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ブルーム-ノボテストの「FormControl」が「FormControl-X」へと進化した!

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ブルーム-ノボテストの加工後のワーク輪郭形状をそのまま機上でタッチプローブにて測定を行うソフトウェア「FormControl」が「FormControl-X」に進化しました! この製品の特長といえば、①加工後ワークの機外測定器への運搬やセットアップが不要、②機外測定器でNG発生時の追加工に機械までの運搬&再芯出し不要、③加工精度を帳票、グラフ、カラーマップ等で出力&解析が可能――――という点です。

 「FormControl-X」が進化した点

(1)指定された測定範囲で選択可能な測定項目を提案する対話式のプログラム作成。
(2)測定パスの経路を自動最適化し、測定時間を短縮。
(3)加工プログラムに測定ジョブを組込み、自動でプログラムを起動&測定が可能。
(4)クライアントサーバシステムにていつでもどこでもWeb端末で測定結果の確認が可能など。

今回は、9月18日~23日まで開催される「EMO Hannover 2023」にて展示するとのことです。

EMOは今回4年ぶりのリアル開催ですし、激しい盛り上がりが期待できます。加工の自動化の加速に伴い、信用性を強化するためにも、こうしたアイテムは必須でありましょう! 行かれる方はぜひ、同社のブースに足を運んでみてくださいね(●∀―)☆
 

アマダグループ 米国の金属加工見本市「FABTECH 2023」に出展!

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アマダグループが、9月11日(月)から14日(木)まで、米国シカゴにて金属加工業界の見本市、「FABTECH 2023」に各事業の分野別に3ブースをそれぞれ出展すると発表しました。

アマダは、NC 装置「AMNC 4ie」を搭載した各種新商品を出展。素材供給から加工後の製品の仕分けまで可能な自動化システムを接続したファイバーレーザマシンと、ベンディング自動化システムを自律走行搬送エンジニアリングシステム「AMTES」で連携させ、板金加工の複数工程を完全自動化したデモンストレーションを行うとのこと。

アマダマシナリーは、竪型チルトバンドソーに搬入・搬出装置を接続し、自動化を提案! アマダプレスシステムは、新型デジタルサーボ プレスと周辺装置をあわせた自動化ソリューションを中心に展開してくれるとのこと。

秋は展示会シーズンです。

9月18日(月)~9月23日(土)までの6日間、ドイツ ハノーバーでは「EMO Hannover2023」も開催されますし、10月には国内でMECTが始まります! 

まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様も繁忙期突入ですね!

体調を崩さぬよう気をつけてくださいね☆


 

取材こぼれ写真

日進精機さんの長野飯田工場は、非常に美しい環境の中にあります。

なんだか異空間に紛れたような、不思議な感覚を覚えます。
目には見えませんが、良い「気」のようなものを感じたわたし。なんだか縁起がよさそうだ、と鼻からいっぱい空気を吸い込みました(笑)

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日進精機さんの取材記事の文中に、パイプベンダー絡みの特許製品『Wave-Truss®』の作品の写真が美しい女性とともに掲載されていますが、この写真は牧野フライス製作所神戸テクニカルセンターで施工されたものなんですよ。

他にもほら!

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クリエーターの創作心を刺激するこのマシンの登場で、従来はかなり時間がかかっていた工程もラクラクです。ものを思い通りに曲げるのは一苦労。それが簡単に出来ちゃうんですから、「パイプベンダー」にはクリエーターの可能性を広げるマシンといっても過言ではありません。実際にデモを拝見しましたが、柔らかいところてんのようにニュルルルル~って感じで硬いはずの金属が出てきました。不思議な感覚です。

さて、皆様の夏休はいかがでしたでしょうか。

わたしは2年前の穿孔性虫垂炎の緊急手術がもとで、今年6月に腹壁瘢痕ヘルニア(ググってください)のため、開腹でメッシュを入れる手術を受けました。開腹手術だったのはヘルニアが大きく、できている部位も開腹のほうが適していたという理由でした。ところがその後、コロナにかかり数日苦しみました。なんてこった! 

さらに追い打ちをかけるように不運が続きました。

世間様が夏休み突入という8月11日の夜中、高熱が出てしまい身体が震え出しました。腹壁瘢痕ヘルニアがメッシュ感染し、腹部内膿瘍(ググってください)ができていたためでした。すぐさま前回手術をした病院に連絡をして救急で診察をしてもらったところ、そのまま緊急入院となり、腹部内を洗浄してメッシュを取り除く手術を受け、独りぼっちでベッドの中でもんもんとしていた次第です。膿が全身に回らなくて良かったわ! 

ったく踏んだり蹴ったりとはこのことですが、すでに退院し、現在は元気です。

え? 腹黒いのは取れてないじゃないかって?
やかましいわい!

時間の損失が大きいうえ予定していた遊びにも行けず、かなり落ち込みましたが、しょんぼりしてもしょうがない。

凹んでられるか! 凸よ、凸! 


 

【お詫びと訂正】

下記6月30日付け注目記事

三菱マテリアル 「2023年北海道・東北・上信越ブロック/関東ブロック合同DIAEDGE特約店会」を開催

のタイトルと本文中にある「DIAEDGE」のスペルが間違っておりました。

【誤】DAIAEDGE

【正】DIAEDGE

訂正しお詫び申し上げます。

お詫びと訂正

掲載している『工作機械技術振興財団が「第44回工作機械技術振興賞授賞式」を開く』の記事で間違いがありました。

【誤】故・牧野恒三氏の資材を
【正】故・牧野常造氏らの寄付を

訂正しお詫び申し上げます。

【お知らせ】MOLDINOが金型加工コスト削減マニュアル

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INTERMOLD(名古屋)のブース。賑わいを見せていました

 

MOLDINOが、工程全体を視野に入れた生産性向上のポイントを解説した金型加工コスト削減マニュアルを制作しました。

同社によると、「金型製造は設計から出荷まで様々な専門的工程がある。」とのことで、今回のコンテンツでは全体工程を考慮したうえで、課題のポイントを押さえつつ大幅にコスト削減の取り組み方について解説するとのこと。

お得資料もあるそうです☆ (←同業者からの資料請求はダ・メ・よ☆)

資料請求先↓
https://info.moldino.com/download_mold_manufacturing_cost_reduction_man…

もうひとつ、同社のサイトがどんどん変化しているとのことで、先ほどチェックしたところ、『お役立ち情報』が充実していました。資料もそうですが、ユーザー事例紹介や動画もあり、読み応え&見応えが抜群で、金型加工に従事されている皆様にとっても良い刺激になるものだと感じました。

MOLDINOもこうした加工ユーザーの生声を拾って開発に活かしているんでしょうね。

サイトはスクロールしていくといろいろ出てきますよ↓
https://www.moldino.com/

最近では各メーカーがコンテンツの充実に注力しております。

各社の個性がどんどん出てきて業界も面白くなってきた! と感じる今日この頃でした。

お詫びと訂正

三菱マテリアルの座ぐり加工用超硬ソリッドドリル「DFAS」の製品写真が別の製品写真でした。

正しい写真に差し替え、訂正しました。

深くお詫び申し上げます。

 

↓三菱マテリアル 座ぐり加工用超硬ソリッドドリル「DFAS」↓

https://seizougenba.com/node/13467

 

【取材こぼれ話】日進工具仙台工場で見た! 

日進工具では、日刊工業新聞に「子供が輝く未来」をテーマにシリーズ広告を展開しており、これらは同社従業員の子どもや孫などを対象に画の公募をしています。どれもこれも力作揃い! 素晴らしい取り組みに、世界の浅岡氏も絶賛していました。

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日進工具仙台工場ではいろいろなものが展示されています。

ディスプレイしてあった「レコードブレーカー」バイク。エンジンはホンダカブの50ccをベースにチューンしたものらしいです。

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伊達政宗の鎧兜のレプリカはとても素晴らしかった! 

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左から後藤社長、浅岡氏、後藤副社長

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【お知らせ】砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会『〝振動〟と加工の調和 ~超音波緩用加工の最新動向~』

 砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会が、精密工学会超砥粒ホイールの検索性能に関する研究専門委員会と共催で、8月24日(木)13:00~17:00まで、明治大学駿河台キュバンパス、リバティタワー7階1073教室にて(ZOOMのハイブリッド形式)『〝振動〟と加工の調和 ~超音波援用加工の最新動向~』をテーマに「第110回研究会」が開催されます。

 「高い周波数の弾性振動波である超音波は、産業分野や医療分野など幅広い分野で利用され、私たちの暮らしの中ではなくてはならないものとなってきている。産業分野では洗浄、混合、検査・計測、加工へとその応用は多岐にわたり活用が進んできている。超音波を加工に援用することで加工効率の向上や加工品位の向上に繋がる実例は増加しており、まだまだ適用用途の拡大が見込まれるが、超音波の本質を正しく理解しなければ本当の有効活用には繋がらない。そこで今回の研究会では加工に適用する超音波にフォーカスし、その原理や計測、実際の超音波援用加工の実例などを4名の講師の方々にご講演いただく。」とのこと。

 今回は超音波にフォーカス! 加工のトレンドをいち早くゲットしたい皆様にとって、情報を仕入れる良いチャンスです!

概要

主    催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日    時:2023年8月24日(木) 13:00~17:00
開催方式:下記会場(対面)とZOOMのハイブリッド形式
会    場:明治大学駿河台キャンパス,リバティタワー7階1073教室
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
 https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
※ 講演者は開催前の状況により、対⾯あるいはオンラインによる講演を選択
※ オンラインによる参加希望者には後⽇、詳細情報を知らせる。

●13:00~13:05
開会挨拶:日本大学 山田高三 委員長

●13:05~13:55  講演1 「超音波振動研削・研磨の始まりとこれから」 
日本工業大学  神 雅彦 氏

●13:55~14:45  講演2 「砥石の性能を引き出す超音波ドレッシング技術の紹介」 
ノリタケカンパニーリミテド  神谷太志氏

●14:45~15:05 <休 憩>

●15:05~15:55  講演3 「超音波の測定手法と超音波ツールの振動解析」 
小野測器  勝野雄輝 氏

●15:55~16:45  講演4 「超音波を応用した切断加工,金属接合および連続溶着(全固体電池から半導体材料までの加工事例)」 ㈱アドウェルズ  中居誠也氏・ 北村直規氏

●16:45~16:50  閉会挨拶・事務連絡:京都工芸繊維大学名誉教授 太田稔 超砥粒ホイール専門委員会副委員長

●17:10~19:10  技術交流会 講演会場近郊


参加費:研究会:当専門委員会会員:無料/非会員:15,400円(消費税10%を含む)
 (※会員は5人/社まで、非会員は2人/社まで研究会に参加できる)

技術交流会:会員資格に関わらず2名/社まで参加できる。3人目からは4,950円/人(消費税10%を含む)を徴収する。
(注:「会員」とは専門委員会会員を指す。学会員ではないので、ご注意下さい)

申込締切日:2023年8月9日(木) 
(注:当日キャンセルの非会員には、すでに準備に費用がかかっているため参加費を請求する)

問合せ/申込先:◆次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美宛
FAX:048-858-3709,E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp
 

▼申し込みは下記のホームページよりお願いいたします▼

https://jsat-sf.jp/event.html

◆ 超砥粒ホイール研究専門委員会員⇒明治大学理工学部 澤野 宏 宛
TEL: 044-934-7364,E-mail : sawano@meiji.ac.jp
 

【業界こぼれ話】ものづくりソフィア会 新会長に増田照彦氏が就任! ~切削工具業界では有名人~

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去る5月28日(日)に上智大学四谷キャンパスで「第14回ものづくりソフィア会会員大会」が開催されました。この日は「『持続可能エネルギー社会とものづくり』 ~理工学部での取り組みと人づくり~」をテーマに上智大学理工学部機能創造理工学科准教授 田中秀岳氏の講演会が開かれました。

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清水名誉会長

ものづくりソフィア会とは、ものづくり産業でご活躍している上智大学卒業生が技術談義を通して産学連携推進の一翼を担うことを目的とした会で、2014年5月25日に設立され、2023年4月現在では135名の会員数を誇っております。業界に貢献している有識者といえば清水伸二先生(上智大学名誉教授/日本工業大学工業技術博物館館長(同大学客員教授)、MAMTEC代表)を思い出す方も多いと存じますが、清水先生が同会の創設に尽力しています。これまで会長を担っていましたが、今回、清水先生は名誉会長に、新会長に増田照彦氏が就任しました。


会が発足した経緯について清水先生のお話しによると、業界の生き字引と呼ばれていたいた商工経済新聞社の編集長だった市原信氏と清水先生、そして増田氏の出会いがあったようです。今では新聞社も市原さんも残念ながらなくなってしまいましたが、わたしたち業界専門記者の大先輩でもありました。

「文理融合で交流できたらもっと楽しいはず」と話が盛り上がり、設立に至ったようです。

新会長に就任した増田氏といえば、切削工具業界では有名人です。三菱日立ツール(現MOLDINO)の社長を務め、当時は「ものに真(こころ)ありて まして人」という名言を残し、独自の感性を炸裂させていたことをつい最近のように感じる方も多いと思います。

増田氏は今まで企業や業界のイベント等であいさつに立つことが多く、その内容も非常に個性的で哲学的な内容で人々の心を掴んでいました。今回のあいさつも、また印象的でしたので、製造業界でご活躍されている皆様にあいさつの要旨をご紹介したいと思います。

増田会長就任あいさつ要旨 

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増田会長

2014年に理系も文系もない、減益もOB・OGもない、上も下もない、枠を取っ払ってともに夢をみようよ、と発足しました。

ものづくりとは単なるものをつくる「製造」だけでなく、開発から物流、営業、情報システムまでを含めたもの。「プロセスがものづくり」と清水名誉会長の発信から、ものづくりは人づくり、そして出会いづくり、仲間づくりへと、分と理の融合あってはじめてものづくりは始まる会に――――。マクロの地球を見たなら世界中で今まで経験したことのない人災・天災が次々と起こっています。また、今の時代、多くの企業から哲学が薄れてきていると感じています。今まで皆で気づき挙げてきた土台にプラスして哲学が必要になってきています。

経験させて頂いた会社経営の実践哲学では、ひとりひとりが敬愛して認めあったなら、スタッフひとりひとりが生き生きと輝きをもって働く喜びに――――。哲学とは優しさを実践していくこと。

はじめまして、会えてうれしい、ただいま、お帰りなさい、そんなシンプルな一言を口にすることで心は一瞬で変われる。

自分の歩んできた人背は他に変わるものなし。
あなたにしか歩めなかった人生。
あのときがあって今がある。
振り返ってみたなら、ときの宝はプライド。その自分を褒めてあげよう。

年齢、会社の枠なく、様々なジャンルのその人ならではの「ときの宝」を満っているひとりひとりひとりが集ったらどんな化学変化が起きるか分からない。

根底に優しさがあれば、ときは最高の答えを用意してくれています。上智の理念でもある「他社のために・他社と共に」に重なり偶然ではない。

今の地球の惨状に立ちつくしたり、絶望することなく、ミクロのわたしたちには会社などの枠を超えて、人と人が手と手を繋ぎ合うことでできることがあることを教えてくれている。

流るゝ雲という哲学があります。
今日のような爽やかな初夏の空を見上げると雲が流れています。
誰もが目にしたことのある見飽きない情景。雲は様々に形を変えて流れていきます。

同じ雲を眺めていても、見る人の心で感じるものは違います。

雲が止まって動かないことはない。
止まっているかのように見えても流れている。
形を変える雲、ときも止まらない。自分の視点からだけでなく180°、360°から視点を変えて澄んだ心で人智を尽くしていれば必ず変化してゆきます。

完璧などはない、精一杯の力を尽くしてあとは流るゝ雲、予測を超えた未来がある。

地上からはのんびりしたように見える雲も、雲の中では強い風、暴風雨が吹き荒れていると聞きます。飛行機の機体を大きく揺らすほどの雲の内部。それでも雲はそんなことはおくびにもださず、ただ悠然と泰然と流るゝままに。

「ものづくりソフィア会」は、会員同士ひとりひとりが繋がったならなにが生まれるか分からない。

「ものに真ありて まして人」
ものに真があると思ってみようよ。それをつくる人、使う人がものに宿っている心を深く感じ、愛おしむ。

状況は変わらなくても自分の心次第で、ものを見てみたら、そのものは輝きを増し、見える景色が変わる。

まだまだこんなもんじゃない、まだ見ぬ子孫の笑顔のために共に夢をみようよ。

点と点が繋がったら線になる。三点が繋がると面に、四点が繋がると立体に、1人では叶わないことも繋がることで大きな力になる。

自分にはない発想をもっている。だから楽しい、面白い。夢の実現に繋がる。

お互いに育ち合う、貴ね合う関係を大切に、優しさからの実践をして参りたいと存じます。共に「有芽(ゆめ)」をみましょう 。


 

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