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日進工具操業第1号機の研削盤がコレだ!
先日、7年ぶりに日進工具仙台工場にお伺いしました。
そこに飾ってあったレトロマシンをご紹介しましょう。
ジャ―――――――――ン!
これは1954(昭和29)年の操業時に導入したものです。
この機械は当時で約20万円。中古品で購入し、ハイス鋼直刃エンドミルの製造機として稼働していたんですよ。
日進工具仙台工場を訪れるお客様に、「創業当時のエンドミル製造の様子を見て頂けるように」との想いに加え、「創業当時を忘れない」ためにも展示されているとのことです。
この様子は次回の製造現場ドットコムの注目記事に掲載いたします(●∀●)☆キラリン
浜井産業が救命功労者として感謝状を授与! 今一度、「蘇生措置」の重要性を見直しましょう!
(写真提供:足利市消防本部)
本日、浜井産業の武藤会長とお話する機会があったんですが、浜井産業さんは足利消防本部(消防長=森田政雄氏)で、このほど救命功労者に対する感謝状を授与されたとのこと。
11月1日の午前中、足利市内にある浜井産業足利工場内で、工場を見学していた男性が、突然、心肺停止状態に陥ってしまい、その場に居合わせた社員7名が連携して適切な指示のもと迅速に心臓マッサージとAEDによる救命処置を行い、救急隊に引き継いだということで、この心肺停止状態だった男性は命を吹き返しました。今はすっかり意識が回復しているとのことです。
そういえばAEDといえば、命綱のようなものですが、実際使うとなると、なかなか勇気がいるものです。心肺停止の方を目前に周囲のほうがパニックになる可能性もあります。
それに、蘇生措置に関して、案外、知らない方も多いのではないでしょうか。
人工呼吸は気道の確保など手順があります。単に息を送るだけではダメなんですね。
心臓マッサージだって、心臓に手をあてわりと力強くやっても、ぜんぜん力が足りないことがほとんど。極端ですが、場合によっては肋骨が折れてしまう方がいるほどの力が必要だと聞いたことがあります。
正直な話、私も蘇生措置について、しっかりと把握していない部分があります。
大雑把に人工呼吸をして心臓マッサージをする――としか覚えていません。
仮死状態の方を目の前にすると、パニックになってしまいがちですが、やはり人の命がかかっています。われわれだって、いつ、何時、心肺停止状態になるか分かりません。
とくに、製造業の場合、工場の見学などで多くのお客様が来られますが、万が一、工場内でなにかあったらイメージ的にもよくありませんから、特に注意が必要かと思います。
武藤会長いわく、「応急処置を学ぶ機会を設けている」とのことで、こういった日頃の訓練の重要性を改めて知りました。
備えあれば憂いなし!
イザというときのために応急手当を覚えておくのはとても大切なことだと思いました。
余談ですが、一般市民のAED使用が認められたのは平成16年ですが、足利市では一般市民がAEDを使用しての救命事例は2例目なんですって。
下村栄司のあくまで個人的趣味的な入間航空祭2013レポート
今年もこの季節がやってきたわ!
皆様お待ちかね! 業界でも航空機マニアで有名な下村栄司氏のレポートが届いたわよ!
職業柄、見るツボが細かいので、たまりません!
それでははじまりはじまり~☆
(写真・文=下村栄司)
怒涛の如く人が押し寄せた!
11月3日、航空自衛隊入間基地で開催された航空祭に行ってきました。
毎年11月3日の文化の日に開催されるこのショーは、都心から最も近くで行われる航空祭で、交通の便が極めて良いこともあり、毎年ものすごい人出があります(25万人くらいの人が来ます)。全国で開催される自衛隊の航空祭では一番の人出でしょう。おまけに今年はテレビドラマ「空飛ぶ広報室」の影響で例年よりもはるかに多い32万人が来場したとのことです。お昼前には危険な状態になってきたらしく、入場制限をしていました。筆者はこの近くに住んでいるため、ほぼ毎年見に行っているのですが、入場制限なんて聞くのは今年が初めてです。ドラマの威力は恐ろしや・・・。
(写真左)開始早々の10時過ぎでもうこんな状態。(写真右)12時には広いエプロン(駐機場)なのに、身動きができないほど人で埋め尽くされました。最前列の「特等席」は朝早くから確保しないとなりません。一度確保したら離れられないので6時間はトイレを我慢せねばなりません。膀胱の小さい人には無理!
前置きが長くなってしまいましたが、展示飛行について紹介して行きます。
説明するまでもないかもしれませんが、国産初の旅客機YS-11です。既に民間航空路からは完全に引退していますが、航空自衛隊ではバリバリの現役です。旅客機のくせに(と言ってはYS-11に怒られそうですが)アクロバット的な飛び方をします(写真右)。老体に鞭打ってという感がりますが、古い機体でもこれだけの飛びができるのは大したもんだと感心します。
ヘリコプターも飛びます。UH-60J(写真左)とCH-47J(写真右)です。UHの方は写真ではわかりにくいですが、側面の窓から乗組員が手を振っています。CHは力持ちのところを見せつけた飛行です。吊り下げている荷物は1つ2トンの重さがあるそうです。2つで4トンなら小型トラックでも吊った方がわかりやすいのに・・。荷物には「がんばろう」「日本」「CH-47」とありますが、CH-47の後に「(jjj)/」って、これ何?。機種名の”J”を引っ掛けているのか、人気朝ドラで有名な方言なのか、どっちもアリでしょうか。
デカイ飛行機が編隊を組んでやってきました。ここ(入間基地)が本拠のC-1輸送機で、機体もエンジンも純国産です。古いものは40歳を超えています。C-2という後継機が開発されましたが、実部隊配備まではしばらくかかるでしょうから、C-1は当分現役でしょう。筆者はこれ好きです。デカイですが飛びはびっくりするほど機動的です。輸送機とは思えません。あんな飛び方して機体壊れないのかな・・と心配になるほどです。
ブルーインパルスの登場に興奮!
本日のメイン・イベント、ブルーインパルスの登場です。バックが青空でないので写真の見栄えがしませんが、様子はわかるかと思います。2機が交差している写真は、行くたびに挑戦しているのですが今年初めて成功しました。時速800kmで飛ぶ2機が交差するのは一瞬なので、撮るのは結構難易度大です。
それにしても一糸乱れぬ空中演技は何度見ても感心します。あれだけ近づいて飛んでいるのに(しかも高速で!)ぶつからないかとハラハラドキドキです。
演技もそろそろクライマックスに近づいてきた頃、突然「飛行空域に他の航空機が侵入したため安全上、一時演技を中断します」との場内放送が。じぇじぇ!。でもそのうち再会するだろうとタカをくくっていました。10分くらい経った頃でしょうか、「やはり危険なため、演技を中止します」だって。じぇじぇじぇ~!。会場からは大きなため息が漏れました。後で知ったところでは、埼玉県の防災ヘリコプターが飛んでいたそうです。
ブルーインパルスが中途半端な形で終わった後、「F15J飛行展示」がありましたが・・・。
(写真左)いよいよお出ましになりましたF15J。離陸に向けてタキシング中。
(写真右)轟音をとどろかせて離陸しました。アフターバーナーを点火しています。カッ、カッケ~!
カッコ良く離陸したのは良かったのですが、「展示飛行」と言うからには旋回したり急上昇したり、戦闘機っぽい飛びを期待していたのですが、2機が仲良く並んで会場上空を通過しただけで、アレレ~そのまま小松基地へと帰っていってしまいました。
あっけにとられてしまったF15Jの飛行(むしろ「帰投」)の後、今度は我がF2がお出ましになりました。F2は純国産の支援戦闘機です。塗装がかっこいい!。今回尾翼の塗装が特別のような感じです。マニアの方はこの辺の事情はよくご存知かもしれませんが。こちらもアフターバーナー全開で離陸していきました。(当然、そのまま帰投しました)
今年の航空祭は、天気に恵まれないわ(写真撮影には、やはり快晴じゃなきゃ)、ブルーインパルスは中断するわ、ギャラリーは多いわで、若干テンション低めでしたが、F15JとF2のアフターバーナー点火しての離陸のショットをゲットできたのは良かったかと思います。
番外編
このショーは「ミス航空祭」のイベントから始まります。振り袖を着たお姉様たちが、ジープの上からギャラリーに向かって(ちょとぎこちない感じで)愛想をふりまきます。ブルーインパルスの演技が終わって帰還したパイロットに花束を渡したりもします・・・彼女たちも大変です。
T-400基本操縦練習機です。操縦席の窓になぜかキティちゃんがいます。なぜでしょう・・・謎です。
以前、JA2012のレポートでも触れましたが、航空機火災消火用の消防車、モリタ製MAF-125Aです。かっこいい!
それにしても、今回の来場者数は尋常ではありませんでした。後で知った話ですが、終了後に最寄りの西武池袋線 稲荷山公園駅(基地の目の前にある!)は帰る人達でごった返し、電車も遅れる事態に。さらに時間が進むにつれ遅れが拡大し、ついに副都心線との直通運転が中止されたんだそうです。
『来年の11月3日は行ってみようかな』と思った方、アクセスに関しての筆者のオススメは西武新宿線の狭山市駅です。入間基地へは若干遠くなってしまいますが、西口から稲荷山公園駅行きの路線バスが出ています。しかし、道路が大渋滞でバスはなかなか進みません。20分くらいかかりますが、ここは歩くのが正解です。このルートは稲荷山公園駅のような殺人的な混雑はありませんので、かえってスムーズに往復ができます。
【お知らせ】第112回 型技術セミナー「多軸・複合・高能率加工技術の最新動向と現状~最新機械工場見学付き~」
型技術協会が12月13日(金)にオークマ本社工場でセミナーを開催します。
趣旨は、「金型の加工には、高能率、高精度加工が要求されており、そこでは絶え間ない技術開発が行われている。近年、複雑な金型部品を一体で加工可能な多軸加工や複合加工が注目されている。こうした技術を活用し、金型を用いない成形品の直彫り技術も利用されつつある。金型の設計にも影響を与えることから、今後の開発動向を注視する必要がある。こうした現状を踏まえ、本セミナーでは、金型加工において実践的な技術開発を展開されているメーカにスポットを当て、第一線の大学研究者および技術者から話題提供をしていただくよう第112回型技術セミナーを企画しました。講師の社本英二教授は、超音波振動切削技術、ビビり抑制技術の開発に長年携われており、金型の高精度加工の実現に貢献されています。また、工場見学の機会を提供していただいたオークマ(株)では、マシニングセンター、複合加工機、CNC装置を自社開発し、独自の高精度加工技術を展開しています。ファイブチューニング、加工ナビ、サーモフレンドリーコンセプト、アンチクラッシュシステム等が代表的なものです。今回はオークマ(株)新工場の完成に合わせ、セミナーを開催させていただきました。この機会に、講演者との有意義な討論や製造現場の見学を通して、参加者の技術力が深まることを願っています。ご興味のある皆様には奮ってご参加下さい」とのこと。
●開催日
2013年12月13日(金)
●開催場所
オークマ(株)本社工場
〒480-0193 愛知県丹羽郡大口町下小口5-25-1
●集合
13時 オークマ(株)本社工場
(名古屋鉄道犬山線 柏森駅よりタクシー10分)
■内容■
司会 九州工業大学 鈴木 裕 氏
13:10 ~14:35 「超音波楕円振動切削技術およびびびり振動抑制技術」
名古屋大学大学院 社本 英二 氏
14:35 ~15:25 「最新の金型加工機と、5軸・複合機の加工事例」
オークマ(株) 則久 孝志 氏
15:25 ~15:30 休 憩
15:30 ~15:40 会社紹介
15:40 ~16:40 新工場見学
16:40 ~16:50 質疑応答
*現地解散16:50分頃を予定
■参加費■
いずれもテキスト1冊を含む
会 員 15,000円 (会員の対象は主催・協賛団体会員)
型技術協会学生会員 1,000円
一 般 25,000円
※ 個人会員A入会申込付き 23,625円(ご希望の方は事務局まで問合せのこと)
内訳 : 参加費15,000円+入会金3,000円+11月入会時年会費5,625円
※ 海外から送金の場合、銀行取引手数料4,000円が別途必要となる。
■募集人数■
50名
■申込締切■
12月2日(月)
(参加の可否は申込締切後 12月6日(金)までに連絡すること)
※申込締切日後のキャンセル不可。参加費が発生する。
■申込方法■
オンライン申込↓(クリック)↓
http://www.jsdmt.jp/03seminar/jsdmt-seminer112.cgi
1) 同業者等は都合により断る場合がある。
2) 駐車場に限りがあるので、車来場は申込先着順となる。
3) 参加決定者には参加券・請求書を送付するので、当日参加券と引換にテキストを渡すので持参下すること。
4) 参加費の納入は参加確定後のこと。
5) 当日、入館カード等への記名が必要となる場合がある。
6) 昼食の準備はない。
■問合先■
一般社団法人 型技術協会
〒231-0011 横浜市中区太田町6-79 アブソルート横濱馬車道ビル201号室
電話:045-224-6081 FAX:045-224-6082 E-mail:info@jsdmt.jp
うまいなあと思った宣伝
先月開催されたメカトロ2013では、「宣伝がウマイ!」と思った企業がありました。
ユーザーさんにいかに製品の良さを訴求するかはとても大切なことですが、工業系となると個性を出すのは難しいですよね。
これは上手だと思いました↓
これはユキワ精工さんのブースにあったものですが、思わず足を止めちゃいました。
【お知らせ】第14回型技術基礎講習会「もう一度基礎から学ぶ金型加工」
型技術協会が12月10日(火)13:00から芝浦工業大学で「もう一度基礎から学ぶ金型加工」をテーマに講習会を開催します。
「 型技術の設計製作に携わる技術者の方々を対象とした基礎講習会を企画しました。入社1~2年程度の若手技術者や技術はわかっていても理論を理解したい、もう一度基礎を固めたいといった中堅技術者の方々に適した構成となっております。この基礎講習会では、金型製作に不可欠な「切削加工」、「研削加工」の2つの加工方法に金型加工の要である「工作機械」を加えた3つをメインテーマとして、基本的な原理や事例を含む応用的な基礎技術についてご紹介します。基礎技術と最新技術の関連性を学びながら、最新技術の特徴や導入のメリットを考えていただける構成となっています。金型加工の基礎理論、基礎技術の理解を深め、金型加工の技術力を一段と躍進させる好機として是非ともこの基礎講習会をご利用頂きたいと思います。多くの方々のご参加をお待ちしております」とのこと。
講習内容はこちらをクリック↓
http://www.jsdmt.jp/14kiso/pdf/kiso14.pdf
●開催日時:2013年12月10日(火)13:00~17:30
●開催場所:芝浦工業大学 芝浦キャンパス 3階306教室
東京都港区芝浦3-9-14
■スケジュール■
司会 : 日本大学 松田 礼 氏
●13:00~14:20 「切削加工の基礎」 日本大学 松田 礼 氏
【講義の概要】
本講習会では、「切削とはどのような物理現象なのか?」、「切れ味が良いとはどのような状態を指すのか?」等の切削加工(金属切削)の基礎について説明します。切削加工の特長や二次元切削モデルを使った切削現象の基礎理論、切削温度や工具の摩耗・損傷、表面粗さ等、工学系大学で学習する内容をベースに講義をします。
●休憩
14:35~15:55 「研削加工の実務と基礎知識」 芝浦工業大学 澤 武一 氏
【講義の概要】
研削加工は、砥石表面に不規則に点在する砥粒により除去加工を行うため制御性が低く、その良否は作業者の熟練度に依存します。研削加工を上手に行うためには、現場で培われてきた研削条件や心得などを単なる経験則として覚えるのではなく、実務に応用できる理論の裏付けが大切です。本講義では、研削加工を行う上で知っておきたい基礎知識についてわかりやすく解説します。初級者にはもちろんのこと、中上級者の復習にも適する内容です。
●休憩
16:10~17:30「工作機械の仕組みと最新の加工事例」 (株)牧野フライス製作所 石田 修也 氏
【講義の概要】
近年のマシニングセンタは高速化、高精度化、高品位化をターゲットにさまざまな技術革新が図られ数年前のそれと比べ大きく様変わりしている。しかしながら、加工現場に対する要求もいっそう厳しくなっているため、この状況を打破するためには機械の性能ならびに特徴を理解し、持てる能力を最大限に発揮させることが必要である。本講演では、機械加工及びマシニングセンタの進化・発展の歴史をたどりながら、これからの金型加工に対する要求を考え、これに答える弊社のマシニングセンタにおける最新技術と最新加工事例を紹介する。
●参加費
いずれもテキスト1冊を含む
会 員 15,000円 (会員の対象は主催・協賛団体会員)
一 般 25,000円
※ 個人会員A入会申込付き 23,625円(ご希望の方は事務局まで問い合わせること)
内訳 : 参加費15,000円+入会金3,000円+11月入会時月割年会費5,625円
●募集人数
30名
●申込締切
12月3日(火)
*申込締切後のキャンセルは不可。参加費用が発生する。
申込方法(オンライン申込↓↓)
http://www.jsdmt.jp/14kiso/jsdmt-kiso14.cgi
1) 申込の際は、代金の振込方法と振込日を記入すること。
参加費は銀行または郵便振替にて入金すること。
海外から送金の場合は銀行取引手数料4,000円が別途必要となる。
2) 参加決定者には参加券・請求書を送付する。
当日参加券と引換にテキストを渡すので持参すること。
●問合せ先
一般社団法人 型技術協会
〒231-0011 横浜市中区太田町6-79 アブソルート横濱馬車道ビル201号室
電話:045-224-6081 FAX:045-224-6082 Eメール:info@jsdmt.jp
本日ニコ生開演18:00! 海鹿島海斗さんの「Xtacy」に出演します!
いやあ、もうテンテコマイよテンテコマイ!
日々の業務に追われ、すっかり己の告知をするのを忘れていました。
これね↓↓
○11/14(木) 開場:17:57 開演:18:00
『帰ってきた【海鹿島海斗のXtacy】特別編!『今年の出来事を斬る!』
個人放送にて自分の快楽だけを求めて無我夢中で喋り続けるラジオ馬鹿こと海鹿島海斗(あしかじまかいと)が毎月1回生放送します海鹿島海斗のXtacyが一回限定で帰ってきます!
http://live.nicovideo.jp/gate/lv158755356?nicorepomail
※『生放送を見たいけど、時間が合わない!』という時はタイムシフト機能をご利用ください! http://live.nicovideo.jp/s/timeshift
飛ばしていくぜ!
マルミツテクノと「D500」☆設備投資と勇気が未来を変えた☆
福岡県に金属加工業のマルミツテクノ(社長=花園智康氏)という会社があり、同時5軸加工を得意としています。
さて、加工業といえば設備をどうするか・・・ってとても大切なことですよね。
新しい設備を入れてバリバリやりたいけれど、先立つモノがなかったり、先行きが不安だったりと、まぁ、社長さんであればいろいろ悩むわけです。莫大なお金がかかるわけですからね。
花園社長も数年前は悩んだそうです。
数年前、マルミツテクノさんはある量産メーカーの仕事をしておりました。
毎日毎日朝から深夜までクタクタになるまで働いていました。
月の〆が近づくと泊り込んだりしてそれでも売り上げは経営していくだけで精一杯だったそうです。
周りの町工場より頑張って働いても、売り上げは思うほどありません。
周囲からは、「そんなに忙しかったら儲かってるやろ!」と、嫌味か冗談か分からないようなことも言われたりしましたが、内心穏やかではありませんでした。
お取引先が中国に生産拠点を移すといって数量が減っていったのです。単価が落とされるなどの圧力もかかりました。
花園社長は考えました。その会社にしがみついていくかどうか。
だけど――――。
「ついていってもろくなことがないや」
そう考えたそうです。
ちょうど、その時期はリーマンショックがやってきて日本中不況の嵐が吹き荒れました。
マルミツテクノも仕事が思うようにありません。
花園社長は思いました。
「仕事はなくても時間があるから勉強でもしよう」と。
ご本人いわく、「ろくに学生のときは勉強してませんでしたから。いや、してなかったから容量はあったのかもしれません(笑)」とのこと。
とにかく花園社長は加工方法・・・・つまり刃物、CAD/CAM、同時5軸の勉強など、仕事に関わる知識を自分に詰め込みました。
そしてやっとの思いで一発逆転の設備投資をしたのです。
それが今活躍している、マキノフライス製作所の「D500」です。
コレね☆
マキノの「D500」と己の加工技術を武器に、その後、大手や中小のメーカーに営業に行きました。
はじめは全然相手されません。
しかし、行くたびにその人と話すたびに戦略を変え、サンプルワークをつくり持っていったり、色々な情報を持っていったりと、花園社長は自分でできる限りのことをしました。
そうしてやっと興味を持ってもらい、様々な一次メーカーから受注にまでこぎつける事が出来たそうです。
今では苦労の甲斐があって仕事も、航空機、エネルギー、研究品と多忙な毎日を送っていらっしゃいます。
以前と違うことがひとつあります。
今は働いたら働いただけ利益を得ることができるようになったことです。
おそらく高能率加工でかなりの無駄も省いたことでしょう。
一般的に町工場は営業が苦手とされていますが、自分で考え、自分の足で動かなければならないのはどんな商売でも基本でありましょう。私の大好きな“棚からボタ餅”的な思考も、まずは棚まで歩かなければボタ餅は落ちてきやしません。出来ない理由を考えて実行する前に諦める・・・というのは、まだできない「妄想」の段階なんですね。妄想から実行に移すことは勇気がいりますが、キモが座れば余計なことに惑わされなくて済むので、胆力を鍛えることも仕事において必要だとしみじみ感じました。
まさに時は金なり。
知識も新陳代謝は必要です。自分のできなかったこと、知らないことをピックアップして展開していくことは素晴らしいことだと思います。私も見習わなければなりません。
あぁ、この人に仕事を頼んで良かった! って思えるような町工場はステキですね☆
マルミツテクノの素晴らしいサンプル品の数々に心を打たれます。
この動画は、「D500」を買って、花園社長が初めて作ったインペラです。
大手メーカーの点郡データからモデリング→加工データつくり→加工までを1人でしたんですって。
感慨もひとしおですね(Φ∀Φ)
http://
この写真をご覧下さい↓↓
ビックリ! 四角から出られない球体
http://-zr8
日本にはこのように素晴らしい加工技術を持ち、ヤル気に満ちた素敵な町工場が点在しています。
製造現場ドットコムでは、キラリと光る企業をピックアップしていきますよ(●∀●)/
世界最速! 不二越の「MZ07」が驚くほど速かった!
ものづくりの現場では、労働人口の減少や少子高齢化がすすみ、新興国でも人件費の高騰が悩ましい今日この頃。各種加工・小物搬送・組立・箱詰・梱包などの人手作業に対応する小型ロボットの需要がますます拡大していますね。
というわけで、今月6日(水)~9日(土)まで東京ビッグサイトで開催されている2013国際ロボット展に行ってきました。私の目的はというと、小型で世界最速! 不二越の「MZ07」を見ることです。
高級感漂う黒を基調とした不二越のブース。白いロボット群をより際立たせる!
「MZ07」の高速動作には驚きました。
標準サイクルタイムが0.31秒という数値を叩きだしてるんですもの!
でね、写真をよく見て欲しいところは、中空手首を通してハンド用配線配管をスッキリさせ、周辺装置との干渉やケーブル断線のリスクを回避している点です。
従来のケーブルは、このようにブラブラしていてわずらわしい!
ケーブルがないから素早い動きもこんなにスッキリ!
同社のロボット事業部安岡営業企画室長は、「今回の展示会では、ロボットと視覚装置の親和性のあるシステムを提案しています。ランダムにおかれているものを視覚装置と小型ロボットで速やかに整列させていますが、これは制御装置の中に視覚ユニットが入っていて、カメラでみた画像が表示され、ティーチングペンダントで画面の設定などを記録できるようになっています。整列を人間が行い、その後の工程についての自動化は進んでいたのですが、整列をするところの自動化は進んでいないのが現状で、ここにわれわれの技術が活かされると思っています」と話してくれました。
SFチックな双腕型もあるわよ☆
不二越のロボットに関しては、まだまだ取材を続行したいと思っています(●∀●)
お隣さんのブースは黄色が眩しいファナック。
巨大な大ロボットがありました。
なんといっても目立つ!
巨大ロボットに見とれていると、あらっ!
ちょうど稲葉社長がいらっしゃいましたのでお話をお伺いすることができました。
このロボットはGMで実際使用されており、なんといってもファナックのお得意様でもあります。
で、モニターにご注目!
「モニターに映るのは実際のGMの工場なんですよ。GMはとてもオープン。ウチのロボットもこうして使われてます。このロボットは世界最大級の産業ロボットなんですよ」とのこと。
人間と比較してもこの大きさ! 世界最大の産業ロボットだけあって、その迫力に圧倒される
今回、時間が取れずちょいと見しかできませんでしたが、今後、産業ロボットの取材も力を入れていきたいと思っています。
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