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三井さんの巨大な「HU-100-5X」を見た!
先日、行ってきた三井精機さんのプライベートショーで工場見学をいたしました。
精度が狂わぬよう、徹底的に温度管理をしている工場内です。
この工場内は測定器が多いです。目の前には真直度測定器がありました。とにかく寸法にウルサイ同社の取り組みが歩くと分かります。
同社では「最後良ければすべて良し」――――の考え方は全くありません。
少しの寸法の狂いでも、いずれマシンにストレスがかかります。それを徹底排除するためには、ひとつひとつの寸法をしっかり測定し、あらゆる部位に積み上げるようにひとつの工作機械を造り上げて行かなくてはならないとのこと。
さて、この巨大なマシンをご覧ください。
大型・高精度トラニオン・タイプの横型5軸機械です。写真は「HU-100-5X」
ストローク(㎜)X1300 Y1200 Z1200、パレットサイズ(㎜)1000×1000、最大積載ワーク(㎜)φ1500×H1500のものです。
前から拝見したらこんな感じ。
真円テストの途中のようです。
このマシンの特長は、精度や剛性で有利な傾斜テーブル。精度の割り出し誤差の影響が少ない造りになっているんですよ。
かっこいいマシンですね。
さて、カッコイイといえば、東京で行われたプライベートショーでは、パリダカの日野レンジャーが展示されていました。
三井精機の名前を発見!
絞り加工に挑戦!
1月にウィルス性胃腸炎にかかって酷い目にあったと思ったら、今度は風邪をひいてしまいました。
日頃から風邪には気をつけていたんですが、働き過ぎて体力が落ちてしまったのね・・・(←決してダイエットで体力が落ちたとは言わない)。熱が出てしまったわ。
今日は病院に行って薬を処方してもらってしばらく布団の中でゴロゴロしていました。今週は出張があります。なんとしても万全な体調に戻さねばならぬ・・・・。
熱が一気に上がり(←ここが苦しい時)汗をかくと、急に回復するから不思議です。
さて、この前のブログでも記載しましたが、先月、相和シボリ工業さんに取材にお伺いしました。
工業デザイナーの平川氏と漫画家のたなかじゅん氏と一緒です。お2人のお陰で取材がいつもよりラクだったのは言うまでもありませんが、3人とも仕事が仕事なのもあってか好奇心がいっぱい! 喋るときは同時に喋っちゃうので、それはそれは賑やかな取材になりました。
この日、NC絞り加工に挑戦しました!
これがねぇ・・・なかなか難しい。レバーをXYに動かすと、ぎゅ―――――んって感じ。少々ビビリ腰な私。
このNC絞り機は通常のNC工作機械とちょっと違います。最初に人間の動きを機械に覚えさせ、その動きと同じ動きを機械がするんですね。これを「ティーチング」というんだと、たなか氏はおっしゃっていました。あらやだティーチングなんて言葉、知らなかったわ!
一家の大黒柱って感じです。密かにお気に入りの写真です
次回の注目記事をご覧くださいね!
記事の書き方について
お陰さまでこのサイトも観覧してくださる方がこの一年間でかなり増加しました。励ましのお声をいただいたりと、嬉しい限りです。
さて、製造現場ドットコムファンの皆様ならお気付きだとは存じますが、①ニュース、②コラム、③ブログの3通りに記事を分けております。当然、書き方も違います。
ニュースは起きたことや取材をしたことが主体です。他のライターが書く場合もあります。
コラムは日頃感じていることを私の主観で書いております。
ブログは一般的に「日記形式」と言われていますが、私も例外にもれず日記のようなものです。健忘録でもあるので己の日々の記録といっていいでしょう。したがってブログに関しては自己満足の部分が多く占め、書ききれなかった取材のこぼれ話や、自分がいいな! と感じたことを自分の言葉で掲載しています。
人様のブログを拝読しても私と同じように自己満足の部分が多くを占めており、私は他人のこの部分に魅力を感じるわけです。なので好きなブログは日々チェックをして愛読しています。
最近、ブログ「無造作淑女」に対し、身元不明の方から、他社のライターがしっかりがっつり書いた企画特集記事とゆるーいこのブログを比較して、「このくらいの記事を書けないのか。面白くないんだよ」とのメッセージをいただきました。
ブログはあくまでブログなので、特別な場合(←号外や、写真が多くニュースで書けなかった場合など)を除き、記事のような書き方はしません。―――との思いから、その旨を返信しましたところ、腑に落ちないようでしたので、少し説明をしたいと思います。
コラムもニュース(企画モノも含む)も、ブログと一緒になってしまったらカテゴリーを分ける意味もありません。
今後もブログをニュースや企画特集記事のように扱うつもりはありません。ましてやこれをしたところで、経済効果があがるとも思いません。
ついでに私の日常は刺激に満ち溢れている一方、他人からみたら案外つまんないものかもしれませんが、取材のこぼれ話を含め、写真や日常等々を掲載しているのは、世の中にブログという自己満足を正当化できる楽しいツールがあるからです。さらに補足しますと、幸いなことにブログの更新を楽しみにしているとの声を多く聞くようになりましたので、出来る限り更新頻度を高めるようにしております。面白いか面白くないかは個々の主観の問題なので、面白くないと感じた方はスルーしてしまっても構いません。私は優しいのでいちいち怒りません。
さて、この製造業界の現実をマクロでみると、円高や国内空洞化で面白くないことのほうが多いですね。ド派手なスケールでドカーンと注目・・・なーんてのは例外を除いてほとんど胡散臭いことばかりです。今のところ目新しいことだってそんなにない。ただ、この業界の混沌とした泥臭さの中に、キラリと光る真実があると思っています。
他人様の意見に耳を傾けるよう注意を払っておりますが、自分のポリシーは滅多に曲げません。人の意見に流されてばかりいると、いつかは自分がなくなります。そうすると、失敗を他人のせいにしたくなるわけです。重大な問題が勃発したとき、例外を除いて「おれ(わたし)の責任ではない」と言いわけをして困っている人のほとんどが日頃から他人に振り回されていることを知っています。われわれのような職業の場合、特に主体性がないと後で後悔することのほうが多い。(←経験から学んだ)
人はそれぞれ生き方や立場が違います。いろんな人がいるわけです。サラリーマン、OL、経営者、学者、官僚、とび職、医者、ライター、弁護士、漫画家、政治家、学校の先生等々、皆さん職業も違えば家庭環境も違う。考え方が違うのも当然のこと。職業が違うからといって人間の優劣が決まるわけでもありません。違った考えの相手を受け入れる器の大きさというのも時には必要ではないでしょうか。
ところで、ライター(記者・ジャーナリスト含む)も様々なタイプがあり、会社の看板でメシを食ってるのか、その人の感性でメシ食ってるのかで違ってきますが、メシを食うために重たい身体を引きずって働いているのは皆一緒です。
カネを稼いでメシを食う。
ビジネスの基本は「なにに貢献して利益を得るか」だと思っています。
あらあら、話がかなーり逸れちゃったわね。ごめんあそべ。
ブログはあくまでもブログであるということをご理解くださいね、ということでした。
工業デザインの重要性
友人の平川貴啓氏は工業デザイナーだ。
世の中で「おっ」と言ってもらえるようなシロモノを制作している。
この曲線が美しいビアグラスをご覧ください
このグラスは平川氏がデザインし、神奈川県にある相和シボリ工業さんが製造販売をしているのですが、この町工場を経営している大波 忠社長はなんと川崎市からマイスターの称号を頂いているんですよ。そう、このビアグラスはマイスターの絞り加工でできているのです!
ちょうど本日2月8日~10日まで東京ビッグサイトで開催されている「ギフトショウ」で相和シボリさんが展示してらっしゃるので、お時間のある方はぜひご覧ください。
実は相和シボリさんに注目して、すでにびっちり取材済みです。次号の製造現場ドットコムの注目記事をお楽しみに!
話は変わりますが、工業デザインというのは産業において重要なものであります。
“売れるモノ”を考えるとき、絶対にハズせないのはデザインです。あのコカコーラが爆発的に世界中でヒットしたのも女性のクビレを意識した瓶のデザインにあったというのは有名な話。
案外、工業デザインについて見落としがちになりますが、ここ数年の流れとして爆発ヒットを飛ばしているApple製品を参考にすると、時代の流れと逆行して筐体プレス成形から切削に加工に変化しています。たくさんつくれるプレス加工が一品精密加工に近い切削でモノをつくっている。
これはなぜか――――?
Apple製品といえば、ピカピカのアルマイト仕上げ面。ここにヒットの秘密が隠されているようです。
この件に詳しいのは中川威雄東京大学名誉教授。中川先生はiPhoneを分解したようですが、釘づけになったのは、SUSのフレームでした。そのフレームの中にある複雑構造をした内部には小物プレス成形品をレーザーを使ってスポット溶接しているのも確認し、本体の形状の複雑さからみて、SUSをマシニングセンタで切削していると判断したのです。
その後に発売されたiPhone4も随分と凝った造りになっていますが、SUSフレームの内部はマシニングセンタによる切削加工の特長を十分に活かした構造設計がなされているようです。
中川先生が驚いていたのは、それだけじゃありません。
この場合、要する技術は金型製造技術です。「金型のように一品生産の精密加工技術を大量生産に結びつけた生産方式」だとしています。
見逃せない事実は、この爆発ヒットをしたApple製品を支えていたのは、精密加工技術に欠かせない“日本の工作機械”なのです。
Apple社の生産ラインでは日本の工作機械がたくさん貢献しているんですね。
Apple社のデザインへのこだわりは他社との差別化に見事成功したといえるでしょう。
大人のガチンコ勝負!
「技は心と共にあり」を合言葉に、おかしらの愛称で親しまれている緑川賢司ミナロ社長が率いる製造業に係る経営者集団の「心技隊」が、2日にパシフィコ横浜で『全日本製造業コマ大戦』を開催しました。
この報道陣の数!
プロの道具を使って設計から製造、そして対決。 製造業に携わる大人が本気で取り組む意地とプライドのガチンコ勝負に、来場者は興味津々大盛り上がりよ!
競技用のコマは優勝者の総取りとなるので返却はしない、優勝者は取材を受ける際すべてのコマを展示する。―――というルールのもと、予選を勝ち抜いた全国のツワモノ20社(団体)が熱い戦いを繰り広げてくれたわ! 今回、製造業にかかわる方が多く愛読しているあの日刊工さんも参戦したのですが、あえなく撃沈したことも加えておこう。
栄えある第一回目のこの大会、優勝したのは高度な切削加工で有名な由紀精密さんでした。
いやぁ、面白かったです!
働く女性のためのスーツが少ない!
私は働く女性のためのスーツが市場に少ないことを残念に思う。
というのもね、女性のスーツってポケットが小さいか縫われちゃって単なる飾りだったりするわけなの。
まぁ、身体のラインを美しく見せるには、ポケットにモノを入れるなど言語道断ってのは分かってるんだけど、そうも言ってられないわ。だってお仕事ですもの・・・つか、その前に己の肉体が加齢により変化しているので、むしろ隠したいくらいよね。(←といいつつ最近は痩せるために涙ぐましい努力をしている)
ドラマで出てくるような働く女性のスーツのほとんどは己にとって役立たずだったりする。
とりあえずスーツを着用していれば、己の特長でもある「実直」なイメージががさらに強化されるわけなので、こちらとしても愛用したいわけなんだけど、まず名刺が入らない! メモ帳が入らない! ボールペンも刺さらない!
展示会の取材のように動き回る仕事の場合、ポケットがいっぱいあるカメラマンべストがとても使い勝手がいいんだけど、その足で企業訪問はしにくいのよね。
働く女性ための役立つスーツを誰かつくって欲しいわ。なんならこのわたくしが、プロデュースしてもよろしくてよ、と真剣に思う今日この頃です。
持ってる設備でどこまで加工するか
なんともいえない不思議なネジネジですが、これはカシワミルボーラの柏社長さんが加工したものです。立体って加工するのは難しいんですよね。
ちなみに柏社長のところのCAMではアンダーカットができないとのこと。
2D-CAD/CAMと色々組み合わせてのコラボ作品です。さすが~!!!!
柏社長いわく、「自分が思っているとおり加工できていない。技術的に未完成」とのこと。
現在持ってる設備で試行錯誤中です。
こうしたらこうなった⇒じゃあこうしてみよう――――と健闘しています。
柏社長のところは現在、5軸加工機およびCAMシステムがありませんが、立派な高精度マシンが揃っております。それをフルに活用しようと独自にあれこれ考察しながら切削の研究をしているんです。現場で、「これでなきゃできない!」と、いうのも簡単ですが、現在あるもので、どこまでできるか・・・って考えることも重要ですね。この研究熱心な町工場の社長の姿勢に貪欲なまでの熱意を感じることができます。
このような考えを貫いている方がつくるモノは安心できます。おそらく顧客を満足させるまで徹底的にやってくれることでしょう。
徹底的にマシンを使いきって、そこでできなかったら、また考える。
とことん考え抜く姿勢は私も見習わなければなりません。
マキノさーん、FFでアンダーカットができるようにご検討のほどを!
さらに高能率に加工の幅が広がること間違いなし!
昨日は夜から大田区で展開している切削研究会に顔を出しました。この様子は次号のニュースに掲載いたします。
みんなで中華を食べました。すんごい美味しかったな。
言いたい放題食べ放題のわたくし。旨いものを食べるとコーフンしちゃう♪
三菱マテリアル筑波製作所の帽子
昨日は三菱マテリアル筑波製作所にお伺いしました。新しいインサート量産ラインです。
写真撮影はNGなので掲載できないのが残念ですが、もうピカピカなのよ、なにもかも。
自分の姿が映るくらい磨き上げられた床。埃ひとつない。
この様子は次回にアップする予定ですのでお楽しみに。
新年早々、ウィルス性胃腸炎で撃沈してしまいましたがもうすっかり元気になりました。
仕事が押して押して焦っています。
悲惨! インフルエンザよりも辛いウィルス性胃腸炎
年のはじめの月ともあって、皆様におかれましては新年会等々ラッシュに加え、挨拶回り等々、公私ともにご多忙のことと存じます。
さて、忙しくなって不規則な生活になると、落ちてくるのは抵抗力です。もちろん季節がら乾燥しておりますので、風邪もひきやすくなります。
いつも元気な私も、とうとうウィルスにつけ込まれてしまいました。
女神のような慈愛に満ちている私。こんなに辛い症状を産業界で貢献する皆様に味わって欲しくはありません。意を決して、どんな症状が出たのかご報告したいと思います。
*本当のことを記載しますので、過激な表現があります。苦手な方は不愉快な思いをされるかもしれませんので、ご遠慮くださいね。
先週土曜日。食欲に陰りが見え始めました。もともと胃腸に不調がきやすいタイプなので、さほど気にすることはありません。今月は新年会&賀詞交歓会ラッシュでもあります。したがって原稿をやっつける等の机上業務は夜中になってしまい、まさに独りぼっちの蟹工船状態・・・・・食欲不振は不規則な生活からくるものだと決めつけておりました。
日曜日を迎えました。
私の趣味は顔に似て、人形遊びであります。案外、見かけによってインドア派のオタク趣味なのですが、そんな私を狂喜乱舞させるイベント、ドールショーがこの日、浜松町でありました。余談ですが、近年、日本を代表する文化のひとつにアニメがあります。が、人形も負けておりません。製造現場で活躍される皆様もフィギュア製作等に携わっている方がおられますね。ぜひ、この目で確かめなくてはなりません!
私はいそいそと浜松町まで出かけました。そうして会場を満喫したあと、いつものガード下へ向かいました。食欲不振もあるのか普段よりも呑む量が少なく、つまみも焼き鳥とシイタケだけ。ガード下で夕食を済ませた私はほろ酔い気分で駅に向かいました。時間は19時くらいだったと思います。
ところが!
電車に乗っている途中、急にムカムカし始めました。気分が悪くなったのです。
(あれ? そんなに呑んでないのに、酔ったのかしら?)
電車を降りて、移動手段をタクシーに変えました。車に乗っている最中もムカムカが止まりません。うぇっ、うぇっとなるたびに、酸っぱいモノが込み上がって来ます。車は狭い道を走っています。
(や、やばい! 吐く!)
「う、運転手さんっ! 止めて止めて止めてぇ~、吐く! 」
慌てる運転手さんは車をすぐさま止めてくれましたが、胃から上がってきた内容物で、あっという間に頬の中はパンパンです。運転手さんがドアを開けた瞬間・・・、私の口の中は決壊しました。そして何事もなかったように車は自宅へ向かいました。
吐いたお陰で若干スッキリしましたが、そんなに呑んでいないのに呑み過ぎの症状が出るとは不思議でした。おそらく身体が弱ってるんだろう・・・と思い、睡眠をとりましたが、まだ机上仕事が山積みされています。ゆっくり寝ることはできません。
なんだか気持ち悪いわ
目が覚めて机上に向かいました。どんどん胃がムカムカしてきます。朝方4時近でしょうか、急激な吐き気が来ました。台所まで慌てて走りましたが、若干間に合わず、ちょっと床に飛び散ってしまいました。
具合が悪いので、寝床にもぐりこみ横になりましたが、本当の地獄はここからです。
胃の痛みが半端ないのです。内蔵を鷲掴みされているような感覚です。そのうち胃が痛いんだか腸が痛いんだか分からなってきました。とにかく、痛みが走るたび吐き気も込み上がって来る。
薬を呑んでも吐いてしまう有様です。水を呑んでも吐いてしまう。胃液すら出なくなっても腹筋がフル活動しながら吐こうとする。同時に強烈な腹痛。
それでも真面目な私です。まだ仕事をしようとする気になっておりました。大好きなNHKの朝ドラを観て力を振り絞り、机に向かいました。家の者はそんな私を見て、「呑み過ぎじゃないの? 自業自得だ」と冷たく言い放ち、外出してしまいました。
残された私に新たな症状が出始めました。
強烈な寒さに襲われたのです。全身がガクガク・ブルブルと震え出しました。壊れた人形のようにガクガクと規則的に身体が勝手に動き出します。強烈な胃腸の痛みと吐き気に締め付けられるような頭痛が加わり、苦しみました。身体から出るものは、上が先か、下が先か・・なんて考えている余裕なんかありません。
以前、インフルエンザにかかったときに、脱水症状が出たことがあります。身体が寒さでガクガクしてフラフラするのはおそらく嘔吐&下痢のせいで脱水症状をおこしたんだと思い、水をガブガブと呑みました。
が、呑んで1分もたたぬうちに、呑んだ水を吐いてしまいました。肉体が筋肉を震わせながら入ってくるものを拒否します。腹筋が痛いのなんのって喉もツリそうです。なのに、吐くと同時に菊門だけは緩むという地獄。誰かいっそ殺してくれ――本気でそう思いました。
水を呑む⇒吐く⇒下からも水便――の地獄のループの始まりです。まさに肉体は汚物祭り。人間噴水と化した私に追い打ちをかけるように、寝床からトイレまで間に合わないという悲劇が起こります。もうこうなりゃ自尊心は崩壊。
イタイイタイイタイ! 誰かいっそあたしを殺してくれ!
なんとか気分を紛らわそうと、スマホを寝床でいじってみましたが、やっぱり力尽きてしまいます。さらに仕事が気になってしょうがない。翌日の火曜日は日工会の統計発表と、工作機器工業会の賀詞交歓会、金型工業会東部支部の賀詞交歓会と重要なスケジュールが目白押しです。きっと、寝ていれば治る、明日になれば治る・・・そう思っていましたが、この地獄のような苦しみに強靭な私もとうとう力尽きてしまいました。病院に行くにも、体力が残っておりません。歩くことができないのです。た、たすけてくれ・・・・。
家の者にSOSのメールをしました。大人だというのに情けない有様です。そうして病院に連れて行ってもらい、診察を受けたところウィルス性(細菌性?)胃腸炎と診断されました。この時、熱は38.5度。久々の高い数値をはじき出していました。
病院の処置のお陰で楽になった気がしましたが、まだまだ吐き下しは止まりません。スポーツドリンクをチビチビと舐めるように呑んで脱水を防ぎました。こういうときは、無理に食べない方がいいとのこと。スポーツドリンクでしのぐよう指示を受けました。案外、丸一日、水分だけでも十分生きて行けるんですね。
火曜日になりました。スケジュールが目白押しです。10時には家を出なければなりませんが、唇はガチガチに硬くなり、割れて血が出ました。食欲は全くなく、主食はポカリスェットのまま。吐き下しの回数もまだまだハイピッチですので欠席をいたしました。
工作機器工業会の賀詞交歓会に出席する予定でしたが、これもキャンセルしました。夕方から金型工業会東部支部の賀詞交歓会があります。午後になると少しラクになりましたので、外出の準備をしましたが、立っていられません。泣く泣く出席を断念しました。
ところがその日の夜8時頃のことです。
寒い、寒いと震えていた私に、汗が出始め、身体が熱くなってきました。
回復への兆しです。汗をかいたら急に身体がラクになりました。
―――というわけで、本日に至っています。
インフルエンザの数倍の激しい症状を経験し、冬場に抵抗力のないお年寄りや子供がこの病で衰弱死すると聞いたことがありますが、大人でもこの有様です。危険極まりない症状です。
このお陰でメルマガ更新が少し遅れますことをお詫び申し上げます。
皆様もご多忙だとは存じますが、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
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