指す。

たいそう古くなった工作機械がいった。
「びびったのは、オレのせいじゃないからな」
切削工具も「いくら突き出しが長いからってアタシのせいじゃないからね」と知らん顔。
機械と工具の狭間で揺れ動くツーリングの気持ちはこうだ。
「加工って設備の総合力がモノをいうんだろ? なんでもこっちのせいにしないでくれよ!」

・・・とまぁ、ツーリングの切ない叫びが聞こえてきそうだけど、そんな大切なツーリングで有名なのは“BIG”の愛称で親しまれている大昭和精機さんよね。今回のJIMTOFでは「トータルツーリングシステムであらゆる機械加工ユーザーの生産性向上に役に立つ商品郡を高精度・高品質をキーワードに取り揃えています」とのこと。

そこで! 
憎たらしいビビリを瞬時に減衰させる“防振機構を内蔵した高能率ツーリング「スマートダンパー」に注目よ!

これね!

この製品、カウンターダンパーとフリクションダンパー両方の効果を持ち、特殊防振機構を内蔵しているんだけど、特にフリクションダンパーの効果を高めるために、内部のウエイト形状に工夫を凝らしているんですって。(特許を出願)
これにより、ビビリが確実に減衰し、安定した加工ができるってわけね。

というわけで、CKボーリングホルダタイプのユーザー加工事例をご紹介するわ。



被削材:FC300 加工径:φ60mm 加工深さ:290mm 突き出し長さ:318mm

従来工具では切削速度40m/minが限界で、60m/minまで挙げるとかなりビビリが発生していたけれど、スマートダンパーでは切削速度100minまで上げてもビビリもなく安定した加工が行えたうえ、切削速度が超硬チップの適正な条件であったため、チップ寿命が向上したってことが分かるかな?

なお、大昭和精機さんは、ワーク形状に合わせた段突きホルダ形状や様々なインターフェイスに対応するために、特殊設計品を提供しているわよ。希望者は、“加工ワークを準備のうえ”ご相談すること! きっと親身になって相談に応じてくれるわよ(●ω●)☆キラリン☆

大昭和精機ブースNo.西2057

【JIMTOF強化月間】OKKのブースではここを見ろ!

そこのアナタ!
JIMTOF会場に足を踏み入れる前に「製造現場ドットコム」のサイトを開けば、注目メーカーのレア情報を簡単に仕入れることができるわよ☆

――――ってなことで、ニュースじゃ書ききれない各社の見所のピックアップに大忙しのワタシ。昨日も「ねぎし」でお肉1.5倍、どんぶりご飯を2杯もおかわりしちゃったという、まさに食欲のバケモノよ。

さて、今日はOKKさんのブースに行ったら「絶対に見て欲しい」点を掲載するわね。

今回の展示会は超重切削加工機横型マシニングセンタ「MCH10000」で、高剛性な切削性能を活かした鉄材の重切削加工を実演するとのこと。
“削れるOKK機”を実演加工で表現するので、ぜひ、大物ワークの迫力ある高能率加工をその目で確かめるといいわよ(●ω●)☆キラリン☆

ほかにも、立形「VM/Rシリーズ」のラインナップが3機種揃い、小物から大物ワークまで対応できるところも見せてくれるんですって。

切込みを深くしていくと、びびりが発生して、高能率の加工が出来ない状況にCutTunerが役立つ。熟練者の経験や技術に頼らなくても最適な加工条件が決定できるというスグレモノだ。
切込みを深くしていくと、びびりが発生して、高能率の加工が出来ない状況にCutTunerが役立つ。熟練者の経験や技術に頼らなくても最適な加工条件が決定できるというスグレモノだ。
「VM43R」には、加工中のびびりを抑制する『Cut Tuner』を装着し、びびりが発生し、加工能率が落ちる場合に、最適な切削条件に調製し、高能率な加工が可能になる様子や、他にも「VC-X500」に幾何誤差補正機能』を装着し、幾何誤差(回転軸の傾きや位置ズレ)の補正を自動で行う様子も拝見できるわよ。この機能は、タッチセンサを使った幾何誤差の計測と補正で、5軸割出し加工により高精度に、同時5軸加工をより高品位に行うことができるの。周辺技術にも見所が満載ってわけなので、要注目よ!

2年前に開催した前回のJIMTOFからOKKの何が進化かというと、同社では、「工作機械に求められる機能は、精度、剛性、加工能力、高速性などがあり、それらの性能を向上させた機械を展示していますが、今回は昨今の環境対応、省電力に対応した機械にしており、機械の消費電力を画面で確認できる『消費電力モニタリング』、機械が一定時間以上停止している場合の消費電力抑制機能『ECOスリープ機能』、さらに機械構造で電力消費を抑えた『省エネ化対策』としてギヤ駆動主軸の採用(VM/Rシリーズ)、LED機内証明の採用、スピンドルスルー高圧ユニットのインバータ化(HM5000)など、さらに進化した省エネ対策を実施しています」と述べています。

OKKのブースに行ったら押さえるべきポイントは、①「MCH10000」による重切削加工実演を見学、②5軸制御立形マシニングセンタ「VC-500」、③立形マシニングセンタ「VM76R」、④横形マシニングセンタ「HM5000」―――これよ!

OKKブースNo.東6009

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