(1)出展機動向 ① ユーザーニーズの高まりを受けて、中国メーカーから、テーブル旋回形等の5軸加工機が40台超出展。機械サイズに比してテーブルが大きく、作業性とワークの視認性に優れた、片持ち回転テーブルタイプが主流で、HIWIN(台湾)製のテーブルが多く採用。NC装置は、SIEMENS製が最多で、次いでHEIDENHAIN製と、ドイツ製が5軸機に多く採用。 ② 一方、ロボット及びローダを使用した自動化に関する出展は減少。複合加工機も存在感が前回より低減。 ③ 切削加工と積層造形との融合機は、日欧メーカーからの展示が主で、中国メーカーからは、北一机床が3Dプリンタを出展していたのみ。 ④ 欧州とスイスメーカーは西1館にパビリオンを設置。特にドイツメーカーによる5軸加工機の中国生産が活発化。 ⑤ 中国メーカーからIoTを意識する出展が増加。ネットワークを活用した機械の稼働状況の一元管理等、製造工場の先進化をアピール。 ⑥ 中国版IoTプラットフォームとして「NC-LINK」が東側通路にパネルで紹介。工業会のほか、大学、企業など19の団体がメンバーに所属。仕組みの構築と、7つの標準が成果として展示。SIEMENS、ファナック、ベッコフオートメーションも協力。