無造作淑女

ナガセインテグレックスの長瀬社長が「ATF2023」で特別講演! ~ブースでは未来のAI研削盤の姿も~

いよいよ明日から「Grinding Technology Japan2023」がはじまります。

マニア向けの展示会としても注目が高い展示会ですが、ナガセインテグレックスでは未来のAI研削盤の姿の〝一部〟を展示会で紹介するんですって! 

同社では、熟練者の知見と技能に依存する研削加工の課題解決のニーズを汲み取り、推奨加工システムを作業者に分かりやすく示す機能を開発しています。

他にも注目してほしいのは、業界初の砥石表面を超速観察する技術です。これは砥石回転中に砥面を高速撮影し、AI解析により不具合の予測やドレス時期を示唆するものですが、なかなか驚きの技術です。

そして―――――!

併催行事として砥粒加工学会による「先進テクノフェア(ATF2023)」では、なんと!

同社の長瀬社長による「日本だからできた超精密加工への挑戦」をテーマに3月9日(木)10:30~11:20まで、特別講演が行われます。

長年取材をしておりますが、長瀬社長のお話しはいつも聞いていてハッ! とさせられることが多いです。

なぜそうなるのか、それがどんなところに役立つのか、と突っ込んだ話をしてくれるので様々なヒントが得られると思います☆

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ダイジェットファンは要チェック! HPをリニューアル! 懐かしさに震える画も!

ダイジェット工業が昨日(2月12日12時)にホームページをリニューアルしました。

特に注目したいところは、加工事例の充実化を図ったところです。

あっ! こ、これは!

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今から約10年前の製造現場ドットコムに「ダイジェットさんのカタログに劇画タッチの加工事例があるのですが作者が気になります。目に焼き付いて離れません。」とお問い合わせがあったことを思い出しました。

劇画といえば、今から約22年前の2001年から2006年の5年間、当時販促を担当していた林さんが、ユーザーで生のデータを劇画調で描いてフィールドテストレポートを社内用に配信するために作成しました。ちょうどこの当時、同社が標準品主体へと大きく舵を取り始めたころと重なり、商品の良さを社内に知らしめることができたことで、2002年のJIMTOFに合わせて製作された『Tooling by DIJET vol1』においては、「無機質な加工イラストが多い中、インパクトのあるこの劇画調の加工事例データを掲載したらどうか。」という企画が持ち上がり、2013年版のVol7に至るまでずっと掲載し続けたという歴史があります。

大昔のもの↓

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あれから時が流れましたが、こうして人々の心に深く印象付けた劇画タッチの加工事例が令和の時代にネットで蘇ったのです。重要なのは、視覚に訴えてインパクトを与え、加工についてユーザーニーズに応えるためのきっかけをつくることですから、こうした取り組みは、まさにダイジェットらしい! と思いました。ぬくもりがあって、事務的ではない印象を受けます。

リニューアルしたホームページでは、なんと! 試供品無償提供フォームの新規導入もありました。

今回のHPリニューアルにより、同社では、「今まで以上に当社のことや製品についての情報を積極的に伝えたい!」と意気込みを示しています。ダイジェットファンは要チェック! 

ホームページはこちら↓

https://www.dijet-tool.com/

福鬼

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節分の日に、おキャット様たちが鬼に変身!

年の数だけ豆を食べるのもしんどくなりました。ラッキーアイテムの豆も恵方巻きも食べずにアルコールに溺れていた己を反省しています。これで福が逃げちゃったらどうしよう~。

青鬼はまりもちゃん。
赤鬼はぽぽ嬢です。
 

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すっかり世の中はアフターコロナで、渋谷あたりは昼夜問わず人の波が凄すぎます。海外の方がずいぶんと増えました。

リアル取材も激増し、鮮度の良いネタを豊富に仕入れている毎日です。

皆様にも福が舞い降りますように!

Katyさんの新作「にじいろ」は『第1回SDGs絵本大賞』優秀賞受賞作品

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やん、可愛いっ!

知人の絵本作家、Katy(ケイティー)さんの新作『にじいろ』(発行所:三恵社)が届きました!

Katyさんはこの作品について、「SDGsのGoal5〝ジェンダー平等〟をテーマに、幼いころから差別意識を持たないように、そして性別での優劣がない事を解りやすく伝えられるように、子どもの疑問をママが答える対話形式にした絵本です。7作目にして『にじいろ』となにか運命的なものを感じています」と話しています。

Katyさんにとって運命的なこの作品は、三恵社の『第1回SDGs絵本大賞』優秀賞受賞を受賞しました。

Katyさん、おめでとう!

個性の〝色〟とLGBTの象徴にレインボーがありますが、ラストのまとまりにはハッとさせられます。

本当に可愛くて、幼児から大人まで楽しめるという奥深い作品です。

↓アマゾンでも購入できます↓

https://www.amazon.co.jp/dp/486693719X/

 

賀詞交歓会ラッシュ! 

経営者の皆様にとって1年のうちの繁忙期のひとつにあたると感じています。

くれぐれもご自愛ください☆

年末年始の暴飲暴食ですでに2.5kg増の危険肉域に達してしまったワタクシ、どうやってダイエットをしようか悩んでいます。

(原因はアルコールだと分かってる)

Happy New Year

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます<(_ _)>

 

 

成形材料の流れる様子

現在、製品サイクルは非常に短く、開発のスピードもどんどんあがっていますね。

樹脂成形品による機能部品などはFEM(Finite Element Method)樹脂流動解析などを用いた試作レス化も進んでいますが、まだまだ完全な試作レス化が難しいのが現状。

製品の機能だけでなく意匠性も求められるモノの場合、試作をして評価・検証されていることが多いようですが、3Dデータさえあれば、素早く立体造形出力物ができる「Labonos」はこうした背景をもとに開発されました。

ってなことで、誰でも簡単なタッチ操作で素早くデータに忠実な精度と安定性を保ったままモノが製作できるというマシンの成型材料の流れる様子を観てみたいですよね♪

この動画を見れば、成形材料の流れる様子がよく分かります。

このマシンを保有する強みは金型の代用ができる〝樹脂型・簡易型〟製作もできるので、低コストかつ短納期が実現することだと思います。

このマシンを開発した皆様に昨年、徹底取材をしていますので、開発部隊の熱い思い入れや、技術のキモについて知りたい方はご参考まで↓

【過去記事はこちら】
https://seizougenba.com/node/12692

「JIMTOF2022」の企画大好評映像はコレだ!

 先月開催された「JIMTOF2022」(主催=日本工作機械工業会〈略称:日工会〉、東京ビッグサイト)ですが、大好評だった主催者企画の映像が日工会のサイトに先日アップされたとニュースが入りました。善は急げということで、今回はブログのほうでご紹介いたします。都合でJIMTOF会場に来られなかった、あるいは聴講する時間がなかった皆様にとっても、知識を深めるよい動画になっています。

「最先端のものづくりの現在地(いま)とミライ~工作機械とSmart Factory」

  大手工作機械メーカー4社のスマートファクトリーで展開されている先端的な取り組みを紹介し、その背景にある「製造業の課題」を明確にすることで、来場者による「ミライのものづくり」の探求をプロモートしています。工場最適化についてや、24時間止まらない工場へのノウハウ、シミュレーション技術の進化など、M/CとAMR型ナビゲーター「JIMくん」(←JIMくんってバリバリそのまんまの名前でちょっとクスっとなりました)がわかりやすく解説していますので、製造現場のトレンドをいち早く掴みたい方にオススメの動画となっております。

超満員御礼! 工作機械メーカー大手4社登壇のクロストークショー「工作機械の生産と工作機械による生産 ~Smart Factoryと工作機械の将来像~」

 これはもう、まさに! 日工会も自負しておりますが、「日工会ならではの日工会しかできない特別企画」でしょう! 会期中に、工作機械大手メーカー4社の〝重要な鍵を握るキーマン〟が登壇し、JIMTOF限定トークが炸裂! 4社の〝個性〟も見どころ聴きどころで、この貴重なセッションを聴講できなかった方は、収録映像をご覧いただければと思います。

 登壇者は以下の通り。

 ・入野成弘 氏(DMG森精機㈱ 執行役員 博士(工学)要素技術開発担当)
 ・丸山祐也 氏(㈱牧野フライス製作所 開発本部 要素開発部 シニアスペシャリスト)
 ・一木洋介 氏(オークマ㈱ 製造本部 生産技術部 部長 兼 DS-Xプロジェクト プロジェクトリーダー)
 ・堀部和也 氏(ヤマザキマザック㈱ 上席執行役員 商品開発本部 副本部長  先行開発センタ センタ長 FAソリューション事業部 事業部長)

〈ファシリテータ〉
 竹内芳美氏(中部大学 学長 工学博士)

 

2年後のJIMTOFが楽しみです。

その頃はどんな風に製造業界は進化しているのでしょうか――――。
 

浅岡肇氏×飛田直哉氏の貴重なトークセッション

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写真左:浅岡氏 右:飛田氏

 

 もうすっかりアフターコロナのような毎日です。新幹線の中も混雑しており、出張族も移動中の休憩がままならない状態になりました。ここ3年ほど停滞していたぶん、一気にリアルが押し寄せたという感じでしょうか。

 さて、JIMTOF2022の期間中に碌々産業(社長=海藤 満 氏)主催で、『微細加工機を駆使するWatch Makerトップランナーに聞く 「作りたいものを作る」ことと「ビジネス」の両立』をテーマに貴重なトークセッションがありました。

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海藤社長

 ファシリテータは海藤社長。
 複雑時計時計機構〝トゥールビヨン〟を搭載した腕時計を日本で初めて製作し、世界でたった29人(2020年4月時)しか存在しない独立時計師で構成された独立時計師アカデミーの会員でもある浅岡 肇氏と理想の時計を形にするため自らのブランド「NAOYA HIDA&CO.」を立ち上げた飛田直哉氏のお二人が揃うなんて滅多にないこと。時計マニアにはたまらない内容になったと思います。

 お二人の共通点は、碌々産業社製の工作機械を駆使していること。クリエーターが作りたいものが売れるとは必ずしも一致しないという現実にどう対応してきたか――――という貴重なお話しを聞くことができました。

 浅岡氏も飛田氏も好きなことからビジネスを展開してきましたが、周囲の様子をあまり伺うことをせず(←失礼!)、一心不乱に集中してきたことがよく分かりました。

 人間が生きているうえで難しいことのひとつは、「モチベーションを維持しながら働くこと」のような気がします。世の中は絶え間なく変化し続けていますから、変化を前にして、なにごとも継続して続けることはとても難しいと実感しています。

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浅岡氏に花束が贈呈されました

 〝好きをビジネスとして成功させる〟ことは、絶え間なく変化していく世の中であっても、周囲に影響されず、尻込みもしない胆力が必要なんだとこのトークセッションで理解しました。

 なお、浅岡氏は、厚生労働省の令和4(2022)年度「卓越した技能者(現代の名工)」を受章しました。独立時計師は初の受章です。おめでとうございます!
 

【聴講者募集中】イワタツール、碌々産業、サイトウ製作所、MSTコーポレーション、フジBC技研の5社が無料のコラボWEBセミナーを開催!

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イワタツール、碌々産業、サイトウ製作所、MSTコーポレーション、フジBC技研の5社が「コラボWEBセミナー」を12月12日(月)に開催します。参加費は無料!

11月に開催された「JIMTOF2022」でも〝高速小径高精度穴あけ加工〟のデモンストレーションは多くの来場者を魅了しましたが、今回は、小径高精度穴あけ加工において重要なバリの抑制についてのポイントを工具・機械・ホルダ・切削材などの様々な視点から実例を交えて徹底解説をしてくれます。

JIMTOFに行けなかった方も「小径高精度穴開け加工」のバリ抑制に対する解決策を入手できるチャンスです。小径の高精度穴あけって精度良く高能率に加工するのは難しいですものね☆

チャット欄にて質問を受け付け、受けた質問は発表後にすべて回答してくれるというので、穴あけ加工について疑問に思っていることも質問できる良い機会だと思います。

開催概要

日時:2022年12月12日(月)14:00~15:30
接続方法:ZOOM(タブレットスマートフォンでの参加の場合はZOOMアプリを事前にインストールすること)
参加費:無料
申込方法:別紙「お申込用紙」より申し込むこと
申込期日:2022年12月5日(月)

■問い合わせ先(碌々産業 大阪支店)
TEL:06-6387-6600 FAX:06-6387-6775
e-mail:ksakakibara@roku-roku.co.jp

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【取材こぼれ話】日本機械工具工業会 業界功労表彰のスピーチに感動

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日本機械工具工業会 田中会長から表彰を受ける増田氏(右)

 製造現場ドットコムのニュースに掲載しましたが、先日開催された日本機械工具工業会賞表彰式で「業界功労賞」のスピーチに感動しましたので、じっくりご紹介したいと思います。

 2022年度の「業界功労賞」受賞者は、元三菱マテリアル常務であり、MOLDINO(元三菱日立ツール)の社長だった増田照彦氏です。

 日本機械工具工業会は、2つの歴史ある工業会(日本機械工具工業会と超硬工具協会)が統合した組織であり、増田氏はこの2つの工業会の理事長を務めたという経歴があります。

 増田氏は受章スピーチのなかで、この件について「2つの工業会はともに日本のものづくりに長年貢献し続けてきたプライドがあり、とりわけハイスには先輩としての風格があり、超硬には後輩としての躍動感がありました。工具の刃先がハイスなのか超硬なのか、たったそれだけで所属する工業会が分かれていました。作る人、使う人がものに宿っている心を深く感じ、愛おしむ。まして人がお互い認め合って敬愛する気持ちがあれば何が生まれるか分からない。ものづくりに懸命に打ち込む姿、そして目指す未来は同じ夢を追い求めていたならば一緒になればいいじゃないのと統合を提案させていただきました。」と話しました。

 増田氏は、『ものに真ありて まして人』という実践哲学をお持ちだと言うことは、当時社員だった皆様のほか、この業界を専門的に動き回っている記者の間では知らない人はいないほど。ざっくりというと、ものにはつくる人の真心がこもっているから大切なのだ、ましてや人がいないとものはつくれない、と説いている言葉なのです。

 「工業会が統合して7年絵が過ぎました。世界中で経験したことのない出来事が次々と起こっています。地球規模でみるなら、今から国を超えて人と人が手を繋ぎ合うことの大切さを教えてくれています。」と増田氏。ここで東工大と東京医科歯科大の統合に触れましたが、「異質な者同士が繋がることでひとつの大学ではなしえなことがなしうる。そこに哲学、優しさが入れば新たなものが生み出せる大きな可能性に満ちている。」と、未来へ向けてエールを送っているようにも見えました。

221201b2 最期に増田氏はこう述べました。

 「皆様のつくり出す工具は、人に優しさを表現し伝えることができます。そして今、その優しさを多くの課題を抱えた世界に届けることが本日ご参集のひとりひとりに託された責務だと思っています。まだ見ぬ子孫の笑顔のために、いままでにない視点を持って新たな大きな一歩を踏み出しましょう。」

 
 

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