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【山縣社長に聞く】アライドマテリアル酒田製作所には世界の課題解決に向けた技術があった! ~人類初 超大型国際プロジェクトITERとは~

 タングステン、モリブデンなど高融点金属材料の精製・素材製造・加工技術とダイヤモンド精密工具の製造及び精密加工技術を有し、住友電工グループの産業素材部門の要として成長を続けているアライドマテリアル(社長=山縣一夫氏、本社:東京都中央区銀座)。 現在、世界中で脱炭素社会に向けた動きが活発化している。これを実現するためにはテクノロジーの力が不可欠だが、同社では、核融合実験炉「ITER」(イーター)と呼ばれる国際プロジェクトにて、核融合エネルギーを安全で実用的な電力源にするための実験施設に適したタングステン材を開発、特殊接合法によりタングステンと無酸素銅を接合した〝タングステンモノブロック〟を製造している企業だ。山縣社長にお話しを聞くとともに、同社酒田製作所を取材した。 

「新たな成長に向けて変革に取り組み果敢に挑戦する」北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニー 松葉社長に聞く

 北川鉄工所(本社:広島県府中市)は本社および周辺工場を2028年3月までに再編するとして現在工事が進んでいるが、同社の中核を担うグローバルハンドカンパニー(上席執行役員 キタガワグローバルハンドカンパニー社長=松葉範仁氏)の新たな生産拠点として本年1月、新工場『FACTORYⅠ』が完成し、増産体制を強化している。また、本年秋にも好調なインドに建設中の工場が稼働する予定であり、グローバルで力強い営業展開を推進している。 できたてホヤホヤのFACTORYⅠの魅力に加え、松葉社長にグローバルな需要への対応や人材育成についてお話しを伺った。 

【トップインタビュー】「販売しているのはお客様の生産性」ブルーム-ノボテスト 朝尾社長に聞く

 昨年、ドイツに本社を構えるブルーム-ノボテストの日本法人(愛知県小牧市大山)が設立25周年を迎え、本年1月1日付けで新社長に朝尾信之氏が就任した。同社が提供する製品の数々は、製造現場の自動化による高能率化と安定品質の確保に大きく貢献している。 朝尾社長に今後の取り組みや、営業方針、意気込みなどについてお話しを伺った。 

早期に定員オーバーとなってしまった貴重なコラボセミナーに特別潜入! ~三菱マテリアル×シチズンマシナリーがコラボセミナーを開催 ~切りくず絡みを抑制するLFV(低周波振動切削)技術で安定した連続加工を実現する加工のポイント~

 三菱マテリアルとシチズンマシナリーが、3月12日(水)、三菱マテリアル中部テクニカルセンター(岐阜県安八郡神戸町横井)でコラボセミナーを開いた。中部テクニカルセンターは、切削加工ユーザーの技術サポートを目的に、CAM/CAE解析・シミュレーション、切削試験、切削工具の選定とその利用技術の支援や教育研修といった切削工具の総合的なソリューションを提供するとともに、オープンラボとしての機能を併せ持つ施設だ。高精度マシニングセンター、複合加工機、自動盤など、それぞれ仕様の異なる加工設備を導入している。今回は、現在、世界中の市場で生産性向上に寄与する機能として注目を集めている〝低周波振動切削技術〟(以下LFV)を有するシチズンマシナリーの『Cincom L20ⅫB5』とLFVに適した三菱マテリアルの最新工具で実加工を交えながら講義を行った。切削工具がLFVへ与える影響や、切りくず分断性やワークの違いから考える最適な切削工具について取材した。 

工具製造技術と研削加工の専門技術展「GTJ2025」をレポート ~今年初開催「SiC,GaN加工技術展2025」も同時開催~

 3月5日(水)~3月7日(金)までの3日間、幕張メッセ8ホールで開催されたGrinding Technology Japan2025」(略称GTJ2025)(主催=日本工業出版、産経新聞社)が開催され、研削加工技術、工具製造技術に関する最新情報を発信した。研削加工分野でも自動化、無人化の動きは加速するに伴い、技能、ノウハウに関する情報も豊富に展開していた。併催した本年初開催となる「SiC,GaN加工技術展2025」も、先進パワー半導体ウエハの量産化ニーズの高まりをうけ、高額な加工コストのの低減が課題とされているが、これらの課題解決に向けた提案がなされていた。

「TIMTOS2025」リポート ~台湾TIMTOSが30回目の節目 最大輸出先・中国から来場なく異例の開催~

 台北国際工作機械見本市(TIMTOS)2025が3月3日から8日までの6日間、台湾・台北市内2ヵ所の会場で開催された。30回目の節目を迎えた今回展には、地元の台湾だけでなく米国や日本のほか、インドやベトナムなどの新興国からもバイヤーたちが来場した。台湾の工作機械業界にとり最大の輸出先、中国の不動産不況の影響が長期化し、消費低迷の影響が続く。米中と台中間の外交問題から、中国人来場者が大幅に減少するなど、過去にない異例の状況下での開催となった。TIMTOS会場で、台湾の工作機械業界が置かれた現状を取材した。【台北=是州煩太(文・写真)】

MOLDINO 「新商品で切り拓く、ギガキャストと燃料電池の革新ソリューション」

 MOLDINO(社長=金子善昭氏、本社=東京都墨田区)が2月17日、同社成田工場ソリューションセンターで「新商品で切り拓く、ギガキャストと燃料電池の革新ソリューション」をコンセプトに2025年新商品記者発表会を開いた。 同社が新商品について記者発表会を開くのは今回が初。現在、製造現場のトレンドでもあるギガキャストと燃料電池をメインに具体的な工具の使用方法や提案内容について加工実演を交えて詳しく説明をした。「重要顧客である金型産業において生産効率の改善の一助になれば幸い。」と金子社長はあいさつのなかで思いを述べている。 

三井精機工業 「工場見学会2025」を開く 普段は見られない貴重なマシンも!

 三井精機工業(社長=川上博之氏)が2月5日~6日までの2日間、同社本社工場(埼玉県比企郡川島町八幡)精機棟内で「工場見学会2025」を開催し、47組159名が訪れた。 普段は見学できないマシンや未発表のマシンを含め、注目の大型横形マシニングセンタ「HPX150」や、精密小型雌ねじ研削盤「GSS60i」などが展示され、来場者は同社の機械作りについてじっくり見学した。同社の「工場見学会2025」をレポートする。 

ミネベアミツミ製の新設計ボールベアリングが大塚ローテック製機械式腕時計「5号改」採用

 ミネベアミツミ(会長 CEO=貝沼由久氏)が、このほど新設計極小ベアリングと世界最小ボールベアリングが国産時計ブランドの大塚ローテックの機械式腕時計『5号改』に採用されたと発表した。 大塚ローテックは、時計会のアカデミー賞と呼ばれている「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2024」のチャレンジ部門でグランプリを受賞した現代の名工である片山次朗氏の国産時計ブランドで、『5号改』は、衛星のように周回する文字盤と固定されたメモリが組み合わさって時間を刻む〝サテライトアワー機構〟を搭載した初の国産腕時計であると同時に、世界で初めて、"時ディスク"自体をピンやボールベアリングに当てて切り替えるサテライトアワー機構(東京時計精密調べ)の機械式腕時計。 

 ヤマザキマザック 「JIMTOFアンコールフェア」で来場者を魅了! ~JIMTOFでは展示されなかった最新機種も披露~

 ヤマザキマザックが同社美濃加茂製作所第一工場 ワールドテクノロジーセンタ(岐阜県美濃加茂市蜂屋町中蜂屋山崎333)で、12月4日から6日までの3日間、「JIMTOFアンコールフェア」を開催した。 今回のイベントは、「JIMTOF2024」で展示された機種をはじめ工作機械、レーザ加工機、自動化システムも多数出展し、多くの来場者を魅了した。今回は、そのなかで特に注目したい新機種やシステムなどについて掲載する。